第2【事業の状況】

 

1【業績等の概要】

(1) 業績

 当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済対策や日本銀行による金融政策の効果等を背景に、企業業績の緩やかな回復基調が続き、雇用環境に改善の動きがみられ、景気は緩やかな回復基調となりました。しかしながら、中国や新興国の先行き、原油価格の動向等、今後の景気動向には引き続き不透明感が残る状況にあります。

 当社グループが属する不動産業界におきましては、低金利融資の継続や住宅取得に対する税制優遇等もあり、住宅需要が底堅く推移しているものの、地価の上昇や労務費の高騰から分譲マンションの建築費が上昇傾向にあり、今後の事業環境については楽観視できない状況にあります。

 このような市場環境の中、当社グループの主力事業である不動産分譲事業では、山口県及び九州の主要都市において、不動産市況に適切に対応しながら、それぞれの地域の需要に見合った分譲マンションの用地仕入・企画・販売を行ってまいりました。高品質で環境に配慮した住まいの提供により他社との差別化を図り、早期完売に注力した結果、収益に大きく寄与する分譲マンションについては、通期引渡予定戸数370戸に対して、391戸の引渡しを完了いたしました。また、顧客ニーズの多様化に対応するため、山口県において、これまでのマンション供給実績とブランド力を活かした分譲戸建の販売にも引き続き注力してまいりました。なお、当連結会計年度において、総引渡戸数は429戸(前期比36戸減)となったものの、分譲マンションの開発目的で取得した不動産を売却したことにより売上高は増加いたしました。

 費用面においては、業容拡大に伴う人員体制の強化及び新規分譲マンションの販売開始に伴う販売費の投入により、販売費及び一般管理費は増加いたしました。一方で、前連結会計年度に計上した、固定資産除売却損及び東京証券取引所第一部への市場変更費用等の一時的な費用が発生していないため、営業外費用は減少いたしました。

  以上の結果、当連結会計年度における売上高は12,827百万円前期比7.4%増)、営業利益は1,115百万円前期比5.4%減)、経常利益は954百万円前期比0.1%増)、当期純利益は600百万円前期比2.4%増)を計上することとなりました。

 

セグメントの業績を示すと次のとおりであります。

 

(不動産分譲事業)

  不動産分譲事業におきましては、「オーヴィジョン山口駅前セントラルスクエア」(山口県山口市・78戸)、「オーヴィジョン熊本駅南」(熊本県熊本市・46戸)、「オーヴィジョン下松ネクステージ」(山口県下松市・64戸)、「オーヴィジョン照葉アクアテラス」(福岡県福岡市・139戸)、「オーヴィジョン慶万」(山口県周南市・32戸)、「オーヴィジョン夢咲西」(佐賀県佐賀市・32戸)、分譲マンション6物件391戸(前期比38戸減)と分譲戸建38戸(前期比2戸増)の引渡しを行い、総引渡戸数は429戸(前期比36戸減)となりました。また、分譲マンションの開発目的で取得した不動産を売却しております。一方で、分譲マンションの建設費上昇や新規分譲マンションの販売開始に伴う販売費の投入により、営業費用が増加いたしました。

  以上の結果、売上高は12,333百万円(前期比7.7%増)、セグメント利益は1,550百万円(前期比2.7%減)となりました。

 

(不動産管理事業)

  不動産管理事業におきましては、当社グループの管理物件が増加し、マンション管理戸数は2,627戸(前期比488戸増)となりました。一方で、不動産分譲事業の引渡しに伴うインテリア販売等において、売上高が減少いたしました。

  以上の結果、売上高は278百万円(前期比4.8%増)、セグメント利益は38百万円(前期比15.6%減)となりました。

 

(不動産賃貸事業)

  不動産賃貸事業におきましては、当連結会計年度において、当社グループが保有する賃貸用不動産から安定的に収益を確保した一方で、新規取得に係る一時的な費用は発生しませんでした。

