当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
(事業概要)
当社は、主にインターネット上で一般消費者向けに自社オリジナルブランドの健康美容商品等を販売する「Eコマース事業」を展開しております。
①商品戦略
当社は、「びっくりするほど良い商品ができた時にしか発売しない」という方針のもと、顧客ニーズに対して具体的に効果を体感しやすくリピート使用されやすいものだけを商品化しております。購入者による満足度を最も重視しており、試作品のモニター調査を徹底して行い、当社が設けている基準値をクリアしたものだけを商品化するという手順を踏んでおります。さらに、独自に設けた750項目の品質チェックをすべて通過したものだけが商品化されるため、実際に発売に至る商品は開発案件のわずか2%に留まりますが、品質を最重要視しており圧倒的な顧客満足を追求しております。
近年、当社商品に対する男性からの需要が高まってきたことを受け、男性の肌質や体質に特化した男性向け商品の開発にも注力しており、当第3四半期累計期間においては2商品を発売しております。男性化粧品市場は約1,200億円規模にまで成長し、さらなる成長が見込まれており(株式会社富士経済「化粧品マーケティング要覧 2020 No.2」2020年3月26日)、こうした市場にアプローチすべく、継続的に男性向け商品の開発にも努めてまいります。
なお、当社は従来「1商品で10億円から20億円の売上高を目指せるニッチマーケット」商品を中心に展開してまいりましたが、今後は「高い利益率を維持したまま1商品で50億円から100億円規模の売上高を目指せるマスマーケット」に向けた商品開発を行ってまいります。
②販売戦略
Eコマース事業においては、採算性を度外視して広告投資を拡大すれば一時的に売上高を伸ばせる側面がありますが、財務基盤を強化しつつ持続的な成長を図るため、当社では売上高以上に利益を重要な業績評価指標としております。
採算性の高い効率的な広告投資を実現するため、受注1件当たりに要する広告宣伝費の指標であるCPO(注1)と、顧客が将来もたらす売上高の予測額であるLTV(注2)との関連性を計算のうえ、必要利益から逆算して受注1件当たりに使用可能な広告宣伝費の上限として上限CPOを設定しております。当社の場合、これまでの膨大なデータを基にLTVを正確に算出するスキルを有しており、かつ投資した広告宣伝費の投資効率が最適になるよう、商品ごとに上限CPOを設けております。「目標CPO」ではなくあくまでも「上限CPO」であるため、広告の出稿基準が明確となり、出稿された広告は上限CPOを超えると採算性が低いと判断され瞬時に広告出稿が停止されます。これにより、採算性の高い広告のみが残る仕組みとなっております。
次に、当社では常時5,000本程度の広告を出稿しており、それらを広告媒体・広告原稿・キーワードに加え、時間帯・曜日・年代等様々な分類に細分化したうえで、CPOをデイリーで算出し管理しております。このような詳細かつタイムリーなCPO管理は、広告代理店等への外部委託では対応できないため、当社では「広告宣伝費を抑えたうえで効率的に新規獲得すること」を目的に独自で開発した「広告最適化のための分析・運用システム」を用いて自社で管理しております。
また、売上原価や広告宣伝費だけではなく、人件費等の間接費をABC(注3)により集計したうえで、商品ごとに当社独自の5段階利益を用いて管理しております。これにより、「売上高は伸びているものの利益が出ていない商品」「売上高の伸び以上に利益が出ている商品」を可視化できることはもちろん、利益率が下がった際にどの商品のどの段階に問題が生じているのかを適時に判断できる仕組みを構築しております。
以上のように高い品質の商品を徹底した管理のもと販売しており、これに加えて、定期購入型のビジネスモデルを採用しているため、継続的に購入していただけることで安定成長する収益構造を実現しております。
(サマリー)
当第3四半期累計期間における四半期会計期間ごとの業績推移は、下記のとおりです。
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第1四半期 |
第2四半期 |
第3四半期 |
前四半期比 |
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売上高 |
(千円) |
2,268,420 |
2,323,859 |
2,419,914 |
96,054 |
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|
売上総利益 |
(千円) |
1,708,447 |
1,754,507 |
1,829,665 |
75,158 |
|
|
