(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策や日本銀行による金融政策を背景に企業収益や雇用情勢に改善の動きが見られたものの、円安による原材料価格の上昇、海外景気の下振れなどの懸念材料もあり、先行き不透明な状況で推移しました。
当社グループ(当社及び連結子会社)が属する小売・卸売業界におきましては、消費税率引き上げによる個人消費の低迷に加え、業種・業態を問わず価格競争が激化しており、依然として厳しい経営環境が続いております。
このような環境のなか、当社グループは、中期経営計画(平成27年7月期~平成29年7月期)において「差別化戦略の推進・将来への布石・強固な経営基盤の構築」を経営方針として掲げ、商品・企画・サービスレベルの向上による競争優位の創造、顧客開拓・M&Aなど成長に寄与する分野への先行投資、販売チャネルの共有・資金の有効活用によるグループ経営の効率化に取り組んでまいりました。また、グループの物流業務の合理化のため、平成27年3月に将来を見据えた物流センターとして土地・建物を取得し、同年8月の稼働を目指し、準備を進めてまいりました。
なお、当連結会計年度において、株式会社ダイカイの全株式を取得したことにより、当連結会計年度から同社を連結の範囲に含めております。
この結果、当連結会計年度における売上高は6,814百万円(前年同期比13.3%増)となりました。
損益面では、営業利益は350百万円(同9.2%減)、経常利益は363百万円(同5.7%減)、当期純利益につきましては185百万円(同17.6%減)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
なお、売上高については、セグメント間取引の調整後の数値であり、セグメント利益又は損失については、セグメント間取引の調整前の数値であります。
(小売事業)
小売事業では、ネット広告をはじめ効率の良い開拓媒体に適時、広告宣伝費を集中投下するとともに、一定期間お買い上げのないお客様へのアプローチを積極的に行い、顧客の開拓及び深耕に努めたほか、コールセンターを活用した販売促進策を推し進め、安定した収益の基礎となる定期会員の拡大に努めてまいりました。また、大手オンラインモールにおいて、「ルイボスティー」を重点的に拡販することにより、成長を続けるネット市場での集客に加え、モール内でのカテゴリーシェアの拡大を図ってまいりました。また、リピート率の高い「ダイエットプーアール茶」・「メタボメ茶」の試供品配布、季節商品や新商品の投入に加え、お客様から高い支持を得ている商品券セール(商品券、未使用の切手・ハガキ等の手持ちの金券で買い物ができる企画)や下取りセール(手持ちの健康食品又は化粧品の送付で買上金額が割引される企画)など独自の商品やサービスの展開により、他社との差別化に努めてまいりました。
この結果、売上高は4,712百万円(前年同期比1.2%増)となり、定期会員の確保に向けた各種費用への投資などにより、セグメント利益は402百万円(同2.6%減)となりました。
(卸売事業)
卸売事業では、株式会社ダイカイの加入により生活雑貨の品揃えが飛躍的に拡大したほか、北欧寝具「ダンフィル」・キッチン用品「ルクエ」等の欧州ブランドの日本市場での認知度向上やオリジナル商品の開発、好調なインテリア雑貨「コポーシリーズ」の拡充に取り組んでまいりました。また、テレビ通販番組内でのプレゼンテーションや小売店での売場づくりなど、商品の効果的な訴求方法を研究し、販売先への提案力を強化してまいりました。また、主要展示会への出展により、新たな販売先の開拓に注力するとともに、海外のテレビ通販番組への商品供給を進め、販路拡大に努めてまいりました。
この結果、売上高は2,086百万円(前年同期比54.2%増)と伸長したものの、円安による仕入価格の上昇に加え、販売費及び一般管理費が増加し、セグメント損失は67百万円(前年同期は25百万円のセグメント損失)となりました。
(その他)
その他は、報告セグメントに含まれない不動産賃貸事業であります。第3四半期連結会計期間より、グループの物流センターとして取得した建物の一部を不動産賃貸事業に活用し、売上高は14百万円、セグメント利益は13百万円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ565百万円減少し、994百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、252百万円(前年同期比25.0%減)となりました。
これは、主に法人税等の支払額158百万円があったものの、税金等調整前当期純利益367百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、1,029百万円(前年同期は91百万円の獲得)となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出1,216百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、211百万円(前年同期は226百万円の使用)となりました。
これは、主に配当金の支払額106百万円、短期借入金の減少額105百万円があったものの、長期借入れによる収入500百万円があったことによるものであります。
(1)生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 平成26年8月1日 至 平成27年7月31日) |
前年同期比(%) |
|
|
小売事業 |
(千円) |
415,080 |
99.3 |
|
卸売事業 |