以上の結果、売上高は199百万円(前期比4.8%増)、セグメント利益は116百万円(前期比54.2%増)となりました。

 

(その他)

  その他附帯事業として、不動産の仲介等を行っており、売上高は15百万円(前期比47.5%減)、セグメント利益は11百万円(前期比25.6%増)となりました。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物は、営業活動により1,586百万円増加、投資活動により106百万円減少、財務活動により733百万円減少しております。以上の結果、前連結会計年度と比べて746百万円増加し、3,714百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な原因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、1,586百万円(前連結会計年度は875百万円の減少)となりました。これは、税金等調整前当期純利益が954百万円、たな卸資産が725百万円増加、仕入債務が1,498百万円増加したこと等によります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、106百万円(前連結会計年度は572百万円の減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が77百万円あったこと等によります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、733百万円(前連結会計年度は2,007百万円の増加)となりました。これは、不動産分譲事業の用地取得等に伴う短期借入金の純増加額が572百万円、長期借入れによる収入が5,954百万円、長期借入金の返済による支出が7,156百万円あったこと等によります。

 

 

2【生産、受注及び販売の状況】

(1) 生産実績

該当事項はありません。

 

(2)契約実績

当連結会計年度の契約実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

前連結会計年度
(自 平成26年3月1日
    至 平成27年2月28日)

当連結会計年度
(自 平成27年3月1日
  至 平成28年2月29日)

前期比(%)

件数

契約高(百万円)

件数

契約高(百万円)

不動産分譲事業

 

 

 

 

 

 分譲マンション

326

8,378

461

11,819

41.1

 分譲戸建

31

793

43

1,177

48.4

  その他

4

1,393

合     計

357

9,172

508

14,390

56.9

 

(注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

2.件数については、戸数を表示しております。

3.不動産管理事業、不動産賃貸事業及びその他の事業においては、事業の性質上記載を省略しております。

 

当連結会計年度の契約残高をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

前連結会計年度
(自 平成26年3月1日
    至 平成27年2月28日)

当連結会計年度
(自 平成27年3月1日
  至 平成28年2月29日)

前期比(%)

件数

契約高(百万円)

件数

契約高(百万円)

不動産分譲事業

 

 

 

 

 

 分譲マンション

271

6,963

341

8,853

27.1

 分譲戸建

5

126

10

293

132.5

合     計

276

7,089

351

9,147

29.0

 

(注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

2.件数については、戸数を表示しております。

3.不動産管理事業、不動産賃貸事業及びその他の事業においては、事業の性質上記載を省略しております。

 

(3)販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

前連結会計年度
(自 平成26年3月1日
    至 平成27年2月28日)

当連結会計年度
(自 平成27年3月1日
  至 平成28年2月29日)

前期比(%)

件数

販売高(百万円)

件数

販売高(百万円)

不動産分譲事業

 

 

 

 

 

 分譲マンション

429

10,523

391

9,928

△5.6

 分譲戸建

36

932

38

1,011

8.4

  その他

4

1,393

 不動産分譲事業計

465

11,455

433

12,333

7.7

不動産管理事業

265

278

4.8

不動産賃貸事業

190

199

4.8

そ    の    他

29

15

△47.5

合     計

465

11,941

433

12,827

7.4

 

(注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

2.件数については、戸数を表示しております。

3.セグメント間の取引については、相殺消去しております。

4.総販売実績の10%以上を占める販売先がありますが、守秘義務を負っているため、販売先、販売実績等の公表は控えさせていただきます。

 

 

3【対処すべき課題】

不動産業界におきましては、住宅取得に対する税制優遇等もあり、住宅需要は底堅く推移しているものの、地価の上昇や労務費の高騰から分譲マンションの建築費が上昇傾向にあり、今後の事業環境は楽観視できない状況であります。

