当第4四半期連結累計期間において新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当社は、2021年8月26日開催の臨時株主総会における定款一部変更の決議により、決算期(事業年度の末日)を毎年9月30日から12月31日に変更いたしました。その経過措置として、当連結会計年度は2020年10月1日から2021年12月31日までの15カ月間となっております。このため、対前期増減については記載しておりません。
(1)業績の状況
当連結会計年度は、ヘルスケア事業においては、2019年9月期より戦略的に取り組んできたブランドポートフォリオの拡充、デジタルマーケティングの強化、流通やECモール等のマルチチャネル展開の拡大等による直販及び流通チャネルにおける収益拡大、並びに第4四半期連結会計期間以降におけるキューサイの当社連結業績への貢献等により、セグメント売上高は大幅な増加を見込んでおります。また、エネルギー・環境事業においては、バイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント(以下「実証プラント」)におけるバイオ燃料の製造及び供給、そしてバイオ燃料製造及び供給の商業化の実現に向けた取組みを推進しており、セグメント損益は赤字が継続する見込みです。
当第4四半期連結累計期間は、ヘルスケア事業において純増基調が続く通販定期顧客からの商品購買による収益貢献、また、2021年6月30日をみなし取得日として連結子会社化したキューサイによる当社連結業績への貢献等の結果、12カ月ベースで過去最高となる売上高を達成し、売上高は23,291,848千円となりました。一方、キューサイの連結子会社化時における棚卸資産のステップアップ(注1)により6,707,000千円の含み益を棚卸資産に計上し、当第4四半期連結累計期間において当該含み益のうち2,730,360千円をステップアップ適用商品の販売に伴い売上原価として費用化したことを主因として、営業損失は3,962,984千円、経常損失は3,656,295千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は2,431,278千円となりました。
なお、キャッシュ・フロー重視の経営にシフトする観点から、当連結会計年度より開示指標に当社のキャッシュ・フロー創出力を示す指標として調整後EBITDA(注2)を追加しております。当第4四半期連結累計期間は、ヘルスケア事業において直販チャネル及び流通チャネルにおける売上成長やキューサイの連結子会社化により収益基盤が拡大するとともに、エネルギー・環境事業を中心に333,759千円の助成金収入を計上した結果、調整後EBITDAは1,025,460千円となりました。
前第4四半期連結会計期間から当第4四半期連結会計期間までの各四半期の業績推移は以下のとおりです。
|
|
前第4四半期 連結会計期間 |
当第1四半期 連結会計期間 |
当第2四半期 連結会計期間 |
当第3四半期 連結会計期間 |
当第4四半期 連結会計期間 |
|
売上高 (千円) |
3,781,124 |
3,910,679 |
3,826,744 |
4,376,126 |
11,178,297 |
|
営業損益 (千円) |
△713,654 |
△365,530 |
△143,064 |
△335,405 |
△3,118,984 |
|
経常損益 (千円) |
△635,642 |
△306,434 |
179,012 |
△312,781 |
△3,216,092 |
(注1)棚卸資産のステップアップは、連結時点の棚卸資産を、正味売却価額(売価から見積追加製造原価と見積販売直接経費を控除した金額)に評価替する会計処理となります。
(注2)調整後EBITDAは、EBITDA(=営業利益+のれん償却費及び減価償却費)+助成金収入+株式関連報酬+棚卸資産ステップアップ影響額、として算出しております。
当期は、2021年6月30日をみなし取得日として連結子会社化したキューサイにおいて、連結子会社化時における棚卸資産のステップアップにより6,707,000千円の含み益を棚卸資産に計上しており、商品販売による棚卸資産の払出しに伴って当該含み益が売上原価として費用化されます。ステップアップにより計上した含み益の費用化は当社のキャッシュ・フローへの影響を伴うものでないことから、キャッシュ・フロー創出力を示す指標である調整後EBITDAの算出にあたり、当該影響額を足し戻す調整を行っております。
セグメント別の状況については、以下のとおりです。
(ヘルスケア事業)
当第4四半期連結累計期間は、デジタルマーケティングを軸とした広告宣伝及び販促活動への投資拡大によって純増基調に転じた通販定期顧客からの収益貢献、並びにプロモーション活動や取扱商品の拡充による流通チャネルでの収益成長が実現しました。また、2021年3月1日付で連結子会社化したLIGUNA及び2021年6月30日をみなし取得日として連結子会社化したキューサイによる当社連結業績への収益貢献等により、第4四半期連結会計期間のセグメント売上高は、四半期としては過去最高となる11,153,383千円となりました。
以上の結果、セグメント売上高23,239,949千円、セグメント損失は1,815,983千円となりました。なお、当セグメント損失には、キューサイの連結子会社化に伴って計上した棚卸資産ステップアップの影響額△2,730,360千円並びに取得原価の配分にあたり識別した無形資産及びのれんの償却費△452,627千円が含まれております。
