第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

なお、新型コロナウイルス感染拡大による当社グループの事業への影響については、今後も注視してまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当社グループは「みんなで幸せになれる会社にすること」、「今から100年続く会社にすること」を経営理念としております。この経営理念のもとすべての役員及び従業員が一丸となり、さまざまな技術領域・ビジネス領域において、インターネットを通じて個人の利用者の皆様に支持・利用していただけるゲームコンテンツ、比較サイト・情報サイトやECサイトなどの企画・開発及び運営を行っております。具体的には、「人と人とのつながりの実現」をテーマに、世界中の人々に娯楽を提供するゲームやツールアプリケーションの企画・開発及び運営を行う「エンターテインメント事業」、人生のイベントや日常生活に密着し、有益な情報を提供する様々なウェブサービスの企画・開発及び運営を行う「ライフスタイルサポート事業」、完全組立自転車をオンラインで販売し、自宅までお届けする自転車専門通販サイトの企画・開発及び運営を行う「EC事業」の3つの事業軸でビジネスを展開しております。

2021年7月期第3四半期連結累計期間の売上高につきましては、EC事業が前年同四半期比で増加するも、エンターテインメント事業及びライフスタイルサポート事業が減少したため、全体では前年同四半期比で引き続きやや減少となりました。営業利益、経常利益につきましては、EC事業の売上高増加に伴う利益が増加したものの、引き続きエンターテインメント事業において新規大型IPゲームの開発費の増加及びライフスタイルサポート事業の新型コロナウイルスによる一部影響(以下、「コロナ影響」という。)に伴う利益減により、前年同四半期比で減少となりました。

親会社株主に帰属する四半期純損益につきましては、前第3四半期連結会計期間において、Increments株式会社に係るのれん、商標権の減損損失を計上いたしましたが、当第3四半期連結累計期間においては投資有価証券の売却益の計上により、前年同四半期比で大幅増加となりました。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は23,509百万円(前年同四半期比3.7%減)、営業利益は580百万円(前年同四半期比44.8%減)、経常利益は733百万円(前年同四半期比29.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は981百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失384百万円)となりました。

 

当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の経営成績は次のとおりであります。

 

<エンターテインメント事業>

エンターテインメント事業では、主に自社で開発したスマートデバイス向けゲームアプリケーション(以下「ゲームアプリ」)をApple Inc.が運営するApp Store及びGoogle LLCが運営するGoogle Play等の専用配信プラットフォームを通じて、世界中の人々に提供しております。ゲームアプリ自体は基本無料で提供しており、主な売上はユーザーがゲームをより効率よく優位に進めるためのゲーム内アイテム購入代金であります。

近年のグローバルにおけるゲーム市場環境及びユーザーニーズの変化、そして技術の進化等を踏まえ、エンターテインメント事業はスマートフォンゲーム専業から脱却し、グローバルのデジタル配信ゲーム市場(モバイルゲーム、PCゲームデジタル配信、家庭用ゲームデジタル配信)全体をターゲットに、グローバルで人気のIPと提携し、展開していくことを中長期方針とし、さらなる成長を狙います。

2021年7月期第3四半期連結累計期間においては、売上高につきましては引き続き既存ゲームが減少傾向にあり、前年同四半期比で減少となりました。セグメント利益につきましては、既存ゲームアプリの効率的な運用を実現できているものの、株式会社スクウェア・エニックスとの共同開発による、グローバル市場を対象としたスマートデバイス向けアプリ『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER(ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー)』の開発費を計上しているため、前年同四半期比では減少となりました。

なお、当第3四半期連結会計期間より、グループの一部オフィス解約に伴い、在宅勤務を他部門より大きく推進させたため地代家賃が大幅に減少しております。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるエンターテインメント事業の売上高は5,505百万円(前年同四半期比8.9%減)、セグメント利益は322百万円(前年同四半期比21.4%減)となりました。

 

<ライフスタイルサポート事業>

ライフスタイルサポート事業では、様々な事業領域において個人の利用者に向けてサービスを展開する事業者と連携し、「三方よし」のサービス理念のもと、人生のイベントや日常生活に密着した比較サイト・情報サイト等様々な便利なウェブサービスを展開しております。

2020年7月期より、サブセグメント区分を「デジタルマーケティング支援ビジネス」と「プラットフォームビジネス」の2つに変更いたしました。

また、2021年7月期より、「プラットフォームビジネス」において展開していたヘルスケア領域のEC (「minorie(ミノリエ)」等)を「その他」と区分いたしました。