(千円) |
- |
|
|
報告セグメント計 |
(千円) |
415,080 |
99.3 |
|
その他 |
(千円) |
- |
- |
|
合計 |
(千円) |
415,080 |
99.3 |
(注)1.卸売事業及びその他は、生産活動を行っておりませんので、記載しておりません。
2.金額は、製造原価によっております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 平成26年8月1日 至 平成27年7月31日) |
前年同期比(%) |
|
|
小売事業 |
(千円) |
821,758 |
94.0 |
|
卸売事業 |
(千円) |
1,465,027 |
169.7 |
|
報告セグメント計 |
(千円) |
2,286,786 |
131.6 |
|
その他 |
(千円) |
1,113 |
- |
|
合計 |
(千円) |
2,287,899 |
131.6 |
(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.その他の金額は、不動産賃貸事業における原価額であります。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3)受注状況
当社グループ(当社及び連結子会社)は、カタログやインターネット等を通じて一般消費者に健康茶、健康食品、化粧品等を販売する「小売事業」及び主にテレビショッピングやカタログ販売を行う通信販売会社や小売店等に生活雑貨や食品等を販売する「卸売事業」を主たる事業として行っておりますが、受注から商品発送までのリードタイムは極めて短いものであるため、受注状況の記載は行っておりません。
(4)販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 平成26年8月1日 至 平成27年7月31日) |
前年同期比(%) |
|
|
小売事業 |
(千円) |
4,712,985 |
101.2 |
|
卸売事業 |
(千円) |
2,086,382 |
154.2 |
|
報告セグメント計 |
(千円) |
6,799,367 |
113.1 |
|
その他 |
(千円) |
14,800 |
- |
|
合計 |
(千円) |
6,814,167 |
113.3 |
(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.その他の金額は、不動産賃貸事業における収入額であります。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
当社グループは、中期経営計画に基づき、商品・企画・サービス・コミュニケーションで独自性を追求することにより、他社との差別化を進めるとともに、お客様との関係性を深めてまいります。また、既存事業の仕組みを見直し効率化を図るとともに、EC市場やシニア市場などポテンシャルの高い分野への対応を加速させるほか、M&Aを推進し、新たな収益の柱の確保に注力してまいります。あわせて、物流体制の合理化、内部管理体制の強化、環境変化に対応できる人材の育成に努め、持続的な成長を支える経営基盤を構築してまいります。
上記の中期的な経営戦略を推進するために、当社グループは以下の課題に取り組み、持続可能な成長を目指してまいります。
① 差別化戦略の推進
今後激しさを増すと見られる低価格競争を回避し、真に選ばれる存在となるため、特色のある商品の開発・育成を最優先とするとともに、特徴的な企画やサービス品質のさらなる向上に努め、存在感のある独自のポジションを確立し、競争優位を創造してまいります。
② 将来への布石
小売業界では、インターネット・モバイル通販市場が大きく伸長しており、当社グループにおいても同様の傾向が見られることから、消費者行動の変化に迅速に対応すべく、ネットを中心とした事業への転換を進めるとともに、物流体制の合理化及び経営資源の配分を最適化し、効率的な事業運営及び持続的な成長の実現を目指してまいります。また、グループとして新たな成長の柱を確保、育成するため、積極的にM&Aを推進してまいります。
③ 強固な経営基盤の構築
財政基盤のさらなる強化に加え、人材の交流や販売チャネルの共有による効率的なグループ経営の推進、持続的な成長を実現する組織体制の整備、それを支える人材の育成により、強固な経営基盤の構築を目指すとともに、内部管理体制の強化を図り、各ステークホルダーの期待に応えられるよう努めてまいります。
以下において、当社グループの事業展開に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項及び投資家の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を記載しております。
当社グループは、これらリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合には迅速に対応し、その影響の低減に努めるとともに、不測の事態が発生した場合に備え、的確な情報開示を実施しうる体制の構築に取り組んでまいります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、全てのリスクを網羅的に記述したものではありません。
① 景気や個人消費の動向について
当社グループは、国内市場に依存していることから、当社グループの業績は国内の景気や個人消費の動向等の経済環境に大きく左右されます。これらが悪化した場合には、エンドユーザー数の減少や客単価の低下が想定され、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 競争激化に関するリスク