このような環境の中で、当社グループは、引続き不動産市況の変動に適切に対応するとともに、他社との差別化を一層推進し、長期的な競争優位性を維持しながら収益力向上を図るため、特に以下の内容を重要課題として取り組んでまいります。

 

(1) 資金繰りを考慮した事業展開

 当社グループの分譲マンション開発には期間を要し、その間に発生する建築費等の支出を考慮した場合、複数の案件を手掛けることは、資金繰りに支障をきたす可能性があります。当社グループは今後も、販売中の既存物件の契約状況に充分に配慮しながら、適切なファイナンスを実行し事業拡大を図ってまいります。

 

(2) 経営管理体制の強化

 建築基準法の改正や様々な法律の改正など、不動産事業にかかる法令や各種業務に伴い発生するリスクは著しく多様化し、その影響は増大しております。
 また、企業の社会的責任も増大してきており、企業は自身の責任と判断でそのリスクを管理し、収益を上げていくことが必要になってきております。当社グループは、多様化するリスクを正確に把握し、業務が適正かつ効率的に遂行される仕組みである内部統制システムの構築を進めるとともに、グローバルな視点から国内外のステークホルダーの期待に応えるため、コーポレート・ガバナンスの強化を最重要視した経営管理体制の構築に取り組んでまいります。

 

(3) 人材育成の強化と人材の確保

当社グループでは、役員及び従業員のスキルアップが不可欠と認識しており、職種に応じた専門知識の修得だけでなく、他分野での知識の修得を奨励する資格手当制度を定めております。今後においても、これらの制度を拡充し人材の育成に努めてまいります。また、事業発展の前提となる人材の確保につきましては、中途採用に加え、新卒の定期採用等を積極的に実施し、優秀な人材の確保に努める方針であります。

 

 

4【事業等のリスク】

当社グループの事業及び財政状況等に影響を及ぼす可能性のある事項は、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項につきましては、当連結会計年度末において判断したものであります。

 

(1) 有利子負債への依存について

当社グループは、事業用地の取得資金及び建築資金の一部を主に金融機関からの借入金により調達しており、有利子負債依存度が高い水準にあります。今後においても、事業拡大に伴い有利子負債は高い水準で推移するものと想定され、資金調達が十分に実行できない場合や金利が上昇した場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 引渡時期による業績変動について

当社グループの主力事業である不動産分譲事業は、分譲マンションの売買契約成立時ではなく顧客への引渡しをもって売上を計上する引渡基準を採用しております。そのため、天災やその他予想し得ない事態の発生による建築工事の遅延や、不測の事態の発生による引渡しの遅延があった場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 

 

(3) 瑕疵担保リスクについて

当社グループでは、不動産分譲事業における建築工事を外注により行っており、当社グループが販売する建物の瑕疵については、外注先の施工会社による工事保証にて担保しております。しかしながら、施工会社の財政状態が悪化または破綻する等により施工会社が負うべき瑕疵の担保責任が履行されない場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 土地仕入時において予想できないリスクについて

当社グループでは、事業用地の取得に際して、様々な調査を行い、用地取得の意思決定をしておりますが、用地取得時には予想がつかない土壌汚染や地中埋設物等の瑕疵が発見された場合や近隣への建築工事中の騒音や竣工後の日影の影響等に対する近隣住民の反対運動が発生した場合には、プロジェクトの工程に遅れをきたすと同時に、追加費用が発生するため、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 事業用地の仕入について

当社グループでは、経済情勢により、不動産市況、不動産販売価格の動向が変化した場合、事業用地の取得価格の変動要因となります。今後、事業用地の取得が計画どおりに進まない場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6) 建築工事費(建築資材・部材価格を含む)などの動向について

当社グループの主力事業である不動産分譲事業は、施工会社との間において工事請負契約を締結し、建物の建築工事を行っており、建築工事費は契約時に決定しております。国内外の経済情勢等の影響により、建築資材・部材価格の高騰等が発生した場合、建築工事費が上昇する可能性があります。基本的に建築工事費や事業用地等の仕入価格は、分譲マンションの販売価格に転嫁することから、これらの価格の動向が販売活動に影響した場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 不動産市況の動向やテナントの退去・利用状況等の動向について

