第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当社グループは「みんなで幸せになれる会社にすること」、「今から100年続く会社にすること」を経営理念としています。この経営理念のもとすべての役員及び従業員が一丸となり、さまざまな技術領域・ビジネス領域において、インターネットを通じて個人の利用者の皆様に支持・利用していただけるゲームコンテンツ、比較サイト・情報サイトやECサイトなどの企画・開発及び運営を行っております。具体的には、「人と人とのつながりの実現」をテーマに、世界中の人々に娯楽を提供するスマートデバイス(スマートフォン及びタブレット端末)向けゲームやツールアプリケーションの企画・開発及び運営を行う「エンターテインメント事業」、人生のイベントや日常生活に密着し、有益な情報を提供する比較サイト・情報サイトなど、様々なウェブサービスの企画・開発及び運営を行う「ライフスタイルサポート事業」、自転車専門通販サイトの企画・開発及び運営を行う「EC事業」の3つの事業軸でビジネスを展開しています。

2020年7月期第2四半期連結累計期間は、売上高につきましては、ライフスタイルサポート事業及びEC事業が前年同四半期比で増加となったものの、エンターテインメント事業が減少したため、全体では前年同四半期比で減少となりました。営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、主にエンターテインメント事業の新規協業ゲーム開発コストの費用計上及びライフスタイルサポート事業の新規事業への投資拡大により、前年同四半期比で大幅減少となりました。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は16,014百万円(前年同四半期比13.5%減)、営業利益は342百万円(前年同四半期比70.9%減)、経常利益は350百万円(前年同四半期比70.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は126百万円(前年同四半期比82.9%減)となりました。

 

当第2四半期連結累計期間におけるセグメント別の経営成績は次のとおりであります。

 

<エンターテインメント事業>

エンターテインメント事業では、自社で開発したオリジナルスマートデバイス向けゲームアプリケーション(以下「ゲームアプリ」)をApple Inc.が運営するApp Store及びGoogle Inc.が運営するGoogle Play等の専用配信プラットフォームを通じて、世界中の人々に提供しております。ゲームアプリ自体は基本無料で提供し、ユーザーがゲームをより効率よく優位に進めるためのアイテムを購入することで、そのアイテム購入代金がゲームアプリとしての売上となります。

近年のグローバルにおけるゲーム市場環境の変化・ユーザーニーズの変化、そして技術の進化等を踏まえ、エンターテインメント事業はスマートフォンゲーム専業から脱却し、スマートフォンゲーム、PCゲーム、コンソールゲームを含むグローバルゲーム市場全体をターゲットに、グローバルで人気のIPと提携し、マルチデバイス展開を中長期方針とし、さらなる成長を狙います。

2020年7月期第2四半期連結累計期間においては、2020年1月24日にクリプトン・フューチャー・メディア株式会社と協業で、バーチャル・シンガー「初音ミク」の新作スマートフォンゲームとして、簡単操作で誰でも気軽に楽しめるスマートフォン向けカジュアルゲーム「初音ミク-TAP WONDER-」の制作を発表いたしました。本ゲームは、2020年春頃のリリースを目指しており、グローバルに配信する予定です。

既存ゲームにつきましては、一部において年末年始イベントが好調だったものの、全体では引き続き減収傾向にあり、前年同四半期比で減収となりました。セグメント利益につきましては、マルチデバイス対応でグローバル展開を見据え新規開発中の大型IPゲームの開発コストを費用計上したため、前年同四半期比で大幅に減少しました。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間におけるエンターテインメント事業の売上高は4,101百万円(前年同四半期比43.4%減)、セグメント利益は240百万円(前年同四半期比72.8%減)となりました。

 

<ライフスタイルサポート事業>

ライフスタイルサポート事業では、様々な事業領域において個人の利用者に向けてサービスを展開する事業者と連携し、「三方よし」のサービス理念のもと、人生のイベントや日常生活に密着した比較サイト・情報サイト等様々なウェブサービスを展開しております。

2020年7月期より、サブセグメント区分を「デジタルマーケティング支援ビジネス」と「プラットフォームビジネス」の2つに変更いたしました。「デジタルマーケティング支援ビジネス」は、オウンドメディア等を通じて、提携事業者へ見込顧客を送客するデジタルマーケティング支援を中心に、スピーディに事業を横展開できる特徴を持っています。多様な事業領域におけるサービスを急速に立ち上げ、拡張させることで、収益を積み上げるビジネスモデルです。

