当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間は、世界的な物価上昇と各国の金融引き締めは沈静化してきましたが、インフレの高止まりや多くの国・地域での労働市場の逼迫などにより、依然として世界経済の成長は減速傾向にあります。
当社グループの主力事業であるリチウムイオン二次電池セパレータ事業においては、民生向けで一部製品の在庫調整により出荷量が減少し、民生向け売上高が8,446百万円となり前年同期比26.4%減少したものの、EV向けについては各国の環境政策等に支えられ、電池メーカーの需要が堅調であることから、車載向け売上高は14,598百万円となり前年同期比67.6%の増加となりました。また、イオン交換膜モジュールの供給契約に伴う前受金のうち474百万円を当第2四半期会計期間に売上計上しています。その結果、当第2四半期連結累計期間は、概ね計画通り連結売上高は23,520百万円となり、前年同期比3,322百万円(同16.5%増)の増収となりました。
顧客別には、韓国顧客に対して車載用電池向けが引き続き増加しており、売上高は23,312百万円となり、前年同期比4,177百万円(同21.8%増)の増収となりました。
営業利益に関しては、売上高が前年同期比3,322百万円の増収となった一方で、販売数量の増加に伴い原材料費400百万円、減価償却費138百万円、人件費678百万円など、売上原価等の費用が前年同期比3,283百万円増加しました。その中で、前第2四半期連結累計期間に負担の大きかった運送費は、海外向けの物流が安定してきたことから前年同期比372百万円減少し、913百万円となりました。水道光熱費は、燃料価格の高止まりしていることから生産量の増加などに伴って、当第2四半期連結累計期間で前年同期比831百万円の増加となりました。また、既存成膜ラインの改造に伴う費用が発生しています。これらの結果、当第2四半期連結累計期間の営業利益は前年同期比で23百万円減少し、2,731百万円(前年同期は2,755百万円)となり、営業利益率は11.6%(前年同期は13.6%)となりました。
製造の状況に関しては、W-SCOPE KOREA CO., LTD.(以下、WSK)において既存ラインの改良工事が順調に進んでおります。すでに改良を終えた成膜ラインからのサンプルは出荷品質評価が完了し、量産サンプルの評価に進んでいます。また、コーティングラインでは新規ラインの増設及び既存ラインの製造工程改良に取組んでおります。
営業外収益は米ドル建て債権債務で為替評価差益316百万円、受取利息297百万円などを計上しており、営業外費用として支払利息224百万円などがありました。結果として、税金等調整前四半期純利益は3,236百万円(前年同期は税金等調整前四半期純利益3,517百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は410百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益2,064百万円)となりました。
当連結会計年度の平均為替レートにつきましては1米ドルが134.69円、1,000韓国ウォンが104.0円となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産につきましては159,368百万円となり、前連結会計年度末に比べ19,842百万円増加しました。また、負債につきましては34,999百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,736百万円増加し、純資産につきましては124,369百万円となり、前連結会計年度末に比べ11,105百万円の増加となりました。それぞれの主な要因は以下のとおりであります。
(資産)
流動資産につきましては47,755百万円となり、前連結会計年度末に比べ9,093百万円の減少となりました。これは主として、受取手形、売掛金及び契約資産が1,174百万円、棚卸資産が986百万円それぞれ増加した一方で、現金及び預金が12,431百万円減少したことによるものであります。固定資産につきましては111,613百万円となり、前連結会計年度末に比べ28,935百万円の増加となりました。これは主として、機械装置が1,254百万円の減少、建設仮勘定が29,386百万円増加したことによるものであります。
(負債)
流動負債につきましては23,499百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,651百万円の増加となりました。これは主として、支払手形及び買掛金が287百万円減少した一方で、短期借入金が1,342百万円、未払金が5,096百万円、未払法人税等が335百万円それぞれ増加したことによるものです。固定負債につきましては11,500百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,085百万円の増加となりました。これは主として、長期借入金が1,618百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
純資産につきましては124,369百万円となり、前連結会計年度末に比べ11,105百万円の増加となりました。これは主として、為替換算調整勘定が3,562百万円、非支配株主持分が7,457百万円がそれぞれ増加したことによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の四半期末残高は、前連結会計年度末に比べ12,431百万円減少し、20,409百万円となりました。主な要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、5,086百万円の収入(前年同期は52百万円の収入)となりました。これは主として、仕入債務の減少497百万円があった一方で、税金等調整前四半期純利益3,236百万円、減価償却費3,615百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、20,704百万円の支出(前年同期は7,636百万円の支出)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出20,370百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、1,321百万円の収入(前年同期は404百万円の支出)となりました。これは主として、長期借入金の返済による支出1,724百万円、自己株式の取得による支出が338百万円あった一方で、長期借入れによる収入2,496百万円があったことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は436百万円であります。
該当事項はありません。