販売管理費 |
(千円) |
1,147,147 |
1,285,444 |
1,286,462 |
1,018 |
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|
広告宣伝費 |
(千円) |
623,688 |
732,029 |
668,081 |
△63,947 |
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営業利益 |
(千円) |
561,299 |
469,062 |
543,202 |
74,139 |
|
|
経常利益 |
(千円) |
560,620 |
473,189 |
548,284 |
75,094 |
|
|
四半期純利益 |
(千円) |
389,123 |
328,704 |
368,834 |
40,130 |
|
当第3四半期会計期間につきましては、新規獲得件数が想定を上回ったこと及び第2四半期累計期間において獲得した新規顧客による定期売上が積み上がったことで、売上高及び各段階利益は業績予想を大きく上回っております。なお、上限CPOの算出方法を従前の方法に戻したことにより広告の採算性が改善され、第2四半期会計期間よりも少ない広告宣伝費で同水準の新規獲得件数となっております。
当第3四半期累計期間における実績及び業績予想(計画)比は、下記のとおりです。
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2021年2月期 第3四半期累計期間 |
2020年2月期 第3四半期累計期間 |
||||
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業績予想(計画) |
実績 |
業績予想 (計画)比 |
||||
|
売上高 |
(千円) |
6,333,697 |
7,012,194 |
678,497 |
7,547,227 |
|
|
売上総利益 |
(千円) |
4,739,566 |
5,292,619 |
553,052 |
5,739,706 |
|
|
販売管理費 |
(千円) |
3,059,374 |
3,719,054 |
659,680 |
3,557,188 |
|
|
|
広告宣伝費 |
(千円) |
1,515,569 |
2,023,800 |
508,230 |
2,126,361 |
|
営業利益 |
(千円) |
1,680,192 |
1,573,564 |
△106,627 |
2,182,517 |
|
|
経常利益 |
(千円) |
1,680,470 |
1,582,095 |
△98,375 |
2,186,986 |
|
|
四半期純利益 |
(千円) |
1,136,838 |
1,086,662 |
△50,175 |
1,487,030 |
|
当第3四半期累計期間においても、新規獲得件数が想定よりも増加したため、売上高は業績予想を上回る7,012,194千円となりました。各段階利益につきましては、計画以上に広告投資を行ったこと、さらに広告投資効率の指標であるROAS(注4)が2020年4月から2020年6月にかけて低下したことにより業績予想を下回る結果となりましたが、ROASの低下は一時的な要因も含まれており、第4四半期会計期間以降の売上高及び各段階利益に貢献するものと認識しております。
こうした新規獲得件数の増加を踏まえ、2021年2月期通期業績予想につきましては、売上高を9,100,000千円と前回発表予想(2020年4月14日)の8,227,826千円から増額修正(前回発表予想比10.6%増)しております。一方、各段階利益につきましては、引き続き将来の利益増大を目的とした新規顧客のさらなる獲得に向け、戦略的に広告宣伝費を拡大させる可能性があることから、前回発表予想をそれぞれ据え置いております。
(新規獲得件数及び広告投資効率)
新規獲得件数につきましては、2020年3月の最悪期を脱し底打ちしたと認識しております。2020年5月及び2020年6月の新規獲得件数の大幅な増加は「上限CPOの引き上げ(注5)」施策によるものではありますが、2020年7月以降の投資効率は改善傾向となっており、直近の新規獲得は堅調に推移しております。
当社は定期購入型のビジネスモデルを採用しており、将来の売上高及び利益をもたらす新規顧客をいかに獲得できるかが事業を展開するうえで重要となります。こうした新規顧客を獲得するための広告宣伝費は、Eコマース事業を手掛ける企業においては先行投資との位置付けであるため、当社でも上限CPOを設定したうえで積極的に広告宣伝費への投資を行っており、当第3四半期累計期間の広告宣伝費は計画を508,230千円上回る2,023,800千円となっております。
