当第3四半期連結累計期間において新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
なお、第3四半期連結累計期間において、新型コロナウイルスの感染拡大による事業への大きな影響はなく、顕在化している重大なリスクはありません。一方で、現時点で終息時期は不透明な状況であるため、引き続き事業へ及ぼす影響については注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、2019年6月1日に行われた株式会社MEJとの企業結合について前第3四半期連結累計期間に暫定的な会計処理を行っておりましたが、前連結会計年度末に確定したため、前第3四半期連結累計期間に係る数値及び比較・分析に当たっては、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直し後の金額によっております。
(1)業績の状況
当連結会計年度において、2020年5月15日に発表した「通期業績予想の修正に関するお知らせ」のとおり、上半期に発生した新型コロナウイルス感染症の拡大によって、今後の当社グループ事業への影響は不透明性があるものの、消費者における外出自粛による通販需要の拡大や、健康意識の向上による健康食品需要の拡大といったトレンドは、通信販売や健康食品販売といったヘルスケア事業を主力とする当社グループにとって成長機会となるものと見込んでおります。
また、当社グループとしては、上半期において、ヘルスケア事業の直販チャネルにおける広告宣伝投資の採算管理の強化や有期間定期顧客割合の増加による定期購入継続率の改善が進んだこと、ならびに主力の健康食品ラインアップをユーグレナ食品ブランド「からだにユーグレナ」としてリニューアルし、素材や商品の認知拡大に向けたマーケティング施策を展開する体制が整ったことを踏まえ、下半期において、厳格な採算管理を維持した上で、固定的な投資予算額は設定せずに広告宣伝および販売促進活動への投資を機動的かつ積極的に実施しております。
なお、エネルギー・環境事業においては、2018年10月に竣工したバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント(以下「実証プラント」)の本格稼働、そしてバイオジェット燃料による有償フライトの実現に向けた取組みにより、セグメント損益は赤字が継続する見込みです。以上の結果、当連結会計年度の通期業績予想は、ヘルスケア事業の広告宣伝および販売促進活動への投資進捗により業績が変動しうること、ならびに新型コロナウイルス感染拡大の今後の影響についても依然不透明であることから、2020年9月期の通期連結業績予想を引き続き「未定」とし、適切な業績予想が開示可能となった時点で改めて公表いたします。
当第3四半期連結累計期間は、ヘルスケア事業において厳格な採算管理を維持した上で、広告宣伝および販売促進活動への投資を機動的かつ積極的に実施し、同事業のセグメント利益は121,721千円(前年同期比84.4%減)と縮小したことに加え、、エネルギー・環境事業において実証プラントの本格稼働に至ったことで、同事業のセグメント損失551,698千円を計上しました。その結果、売上高は9,536,191千円(前年同期比8.7%減)、営業損失は1,094,066千円(前年同期は営業損失6,707,934千円)、経常損失は822,046千円(前年同期は経常損失6,358,770千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は819,067千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失6,537,966千円)となりました。
前第3四半期連結会計期間から当第3四半期連結会計期間までの各四半期の業績推移は、以下のとおりです。
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前第3四半期 連結会計期間 |
前第4四半期 連結会計期間 |
当第1四半期 連結会計期間 |
当第2四半期 連結会計期間 |
当第3四半期 連結会計期間 |
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売上高 (千円) |
3,526,338 |
3,522,207 |
3,219,103 |
2,862,819 |
3,454,269 |
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営業損益 (千円) |
△184,041 |
△752,209 |
△244,341 |
△115,791 |
△733,932 |
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経常損益 (千円) |
△2,692 |
△714,655 |
△216,393 |
78,793 |
△684,446 |
注)前連結会計年度末において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第3四半期に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の数値を記載しております。
セグメント別の状況については、以下のとおりです。
(ヘルスケア事業)
当第3四半期連結累計期間は、直販チャネルにおいて、当第3四半期連結会計期間より新規購入顧客獲得のための広告宣伝投資を厳格な採算管理の下で積極化したことに加え、3か月・6か月の有期間の定期購入の割合増加により定期購入継続率が改善した結果、減少を続けていた定期購入顧客数は純増に転じました。広告宣伝投資の積極化により当第3四半期連結会計期間はセグメント利益が縮小するものの、純増に転じた定期購入顧客からの購買による収益貢献を2021年9月期に見込んでおります。中長期的な事業成長に必要な素材認知と企業ブランドの確立に向けたマーケティング施策の準備を進め、2020年3月に「ユーグレナの緑汁」や「飲むユーグレナ」などの既存の主力食品商品群を、新たなユーグレナ食品ブランド「からだにユーグレナ」としてリニューアルいたしました。素材認知の観点では、同年5月にヒト臨床試験によって、石垣島ユーグレナの継続摂取が、現代人が抱える複合的な健康不安を解決し根本から健康へ導く可能性があることを確認した研究成果を発表し、同年6月には石垣島ユーグレナが持つ複数の特長とその最新の研究成果を伝えるTVCMを放映いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間は、セグメント売上高9,523,126千円(前年同期比8.6%減)、セグメント利益は121,721千円(前年同期比84.4%減)となりました。
(エネルギー・環境事業)
エネルギー・環境事業においては、バイオジェット・ディーゼル燃料開発を中心に、2018年10月に竣工した実証プラントの本格稼働を進めております。研究開発活動については、2019年11月に、伊藤忠商事株式会社とともに、バイオ燃料用と飼料用の微細藻類ユーグレナの海外培養実証事業を、インドネシア共和国に続き、コロンビア共和国においても開始しました。また、三重県多気郡多気町において、燃料用微細藻類の大規模、低コスト生産技術の確立を目指す研究開発活動を実施しております。
当第3四半期連結累計期間は、2020年1月にバイオジェット燃料の製造技術の国際規格であるASTM D7566規格の新規格の取得の完了を発表しました。バイオジェット燃料の製造・供給に向けた準備および関係各所との協議を進めておりますが、バイオジェット燃料を使用した有償フライトの実現の方針は変更しないものの、有償フライトの実施スケジュールについては、新型コロナウイルス感染症拡大に関する関係者の状況に配慮し、柔軟に対応してまいります。また、2020年3月にいすゞ自動車株式会社とともに、次世代バイオディーゼル燃料の完成と燃料供給開始を発表しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間は、セグメント売上高は13,065千円(前年同期比54.0%減)、実証プラントの本格稼働に向けた準備費用の計上等により、セグメント損失551,698千円(前年同期はセグメント損失6,831,017千円)となりました。なお、前年同期は実証プラントの建設費用6,370,841千円を研究開発費として全額費用計上しており、前年同期比において、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する四半期純損失は縮小しております。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は15,842,987千円となり、前連結会計年度末と比較して1,356,461千円の減少となりました。
負債は、主に未払金及び未払法人税等の減少等により、前連結会計年度末から564,524千円減少し、5,800,543千円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等により、前連結会計年度末から791,937千円減少し、10,042,443千円となりました。この結果、自己資本比率は63.2%となりました。
当連結会計年度は、ヘルスケア事業において、新規顧客獲得のための広告宣伝投資の見直しに伴う売上高の減少を見込む一方で、エネルギー・環境事業において、実証プラントの本格稼働に伴う運転資金の支出が予定されておりますが、十分な手元資金を確保していることから事業の進捗に重要な影響はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、714,241千円となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。