当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当中間連結会計期間における国内経済は、雇用環境の改善やインバウンド需要の拡大等により、景気が緩やかに回復しております。
一方で、長期化する原材料価格の高騰や、物流費用等の上昇、円安傾向の為替相場等の影響を受けて、物価が上昇傾向にあるほか、不安定な国際情勢の影響が国内経済に与える影響等、先行き不透明な状況が続いております。
そのような環境の中、当社グループは、リユース事業で、新規出店を支える体制づくり、フードサービス事業で、モスバーガー事業の人材育成、地方創生事業では稼働予定施設の準備に取り組んでまいりました。
当中間連結会計期間は、リユース事業で8月に1店舗(プノンペン)を新規出店しました。フードサービス事業で6月に1店舗(福岡市)、7月に1店舗(松山市)を閉店しました。
この結果、当社グループの店舗数はリユース事業105店舗、フードサービス事業27店舗、地方創生事業10施設、合計142店舗となりました。
当中間連結会計期間の業績は、売上高5,242,271千円(対前年同期比11.3%増)、営業利益479,427千円(同32.5%増)、経常利益508,946千円(同21.9%増)、親会社株主に帰属する中間純利益322,325千円(同21.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績を示すと次のとおりであります。
(リユース事業)
ハードオフ事業・ブックオフ事業では、ハードオフ本部・ブックオフ本部の経営理念を現場で行動に移し、店舗運営のスタンダードを実現できる人材育成と新規出店を支える体制づくり、海外供給センター事業では、Mottainai Worldへの視察研修など、人材育成に取り組みました。
この結果、売上高3,859,122千円(対前年同期比14.1%増)、セグメント利益(営業利益)673,174千円(同21.4%増)となりました。
(フードサービス事業)
モスバーガー事業では、店舗改装を行い新しいお客様のニーズに対応できるスペースづくりに取り組みました。
新型コロナウイルス感染症の影響が大きかったアルコール類を提供する店舗では客数の回復が顕著であり、これに対応できる体制づくりを行いました。
この結果、売上高1,217,031千円(対前年同期比3.2%増)、セグメント利益(営業利益)91,863千円(同10.3%増)となりました。
(地方創生事業)
新型コロナウイルス感染症による行動制限がなくなり、お客様にご利用頂き易い環境が整い始めましたが、世界的な資源高騰の影響を受け、エネルギーコストが増加しました。また、2024年秋、2025年、2026年の稼働を予定している複数の施設に対し先行投資を行いました。
この結果、売上高166,117千円(対前年同期比12.4%増)、セグメント損失(営業損失)85,587千円(前年同期はセグメント損失(営業損失)80,622千円)となりました。
② 財政状態の状況
(資産)
当中間連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて755,606千円増加し、3,229,405千円となりました。現金及び預金が744,785千円増加したことが主な要因です。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて4,672千円増加し、2,950,826千円となりました。有形固定資産が39,738千円増加し、投資その他の資産が33,747千円減少したことが主な要因です。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて760,279千円増加し、6,180,232千円となりました。
(負債)
当中間連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて355,904千円増加し、1,337,632千円となりました。1年内返済予定の長期借入金が357,152千円増加したことが主な要因です。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて115,902千円増加し、1,809,708千円となりました。長期借入金が152,177千円増加したことが主な要因です。
この結果、負債は、前連結会計年度末に比べて471,806千円増加し、3,147,340千円となりました。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて288,472千円増加し、3,032,891千円となりました。利益剰余金が206,933千円、為替換算調整勘定が28,887千円それぞれ増加したことが主な要因です。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ744,785千円増加し、1,756,431千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前中間純利益、非資金項目である減価償却費の計上、行政からの補助金の受取り等により、491,591千円の収入(前中間連結会計期間は483,331千円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出、差入保証金の差入による支出、差入保証金の回収による収入、貸付金の回収による収入等により、140,238千円の支出(前中間連結会計期間は252,913千円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入、長期借入金の返済による支出、リース債務の返済による支出、配当金の支払額等により、360,950千円の収入(前中間連結会計期間は22,382千円の支出)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。