第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、新型コロナウイルス感染症の国内外における拡大の影響について状況を注視してまいりますが、今後の経過によっては、当社グループの事業活動及び収益確保に影響を及ぼす可能性があります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、一時減少傾向にあった新型コロナウイルス感染症が2020年12月から急激に再拡大したことにより、再び外出自粛や飲食店等の営業時間短縮要請など活動制限が実施され、国内の個人消費や経済活動に大きな影響を与えております。2021年2月から医療従事者に対する国内でのワクチン接種が開始されましたが、首都圏では緊急事態宣言が再び期間延長される等、当面は新型コロナウイルス感染症への警戒感が続き先行き不透明な状況となっております。

当社グループの第1四半期連結累計期間(11月~1月)の業績につきましては、主力製品である野菜苗の需要が全国的に減少する時期であるため、売上高が他の四半期と比較して少額となる傾向にあります。一方、コスト面では、減価償却費や間接部門の人件費等が各四半期に概ね均等に発生することに加え、燃料費等の冬季経費が発生するなど季節的な業績変動要因があります。

このような状況の中、当第1四半期連結累計期間の売上高は531,916千円と前年同四半期と比べ11,044千円(△2.0%)の減収となりました。損益面につきましては、営業損失294,669千円(前年同四半期は営業損失273,702千円)、経常損失294,001千円(前年同四半期は経常損失278,499千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は265,308千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失187,158千円)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、セグメントの売上高につきましては、外部顧客への売上高を記載しております。

 

(野菜苗・苗関連事業)

当事業部門におきましては、11月~1月の閑散期の新規顧客の獲得や大型菜園に特化した営業推進が奏功し受注が増加した一方で、昨年台風被害等の特需が発生した、九州及び関東地区のトマト苗等の受注が減少した結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は477,266千円と前年同四半期と比べ27,970千円(△5.5%)の減収となりました。損益面につきましては、トマト苗およびキュウリ苗の需要拡大に対応したベルグ福島と愛媛本社農場の生産設備拡充による減価償却費や、第2四半期以降の繁忙期受注増加に伴う生産拡大に向けた労働力確保のため外国人技能実習生の受け入れ等により人件費が増加したことで製造原価が増加した結果、セグメント損失(営業損失)は156,621千円(前年同四半期はセグメント損失149,541千円)となりました。

 

 

品目分類別の売上高は次のとおりであります。

品目分類

売上高 (千円)

前年同四半期比 (%)

トマト苗

132,959

78.8

キュウリ苗

147,960

104.2

ナス苗

10,702

92.4

スイカ苗

15,814

114.7

メロン苗

99,752

99.3

ピーマン類苗 (注)1

18,704

84.1

その他 (注)2

51,371

110.6

合 計

477,266

94.5

 

(注)1.ピーマン類として、ピーマン・パプリカ・シシトウ・トウガラシをまとめて表示しています。

  2.玉ねぎ苗、葉菜苗、花苗等を含んでおります。

 

規格分類別の売上高は次のとおりであります。

規格分類

売上高 (千円)

前年同四半期比 (%)

ポット苗(7.5㎝~15㎝)

232,676

93.3

当社オリジナル(アースストレート苗、ヌードメイク苗、e苗シリーズ、高接ぎハイレッグ苗、ウィルスガード苗)

125,061

94.5

セル苗(288穴~72穴)

85,832

91.6

その他

33,696

113.3

合 計

477,266

94.5

 

(注) ポット苗は、ポリエチレンのポット(ポリ鉢)で育苗した一般的な苗(当社においては、主に断根接ぎ木苗にて育苗した苗)であり、ポットのサイズが大きくなると苗のサイズも大きくなります。セル苗は、小さな穴が連結した容器(セルトレー)で育苗した苗であり、穴数が増えると苗のサイズが小さくなります。

 

納品地域分類別の売上高は次のとおりであります。

納品地域分類

売上高 (千円)

前年同四半期比 (%)

北海道・東北

43,256

90.6

関東

314,129

97.3

甲信越

22,842

101.1

中部・北陸

16,384

80.5

近畿・中国

29,217

97.5

四国

18,164

110.5

九州・沖縄

33,271

73.3

合 計

477,266

94.5

 

(注) 静岡は「甲信越」に含めて表示しております。

 

(農業・園芸用タネ資材販売事業)

当事業部門におきましては、家庭園芸向けに品種提案を行ってきたことによるPB品種種子の販売強化、生産者向けに土壌病害における有効な機能をもつ肥料などの商品提案などの営業活動をおこなってまいりました。その結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は23,233千円(前年同四半期比2.9%減)となりました。また、セグメント利益(営業利益)は793千円(前年同四半期比47.0%減)となりました。

 

(海外事業)

当事業部門におきましては、前連結会計年度から新型コロナウイルス感染症の影響により、中国国内での生産及び営業活動が制限されております。この様な厳しい環境に対応する為、鉢花の生産販売事業を中断、また現地生産者との競争が激しくなってきたことから債権回収を徹底する為、苗及び青果物の売上を抑制しております。一方で、現地にて連携企業と事業拡大に向けて中国国内を中心とした農業資材(肥料・種子)の市場開拓等を日本からの輸出を含め積極的に行っております。その結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高6,384千円(前年同四半期比53.6%減)、セグメント損失(営業損失)は8,879千円(前年同四半期はセグメント損失10,571千円)となりました。

 

(小売事業)

当事業部門におきましては、前連結会計年度よりファンガーデン株式会社を連結範囲に含めたことにより小売事業を開始いたしました。小売事業は、総合園芸店を2店舗運営しており、店舗及びインターネット販売を通じて家庭園芸を行う一般消費者からプロの生産者向けに、当社が生産した各種苗を始め、地域の生産者に出品していただき、様々な植物や青果物、農業関連資材等を販売しております。また、店舗外営業拡大の為、植物や青果物の予約購買や定期購買にも積極的に取り組んでおり、新規パートナーとの取引も始まっております。その結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高25,031千円、セグメント損失(営業損失)は6,105千円となりました。

 

(2) 財政状態の分析 

(資産)

当第1四半期連結累計期間の資産の合計は、前連結会計年度末と比べ461,711千円(9.9%)減少の4,200,644千円となりました。これは、現金及び預金の減少213,726千円、受取手形及び売掛金の減少557,718千円、電子記録債権の減少100,837千円、棚卸資産の増加198,241千円等によるものであります。

(負債)

当第1四半期連結累計期間の負債の合計は、前連結会計年度末と比べ164,467千円(4.7%)減少の3,359,725千円となりました。これは、支払手形及び買掛金の減少180,947千円、電子記録債務の減少229,317千円、長期借入金の増加233,092千円等によるものであります。

(純資産)

当第1四半期連結累計期間の純資産の合計は、前連結会計年度末と比べ297,244千円(26.1%)減少の840,918千円となりました。これは、剰余金の配当及び親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等によるものであります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費の総額は18,957千円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。