当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクは次のとおりです。
重要事象等
当社は、当第3四半期累計期間において一部タイトルの売上高が不振であったことから、平成27年6月26日発表の業績予想の修正にありますように重要な経常損失を計上する見通しであり、多額の営業損失及びマイナスの営業キャッシュ・フローも生じると共に、コミットメントライン契約に付されている財務制限条項に抵触する見通しとなりました。
以上により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しておりますが、「3 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(6)事業等のリスクに記載した重要事象等を解消するための対応策」に記載のとおり、当該重要事象等を解消するための対応策を推進するため、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間における我が国経済は、政府の経済政策や金融緩和策により、企業収益は回復傾向にあり、緩やかな景気回復基調が継続されるものと期待されます。
当社の事業領域である、ソーシャルアプリ事業を取り巻く環境につきましては、国内ブラウザゲーム市場については成長率の鈍化はみられるものの、ネイティブアプリケーション(注)を中心に国内ソーシャルゲーム市場は今後も拡大していく見通しであります。
このような事業環境の中、当社では当第3四半期累計期間においては、既存タイトルに関しては運営体制の強化を行い引き続き売上収益に貢献しておりますが、本年5月にリニューアルを実施したネイティブアプリケーション「千年の巨神」の売上高の不振及び新規タイトルの品質向上のためのリリース時期の延期等による厳しい状況での推移を踏まえ、第2四半期会計期間において海外拠点の整理・縮小等に伴う特別損失の計上、繰延税金資産の取崩しを行いました。その後コストの圧縮施策を進めるとともに、新規タイトルのマーケットでの競合状況、ゲームの機能面検証をより精緻に行うとともに、収益性の観点からもプロダクトポートフォリオの見直しを行い、平成27年8月には女性向けセレブシュミレーションアプリ「MIRAMIRA」をリリースいたしました。
足元の状況としては、平成27年10月に株式会社スクウェア・エニックスと共同開発タイトルである、日本各地の名産・名所を由来とするキャラクター「ゆるかみ」を探して育てる「ゆるかみ!」のリリースを行っているほか、当事業年度にはさらにネイティブアプリケーション2タイトルのリリースを予定しており、今後の収益寄与が期待されます。
この結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高は4,192百万円(前年同四半期比13.1%の減少)、営業損失は793百万円(前年同四半期は営業利益294百万円)、経常損失は802百万円(前年同四半期は経常利益289百万円)、四半期純損失は1,221百万円(前年同四半期は四半期純利益167百万円)となっております。
(注)ネイティブアプリケーションとは、特定のコンピューターの機種やOS上で直接実行可能なプログラムで構成
されたアプリケーションソフトウェアのことをいいます。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期会計期間末の流動資産につきましては、前事業年度末に比べて948百万円減少し、1,775百万円となりました。これは主に、現金及び預金の減少(前事業年度末比345百万円の減少)、及び繰延税金資産の取崩し等による流動資産その他の減少(前事業年度末比418百万円の減少)によるものであります。固定資産につきましては、前事業年度末に比べて160百万円減少し、570百万円となりました。これは主に、関係会社長期貸付金の減少等による投資その他の資産の減少(前事業年度末比124百万円の減少)によるものであります。
この結果、総資産は、前事業年度末に比べ1,108百万円減少し、2,346百万円となりました。
(負債)
当第3四半期会計期間末の流動負債につきましては、前事業年度末に比べて56百万円増加し、581百万円となりました。これは主に、短期借入金の増加(前事業年度末比300百万円の増加)があった一方で、未払金の支払い等による流動負債のその他の減少(前事業年度末比253百万円の減少)によるものであります。固定負債につきましては、前事業年度末に比べて1百万円増加し、65百万円となりました。これは、資産除去債務の増加によるものであります。
この結果、負債合計は、前事業年度末に比べ57百万円増加し、646百万円となりました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末の純資産につきましては、前事業年度末に比べて1,166百万円減少し、1,700百万円となりました。これは主に、四半期純損失の計上による利益剰余金の減少によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)従業員数
該当事項はありません。
(6)事業等のリスクに記載した重要事象等を解消するための対応策
当社は、「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載のとおり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しておりますが、①海外拠点の整理・縮小等の構造改革によるコスト削減、②プロダクトポートフォリオの見直し及び品質管理による収益力の強化、③資金調達や資金繰りの安定化に努めてまいります。これらの改善策を状況に応じて適切に推進していくことにより、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。