当社グループの主力事業は、通信販売による小売事業であり、近年、情報通信インフラの充実やスマートフォンをはじめとした情報端末の普及に伴い、ネット通販を中心に、大手メーカーから個人事業主に至るまで通信販売事業への新規参入が相次いでおります。当社グループでは、主力となる商品の大半は自社で開発し、サービスにおいても他社との差別化を特徴としておりますが、今後一層競争が激化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 広告宣伝費について
当社グループの主力事業は、通信販売による小売事業であり、主にカタログ配布先である顧客からの注文により事業が成り立っております。無店舗販売という性質上、カタログ配布先である顧客の確保が事業の生命線であるため、顧客開拓を目的とした広告宣伝に係る支出が多額となっております。広告媒体の選別や広告表現のブラッシュアップにより、顧客開拓の効率化を進めておりますが、今後、広告料金の高騰や宣伝効率の悪化等により広告宣伝費が増加した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 生産国の状況変化
当社グループの営業収入のうち、重要な部分を占める製品である「ダイエットプーアール茶」の原材料は、中国国内で生産されているため、中国国内における政治情勢や経済状況の変化等、予期せぬ事象により、原材料製造や品質管理体制に問題が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 法令・規制の変化
当社グループは、健康茶、健康食品、化粧品等の小売及び卸売事業を行っております。当該事業は、その製造、品質管理、表示・広告、販売において、「食品表示法」、「食品衛生法」、「薬事法」、「健康増進法」、「特定商取引に関する法律」、「不当景品類及び不当表示防止法」(景品表示法)、「製造物責任法」(PL法)、「農林物資の規格化等に関する法律」(JAS法)、「消費者契約法」、「家庭用品品質表示法」等による法的規制を受けております。
当社グループでは、当該事業を取り巻く関連法規の管理体制の構築等により法令・規制を遵守する体制を整備しておりますが、これらのチェック体制が十分に機能せず、法令に違反する行為、法令の改正又は新たな法令の制定が行われた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、「消費税法」の改正により消費税率が引き上げられ、個人消費が落ち込んだ場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
⑥ M&Aにおけるリスク
当社グループは、今後の事業規模の拡大、収益源の多様化を進めるにあたり、M&Aを重要な戦略の一つとして認識しており、積極的に活用していく方針であります。M&Aにあたっては、対象会社の業績や財務内容、契約関係を詳細に調査するとともに、当社グループとの相乗効果を十分に考慮し慎重に進めてまいりますが、買収後、想定外のリスクが顕在化した場合や、当初期待した効果が得られず、戦略目的が達成できない場合において、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
⑦ 特定製品への依存度
当社グループは、小売事業の主力製品として、「ダイエットプーアール茶」・「メタボメ茶」を販売しております。両製品に続く新しい製品の企画、開発に努めてまいりますが、当該新製品が軌道に乗るまでは、両製品への依存度は現在と変わらず高いものとなります。「ダイエットプーアール茶」・「メタボメ茶」の製造又は原材料仕入に関して事故等の不測の事態が生じた場合には、一時的にその仕入が停止し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、両製品の信頼性を揺るがすような想定外の事態が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 商品の品質管理について
当社グループは、食品の安全性確保のため、国や地方自治体の定める条例や関連法規を遵守するとともに、品質検査や適法検査等を強化する等、独自の基準を設けており、当該基準を満たした商品のみを取扱うこととしておりますが、何らかの理由で基準を満たさない商品が顧客に販売され、当該商品に不具合が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑨ 風評被害について
当社グループの小売事業では、健康食品を取扱っており、その安全性や広告表現については関連法規を遵守し、独自の基準を設け厳しく管理しておりますが、当社グループの取扱商品や原材料と同一又は類似した商材において、一般市場にて安全性に疑義が生じるような事態が発生した場合、風評被害が発生する可能性があります。また、小売事業では中国で生産されたプーアール茶原料を使用しており、中国食品について同様の事態が発生した場合や、当社グループもしくは主要仕入先周辺において、原子力発電所における放射能漏れ事故のような不測の事態が発生した場合には、同じく風評による被害が発生する可能性があり、関連商品の買い控えや当社の信頼性が低下する等、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑩ 個人情報保護関連