個人の利用者へは基本無料でサービスを提供し、パートナー企業に当該利用者を見込客として紹介することに対する紹介手数料及び成約報酬が主な売上であります。

従来区分の「引越し関連事業」「自動車関連事業」「ブライダル関連事業」「金融メディア事業」が「デジタルマーケティング支援ビジネス」に該当します。

 

「プラットフォームビジネス」はアプリケーションやウェブサイトなどを通じて情報を集めた「場」を提供し、ユーザーデータの蓄積と活用、そして独自価値の向上により、市場での優位性を構築し、さらにデータを活用したソリューションを提供することで、価値向上のサイクルを図っていくビジネスモデルです。

主な収益は広告収入や優良会員向けの利用料、そしてツールやEC等のソリューション提供による売上であります。

現在、ヘルスケア・エンジニア領域においてプラットフォームを展開しています。

従来区分の「その他」に含まれていた女性向け体調管理アプリ「Lalune(ラルーン)」を主軸とするヘルスケア領域、プログラマのための技術情報共有サービス「Qiita(キータ)」を基盤とするエンジニア領域の事業が「プラットフォームビジネス」に該当します。

 

2020年7月期第2四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期比で微増となりました。主にデジタルマーケティング支援ビジネスにおいて、カードローン総合検索サイト「ナビナビキャッシング」及び車査定・車買取サイト「ナビクル」の利用件数が減少しました。ほか、引越し周辺サービスとして展開していたエアコン販売のサービス撤退により、前年同四半期比で成長率が低下しました。新規サービスが立ち上がってきているものの、既存サービスの売上規模に比べ寄与はまだ限定的です。一方、セグメント利益は、引き続き新規複数のサービスにおける投資費用が先行した結果、前年同四半期比で減少しました。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間におけるライフスタイルサポート事業の売上高は10,669百万円(前年同四半期比2.9%増)、セグメント利益は952百万円(前年同四半期比25.9%減)となりました。

 

<EC事業>

EC事業では、東海、関東、関西3カ所に物流倉庫を構え、国内外から仕入れた200種類以上の自転車を専属のプロ整備士により整備を行い完全組立自転車としてオンラインで販売、自宅までお届けする独立性の高い自転車専門通販サイトを展開しております。

当セグメントにおける主な売上は自転車の販売代金であります。

自転車通販サイト「cyma -サイマ-」は2013年12月にサービスを立ち上げて以来、フルフィルメント(注)の強化に努め、段階的に投資を重ねてまいりました。引き続き「自転車を買うならサイマ」というブランディングを目指しております。

(注)フルフィルメントとは、ネット通販における受注管理、在庫管理、ピッキング、商品仕分け・梱包、発送、代金請求・決済処理等、通販ビジネスで最も重要なコアプロセス全般を指します。また苦情処理・問い合わせ対応、返品・交換対応等のカスタマーサポートや顧客データ管理等の周辺業務も含まれます。

 

2020年7月期第2四半期連結累計期間においては、引き続きオペレーションの改善に注力しました。在庫適正化によるオペレーション効率の向上に加え、配送費の見直しや祝日前の年内配送対応等を実施したことにより、売上高が前年同四半期比で増加しました。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間におけるEC事業の売上高は1,243百万円(前年同四半期比36.5%増)、セグメント損失は104百万円(前年同四半期は131百万円の損失)となりました。

 

(2)財政状態の状況

① 資産

当第2四半期連結会計期間末における総資産は16,794百万円となり、前連結会計年度末に比べ479百万円減少いたしました。これは主に、投資有価証券の増加476百万円があったものの、現金及び預金の減少943百万円があったことによるものであります。

 

② 負債

当第2四半期連結会計期間末における負債は4,414百万円となり、前連結会計年度末に比べ346百万円減少いたしました。これは主に、流動負債のその他の減少240百万円及び固定負債のその他の減少202百万円によるものであります。

 

③ 純資産

当第2四半期連結会計期間末における純資産は12,379百万円となり、前連結会計年度末に比べ132百万円減少いたしました。これは主に、利益剰余金の減少185百万円によるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、5,770百万円(前年同四半期比8.2%増)となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は80百万円(前年同四半期は1,202百万円の収入)となりました。これは主に、法人税等の支払額391百万円、預り保証金の減少額200百万円及びその他410百万円等による減少があったものの、税金等調整前四半期純利益302百万円、減価償却費244百万円及び売上債権の減少186百万円の影響によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は714百万円(前年同四半期は1,035百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出486百万円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は312百万円(前年同四半期は816百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額312百万円によるものであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、85百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。