当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。なお、世界各国で感染が拡大しております新型コロナウイルスによる影響等に関しましては、政府による緊急事態宣言が解除されたものの、相当な不確実性が存在している状況が続いており、今後の業績に影響を及ぼす可能性がありますので、慎重に注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、引き続き新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行により、広範な事業閉鎖・都市封鎖を余儀なくされ、2020年前半の経済活動に予想以上のマイナス影響を及ぼしており、回復は従来の予想より緩やかになると見込まれています。感染症の世界的流行は、持続期間・深刻さについて依然として不確実性が高く、先行きについて不透明な状況となっています。
我が国経済においては、緊急事態宣言に伴い新型コロナウイルス感染症の影響により急速な悪化がみられたものの、宣言解除後、感染拡大の防止策を講じつつ、経済活動レベルを段階的に引き上げていくなかで、極めて厳しい状況から持ち直しに向かうことが期待されております。ただし、経済活動再開に伴う国内外の感染症の動向、金融資本市場の変動等の影響に注視する必要があります。
当社グループが主力事業を展開する自動車業界及び自動車部品業界においては、コロナウイルス感染拡大を受け、世界的な需要減に伴う生産調整が続いていることから、先行きは不透明な状況が続いております。当社が主力とする設計開発アウトソーシング事業は生産の上流工程である為、自動車メーカーの工場稼働停止や減産が、契約解除等の直接的な影響は少ないものとみておりますが、感染症の流行が長期化・さらなる深刻化した際などには業績に影響を及ぼす可能性もある為、引き続き、業界の動向に注視する必要があります。
以上のような事業環境のもと、当社は主力事業である設計開発アウトソーシング事業における請負業務の拡大を中心に、積極的な事業推進に励んでまいりました。その結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高は69億51百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益は6億87百万円(同30.6%減)、経常利益は6億59百万円(同34.9%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は4億26百万円(同39.4%減)となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
前連結会計年度より、従来の「設計開発アウトソーシング事業」に含まれていた「3Dプリント事業」については、経営上の質的重要性が増した為、報告セグメントとして記載する方法に変更しております。
また、上記を踏まえ、前連結会計年度より、従来「設計アウトソーシング事業」に配賦していた全社的な管理費用を「調整額」として記載する方法に変更しております。
なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報については、上記変更を踏まえて作成したものを記載しています。
①設計開発アウトソーシング事業
当セグメントにおきましては、売上高は66億67百万円(前年同期比1.6%増)となり、セグメント利益(営業利益)は13億71百万円(同17.4%減)、セグメント利益(営業利益)率20.6%となりました。技術者稼働率が高水準で推移した一方、取引先での感染症拡大防止による残業抑制等による稼働工数減少に伴う一人当たり売上高の減少及び従業員の待遇面での見直しにより人件費が高騰したことなどから、増収減益となりました。
②3Dプリント事業
当セグメントにおきましては、事業の本格立ち上げ時期が当初想定していたよりも遅れた結果、売上高は65百万円(前年同期比68.8%増)、セグメント損失(営業損失)は1億56百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)1億67百万円)となりました。
③美容・健康商品製造販売事業
当セグメントにおきましては、美容健康商品の売上があった一方で、テレビCMなどの広告宣伝費の投資により売上高は1億84百万円(前年同期比49.1%増)、セグメント損失(営業損失)は56百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)29百万円)となりました。
④不動産賃貸事業
当セグメントにおきましては、前連結会計年度から新規事業用不動産が新たに稼動したことにより、売上高は68百万円(前年同期比77.7%増)となり、セグメント利益(営業利益)は34百万円(同99.6%増)、セグメント利益(営業利益)率50.5%となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は80億81百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億37百万円の増加となりました。これは、主に現金及び預金が増加したことによるものです。
負債合計は19億45百万円となり、前連結会計年度末に比べ61百万円の増加となりました。これは主に未払消費税等の増加によるものです。
純資産合計は61億36百万円となり、前連結会計年度末に比べ76百万円の増加となりました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は90百万円であります。
当第3四半期連結累計期間の研究開発活動の重要な変更は次のとおりであります。
(設計開発アウトソーシング事業)
当社は、新たな事業創造の一環として、AIソリューション事業の開発に取り組んでおります。AIソリューション事業は、テクノロジーを利用して人の意欲向上と生産性向上を実現することを目指し、その実現のために、異常検知技術による予測にて将来の不確実性への対応力をあげる、空間把握や形状認識技術にてデータと現実を融合し業務を支援するという2つの分野で研究開発活動をおこなっています。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。