文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
また、当社は、第8期第3四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和等を背景に緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の政権交代による海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動等の影響により先行きは不透明な状況が続いております。
当社グループの業界におきましては、総務省の「平成27年通信利用動向調査の結果」によると、平成27年12月末の我が国におけるスマートフォンの個人別保有率は前年比8.4ポイント増の53.1%と、初めて半数を上回り普及が進んでおります。また、The Goldman Sachs Group, Inc.の調査によると、VR(仮想現実:Virtual Reality)のハードウエア及びソフトウエアの世界市場規模は、平成37年までに590億ドルに達すると予測されております。
当社グループにおきましては、スマートフォン向けの既存ゲームについてはユーザとのエンゲージメントを高めることを意識し、新規ゲームについてはその投入に向けて注力してまいりました。また、VRを具現化するHMD端末(頭部装着型表示端末)向けサービスへの注力も進めており、様々な開発実験を行ってまいりました。
売上の多くを占めるオンライン型ゲームアプリでは、前連結会計年度に配信を開始いたしました「ドラゴンプロジェクト」や「白猫テニス」が新たに収益寄与いたしました。また、当社グループの収益に大きく貢献している「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」や「白猫プロジェクト」といった既存ゲームに関しましては、TVCMやオンライン動画プラットフォームにおけるプロモーション、コラボカフェ等のリアルイベントを実施することでユーザのエンゲージメントを高めるサービス運用をしてまいりました。
HMD端末向けサービスでは、PlayStation VR向けVRゲーム「Fly to KUMA」、Oculus Rift向けVRゲーム「Dig 4 Destruction」「Fly to KUMA MAKER」の配信を開始いたしました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は14,410,109千円、営業利益は3,666,757千円、経常利益は4,181,886千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,710,371千円となりました。
なお、当社グループにおける報告セグメントはモバイルサービス事業のみであり、開示情報としての重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は59,543,812千円となり、前連結会計年度末に比べ2,214,085千円減少いたしました。これは主に、法人税等及び配当金の支払等に伴い現金及び預金が減少したことによるものであります。
また、固定資産は11,442,229千円となり、前連結会計年度末に比べ898,752千円増加いたしました。これは主に、出資に伴う投資その他の資産の増加によるものであります。
以上の結果、総資産は70,986,041千円となり、前連結会計年度末に比べ1,315,333千円減少いたしました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は7,644,396千円となり、前連結会計年度末に比べ2,084,307千円減少いたしました。これは主に、法人税等の支払に伴い未払法人税等が減少したことによるものであります。
また、固定負債は431,857千円となり、前連結会計年度末に比べ8,429千円増加いたしました。これは資産除去債務が増加したことによるものであります。
以上の結果、負債合計は8,076,253千円となり、前連結会計年度末に比べ2,075,878千円減少いたしました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は62,909,788千円となり、前連結会計年度末に比べ760,544千円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い利益剰余金が増加したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当社グループは「どの時代においても、沢山のユーザに受け入れられる、新しいエンターテインメントを作り続ける」というビジョンを掲げ、ビジョン実現のために研究開発活動を積極的に行っています。
特に将来が大きく期待されているVR(仮想現実)を具現化するHMD端末(頭部装着型表示端末)向けサービスへの注力を進めており、様々な開発実験を行っています。VR専門のチームも発足させ、これまでにない画期的なユーザ体験をもたらすVR市場の拡大を見据え、市場の成長が当社グループの成長となるよう今から着々と準備をしております。
その他にも、新タイトルの開発と平行し新しいユーザ体験を実現するための新技術の研究等を行っております。
なお、当第1四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、590,610千円であります。