文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、先進国を中心に緩やかな回復傾向が続きました。米国では企業業況が堅調であり、個人消費も底堅く推移し景気は緩やかに回復しました。欧州も個人消費の伸びや好調な製造業など内需拡大を背景にドイツやフランスの経済成長率が高まった他、スペインでは高成長が継続し、英国でも景気の回復が進むなど、欧州全体で景気回復が続きました。アジア経済も輸出回復に加えて内需も底堅く推移するなど持ち直しの動きがみられましたが、中国は総じてみれば横ばい圏での推移となりました。わが国経済は、雇用・所得情勢が堅調な中、個人消費が持ち直し、輸出の回復などを背景に企業収益も改善に向かうなど景気は緩やかな回復が続きました。
このような状況の下、当社グループは、PCオンライン事業及びモバイル事業を展開し、ユーザーの皆様に楽しんでいただける高品質なゲームの開発、コンテンツの獲得、新規ゲームタイトルの配信に努めるとともに、既存ゲームタイトルのアップデートを推し進めてまいりました。具体的には、グループ内におけるゲーム開発力の強化、他社との共同開発を含めた事業提携、有力なゲーム開発会社への投資等による高品質な新規ゲームタイトルの配信、モバイル事業における開発力強化、既存ゲームタイトルの魅力的なコンテンツアップデートを実施するための事業基盤の更なる強化などに取り組んでまいりました。
当第1四半期連結累計期間におきましては、当社事業における中国元、及び米国ドルの対円為替レートが前年同期比で下落したことによる為替の悪影響はあったものの、中国事業が特別に好調であったことにより売上収益は大きく成長しました。中国においては、主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)の旧正月向けに実施したコンテンツアップデート及びアイテム販売がユーザーの好評を博したこと等により大変好調に推移しました。韓国においては、主力タイトル『EA SPORTS™ FIFA Online 3』、『EA SPORTS™ FIFA Online 3 M』、『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)、及び『メイプルストーリー』(MapleStory)が好調に推移し前年同期比で成長した一方で、『サドンアタック』(Sudden Attack)及び前第1四半期に大変好調であったモバイルゲーム『HIT』が、大きく減少しました。
費用面では、前第1四半期連結累計期間にビッグ・ヒュージ・ゲームズ・インクを完全子会社化したことにより、『ドミネーションズ』に係るロイヤリティ費用の認識が不要になったものの、韓国における既存ゲームタイトルの運用に係る従業員の増加等に伴い人件費が増加した結果、売上原価は前年同期比で増加しました。販売費及び一般管理費は、主に韓国における従業員の増員による人件費の増加や新作ゲームの開発に向けた研究開発費の増加等により、前年同期比で増加しました。一方、その他の費用については、前第1四半期連結累計期間に子会社ののれんに係る減損損失を計上した影響により前年同期比で大きく減少しました。また、外貨建ての現金預金及び売掛金等について為替差損が発生した結果、前年同期比で金融費用は増加しました。
上記の結果、当第1四半期連結累計期間の売上収益は74,792百万円(前年同期比30.1%増)、営業利益は39,762百万円(同973.8%増)、税引前四半期利益は25,032百万円(前年同期は2,007百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は19,906百万円(前年同期は6,272百万円の損失)となりました。
報告セグメントの当第1四半期連結累計期間の業績は、次のとおりであります。
当第1四半期連結累計期間の売上収益は3,532百万円(前年同期比15.6%減)、セグメント損失は903百万円(前年同期は265百万円の損失)となりました。日本では、PCオンラインゲームは増収、モバイルゲームは減収となりました。
当第1四半期連結累計期間の売上収益は67,616百万円(前年同期比37.3%増)、セグメント利益は44,005百万円(同56.2%増)となりました。『EA SPORTS™ FIFA Online 3』、『EA SPORTS™ FIFA Online 3 M』、『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)、及び『メイプルストーリー』(MapleStory)は、好調に推移し前年同期比で増加しましたが、主に『サドンアタック』(Sudden Attack)及び『HIT』などの売上収益は大きく減少しました。なお、韓国セグメントの売上収益には、子会社であるネクソン・コリア・コーポレーションの傘下にあるネオプル・インクの中国におけるライセンス供与に係るロイヤリティ収益が含まれます。当第1四半期連結累計期間においては、主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』(Dungeon&Fighter)の旧正月の時期に合わせたアップデートや、3月のアイテム販売がユーザーの好評を博したこと等により大変好調に推移しました。
当第1四半期連結累計期間の売上収益は1,305百万円(前年同期比1.9%減)、セグメント利益は933百万円(同8.0%減)となりました。
当第1四半期連結累計期間の売上収益は2,128百万円(前年同期比9.3%減)、セグメント損失は1,272百万円(前年同期は818百万円の損失)となりました。
当第1四半期連結累計期間の売上収益は211百万円(前年同期比48.1%減)、セグメント損失は31百万円(前年同期は103百万円の損失)となりました。
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,561百万円減少し、151,122百万円となりました。当該減少には現金及び現金同等物に係る為替変動による影響1,566百万円が含まれております。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動の結果得られた資金は6,410百万円(前年同期は17,667百万円の収入)となりました。主な増加要因は、税引前四半期利益25,032百万円及び為替差損失12,703百万円によるものであり、主な減少要因は、営業債権及びその他の債権の増加30,208百万円によるものであります。
投資活動の結果使用した資金は6,702百万円(前年同期は484百万円の支出)となりました。主な減少要因は、有価証券の取得による支出2,617百万円、その他の預金の増加1,606百万円及び関連会社取得による支出1,403百万円によるものであります。
財務活動の結果得られた資金は297百万円(前年同期は2,738百万円の支出)となりました。主な増加要因は、ストック・オプションの行使による収入1,314百万円によるものであり、主な減少要因は、長期借入金の返済による支出833百万円によるものであります。
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更又は新たに生じた事項はありません。
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2,007百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。