(エネルギー・環境事業)
エネルギー・環境事業においては、バイオジェット・ディーゼル燃料開発を中心に、2020年3月に本格稼働を開始した実証プラントによりバイオ燃料の実証研究、実証製造に取り組んでいます。2021年3月に、実証プラントにおいて、ASTM D7566 Annex6規格(微細藻類や廃食油などの生物系油脂を原料として BIC プロセスにより製造した純バイオジェット燃料に対して ASTM Internationalが定める国際規格)に適合した使用済み食用油や微細藻類ユーグレナを原料とするバイオジェット燃料が完成し、2021年6月に当社製造のバイオジェット燃料(ブランド名「サステオ」)を使用した国土交通省飛行検査機及び民間航空機でのフライトを実現しました。また、バイオジェット・ディーゼル燃料製造商業プラントの建設に向けて、建設想定地における予備的基本設計(実行可能性調査の後に行われ、基本設計の前段階の概念設計等)を開始しました。
研究開発活動については、2020年10月に、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「バイオジェット燃料生産技術開発事業/実証を通じたサプライチェーンモデルの構築、微細藻類基盤技術開発」に、当社が進めているバイオジェット燃料製造の実証事業及び燃料用微細藻類の海外培養実証に関する研究開発が採択され、インドネシアにおいて微細藻類ユーグレナの大規模培養実証の準備を進めてきましたが、コロナ禍及び現地パートナー事情により難航しており、引き続き海外における大規模培養実証・商業化を目指すものの、一旦は国内を中心とした実証への計画変更を検討しております。
以上の結果、当第4四半期連結累計期間は、セグメント売上高は51,898千円、実証プラントの運転費用の計上等により、セグメント損失942,911千円となりました。
(2)財政状態の分析
① 資産、負債及び純資産の状況
当第4四半期連結会計期間末は、2021年6月30日をみなし取得日として当社の連結子会社となりましたQ-Partners、キューサイ及びその子会社が連結の範囲に含まれております。
当第4四半期連結会計期間末の総資産は64,065,254千円となり、前連結会計年度末と比較して48,714,156千円の増加となりました。これは主にキューサイの連結子会社化によって商品及び製品が5,816,892千円、有形固定資産が3,573,324千円、のれんが11,805,500千円、顧客関連資産が17,062,645千円増加したことによるものです。なお、商品及び製品にはキューサイの連結子会社化時の棚卸資産のステップアップにより計上した含み益6,707,000千円のうち、費用化されていない残高である3,640,300千円が含まれております。
負債は41,878,326千円となり、前連結会計年度末と比較して35,913,987千円の増加となりました。これは主に長期借入金が20,363,846千円、繰延税金負債が6,773,169千円増加したことによるものです。
純資産は、主に海外募集による新株式発行によって13,100,051千円を調達したことにより、前連結会計年度末から12,800,169千円増加し、22,186,928千円となりました。この結果、自己資本比率は34.0%となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当第4四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末から4,665,757千円増加し、10,919,657千円となりました。
当第4四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第4四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、棚卸資産の減少2,531,681千円、助成金の受取額397,526千円、法人税等の還付額203,862千円等により1,501,276千円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第4四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、Q-Partners株式の取得による支出9,838,150千円等により、10,214,165千円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第4四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、新株式発行による収入12,940,472千円等により、12,991,038千円の収入となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第4四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第4四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第4四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、1,204,762千円となりました。
なお、当第4四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第4四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。