文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、政府による経済政策や日銀の金融緩和等を背景として企業収益や雇用情勢の改善が進んでおり、底堅く推移しております。しかしながら、中国をはじめとする新興国経済の減速や原油価格の下落に加え、国内においても個人消費の回復の遅れ、人手不足などが影響し、先行きは依然として厳しい状況が続いております。
介護業界におきましては、平成27年4月から介護報酬が引下げとなりました。加えて、異業種からの新規参入により競争が激化しており、当業界を取り巻く環境は厳しさを増しております。当社といたしましては、一層の業務効率化・コスト低減を進めるとともに、開設エリアのお客様のニーズに応じた価格設定及び安心・安定の介護サービスのご提供を通じて競争優位性を確保してまいります。
また、介護職における平成28年3月の有効求人倍率は2.74倍(全国平均・常用(パート含む))と全職種平均の1.21倍を大きく上回るなど、介護スタッフの確保も課題として顕在化してまいりました。当社といたしましては、処遇並びに職場環境の更なる改善、キャリアアップ制度の再構築等を通じて必要な人材を確保するとともに、平成27年7月に開設した研修センターにおける教育・研修を充実させることで、介護サービスの品質向上を目指し、介護のプロとしての専門的な技能を有する人材を育成してまいります。
このような状況下で当社は、中重度・認知症の要介護者への対応に加え、医療が必要になった場合の体制強化を推進することで、開設2年目を経過した既存ホームにおいて96.8%と高い入居率を維持するとともに、前事業年度及び当第3四半期累計期間に首都圏で開設したホームにつきましても入居が順調に進んでおります。
当第3四半期累計期間における新規開設につきましては、平成27年9月に東京都新宿区において介護付有料老人ホーム「チャームスイート新宿戸山」(90室)、平成28年3月に東京都中野区において介護付有料老人ホーム「チャームスイート新井薬師 さくらの森 弐番館」(26室)を開設し、運営ホーム数の合計は29ホーム、居室数は2,011室と、運営居室数が2,000室を超えました。
また、今後の新規開設につきましては、平成28年5月に東京都多摩市において介護付有料老人ホーム「チャームスイート京王聖蹟桜ヶ丘」(81室)の開設を予定しており、将来的に介護施設の大幅な不足が見込まれる首都圏において新規開設を積極化してまいります。
なお、当第3四半期会計期間において、京都市内での新規ホーム建設に伴う国土交通省の「サービス付き高齢者向け住宅整備事業」に係る補助金の交付金額確定に伴い、同補助金64百万円を特別利益の「補助金収入」として、また、同補助金収入のうち63百万円を特別損失の「固定資産圧縮損」として計上しております。
以上の結果、当第3四半期累計期間における売上高は6,728百万円(前年同期比30.2%増)、営業利益は273百万円(前年同期比675.1%増)、経常利益は235百万円(前年同期は18百万円の損失)、四半期純利益は132百万円(前年同期比1,384.4%増)となりました。
当社は、「介護事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の状況の記載を省略しております。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。