文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、円安・株高を背景とした企業収益の改善と国内消費環境の持ち直しによる緩やかな回復基調が続きましたが、一方で中国経済を中心とした新興国の景気の減速感などにより先行き不透明な状況でもあります。
当社がおかれていますEコマース市場につきましては、社会基盤におけるネットワーク環境の改善、スマートフォン、タブレットPC等の新しいデバイスの普及、多種多様なプラットフォームの台頭がみられてきております。そしてすべての世代の生活へインターネットは浸透してきております。経済産業省の公表による2014年の国内消費者向けECの市場規模は前年から14.6%増加し12.8兆円まで拡大しており、ECの浸透を示す指標であるEC化率も年々上昇し、前年から0.52ポイント増の4.37%となっております。
また、国内における個人取引の中古品市場規模は拡大傾向が続き、その中のインターネットショッピングサイト及びインターネットオークションを利用した取引は、利用者の消費意欲の高まりにより半数以上であると推計されております。
このような経営環境のもと、当社は「お客様に『価値ある大切な中古品』を安心・安全にお取引できるマーケットを創出すること」を方針として、インターネットにおける中古品取引を可能とする仕組みをいち早く構築し事業展開を推進して参りました。
当第2四半期累計期間においては、前事業年度より開発を進めてまいりました新基幹業務システムへの入れ替えを完了し、①統合された新システムを活用することによる業務効率の改善、②顧客情報及び在庫情報の一元管理を可能としたことによる顧客の利便性の向上、③店頭へタブレットPOSを導入することによるスムーズな接客が可能となり、今後の売上拡大において人員増の抑制、そして更なる売上高販管費率の低減に向けた取り組みを行いました。営業面においては、ECサイト上での展開を中心に“ワンプライス買取”対象品の拡大や当社オリジナルサービスの“先取交換”などを継続強化することで、売上成長の源泉となる中古品を十分確保し、主力となるカメラ事業においては中古品の保証期間を延長することでより市場での競争力を高めました。これらにより、ECは好調を維持し続けることで売上は大きく伸長し、店舗ではインバウンド効果の鈍化がみられているものの総じて寄与したことで、新基幹業務システム入れ替え作業と一部不具合にともなうECサイト及び店舗の休業期間がありましたが、売上高は10,961,267千円(前年同四半期比28.2%増)となりました。
販売費及び一般管理費では、導入された新基幹業務システムの開発及びECサイトで各種機能追加したことによる新規取得資産に係る減価償却費とその運用費の発生、販売・買取強化に連動した販売促進費などを中心に増加した一方で、ECに特化することによりその他の販管費の低減が図られたことで、売上高比率は前年同四半期より0.5ポイント減の12.9%、1,418,865千円(同23.3%増)となりました。
利益面におきましては、中古品に比べて利益率の低い新品売上が好調で全体売上に占める比率が上がったことや4月にはシステム不具合解消後にセールを実施したことなどにより、全体の売上総利益率の低減はあったものの、営業利益は433,382千円(同26.7%増)、経常利益は425,286千円(同27.4%増)となり、結果、四半期純利益は283,110千円(同34.0%増)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
①カメラ事業
前事業年度から引き続き「先取交換」、「ワンプライス買取」を継続強化したことで買取額は大幅に増加し、好調な買取に支えられた豊富な品揃えとこれを活用した販売施策を実施しました。あわせて、顧客がより安心して中古品を購入できるように、販売前の入念な点検に加えてカメラ事業独自の中古品の保証期間を6ヶ月から1年に延長しました。また、新たな販売チャネル「Map Camera Yahoo!ショッピング店」の出店、スマートフォン用サイトではパソコン用サイトと同じ商品検索機能を実装することで利便性の向上を図り、売上高は7,983,020千円(前年同四半期比27.3%増)、セグメント利益は593,980千円(同13.8%増)となりました。
②時計事業
新品中古品ともに潤沢な在庫量と幅広いブランドを取り揃え、豊富できめ細かな情報と人気ブランドの保証期間の延長などの各種サービスの充実を図り、あわせて積極的なWeb広告、雑誌広告での告知を行ったことでECサイトへの訪問者数を大きく伸ばしました。「ワンプライス買取」では対象ブランド及び対象品の増量を行い、中古買取の強化を実施したこと、また、インバウンド効果も寄与したことで、消費増税直後の反動減を大きく受けた前年同四半期から大幅に改善し、売上高は2,562,188千円(前年同四半期比34.4%増)、セグメント利益は123,978千円(同121.7%増)となりました。
③筆記具事業
書斎を飾る各種小物類の品揃え拡充を推し進めること、人気シリーズの商品紹介を積極的に行うことやシリーズ化したオリジナルインクをはじめ、他社を凌ぐインクの品揃えに特化し、専門店としての特色を打ち出すことなどを行ってまいりました。中古品においては買取から商品化までの業務の流れをスムーズにすることで、ECサイト及び店舗での品揃えの充実を図り、売上高は214,246千円(前年同四半期比20.4%増)、セグメント利益は24,692千円(同72.2%増)となりました。
④自転車事業
ECサイトでの押し出しと専門雑誌等での告知による買取強化により、中古在庫を定常的に維持することで中古売上が大幅に増加し、全体の売上総利益の改善となりました。また商品入荷情報、セール等の新鮮な情報をメールマガジン登録者への配信とECサイトへの掲載でタイムリーに発信しつつ、事業運営面では販売費を中心に経費の削減に努めたことで、売上高は201,812千円(前年同四半期比4.4%増)、セグメント利益は2,086千円(前年同四半期は8,258千円の損失)の黒字転換となりました。
(2)財政状態
①資産等の状況
当第2四半期会計期間末の総資産は5,675,762千円となり、前事業年度末と比較し、564,898千円の増加となりました。
流動資産は4,618,631千円となり、前事業年度末と比較して593,706千円の増加となりました。これは主として、商品が584,420千円増加したことによるものであります。
固定資産は1,057,067千円となり、前事業年度末と比較して28,618千円の減少となりました。これは主としてソフトウエアが384,385千円増加したこと、ソフトウエア仮勘定が419,215千円減少したことによるものであります。
負債につきましては3,199,598千円となり、前事業年度末と比較して358,986千円の増加となりました。
流動負債は2,448,799千円となり、前事業年度末と比較して187,969千円の増加となりました。これは主として短期借入金が500,000千円増加したこと、その他の流動負債が301,098千円減少したことによるものであります。
固定負債は750,799千円となり、前事業年度末と比較して171,017千円の増加となりました。これは主として長期借入金が172,465千円増加したことによるものであります。
純資産につきましては、2,476,164千円となり前事業年度末と比較して205,911千円の増加となりました。これは利益剰余金が199,317千円増加したこと、新株予約権が6,594千円増加したことによるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間末の現金及び現金同等物の残高は、497,735千円となり、前第2四半期累計期間末と比較し、80,244千円の増加となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって使用されたキャッシュ・フローは、429,794千円(前年同四半期は37,660千円の使用)となりました。これは、主として税引前四半期純利益424,987千円、たな卸資産の増加額584,420千円、仕入債務の減少額107,220千円、法人税等の支払額166,546千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によって使用されたキャッシュ・フローは、291,928千円(前年同四半期比46.2%増)となりました。これは、主として有形固定資産の取得による支出10,561千円、無形固定資産の取得による支出274,948千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって得られたキャッシュ・フローは、727,194千円(前年同四半期比241.1%増)となりました。これは、主として短期借入金の純増加額500,000千円、長期借入れによる収入700,000千円、長期借入金の返済による支出385,607千円、配当金の支払額83,792千円によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。