当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、政府による経済政策の効果を背景に企業収益や雇用情勢が改善する等、景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、一方で、中国を始めとするアジア新興国での成長鈍化による国内景気の下振れリスクから、先行きが不透明な状況が続いております。
医療業界においては、政府の「経済財政運営と改革の基本方針2015」のもと、医療提供体制の適正化に向けた病床再編や地域差是正等の取組みが進められております。また、財政負担軽減と国民負担軽減の観点から医療費抑制に向けた検討が行われております。
医療機関においては、医療費抑制の影響を受けコスト意識が高まってきており、納入業者に対する値下げ要請や大学系列病院・グループ系列病院等で商品の集約化や調達価格の統一化が進められております。医療施設の設備投資では、建築コストの高騰や消費税増税の影響により増改築の予定が延期または凍結されるケースも見られます。また、平成28年度診療報酬改定について政府の検討が始まっており、医療機関にとっても厳しい改定内容になることが予想されることから、より一層の経営合理化が求められる状況となっております。
当社グループといたしましては、このような環境の変化を的確に把握し、顧客が持つ課題の解決に向けた付加価値の高い提案を行うことで、既存顧客の深耕と新規顧客の獲得に努めました。利益面では、グループの販売力を活用して主力商品の一括買取を行った他、目標販売数量等を設定した上でのリベートプログラムを実施したことにより利益率の改善に取り組みましたが、大型機器の利益率の低下等により売上総利益率は前年同期並みとなりました。一方で前年同期に計上した上場関連費用がなくなったこと等により販売管理費比率が低下したため営業利益率は前年同期比で0.2ポイント改善しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は39,733,862千円(前年同四半期比8.4%増)、経常利益は2,094,446千円(同14.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は投資有価証券売却益を計上したこと等により1,488,913千円(同27.2%増)となりました。
分類別の業績は以下のとおりであります。
・虚血性心疾患関連
集患支援の提案を積極的に実施し、既存顧客の深耕に努めたことにより、薬剤溶出型ステント(DES)やPTCAバルーンカテーテル、血管内超音波(IVUS)診断カテーテルの販売数量が伸長しました。この結果、虚血性心疾患関連の売上高は16,892,295千円(前年同四半期比8.7%増)となりました。
・心臓律動管理関連
不整脈治療の啓蒙活動を継続して実施したこと等によりEPアブレーション関連商品の販売数量が伸長しました。また、MRI対応型のペースメーカの拡販に注力したことにより、心臓律動管理関連の売上高は8,345,975千円(前年同四半期比14.7%増)となりました。
・心臓血管外科関連
ステントグラフト内挿術の症例数が増加したことにより関連商品の販売数量は伸長したものの、償還価格改定の影響により売上高は減少しました。また、冠動脈バイパス術や経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)の症例数が伸び悩んだこと等により、心臓血管外科関連の売上高は4,924,966千円(前年同四半期比3.2%減)となりました。
・末梢血管疾患関連及び脳外科関連
経皮的シャント拡張術の症例数が前年同四半期に比べ増加したこと等によりPTAバルーンカテーテルの販売数量が伸長しました。この結果、末梢血管疾患関連及び脳外科関連の売上高は3,420,539千円(前年同四半期比8.2%増)となりました。
・大型医療機器関連
医療施設の新築・増改築の情報収集を早期に行い、地域の市場動向に沿った設備投資の提案を行いました。しかしながら、建築コストの高騰や消費税増税に伴う需要の減退等により、大型医療機器関連の売上高は2,239,242千円(前年同四半期比3.8%減)となりました。
・その他
循環器領域以外の診療科に対する営業活動を強化し、当社グループの取扱商品の拡大を図りました。この結果、糖尿病関連商品であるインスリンポンプのレンタルの普及が進んだこと等から、その他の売上高は3,910,843千円(前年同四半期比19.9%増)となりました。
(注)主な分類別の取扱商品は以下のとおりであります。
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分類 |
取扱商品 |
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虚血性心疾患関連 |
当社グループの主要商品群であり、心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患の治療に使用されるカテーテル等の医療機器であります。これらの医療機器を使用した治療は、患者の身体に対する負担が少ないことから、「低侵襲治療」と呼ばれております。 <薬剤溶出型ステント(DES)、PTCAバルーンカテーテル、血管内超音波(IVUS)診断カテーテル等> |
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心臓律動管理関連 |
不整脈の治療に使用される医療機器であります。 <ペースメーカ、植込型除細動器(ICD)、両室ペーシング機能付き植込型除細動器(CRTD)、電気生理検査用カテーテル、心筋焼灼術用カテーテル等> |
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心臓血管外科関連 |
心臓疾患を治療するための外科手術の際に使用される医療機器であります。 <ステントグラフト、生体弁、人工血管、人工心肺等> |
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末梢血管疾患関連及び脳外科関連 |
末梢血管や脳血管の疾患を治療するために使用される医療機器であります。 <PTAバルーンカテーテル、末梢血管用ステント、塞栓用コイル等> |
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大型医療機器関連 |
放射線科や手術室等で使用される医療機器であります。 <X線血管撮影装置、コンピュータ断層撮影装置(CT)、磁気共鳴画像診断装置(MRI)、麻酔器等> |
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その他 |
上記以外の医療機器等であります。 <インスリンポンプ、血圧トランスデューサーセット、血圧モニター用チューブ等> |
(2)財政状態
(資産)
資産は、前連結会計年度末に比べ1,425,945千円増加し、29,191,835千円となりました。これは、受取手形及び売掛金が942,511千円増加したことや、現金及び預金が602,866千円増加したこと等によるものであります。
(負債)
負債は、前連結会計年度末に比べ616,452千円増加し、15,864,715千円となりました。これは、支払手形及び買掛金が569,087千円、退職給付に係る負債が209,268千円それぞれ増加した一方、未払法人税等が238,198千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べ809,492千円増加し、13,327,120千円となりました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益により1,488,913千円増加した一方、前期の配当金の支払により545,460千円減少したこと等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。