当社グループの小売事業では、個人情報のストックビジネスである通信販売を行っており、取扱う個人情報量も多く、「個人情報の保護に関する法律」に定める個人情報取扱事業者に該当しております。個人情報の漏洩等は、社会に多大な影響を与えることから、個人情報の保護、適正利用に関し、厳正かつ厳重に管理することは、極めて重要な責務ととらえており、プライバシーマークの認証を受けるとともに、システム面においては、外部からの不正アクセス及びウイルス感染の防御等の対策を講じております。しかしながら、何らかの理由により、当社グループの保有する個人情報が漏洩した場合には、当社グループの信用の失墜に繋がるとともに、事後対応等に関するコストの増加等、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑪ システムリスク
当社グループの小売事業では、顧客情報、受注情報、役員及び従業員の個人情報並びに取引先等に係る法人情報等、業務に係る情報をシステム管理しており、業務のほぼすべてにおいてコンピュータ処理がなされております。小売事業では、重要データを複数遠隔地でバックアップ保管、インターネット公開サーバを多重化するなど運用保守には万全を期し、セキュリティの強化を図っておりますが、大災害、ウイルス感染、サイバーテロ等により、大規模なシステム障害やインターネットに障害が発生した場合には、各種業務が滞り、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑫ 製品の外注委託先の品質管理について
当社グループは、製品の製造のすべてを外部で行っております。製造元に対する厳正な管理体制を整備し、当社グループの製品及び使用原材料の安全性を常に確保できるようトレーサビリティーの推進に努め、品質管理についても万全を期しておりますが、事前の予想の範囲を超えた品質事故や何らかの法的違反が発生した場合には、当社グループの製品の安全性に係る風評の発生、信用の失墜等、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑬ 商品仕入先の品質管理について
当社グループは、商品仕入先に対する厳正な管理体制を整備し、商品の安全性を常に確保できるよう、品質管理についても万全を期しておりますが、事前の予想の範囲を超えた品質事故や何らかの法的違反が発生した場合には、当社グループの商品の安全性に係る風評の発生、信用の失墜等、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑭ 自然災害による影響
当社グループは、自然災害等による業務への影響を最小限にするために、小売事業における主要ネットワークシステムの多重化(本社サーバ・委託先サーバ)を実施するとともに、小売事業の拠点である当社においては、静岡県建築構造設計指針・同解説(平成14年度版)による新耐震診断判定基準に対応した耐震対策の実施・保守管理の徹底、防災マニュアルの整備等の対策を講じております。しかしながら、大規模地震等の自然災害が起こり、当社グループ及び業務委託先の設備等に被害が生じた場合には、受注処理や出荷業務等が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑮ 天候のリスク
当社グループの主力商品群である茶飲料の原材料は、茶葉・黒豆・蒲公英根(たんぽぽ根)等の農産物であるため、当社グループの小売事業が天候による影響を受ける可能性があります。特にプーアール茶原料は、主力製品である「ダイエットプーアール茶」・「メタボメ茶」に使用されており、異常気象など天候不良による不作が生じた場合には、必要量の不足に伴う販売機会ロスや仕入価格の上昇が想定されるため、天候不良が当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑯ 返品・交換について
当社グループの小売事業においては、商品到着後30日以内であれば、お客様にお買上げいただいた商品の返品・交換を受け付けております。そのため、恒常的に返品・交換が発生しておりますが、現状、その数は僅少であり、大勢に影響はありません。しかしながら、何らかの理由により見込みを大幅に超えて返品・交換が発生するような場合には、返送品の処理、代替商品の配送等、追加的な費用が発生するため、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑰ 為替変動リスク
当社グループの卸売事業では、外貨による輸入取引を行っております。為替変動による仕入価格の変動に関しては、仕入価格の動向を勘案して販売価格を改定する等の方策を採っておりますが、予想の範囲を超えた急激な為替変動が生じた場合等において、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
(1)株式譲渡契約の締結
当社は、平成26年8月1日開催の取締役会において、株式会社ダイカイの全株式を取得し子会社化することについて決議し、同日付で株式譲渡契約を締結しております。
(2)不動産売買契約の締結
当社は、平成27年3月13日開催の取締役会において、固定資産を取得することを決議し、同日付で不動産売買契約を締結しております。
(3)当社は、有限会社ナチュラルアート、新光貿易株式会社及び雲南海湾茶業有限公司との4社間においてプーアール茶原料の安定供給について、下記の契約を締結しております。
|
契約先 |
所在地 |
契約の内容 |
契約年月 |
|
有限会社ナチュラルアート 新光貿易株式会社 雲南海湾茶業有限公司 |
横浜市 横浜市 中国雲南省 |
「商品供給基本契約書」 プーアール茶原料の生産、品質管理及び供給体制に関する基本契約 |
契約締結日:平成19年7月1日 契約期間は、平成19年7月1日より1年間、以後1年ごとの自動更新 |