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月次 |
2020年 3月 |
2020年 4月 |
2020年 5月 |
2020年 6月 |
2020年 7月 |
2020年 8月 |
2020年 9月 |
2020年 10月 |
2020年 11月 |
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広告宣伝費 (千円) |
158,277 |
204,000 |
261,410 |
309,636 |
240,375 |
182,018 |
235,066 |
219,808 |
213,206 |
|
ROAS |
0.98 |
0.74 |
0.76 |
0.75 |
0.91 |
1.00 |
0.87 |
0.99 |
0.90 |
しかし、Eコマース事業の特性上、採算性を度外視し広告投資を拡大すれば一時的に新規獲得件数を増加させ売上高を伸ばせる側面があるため、広告投資効率の指標であるROASにも注視する必要があります。
2020年4月から2020年6月においてROASが大きく低下しておりますが、これは「上限CPOの引き上げ」に加え、「獲得が好調だった商品の単価及び施策の特性(注6)」によるものです。「上限CPOの引き上げ」によるROASの低下は計画的な実施であったものの、結果的には広告出稿量と広告宣伝費を要さない注文の相関関係は薄く、「上限CPOの設定が高すぎる状態」のまま広告出稿を行っていたため、上限CPOの算出方法を従前の方法に戻しました。一方で、「獲得が好調だった商品の単価及び施策の特性」によるROASの低下は一時的なものであり、今後リピート購入されることで想定どおりの利益貢献が見込まれるものです。
ROASは「投資した広告宣伝費により新規で獲得した商品売上がいくらであるか」という指標ですが、商品の利益率やリピート率等は考慮されておりません。よって、より正確な投資効率を把握するにはそれらを考慮する必要があり、「投資した広告宣伝費に対して1年後にどれだけの利益が見込まれるのか」という指標である想定1年ROI(注7)が重要となります。当社は、これまでの膨大なデータを基にLTVを正確に算出するスキルを有しており、そこから広告宣伝費に対する想定1年ROIを算出しております。
冒頭のグラフは、ROAS及びROASとの比較のために実数を調整した想定1年ROIの推移になります。2020年4月から2020年6月においては大きな乖離が見られますが、これは「獲得が好調だった商品の単価及び施策の特性」によるものであり、ROASの下げ幅よりも想定1年ROIの下げ幅は小さく、一時的にROASは低下したものの今後の利益貢献が見込まれます。
(LTV向上施策)
当社はこれまで、新規顧客を獲得し定期顧客数を増加させることで業績を拡大してまいりましたが、当第3四半期累計期間においてはLTVを向上させる施策にも積極的に取り組んでおります。
具体的には、クロスセル(注8)やアップセル(注9)を推進した結果、特にクロスセルにおいては当第3四半期累計期間におけるクロスセル発生率が推進前と比較すると1.3%から8.8%にまで向上しており、さらに単月では10%を上回る月もあり、一定の成果が出ております。
また、定期顧客の継続率を高めるための取り組みにも注力しております。「効果を実感できない」「使い切る前に次の商品が届くため使い切れず余っている」といった解約理由のなかには、使用量や使用頻度等の使用方法を誤っているケースが一定数存在します。正しい使用方法でないためにご満足いただけていなかったケースについても細やかに対応し継続して使用することで本来の効果を体感していただけるよう、開発者としての専門知識をベースに社内専門スタッフの知識向上や電話の応対品質向上を図ったうえで、専門の窓口を開設いたしました。窓口開設後、定期コースの継続を希望する顧客は、開設前と比較すると8.0%から16.3%にまで向上しております。今後もこのような取り組みを通して、顧客満足度及び定期顧客の継続率向上に努めてまいります。
LTVの向上は上限CPOを高く設定することを可能とし、それにより新規獲得件数が増加することが見込まれるため、今後も積極的に取り組んでまいります。
(その他施策)
当第3四半期累計期間においては、数事業年度前まで当社の新規獲得方法の柱であったアフィリエイト(注10)の活用に再び注力すべく、アフィリエイト事業者へのアプローチに取り組んでおり、取り組み後のアフィリエイトによる獲得件数は、取り組み前と比較すると約2.1倍と大きく増加しております。今後も取り扱う商品数や広告稼働媒体を拡大させ、アフィリエイトの強みや特徴を活かし新規獲得件数の増加を図ってまいります。