当社グループは、賃貸用不動産を保有しております。今後の不動産市況の動向やテナントの退去・利用状況等の動向によっては、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 経済動向・経営環境・不動産市況の変化について

当社グループの属する不動産業界は、景気動向、金利動向、不動産市況、新規供給物件動向、不動産販売価格動向、不動産税制等の影響を受けやすいため、景気見通しの悪化や、大幅な金利の上昇、供給過剰による販売価格の下落発生等、諸情勢に変化があった場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 開発・販売地域が集中していることに関するリスクについて

当社グループの開発及び販売地域は、山口・九州エリアに集中しております。当社グループは、今後の成長のために、他地域での開発及び販売を進めていくことも検討しておりますが、同地域の景気が悪化した場合や同地域に重大な災害が生じた場合は、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(10)法的規制等について

当社グループの属する不動産業界は、「建築基準法」、「国土利用計画法」、「都市計画法」、「宅地建物取引業法」等、建築や不動産取引に関わる多数の法令及び各自治体で定められる建築に関する条例等の法的規制を受けております。また、子会社の株式会社トラストコミュニティにおきましては、「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」等による法的規制を受けております。このため、将来におけるこれらの法的規制の改廃、大幅な変更、新法の制定等により、事業計画の見直しの必要が生じる場合や、これらの法的規制等に定める事項に抵触した場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

なお、宅地建物取引業免許については、当社グループの主要な事業活動において必要不可欠な免許であります。現時点では、免許または登録の取消事由・更新欠格事由(宅地建物取引業法第65条及び第66条)に該当する事実は存在しておりませんが、今後、何らかの理由により免許及び登録の取消・更新欠格による失効等があった場合には、当社グループの主要な事業活動に支障をきたし、業績等に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループの有する免許、許可及び登録については、以下のとおりであります。

会社名

法令名

免許・許可・登録等

有効期限

㈱エストラスト

宅地建物取引業法

宅地建物取引業免許
国土交通大臣(3)第7207号

平成33年2月15日

㈱エストラスト

建設業法

一般建設業許可
山口県知事許可  (般-22)第18142号

平成32年6月27日

㈱エストラスト

建築士法

一般建築士事務所登録
山口県知事登録C第2350号

平成32年4月9日

㈱トラストコミュニティ

マンションの管理の適正化の推進に関する法律

マンション管理業者登録
国土交通大臣(3)第072877号

平成32年12月28日

㈱トラストコミュニティ

宅地建物取引業法

宅地建物取引業免許
山口県知事(1)第3487号

平成32年3月17日

 

 

(11)小規模組織であることによるリスクについて

当社グループは、小規模組織であり、今後の成長のために販売、仕入、開発、管理における優秀な人材の確保が必要なものと認識しておりますが、当社グループが必要とする人材を適時に確保できる保証はありません。また、当社グループが必要とする人材が適宜に採用できなかった場合、あるいは従業員数の増加に対して管理体制の構築が順調に進まなかった場合には、当社グループの業務に支障をきたす可能性があります。また人員増強、教育及びシステム等の設備強化等に伴って、固定費の増加等から収益性の悪化を余儀なくされ、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12)個人情報管理について

当社グループでは、多数のお客様の個人情報をお預かりしており、個人情報については、個人情報保護基本規程等に基づいて厳重に管理しております。また、社内の情報管理システムを強化するとともに、従業員等に対する教育・研修等により情報管理の重要性の周知徹底を行っております。しかしながら、これらの対策にもかかわらず個人情報が外部に漏洩した場合には、当社グループの社会的信用等に影響を与え、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13)消費増税による影響について