(4)当社は、有限会社ナチュラルアート、新光貿易株式会社及び雲南中茶茶業有限公司との4社間においてプーアール茶原料の安定供給について、下記の契約を締結しております。
|
契約先 |
所在地 |
契約の内容 |
契約年月 |
|
有限会社ナチュラルアート 新光貿易株式会社 雲南中茶茶業有限公司 |
横浜市 横浜市 中国雲南省 |
「商品供給基本契約書」 プーアール茶原料の生産、品質管理及び供給体制に関する基本契約 |
契約締結日:平成26年1月1日 契約期間は、平成26年1月1日より1年間、以後1年ごとの自動更新 |
該当事項はありません。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたりましては、当連結会計年度末における財政状態及び当連結会計年度における経営成績に影響を与えるような見積り・予測が必要となりますが、これらの会計処理については会計監査諸法規をもとに、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる基準により見積り及び判断を行っております。
(2)財政状態の分析
① 資産
当連結会計年度末の資産合計は、5,245百万円(前連結会計年度末比764百万円増)となりました。
流動資産の減少(同346百万円減)は、主に受取手形及び売掛金が161百万円、商品及び製品が142百万円増加したものの、現金及び預金が562百万円減少したことによるものであります。
固定資産の増加(同1,111百万円増)は、主にのれんが139百万円減少したものの、土地が920百万円、建物及び構築物が269百万円増加したことによるものであります。
② 負債
当連結会計年度末の負債合計は、1,532百万円(前連結会計年度末比693百万円増)となりました。
流動負債の増加(同289百万円増)は、主に1年内返済予定の長期借入金が91百万円、未払金が72百万円、買掛金が45百万円、未払法人税等が31百万円増加したことによるものであります。
固定負債の増加(同403百万円増)は、主に長期借入金が408百万円増加したことによるものであります。
③ 純資産
当連結会計年度末の純資産合計は、3,713百万円(前連結会計年度末比70百万円増)となりました。
純資産の増加は、主に利益剰余金が78百万円増加したことによるものであります。
(3)経営成績の分析
① 売上高
売上高は、前連結会計年度に比べ801百万円増加し、6,814百万円となりました。これは主に、当期首に㈱ダイカイを子会社化したことにより同社が連結の範囲に加わり、卸売事業の売上高が伸長したことによります。一方、小売事業では、各種施策により安定収益の基礎となる定期会員数が伸長したものの、客単価が振るわず、売上高の増加額は想定を下回っております。
② 売上原価
売上原価は、売上高の増加に伴う仕入高の増加等により前連結会計年度に比べ448百万円増加し、2,560百万円となりました。また、当期首に㈱ダイカイを子会社化したことにより卸売事業の売上構成比が上昇し、売上原価率は、37.6%(同2.5ポイント増)となりました。
③ 販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、㈱ダイカイを子会社化したことにより、人件費・荷造運賃等が増加し、3,903百万円(前連結会計年度比388百万円増)となりました。
④ 営業利益
営業利益は、売上原価率の上昇が影響し、350百万円(前連結会計年度比35百万円減)となり、売上高営業利益率は、5.1%(同1.3ポイント減)となりました。
⑤ 営業外損益
営業外収益は、受取利息2百万円、受取配当金2百万円など、合計16百万円(前連結会計年度比3百万円減)を計上しております。
営業外費用は、3百万円(同17百万円減)を計上しております。
⑥ 経常利益
経常利益は、363百万円(前連結会計年度比22百万円減)となり、売上高経常利益率は、5.3%(同1.1ポイント減)となりました。
⑦ 特別損益
特別利益は、投資有価証券売却益44百万円など、合計89百万円(前連結会計年度比62百万円増)を計上しております。
特別損失は、減損損失85百万円など、合計85百万円(同85百万円増)を計上しております。
⑧ 税金等調整前当期純利益
税金等調整前当期純利益は、367百万円(前連結会計年度比44百万円減)となりました。
⑨ 当期純利益
当期純利益は、法人税等合計182百万円を計上した結果、185百万円(前連結会計年度比39百万円減)となりました。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① キャッシュ・フロー
当社グループは、全国の一般消費者に対し、直接あるいは通信販売業や小売業等を営んでいる取引先を通じて商品を販売しており、安定的に売上金の回収を行っております。商品在庫を適正水準に維持するなど必要運転資金の増加を抑え、キャッシュ・フローの安定的な確保に努めております。なお、キャッシュ・フローの詳しい状況については、前述の「1「業績等の概要」(2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
② 資金需要
当社グループの資金需要の主なものは、商品仕入、委託製造のための原材料の購入及び外注加工賃などの製造費のほか、運賃・販売促進費などの販売費及び一般管理費である運転資金並びに設備投資であり、営業活動により獲得した資金及び金融機関からの借入によりまかなわれております。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」において記載しております。