続いて、Amazonや楽天市場といったインターネット・ショッピングモールにおける販売も強化しており、特にAmazonにおける新規獲得件数は強化前と比較すると約3.7倍まで増加しており、従来とは異なるインターネット購買層を順調に獲得しております。
さらに、男性向けファッション誌を含めた雑誌広告や一部地域ではありますが地上波でのテレビ広告等、当社が従来手掛けてきたウェブ広告以外の手法による広告配信にも取り組んでおります。なかでも、BS放送等でのインフォマーシャル広告における新規獲得が好調であり、インターネットでは商品を購入しない層の獲得にも取り組んでおります。
このほかにも、「現在当社商品を購入されている方」「過去に購入していたが解約された方」「当社商品を認知はしているが購入には至らなかった方」等へのヒアリング会を実施いたしました。購入動機や解約理由、購入に至らなかった理由等の生の声をいただき、クリエイティブ(ユーザーの購買意欲を高められるような広告、販売ページ等の制作物)の改善や顧客満足度の向上に努めております。
今後も事業拡大に向け、様々な施策を打ち出してまいります。
(海外事業展開)
前事業年度において着実に売上高を拡大した台湾支社につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大による消費マインドの冷え込みが日本以上に厳しく、売上高の成長が鈍化しておりますが、台湾支社の売上高が全体に占める割合は低く、当社全体の業績に与える影響は軽微であります。
当第3四半期累計期間においては、取り扱う商品数の増加、台湾出身の専任担当者の採用及び教育の実施、新規広告媒体の調査等、今後の台湾支社の拡大に向けた体制整備に着手しており、さらに台湾以外のアジア圏への進出につきましても準備を進めております。新型コロナウイルス感染症の拡大状況や収束時期を注視しつつ、海外事業の拡大に向けてさらに注力してまいります。
(商品関連)
当第3四半期累計期間における新商品の展開につきましては、下記のとおりです。
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商品名 |
発売日 |
商品概要 |
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CHEEK PORE PATCH チークポアパッチ |
2020年3月31日 |
チークポアゾーン(頬の毛穴密集地帯)の悩みに焦点を当て、毛穴引き締め成分等を配合したマイクロニードル化粧品。「ディープパッチシリーズ」の第4弾。 想定顧客層:加齢による頬の毛穴目立ちにお悩みの40代から60代の女性 価 格:約1ヵ月分 定価4,422円(税別) |
|
PEEL SHOT ピールショット |
2020年5月26日 |
男性の肌質に特化したシミ対策ピーリングジェル。一般化粧品では使用できない「シミ対策」「美白」等の直接的な効能表現ができる医薬部外品(薬用化粧品)。メンズライン(男性向け商品)の第3弾。 想定顧客層:シミでお悩みの40代以降の中高年男性 価 格:約1ヵ月分 定価4,422円(税別) |
|
HARISHU ハリシュ |
2020年8月17日 |
男性の顔のたるみに特化したエイジングケアミストローション。メンズラインの第4弾。 想定顧客層:顔のたるみでお悩みの50代から60代の男性 価 格:約1ヵ月分 定価4,422円(税別) |
既存商品につきましては、国際品評会「モンドセレクション2020」におきまして、13商品が最高金賞をはじめとする各賞を受賞いたしました。
さらに、2020年9月10日には、自社ブランド「北の快適工房」が販売する「ディープパッチシリーズ」がマイクロニードル化粧品市場において売上世界No.1(注11)であるとしてギネス世界記録™認定を受け、その認定式が執り行われました。
なお、商品の発送等を行う物流拠点につきまして、一拠点集中による地理的なリスクの回避や発送運賃等のコストの削減等を目的として、これまでの北海道札幌市に加え岡山県総社市に新たな物流拠点を開設いたしました。
(社外からの評価及びメディア掲載実績)
当第3四半期会計期間における社外からの評価及びメディアへの掲載実績につきましては、下記のとおりです。
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2020年10月25日 |
株式会社日本経済新聞社より発行の週刊投資金融情報専門紙「日経ヴェリタス」において、当社代表取締役社長木下勝寿が、市場から「経営力」を評価された「社長在任期間中の株価上昇率ランキング」1位にランクイン。 |
|
2020年11月9日 |
株式会社東京証券取引所及び株式会社日本経済新聞社が共同で算出している「JPX日経中小型株指数」の構成銘柄に3年連続で選定。 |
