第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

2021年8月にガス絶縁開閉装置の検査において不適切事案が判明し公表を行いました。お客様・株主・関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をお掛けしたことを改めて深くお詫び申し上げます。今後は、全社をあげて「QMS(品質マネジメントシステム)」、「人財育成」、「コミュニケーション」、「意識・風土」の4つの面から改革を行い、再発防止とお客様からの信頼回復に努めてまいります。当第2四半期連結累計期間における本事案に関係する影響は軽微な範囲に留まっております。

当社グループの最大の取引先である電力業界においては、国内エネルギー需要の減少傾向が継続するとともに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の停滞や電力業界内での分野・地域を超えた競争の激化など一層厳しい経営環境になっており、その影響で電力会社各社では生産性向上と徹底的なコスト削減が進められております。その一方で、国内では再生可能エネルギーを含めた分散型エネルギー関連設備のさらなる普及や、脱炭素社会の実現に貢献する電化の推進による電気自動車向け急速充電器需要が立ち上がりつつあります。

このような経営環境の中、当社グループは、2021年4月に「2030VISION & 2023中期経営計画」を策定いたしました。2023中期経営計画の3つの基本方針「コア事業の深化・変革」、「事業基盤の構造転換」、「2030将来像開拓への挑戦」のもと、2030年に向けて基盤再構築に取り組んでおります。

具体的には、5月に新たに「EVインフラ事業推進プロジェクト」、「PPP/PFI推進プロジェクト」、「海外アライアンス推進プロジェクト」の3つの社長直轄プロジェクトを組成、10月にユークエスト株式会社を再編するなど新たな事業ポートフォリオを支える新領域の開拓に向けた取り組みを加速させております。また、サステナブル社会貢献に向け、9月に「東光高岳デジタルトランスフォーメーション戦略(TKTK-DX)」を策定し、生産性向上とデジタル化をより強力に推進すると共に、最新のデジタル技術やデータを駆使してイノベーションの創出にグループ大で取り組んでおります。

また、当第2四半期連結累計期間は、銅素材など原材料価格の値上がりによるコスト増が生じ、一部製品の収益に影響がありましたが価格改定に取り組みました。さらには今後の半導体関連部品の品不足による影響を最小化するべく、調達リスク対応に注力しました。

こうした状況の中、当第2四半期連結累計期間の売上高につきましては、前年度において新型コロナウイルス感染症の影響を受けた海外工事物件の回復、PPP/PFI事業の増加、半導体の需要増に伴う三次元検査装置の受注増があったものの、国内のプラント物件、スマートメーター等の減少により、39,955百万円(前年同期比1.5%減)となりました。

利益面では、前年度において新型コロナウイルス感染症の影響で落ちこんだ電力量計の失効替工事の回復、スマートメーター事業における固定費の削減、半導体の需要増に伴う三次元検査装置の受注増により、営業利益1,233百万円(前年同期比203.3%増)、経常利益1,271百万円(前年同期比220.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,148百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益71百万円)といずれも増益になりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 

電力機器事業は、国内のプラント物件が減少したものの、海外の工事物件、小型変圧器などの配電機器の増加により、セグメント全体の売上高は24,176百万円(前年同期比4.9%増)と増加しましたが、セグメント利益につきましては、銅素材の価格上昇、国内のプラント物件等が減少したため、2,097百万円(前年同期比1.0%減)と減益になりました。 

計量事業は、スマートメーターの減少及び前年度まで電力量計の失効替工事の売上高に含まれていた有償支給取引を会計基準の変更により売上高から除外したため、セグメント全体の売上高は11,939百万円(前年同期比15.4%減)となりましたが、セグメント利益につきましては、電力量計の失効替工事の回復、スマートメーター事業における固定費の削減により、966百万円(前年同期比188.1%増)と増益となりました。

エネルギーソリューション事業は、充電インフラが増加したものの、EMS(エネルギーマネジメントシステム)関連が減少したことにより、セグメント全体の売上高は611百万円(前年同期比5.8%減)と減少しましたが、セグメント損失につきましては、不具合対策費用の減少などにより200百万円(前年同期はセグメント損失324百万円)と赤字幅が縮小しました。 

情報・光応用検査機器事業は、情報機器が減少したものの、半導体の需要増に伴う三次元検査装置の受注増により、セグメント全体の売上高は1,941百万円(前年同期比2.6%増)と増加し、セグメント利益につきましても153百万円(前年同期比958.4%増)と増益となりました。 

その他事業は、PPP/PFI事業の増加によりセグメント全体の売上高は1,285百万円(前年同期比52.8%増)、セグメント利益につきましても368百万円(前年同期比18.0%増)と増益となりました。

 

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ3,836百万円減少し、97,179百万円となりました。これは主に受取手形、売掛金及び契約資産の減少によるものです。

負債は、前連結会計年度末に比べ5,117百万円減少し、43,369百万円となりました。これは主に短期借入金、未払法人税等が減少したことによるものです。

純資産は、前連結会計年度末に比べ1,281百万円増加し、53,809百万円となりました。これは主に配当金の支払いによる減少があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加及び非支配株主持分の増加によるものです。

収益認識会計基準等の適用が財政状態及び経営成績に与える影響の詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)及び(セグメント情報等) セグメント情報 3.報告セグメントの変更等に関する事項」に記載しております。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して1,310百万円減少し、13,811百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロ-)

営業活動によるキャッシュ・フロ-は、3,159百万円の増加(前年同期は4,946百万円の増加)となりました。これは主に棚卸資産の増加3,188百万円による減少があったものの、売上債権の減少5,426百万円による増加、契約負債の増加1,366百万円の増加によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロ-)

投資活動によるキャッシュ・フロ-は、713百万円の減少(前年同期は1,234百万円の減少)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出673百万円によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロ-)

財務活動によるキャッシュ・フロ-は、4,138百万円の減少(前年同期は1,559百万円の減少)となりました。これは主に短期借入金の減少2,500百万円、長期借入金の返済1,231百万円、配当金の支払404百万円によるものです。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。

 

 

(4)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,443百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当社は、2021年7月30日開催の当社取締役会において、当社100%出資の連結子会社であるユークエスト株式会社を吸収合併することを決議し、同日付で合併契約を締結し、2021年10月1日付で吸収合併を行いました。

詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。