平成26年4月より、消費税率が8%に引き上げられており、平成29年4月には、10%への引き上げが予定されております。住宅ローン減税の拡充等の対策は実施されておりますが、消費税率の引き上げにより消費者の分譲マンション、分譲戸建等の購入動向が鈍化する等、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

なお、上記は当社グループが事業を継続する上で、予想される主なリスクを具体的に例示しており、これらに限定されるものではありません。

 

5【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

6【研究開発活動】

該当事項はありません。

 

7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらの見積りとは異なる場合があります。この連結財務諸表の作成において採用している重要な会計方針については、「第5  経理の状況」に記載しております。

 

(2) 財務状態の分析

(資産)

 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて1,826百万円増加し、13,756百万円となりました。このうち流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,772百万円増加し、11,597百万円となり、固定資産は、前連結会計年度末に比べて54百万円増加し、2,158百万円となりました。流動資産の主な増加の要因は、現金及び預金746百万円、販売用不動産2,471百万円であり、主な減少の要因は、仕掛販売用不動産1,745百万円であります。固定資産の主な増加の要因は、建物及び構築物42百万円であります。

 

(負債)

 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて1,287百万円増加し、9,819百万円となりました。このうち流動負債は、前連結会計年度に比べて1,146百万円増加し、6,069百万円となり、固定負債は、前連結会計年度末に比べて141百万円増加し、3,750百万円となりました。流動負債の主な増加の要因は、支払手形及び買掛金1,499百万円であり、主な減少の要因は、短期借入金799百万円であります。また、固定負債の主な増加の要因は、長期借入金169百万円であります。

 

(純資産)

 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて538百万円増加し、3,937百万円となりました。増加の要因は、当期純利益の計上等により利益剰余金が538百万円増加となったことによるものであります。

 

(3) 経営成績の分析

(売上高)

当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べて885百万円増加し12,827百万円となりました。

セグメントの概況については、「第2  事業の状況  1  業績等の概要  (1)業績」に記載しております。

 

(売上原価・売上総利益)

当連結会計年度における売上原価は、前連結会計年度に比べて805百万円増加し10,251百万円となり、売上総利益は、80百万円増加し2,575百万円となりました。

 

(販売費及び一般管理費・営業利益)

当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べて143百万円増加し、1,460百万円となりました。主な増加の要因は、広告宣伝費77百万円、モデルルーム費85百万円、給与31百万円であり、主な減少の要因は、支払手数料66百万円であります。その結果、当連結会計年度の営業利益は63百万円減少し、1,115百万円となりました。

 

(営業外損益・経常利益)

当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べて業務受託料が13百万円減少したこと等により、22百万円となりました。また、営業外費用は、支払利息が21百万円増加、固定資産除売却損が54百万円減少、その他が40百万円減少したことにより、183百万円となりました。その結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度とほぼ同額の954百万円となりました。

 

(当期純利益)

当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は前連結会計年度とほぼ同額の954百万円となりました。これに法人税等を計上し、当連結会計年度における当期純利益は14百万円増加し、600百万円となりました。

 

 

(4) キャッシュ・フローの状況の分析

各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2  事業の状況  1  業績等の概要  (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。なお、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、3,714百万円となりました。これらの手許資金は当社グループの経営安定化及び今後の事業の拡大を図る上で重要なものであると認識しております。

 

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について

当社グループの不動産分譲事業におきましては、各種不動産関連法規、景気動向、金利動向及び住宅税制やその他の税制等の影響を受けやすいため、関連法規の改正、景気見通しの悪化や大幅な金利の上昇、税制改正、事業用地の価格変動等が発生した場合には、消費者の購入動向が鈍化する等、当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(6) 経営者の問題意識と今後の方針

当社グループでは、販売力の強化による収益確保を最優先課題とし、自己資本比率の向上を当面の目標として財務基盤の安定化を図ってまいります。また、当社グループは、企業理念を制定しており、社会や市場の変化に対応すべく、長期的な取組みを継続して推進してまいります。