なお、第2四半期累計期間における社外からの評価及びメディアへの掲載実績につきましては、記載を省略しております。
(今後について)
将来の売上高及び利益をもたらす新規顧客のさらなる獲得のため、引き続きWEBマーケティング部の強化に取り組んでまいります。WEBマーケティングにおける豊富な経験と知識を有する代表取締役社長自らが同部門を直接管掌するよう組織体制を見直し、社内教育体制の整備に加え、高いスキルを有している経験者の採用を加速させ、クリエイティブ力の強化やLTV向上のための各種施策の展開等を推進しております。さらに、当第3四半期累計期間においてAmazonやアフィリエイト等による新規獲得が好調だったことを受け、これらの拡大に専門的に取り組むチームを新設し、インターネット・ショッピングモールにおけるさらなる販路の拡大、アフィリエイト事業者への積極的な営業活動を展開し、新規獲得件数の増加及び売上高や利益の拡大を図ります。特に、Amazonについては、海外市場を攻略するうえで重要な販売チャネルであると認識しており、今後も継続して国内Amazonの拡大に取り組みつつ、市場規模が格段に大きい米国Amazonへの進出も検討しております。Amazonは、従前の「大手有名ブランドの商品を指名検索し購入する場」から「商品ジャンルで検索し有名か無名かは問わず比較し購入する場」へと移行しており、当社における成長の余地は大きいと判断しております。なお、これまでは既存の商品を出品することで一定の売上をあげておりますが、Amazonにおける購買層の特性や傾向等を分析しAmazon専用商品の開発にも注力してまいります。
また、マスマーケット商品の開発のため、商品部の強化にも取り組んでまいります。取締役副社長の管掌部門を同部門に特化させ、大手化粧品メーカー出身者等の採用強化、開発商品ジャンルの拡大、さらに商品開発の判断基準となる市場調査方法のブラッシュアップ等を通じ、「高い利益率を維持したまま1商品で50億円から100億円規模の売上高を目指せるマスマーケット」商品の開発に取り組んでおります。商品開発スピードの向上にも注力しており、翌事業年度内のマスマーケット商品複数発売を目指してまいります。
さらに、経営戦略の一環として積極的なM&Aを通じた収益基盤の多様化及び成長の加速にも取り組んでまいります。スケールメリットが得られシナジー効果が見込まれる場合には、M&Aによる既存事業の拡大、新規事業の参入、事業の多角化等を図り、企業価値の向上を目指していく方針です。
これらを通じて、次なる目標である売上高1,000億円・営業利益300億円を早期に達成できるように努めてまいります。
(注1)CPO
Cost Per Orderの略で、受注1件当たりに要する広告宣伝費の金額。
(注2)LTV
Life Time Valueの略で、顧客がもたらす生涯売上高の金額。
(注3)ABC
Activity Based Costingの略で、活動基準原価計算。間接費を、稼働時間等の基準に基づいて各商品のコストとしてできるだけ正確に配賦することによって、販売活動等のコストを正確に把握する原価計算手法。
(注4)ROAS
Return On Advertising Spendの略で、広告出稿に対してどれだけ売上があったか成果を計る広告投資効率の指標。100万円を広告宣伝費に使用し、90万円の売上を上げた場合のROASは0.90。1.00以下の場合、初回購入時の収支はマイナスだが、定期購入の場合は、継続的に購入されることで収支がプラスになる。
(注5)上限CPOの引き上げ
当社はインターネット上の広告経由(広告宣伝費を要する注文)での新規獲得が大半を占めているが、一定数存在する検索エンジン経由やインターネット・ショッピングモール経由等の「広告宣伝費を要さない注文」を、商品認知度の向上すなわち広告出稿量の増加に比例して増加するものと分析し、これらを加味し新しい係数を組み込んだうえで上限CPOを算出した。これにより上限CPOが引き上がったものの、結果的には広告出稿量と「広告宣伝費を要さない注文」の相関関係は薄く、「上限CPOの設定が高すぎる状態」のまま広告出稿を行っていたため、2020年7月より従前の算出方法に戻した。
(注6)獲得が好調だった商品の単価及び施策の特性
当社が商品ごとに設けている上限CPOは、当該商品のLTVを基に算出される。LTVは商品の特長(アプローチする悩み)によってそれぞれ大きく異なり、また商品単価とLTVは必ずしも相関するわけではなく「商品Aよりも商品Bの方が販売単価は高いが、LTVは商品Aの方が高く商品Bよりも上限CPOを高く設定できる」ケースがある。さらに、LTVの高い商品は新規獲得時において割引等の施策を行っても投資回収が見込めるため、新規獲得件数の増加を目的に積極的に割引施策を打ち出すが、「商品単価は低いが上限CPOを高く設定できる商品」の新規獲得が好調だった場合、新規販売単価は低くなり一時的にROASは低下する。
