第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、政府による経済政策の効果を背景に企業収益や雇用情勢は総じて改善しているものの、欧州金融不安に加え、新興国等の景気減速への警戒感もあり、先行きが不透明な状況で推移いたしました。

医療業界においては、政府の「経済財政運営と改革の基本方針2015」のもと、医療・介護提供体制の適正化に向けた病床再編や地域差是正への取組みが進められております。そのため、医療機関においては、人口構造の変化や地域の実情に応じた医療提供体制の構築に資するべく、経営の合理化や機能強化の取り組みが進む傾向にあります。

このような環境の中、当社グループといたしましては、多様化する医療機関のニーズに合わせた提案型の営業活動を一層強化いたしました。具体的には、医療機器を正しく使う為の適正使用支援や、医療の質向上や競争力強化を総合的に提案するバリューアップ支援を行うことで既存顧客の深耕と新規顧客の獲得に努めました。身体にやさしい低侵襲医療に対する需要の高まりもあり、主力商品の販売数量が伸長しました。利益面では、グループの販売力を活用して主力商品の一括買取等を行い、利益率の改善に取り組みましたが、大型機器の利益率の低下等により売上総利益率は前年同期並みとなりました。一方で販売管理費比率が低下したことから営業利益率は前年同期比で0.3ポイント改善しました。

この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は25,871,350千円(前年同四半期比9.7%増)、経常利益は1,283,762千円(同16.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は投資有価証券売却益を計上したこと等により937,034千円(同32.7%増)となりました。

 

分類別の業績は以下のとおりであります。

 

・虚血性心疾患関連

集患支援を継続的に実施したこと等により顧客施設の症例数が増加し、薬剤溶出型ステント(DES)やPTCAバルーンカテーテル等の販売数量が伸長しました。この結果、虚血性心疾患関連の売上高は11,144,651千円(前年同四半期比11.4%増)となりました。

 

・心臓律動管理関連

MRI対応型の植込型除細動器(ICD)及び両室ペーシング機能付き植込型除細動器(CRTD)、EPアブレーションの販売強化を継続して実施したこと等により販売数量が伸長しました。この結果、心臓律動管理関連の売上高は5,548,402千円(前年同四半期比19.7%増)となりました。

 

・心臓血管外科関連

冠動脈バイパス術や経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)の症例数が前年同四半期に比べて伸び悩んだこと等により販売数量が減少しました。この結果、心臓血管外科関連の売上高は3,243,940千円(前年同四半期比1.9%減)となりました。

 

・末梢血管疾患関連及び脳外科関連

経皮的シャント拡張術の症例数が前年同四半期に比べて増加したこと等によりPTAバルーンカテーテルの販売数量が伸長しました。この結果、末梢血管疾患関連及び脳外科関連の売上高は2,231,088千円(前年同四半期比7.8%増)となりました。

 

・大型医療機器関連

医療施設の新築・増改築の情報収集を早期に行い、地域の市場動向に沿った設備投資の提案を行いました。しかしながら、消費税率の引き上げや建築コストの上昇に伴う需要の減退等により、大型医療機器関連の売上高は1,254,563千円(前年同四半期比20.9%減)となりました。

・その他

循環器領域以外の診療科に対する営業活動を強化し、顧客医療機関における当社グループの取扱商品の拡大を図りました。この結果、糖尿病関連商品であるインスリンポンプのレンタルの普及が進んだほか、消化器系の商品の販売数量が伸長したこと等から、その他の売上高は2,448,703千円(前年同四半期比23.0%増)となりました。

 

(注)主な分類別の取扱商品は以下のとおりであります。

分類

取扱商品

虚血性心疾患関連

当社グループの主要商品群であり、心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患の治療に使用されるカテーテル等の医療機器であります。これらの医療機器を使用した治療は、患者の身体に対する負担が少ないことから、「低侵襲治療」と呼ばれております。

<薬剤溶出型ステント(DES)、PTCAバルーンカテーテル、血管内超音波(IVUS)診断カテーテル等>

心臓律動管理関連

不整脈の治療に使用される医療機器であります。

<ペースメーカ、植込型除細動器(ICD)、両室ペーシング機能付き植込型除細動器(CRTD)、電気生理検査用カテーテル、心筋焼灼術用カテーテル等>

心臓血管外科関連

心臓疾患を治療するための外科手術の際に使用される医療機器であります。

<ステントグラフト、生体弁、人工血管、人工心肺等>

末梢血管疾患関連及び脳外科関連

末梢血管や脳血管の疾患を治療するために使用される医療機器であります。

<PTAバルーンカテーテル、末梢血管用ステント、塞栓用コイル等>

大型医療機器関連

放射線科や手術室等で使用される医療機器であります。

<X線血管撮影装置、コンピュータ断層撮影装置(CT)、磁気共鳴画像診断装置(MRI)、麻酔器等

その他

上記以外の医療機器等であります。

<インスリンポンプ、血圧トランスデューサーセット、血圧モニター用チューブ等>

 

(2)財政状態

①資産、負債及び純資産の状況

(資産)

資産は、前連結会計年度末に比べ506,056千円減少し、27,259,833千円となりました。これは、現金及び預金が541,346千円増加した一方、受取手形及び売掛金が730,215千円、投資その他の資産が256,886千円それぞれ減少したこと等によるものであります。

 

(負債)

負債は、前連結会計年度末に比べ779,862千円減少し、14,468,400千円となりました。これは、支払手形及び買掛金が850,930千円、未払法人税等が75,673千円それぞれ減少した一方、退職給付に係る負債が194,278千円増加したこと等によるものであります。

 

(純資産)

純資産は、前連結会計年度末に比べ273,806千円増加し、12,791,433千円となりました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益により937,034千円増加した一方、前期の配当金の支払により545,460千円、その他有価証券評価差額金が117,704千円それぞれ減少したこと等によるものであります。

 

②キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の四半期末残高は、7,779,523千円となりました。

主な要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益が1,379,889千円、売上債権の減少が730,215千円あった一方、仕入債務の減少が850,930千円、法人税等の支払が478,084千円あったこと等により791,192千円の収入(前年同四半期は1,288,815千円の支出)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入が299,037千円あったこと等により295,677千円の収入(前年同四半期は486,964千円の支出)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、前期の配当金の支払が545,460千円あったこと等により545,524千円の支出(前年同四半期は459,335千円の支出)となりました。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。