第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、中国を始めとするアジア新興国での成長鈍化や、英国のEU離脱により一段と円高が進行したことで景気へのマイナス影響が懸念されるなど、先行きに不透明感が高まっております。

医療業界においては、平成28年4月に診療報酬改定が行われました。これにより、特定保険医療材料の償還価格改定も行われ、当社グループの主力商品であるステントやPTCAバルーンカテーテル、ペースメーカ等の販売価格が下落しております。今改定では「社会保障・税一体改革」のもと、団塊の世代が75才以上になる2025年に向けて、保険医療制度の持続可能性を確保するとともに、質の高い医療提供体制の充実・強化が図られております。国民医療費が過去最高を更新し今後も増加が見込まれていることから、医療の効率化・適正化のため、入院・外来・在宅等の医療機関の機能分化や急性期・回復期・慢性期等の病床機能分化による、地域完結型の医療体制(地域包括ケアシステム)の構築が進められております。

医療機関においては、診療報酬改定や昨年度から実施されている病床機能報告制度、今後公表される地域医療構想等の制度変更により、経営体制強化のためのさまざまな検討が行われております。

当社グループといたしましては、このような環境の変化を的確に把握し、顧客が持つ課題の解決に向けた付加価値の高い提案を行うことで、既存顧客の深耕と新規顧客の獲得に努めました。

この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は13,690,267千円(前年同四半期比8.8%増)、経常利益は698,159千円(同16.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は476,713千円(同2.2%増)となりました。

 

分類別の業績は以下のとおりであります。

 

・虚血性心疾患関連

集患支援の提案を積極的に実施し、既存顧客の深耕に努めたことから、薬剤溶出型ステント(DES)やPTCAバルーンカテーテル、血管内超音波(IVUS)診断カテーテルの販売数量が伸長したものの、償還価格改定に伴う販売価格下落の影響により、虚血性心疾患関連の売上高は5,384,143千円(前年同四半期比5.0%減)となりました。

 

・心臓律動管理関連

不整脈の治療法で使用するEPアブレーション関連商品の販売数量が伸長したことにより、心臓律動管理関連の売上高は3,234,360千円(前年同四半期比16.3%増)となりました。

 

・心臓血管外科関連

経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)関連商品の販売数量が伸長したことにより、心臓血管外科関連の売上高は1,607,868千円(前年同四半期比2.0%増)となりました。

 

・末梢血管疾患関連及び脳外科関連

経皮的シャント拡張術で使用するPTAバルーンカテーテルや脳外科関連商品の販売数量が伸長したことにより、末梢血管疾患関連及び脳外科関連の売上高は1,211,366千円(前年同四半期比11.2%増)となりました。

 

・大型医療機器関連

医療施設の新築・増改築の情報収集を早期に行い、地域の市場動向に沿った設備投資の提案を行いました。前年同四半期は消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減があったこともあり、当四半期の大型医療機器関連の売上高は882,792千円(前年同四半期比196.4%増)と大幅に増加いたしました。

 

・その他

循環器領域以外の診療科に対する営業活動を強化し、顧客医療機関における当社グループの取扱商品の拡大を図りました。この結果、糖尿病関連商品であるインスリンポンプのレンタルの普及が進んだこと等から、その他の売上高は1,369,735千円(前年同四半期比16.7%増)となりました。

 

主な分類別の取扱商品は以下のとおりであります。

分類

取扱商品

虚血性心疾患関連

当社グループの主要商品群であり、心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患の治療に使用されるカテーテル等の医療機器であります。これらの医療機器を使用した治療は、患者の身体に対する負担が少ないことから、「低侵襲治療」と呼ばれております。

<薬剤溶出型ステント(DES)、PTCAバルーンカテーテル、血管内超音波(IVUS)診断カテーテル等>

心臓律動管理関連

不整脈の治療に使用される医療機器であります。

<ペースメーカ、植込型除細動器(ICD)、両室ペーシング機能付き植込型除細動器(CRTD)、電気生理検査用カテーテル、心筋焼灼術用カテーテル等>

心臓血管外科関連

心臓疾患を治療するための外科手術の際に使用される医療機器であります。

<ステントグラフト、生体弁、人工血管、人工心肺等>

末梢血管疾患関連及び脳外科関連

末梢血管や脳血管の疾患を治療するために使用される医療機器であります。

<PTAバルーンカテーテル、末梢血管用ステント、塞栓用コイル等>

大型医療機器関連

放射線科や手術室等で使用される医療機器であります。

<X線血管撮影装置、コンピュータ断層撮影装置(CT)、磁気共鳴画像診断装置(MRI)、麻酔器等

その他

上記以外の医療機器等であります。

<インスリンポンプ、血圧トランスデューサーセット、血圧モニター用チューブ等>

 

(2)財政状態

(資産)

資産は、前連結会計年度末に比べ444,236千円増加し、29,959,855千円となりました。これは、現金及び預金が889,824千円、流動資産のその他が481,522千円それぞれ増加した一方、受取手形及び売掛金が960,059千円減少したこと等によるものであります。

 

(負債)

負債は、前連結会計年度末に比べ555,493千円増加し、16,143,270千円となりました。これは、支払手形及び買掛金が568,524千円、流動負債のその他が508,162千円それぞれ増加した一方、未払法人税等が412,329千円減少したこと等によるものであります。

 

(純資産)

純資産は、前連結会計年度末に比べ111,257千円減少し、13,816,584千円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益により476,713千円増加した一方、前期の配当金の支払により588,521千円減少したこと等によるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。