第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和等を背景に緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の政権交代による世界経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動等の影響により先行きは不透明な状況が続いております。

 当社グループの業界におきましては、株式会社矢野経済研究所の「スマホゲーム市場に関する調査(2016年)」によると、国内スマートフォンゲーム市場は平成29年度には前年度比101.6%の9,600億円に達し、安定成長を続けることが予想されております。また、The Goldman Sachs Group, Inc.の調査によると、VR(仮想現実:VirtualReality)のハードウエア及びソフトウエアの世界市場規模は、平成37年までに590億ドルに達すると予測されております。

 当社グループにおきましては、スマートフォン向けの既存ゲームについてはユーザとのエンゲージメントを高めることを意識し、新規ゲームについてはその投入に向けて注力してまいりました。また、VRを具現化するHMD端末(頭部装着型表示端末)向けサービスへの注力も進めており、様々な開発実験を行ってまいりました。

 売上の多くを占めるオンライン型ゲームアプリでは、当第3四半期連結会計期間において、韓国向けに「ドラゴンプロジェクト」、国内向けに「プロ野球バーサス」の配信を開始いたしました。また、「クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ」や「白猫プロジェクト」といった既存ゲームに関しましては、TVCMやオンライン動画プラットフォームにおけるプロモーション、コラボカフェ等のリアルイベントを実施することでユーザのエンゲージメントを高めるサービス運用をしてまいりました。

 HMD端末向けサービスでは、PlayStation VR向けに「Fly to KUMA」「STEEL COMBAT」「VR Tennis Online」、Oculus Rift向けに「Dig 4 Destruction」「Fly to KUMA MAKER」「COLOPL VR GARAGE」「TITAN SLAYER」、HTC Vive向けに「TITAN SLAYER」の配信を開始いたしました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は38,200百万円(前年同四半期比40.8%減)、営業利益は9,844百万円(同61.6%減)、経常利益は10,020百万円(同60.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6,446百万円(同56.3%減)となりました。

 なお、当社グループにおける報告セグメントはモバイルゲームサービス事業のみであり、開示情報としての重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は58,414百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,343百万円減少いたしました。これは主に、法人税等及び配当金の支払等に伴い現金及び預金が減少したことによるものであります。

 また、固定資産は13,732百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,189百万円増加いたしました。これは主に、出資に伴い投資その他の資産が増加したことによるものであります。

 以上の結果、総資産は72,146百万円となり、前連結会計年度末に比べ154百万円減少いたしました。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は4,812百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,916百万円減少いたしました。これは主に、法人税等の支払に伴い未払法人税等が減少したことによるものであります。

 また、固定負債は434百万円となり、前連結会計年度末に比べ11百万円増加いたしました。これは主に、資産除去債務が増加したことによるものであります。

 以上の結果、負債合計は5,247百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,904百万円減少いたしました。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産は66,899百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,750百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益計上に伴い利益剰余金が増加したことによるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当社グループは「どの時代においても、沢山のユーザに受け入れられる、新しいエンターテインメントを作り続

ける」というビジョンを掲げ、ビジョン実現のために研究開発活動を積極的に行っています。

 特に将来が大きく期待されているVRを具現化するHMD端末(頭部装着型表示端末)向けサービスへの注力を進め

ており、様々な開発実験を行っています。VR専門のチームも発足させ、これまでにない画期的なユーザ体験をもたらすVR市場の拡大を見据え、市場の成長が当社グループの成長となるよう今から着々と準備をしております。

 その他にも、新タイトルの開発と平行し新しいユーザ体験を実現するための新技術の研究等を行っております。

 なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、2,067百万円であります。