当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や雇用環境の改善により緩やかな回復基調が続く一方、中国を始めとするアジア新興国での成長鈍化等により先行き不透明な状況が続いております。
医療業界においては、国民医療費の増加に歯止めを掛けるべく、「社会保障・税一体改革」のもと、団塊の世代が75才以上になる2025年に向けて、入院・外来・在宅等の医療機関の機能分化や急性期・回復期・慢性期等の病床機能分化による地域完結型の医療体制(地域包括ケアシステム)の構築等、医療制度改革が進められております。平成28年度の診療報酬改定では、特定保険医療材料の償還価格改定も行われ、当社グループの主力商品であるステントやPTCAバルーンカテーテル、ペースメーカ等の販売価格が下落しております。
医療機関においては、診療報酬改定や昨年度から実施されている病床機能報告制度、今後発表される地域医療構想等の制度変更により、経営体制強化のためのさまざまな検討が行われております。そのためコスト意識が更に高まってきており、納入業者に対する値下げ要請や大学系列病院・グループ系列病院等で商品の集約化や価格の統一化が進められております。
このような環境のもと、当社グループといたしましては、顧客が持つ課題の解決に向けた付加価値の高い提案を行うことで、既存顧客の深耕と新規顧客の獲得に努めました。成長分野へ積極的な人員投資を行い、営業活動を一層強化した事により、特に心臓律動管理関連分野においては、販売数量が大幅に伸長いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は27,713,714千円(前年同四半期比7.1%増)、経常利益は1,438,289千円(同12.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は982,231千円(同4.8%増)となりました。
分類別の業績は以下のとおりであります。
・虚血性心疾患関連
主力商品である薬剤溶出型ステント(DES)やPTCAバルーンカテーテル、血管内超音波(IVUS)診断カテーテルの販売数量が伸長したものの、償還価格改定に伴う販売価格下落の影響により、虚血性心疾患関連の売上高は10,491,899千円(前年同四半期比5.9%減)となりました。
・心臓律動管理関連
既存顧客の深耕と新規顧客の獲得に注力するため、人員の増強を図り営業活動を強化しました。不整脈の治療法で使用するEPアブレーション関連商品の販売数量が伸長したことにより、心臓律動管理関連の売上高は6,601,715千円(前年同四半期比19.0%増)となりました。
・心臓血管外科関連
経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)関連商品の販売数量が伸長しましたが、ステントグラフト関連商品の販売数量が伸び悩んだこと等により、心臓血管外科関連の売上高は3,121,005千円(前年同四半期比3.8%減)となりました。
・末梢血管疾患関連及び脳外科関連
経皮的シャント拡張術で使用するPTAバルーンカテーテルや脳外科関連商品の販売数量が伸長したことにより、末梢血管疾患関連及び脳外科関連の売上高は2,352,047千円(前年同四半期比5.4%増)となりました。
・大型医療機器関連
医療施設の新築・増改築の情報収集を早期に行い、地域の市場動向に沿った設備投資の提案を行いました。前年同四半期は消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減があったこともあり、大型医療機器関連の売上高は2,330,718千円(前年同四半期比85.8%増)と大幅に増加いたしました。
・その他
循環器領域以外の診療科に対する営業活動を強化し、顧客医療機関における当社グループの取扱商品の拡大を図りました。この結果、糖尿病関連商品であるインスリンポンプのレンタルの普及が進んだこと等から、その他の売上高は2,816,327千円(前年同四半期比15.0%増)となりました。
主な分類別の取扱商品は以下のとおりであります。
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分類 |
取扱商品 |
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虚血性心疾患関連 |
当社グループの主要商品群であり、心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患の治療に使用されるカテーテル等の医療機器であります。これらの医療機器を使用した治療は、患者の身体に対する負担が少ないことから、「低侵襲治療」と呼ばれております。 <薬剤溶出型ステント(DES)、PTCAバルーンカテーテル、血管内超音波(IVUS)診断カテーテル等> |
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心臓律動管理関連 |
不整脈の治療に使用される医療機器であります。 <ペースメーカ、植込型除細動器(ICD)、両室ペーシング機能付き植込型除細動器(CRTD)、電気生理検査用カテーテル、心筋焼灼術用カテーテル等> |
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心臓血管外科関連 |
心臓疾患を治療するための外科手術の際に使用される医療機器であります。 <ステントグラフト、生体弁、人工血管、人工心肺等> |
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末梢血管疾患関連及び脳外科関連 |
末梢血管や脳血管の疾患を治療するために使用される医療機器であります。 <PTAバルーンカテーテル、末梢血管用ステント、塞栓用コイル等> |
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大型医療機器関連 |
放射線科や手術室等で使用される医療機器であります。 <X線血管撮影装置、コンピュータ断層撮影装置(CT)、磁気共鳴画像診断装置(MRI)、麻酔器等> |
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その他 |
上記以外の医療機器等であります。 <インスリンポンプ、血圧トランスデューサーセット、血圧モニター用チューブ等> |
(2)財政状態
①資産、負債及び純資産の状況
(資産)
資産は、前連結会計年度末に比べ273,617千円増加し、29,789,236千円となりました。これは、現金及び預金が1,230,899千円、流動資産のその他が220,322千円それぞれ増加した一方、受取手形及び売掛金が1,196,239千円減少したこと等によるものであります。
(負債)
負債は、前連結会計年度末に比べ121,193千円減少し、15,466,583千円となりました。これは、未払法人税等が171,937千円、流動負債のその他が252,000千円それぞれ減少した一方、支払手形及び買掛金が302,567千円増加したこと等によるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べ394,811千円増加し、14,322,653千円となりました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益により982,231千円増加した一方、前期の配当金の支払により588,521千円減少したこと等によるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の四半期末残高は、10,516,459千円となりました。
主な要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益が1,437,558千円、売上債権の減少が1,196,239千円、仕入債務の増加が302,567千円あった一方、法人税等の支払が738,561千円あったこと等により1,898,833千円の収入(前年同四半期は791,192千円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が68,370千円あったこと等により79,412千円の支出(前年同四半期は295,677千円の収入)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、前期の配当金の支払が588,521千円あったことにより588,521千円の支出(前年同四半期は545,524千円の支出)となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。