第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 なお、第2四半期連結累計期間において、新型コロナウイルスの感染拡大による事業への大きな影響はなく、顕在化している重大なリスクはありません。一方で、現時点で終息時期は不透明な状況であるため、引き続き事業へ及ぼす影響については注視してまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)業績の状況

 当連結会計年度は、ヘルスケア事業においては、セグメント損益は引き続き黒字維持を見込む一方で、広告宣伝投資の比重を、これまで注力してきた直販事業における新規顧客獲得施策から、素材認知拡大や企業ブランディングなどのマーケティング施策にシフトしていく方針であり、このためセグメント売上高は減少を見込んでおります。また、エネルギー・環境事業においては、2018年10月に竣工したバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント(以下「実証プラント」)の本格稼働、そしてバイオジェット燃料による有償フライトの実現に向けた取組みにより、セグメント損益は赤字が継続する見込みです。以上の結果、当連結会計年度の通期業績予想は、売上高は前期比で減少を見込むとともに、営業損益、経常損益、親会社株主に帰属する純損益のいずれも赤字を見込んでおります。

 当第2四半期連結累計期間は、概ね計画どおりの進捗であり、ヘルスケア事業において新規顧客獲得のための広告宣伝投資の見直しに着手した結果、売上高は6,081,922千円(前年同期比12.1%減)となりました。また、エネルギー・環境事業において実証プラントの本格稼働に向けた準備を進めていることで、同事業のセグメント損失349,899千円を計上しており、営業損失は360,133千円(前年同期は営業損失6,523,892千円)、経常損失は137,600千円(前年同期は経常損失6,356,077千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は143,576千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失6,456,575千円)となりました。

 前第2四半期連結会計期間から当第2四半期連結会計期間までの各四半期の業績推移は以下のとおりです

 

前第2四半期

連結会計期間

前第3四半期

連結会計期間

前第4四半期

連結会計期間

当第1四半期

連結会計期間

当第2四半期

連結会計期間

売上高   (千円)

3,487,407

3,526,338

3,522,207

3,219,103

2,862,819

営業損益 (千円)

△65,955

△184,041

△752,209

△244,341

△115,791

経常損益 (千円)

65,662

△2,692

△714,655

△216,393

78,793

 

 セグメント別の状況については、以下のとおりです。

(ヘルスケア事業)

 ヘルスケア事業においては、減少基調が継続しているユーグレナ食品領域を重点強化領域と位置づけ、短期的な売上成長・利益確保は追求せず、ユーグレナ食品の素材プロモーション、企業/素材/商品ブランド間の連携強化、事業基盤整備等に投資比重をシフトすることで、持続的な成長を目指しております。

 当第2四半期連結累計期間は、直販チャネルにおいて、期初からの新規顧客獲得のための広告宣伝投資の見直しを継続し、投資採算管理体制の確立と不採算投資の撤廃が完了したほか、定期購入顧客の継続率改善に向けて、3か月・6か月の有期間の定期購入サービスの利用促進を進めました。また、中長期的な事業成長に必要な素材認知と企業ブランドの確立に向けたマーケティング施策の準備を進め、2020年3月に「ユーグレナの緑汁」や「飲むユーグレナ」などの既存の主力食品商品群を、新たなユーグレナ食品ブランド「からだにユーグレナ」としてリニューアルいたしました。

 以上の結果、セグメント売上高6,071,690千円(前年同期比11.7%減)、セグメント利益は442,943千円(前年同期比23.8%減)となりました。

 

(エネルギー・環境事業)

 エネルギー・環境事業においては、バイオジェット・ディーゼル燃料開発を中心に、2018年10月に竣工した実証プラントの本格稼働に向けた準備を進めております。研究開発活動については、2019年11月に、伊藤忠商事株式会社とともに、バイオ燃料用と飼料用の微細藻類ミドリムシの海外培養実証事業を、インドネシア共和国に続き、コロンビア共和国においても開始しました。また、三重県多気郡多気町において、燃料用微細藻類の大規模、低コスト生産技術の確立を目指す研究開発活動を実施しております。

 

 当第2四半期連結累計期間は、2020年1月にバイオジェット燃料の製造技術の国際規格であるASTM D7566規格の新規格の取得の完了を発表し、バイオジェット燃料の製造・供給に向けた準備および関係各所との協議を進めております。また、2020年3月にいすゞ自動車株式会社とともに、次世代バイオディーゼル燃料の完成と燃料供給開始を発表しました。

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間は、セグメント売上高は10,231千円(前年同期比75.0%減)、実証プラントの本格稼働に向けた準備費用の計上等により、セグメント損失349,899千円(前年同期はセグメント損失6,672,603千円)となりました。なお、前年同期は実証プラントの建設費用6,370,841千円を研究開発費として全額費用計上しており、前年同期比において、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する四半期純損失は縮小しております。

 

(2)財政状態の分析

① 資産、負債及び純資産の状況

 当第2四半期連結会計期間末の総資産は16,116,889千円となり、前連結会計年度末と比較して1,082,559千円の減少となりました。

 負債は、主に未払金及び未払法人税等の減少等により、前連結会計年度末から965,776千円減少し、5,399,291千円となりました。

 純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等により、前連結会計年度末から116,782千円減少し、10,717,598千円となりました。この結果、自己資本比率は66.4%となりました。

 当連結会計年度は、ヘルスケア事業において、新規顧客獲得のための広告宣伝投資の見直しに伴う売上高の減少を見込む一方で、エネルギー・環境事業において、実証プラントの本格稼働に伴う運転資金の支出が予定されておりますが、十分な手元資金を確保していることから事業の進捗に重要な影響はありません。

 

② キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末から679,680千円減少し、7,112,119千円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純損失125,405千円の計上、仕入債務の減少134,907千円、未払金の減少236,831千円等により、284,610千円の支出となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出89,086千円等により、79,409千円の支出となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済234,238千円等により、184,684千円の支出となりました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、469,543千円となりました。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当社は、2020年1月24日開催の取締役会において、当社を吸収合併存続会社、当社の連結子会社である株式会社フックを吸収合併消滅会社として吸収合併することを決議し、2020年1月24日付で同社と合併契約を締結いたしました。なお、本合併は2020年4月1日付で予定どおり実施いたしました。