(注7)想定1年ROI
ROIとは、Return On Investmentの略で、広告出稿に対してどれだけ利益があったか成果を計る広告投資効率の指標。当社では想定1年ROIとして、広告出稿に対して1年後にどれだけ純粗利(1年LTVから商品原価、送料及び決済手数料等の注文連動費を差し引いた当社独自の指標)が得られるかの見込みを図る指標として使用。
(注8)クロスセル
現在購入している商品だけではなく、別の商品も購入してもらうためのセールス手法。LTVの向上のほか、顧客にとっては決済手数料や配送コストの節減メリットがある。
(注9)アップセル
現在購入している商品よりも単価の高い商品を購入してもらう、若しくは現在加入している定期コースよりも受け取る商品個数が多い定期コースに移行してもらうためのセールス手法。LTVの向上のほか、顧客にとっては定期コースの割引率が高くなるメリットがある。
(注10)アフィリエイト
ウェブ広告手法の一つであり、媒体主(アフィリエイター)が運営するブログやウェブサイト等の媒体に、広告主の商品やサービスについての広告を掲載し、閲覧者がそのリンクを経由して商品を購入した場合に広告主が媒体主に手数料(報酬)を支払う仕組み。
(注11)売上世界No.1
美容用マイクロニードルスキンパッチにおける最大のブランド(ヒアロディープパッチ、ミケンディープパッチ、オデコディープパッチの合算売上)(Largest micro-needle cosmetic skin patch brand)2019年3月から2020年2月の年間売上$45,082,226。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期会計期間末における資産合計は5,630,821千円となり、前事業年度末に比べ271,329千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が320,769千円、売掛金が95,611千円、投資その他の資産が47,667千円減少した一方で、たな卸資産が186,570千円増加したこと等によるものであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債合計は752,672千円となり、前事業年度末に比べ802,124千円減少いたしました。これは主に未払法人税等が700,222千円、未払消費税等が60,621千円、株主優待引当金が46,574千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は4,878,149千円となり、前事業年度末に比べ530,795千円増加いたしました。これは四半期純利益の計上により利益剰余金が1,086,662千円増加した一方で、剰余金の配当により利益剰余金が555,867千円減少したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ320,769千円減少し、3,767,614千円となりました。
当第3四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期累計期間において営業活動の結果増加した資金は、251,849千円(前年同期は1,241,265千円の増加)となりました。この主な要因は、税引前四半期純利益1,578,083千円、売上債権の減少95,611千円が生じた一方で、たな卸資産の増加186,570千円、株主優待引当金の減少46,574千円、その他の負債の減少99,952千円、法人税等の支払額1,114,557千円が生じたこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期累計期間において投資活動の結果減少した資金は、26,832千円(前年同期は94,220千円の減少)となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出11,271千円、無形固定資産の取得による支出14,309千円が生じたこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期累計期間において財務活動の結果減少した資金は、548,457千円(前年同期は637,224千円の減少)となりました。この要因は、配当金の支払額548,457千円が生じたことによるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第3四半期累計期間において、資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。