 

「デジタルマーケティング支援ビジネス」は、オウンドメディア等を通じて、提携事業者へ見込顧客を送客するデジタルマーケティング支援を中心に、スピーディに事業を横展開できる特徴を持っています。多様な事業領域におけるサービスを急速に立ち上げ、拡張させることで、収益を積み上げるビジネスモデルです。

個人の利用者へは基本無料でサービスを提供し、主な売上はパートナー企業に当該利用者を見込客として紹介することに対する紹介手数料及び成約報酬であります。

 

「プラットフォームビジネス」はアプリケーションやウェブサイトなどを通じて情報を集めた「場」を提供し、ユーザーデータの蓄積と活用、そして独自価値の向上により、市場での優位性を構築し、さらにデータを活用したソリューションを提供することで、価値向上のサイクルを図っていくビジネスモデルです。

主な売上は広告収入や有料会員向けの利用料、ツールやEC等のソリューション提供によるものであります。

現在、ヘルスケア・エンジニア領域においてプラットフォームを展開しています。

 

2021年7月期第3四半期連結累計期間の売上高につきましては、主に結婚式情報サイト「ハナユメ」が引き続きコロナ影響により前年同四半期比で大幅に減少したため、ライフスタイルサポート事業全体において前年同四半期比で減少となりました。

セグメント利益につきましては、「ハナユメ」の売上減少に伴う利益の減少に加え、2020年12月に行われたGoogle コアアルゴリズムアップデートによるキャッシング・カードローン総合検索サイト「ナビナビキャッシング」やクレジットカード総合検索サイト「ナビナビクレジットカード」のSEO(検索エンジン最適化)への影響が続き、リスティング広告への投資が増加したため、全体として減益となりました。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるライフスタイルサポート事業の売上高は15,338百万円(前年同四半期比4.9%減)、セグメント利益は1,012百万円(前年同四半期比43.2%減)となりました。

 

<EC事業>

EC事業では、東海、関東、関西3カ所に物流倉庫を構え、国内外から仕入れた200種類以上の完成品自転車を専属のプロ整備士により整備を行い完全組立自転車としてオンラインで販売、自宅までお届けする独立性の高い自転車専門通販サイトを展開しております。

主な売上は自転車の販売によるものであります。

自転車通販サイト「cyma-サイマ-」は2013年12月にサービスを立ち上げて以来、フルフィルメント(注)の強化に努め、段階的に投資を重ねてまいりました。引き続き「自転車を買うならサイマ」というブランディングを目指しております。

(注)フルフィルメントとは、ネット通販における受注管理、在庫管理、ピッキング、商品仕分け・梱包、発送、代金請求・決済処理等、通販ビジネスで最も重要なコアプロセス全般を指します。また苦情処理・問い合わせ対応、返品・交換対応等のカスタマーサポートや顧客データ管理等の周辺業務も含まれます。

 

2021年7月期第3四半期連結累計期間は、引き続きオペレーション効率の改善及び在庫管理の徹底、品揃えの見直し等が功を奏したことに加え、コロナ影響における「三密」を避ける外出手段として引き続き高い自転車需要が追い風になり、前年同四半期比で売上高が増収、セグメント利益も大幅に改善しました。繁忙期である当第3四半期連結会計期間において、タレントを起用したマスプロモーションの実施により、過去最高の売上高も達成することができました。引き続き安定的な事業成長を実現し、自転車通販サイトNo.1を目指してまいります。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるEC事業の売上高は2,664百万円(前年同四半期比20.0%増)、セグメント利益は133百万円(前年同四半期は52百万円の損失)となりました。

 

(2)財政状態の状況

① 資産

当第3四半期連結会計期間末における総資産は16,392百万円となり、前連結会計年度末に比べ329百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の減少834百万円があったものの、受取手形及び売掛金の増加671百万円、のれんの増加250百万円及び投資有価証券の増加196百万円によるものであります。

 

② 負債

当第3四半期連結会計期間末における負債は4,153百万円となり、前連結会計年度末に比べ187百万円減少いたしました。これは主に、未払法人税等の減少225百万円によるものであります。

 

③ 純資産

当第3四半期連結会計期間末における純資産は12,239百万円となり、前連結会計年度末に比べ516百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加667百万円によるものであります。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、63百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。