該当事項はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善、個人消費の持ち直し、インバウンド需要の拡大等により緩やかに回復してきております。一方で国際情勢が不安定な中、各種原材料・エネルギー価格の高騰、円安の進行、猛暑・自然災害等を背景とした物価高が継続し、先行きが不透明な状況が続いております。
美容サロン業界におきましては、大手サロンでは緩やかではありますが来店客数・客単価の回復が続く一方で、業界内での競争激化により倒産・廃業するサロンも増加してきております。
そのような状況下、当社グループでは引き続き今後の継続的な成長実現のために積極投資を継続し、美容業界における圧倒的No.1プラットフォーマーの地位確立に努めてまいりました。
この結果、当中間連結会計期間における売上高は16,183,327千円(前年同期比12.8%増)、売上総利益は4,057,624千円(前年同期比11.8%増)、営業利益は647,813千円(前年同期比15.4%減)、経常利益は652,703千円(前年同期比16.4%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は442,032千円(前年同期比16.2%減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
①物販事業
物販事業におきましては、インターネット通販サイト「BEAUTYGARAGE Online Shop」、全国主要都市のショールーム&ストア+法人営業チーム、および各グループ会社を通して、理美容機器や化粧品・消耗品等のプロ向け美容商材を、国内外の理美容室、エステティックサロン、リラクゼーションサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロン等向けに提供しております。
当中間連結会計期間におきましては、商品ラインナップの拡充とECサイトの更なる進化・改善に努めるとともに、各種美容展示会等に積極的に出展するなど、新商品・新サービスの認知拡大等に取り組んでまいりました。また、来期に稼働開始を計画している第三ディストリビューションセンターの開設準備も鋭意継続しております。
この結果、物販事業全体としての売上高は13,570,513千円(前年同期比14.1%増)、セグメント利益は561,187千円(前年同期比18.4%減)となりました。
②店舗設計事業
店舗設計事業におきましては、連結子会社である株式会社タフデザインプロダクトにより東京・金沢・名古屋・大阪・福岡の五拠点において店舗設計・工事施工管理を提供しております。トレンドを捉えたデザイン性の高い店舗設計の提案を行うことで独立開業を目指す顧客から高い支持を得ており、新規開業顧客に加えて、大手チェーン店本部からの受注も獲得してまいりました。当中間中間連結会計期間においては、第1四半期の業績が振るわなかったものの、第2四半期では美容サロン、クリニックを中心に案件獲得が進み、業績面でも回復傾向となって黒字転換となりました。
この結果、当事業の売上高は1,474,915千円(前年同期比4.3%減)、セグメント利益は54,031千円(前年同期比14.5%減)となりました。
③その他周辺ソリューション事業
その他周辺ソリューション事業におきましては、ビューティサロンの開業と経営に必要なサポートとして、開業プロデュース、居抜き物件仲介、決済支援、集客支援、講習・アカデミー、損害保険、システム導入支援、店舗リース、M&A仲介、提携ビジネスカード、低コスト電力の供給、マーケティング支援サービス等の各種ソリューションサービスを、各専門WEBサイトと全国主要都市のショールームと法人営業部隊、各グループ会社を通して提供しております。これら周辺ソリューション事業は、今後の当社グループの成長のキードライバーとなるものと考え、サービスラインナップの拡充と、新規顧客の獲得やクロスセルに注力しております。
当中間連結会計期間におきましては、各種サービスのうち、店舗リース、講習/アカデミー、提携ビジネスカード、損害保険、低コスト電力の提供等を大きく伸ばすことが出来ました。この結果、当事業の売上高は1,137,898千円(前年同期比24.9%増)、セグメント利益は135,724千円(前年同期比20.6%増)となっております。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当中間連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて4.6%増加し、11,426,749千円となりました。これは、主に棚卸資産の増加があったことによるものであります。
(固定資産)
当中間連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べて6.5%増加し、2,879,879千円となりました。これは、主に無形固定資産の減少があったものの、投資その他の資産の増加があったことによるものであります。
(流動負債)
当中間連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて10.8%増加し、5,380,154千円となりました。これは主に、前受金及び賞与引当金の増加によるものであります。
(固定負債)
当中間連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べて10.7%減少し、1,452,745千円となりました。これは、主に長期借入金の減少によるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて4.7%増加し、7,473,729千円となりました。これは、主に配当金の支払に伴い利益剰余金の減少88,553千円があったものの、親会社株主に帰属する中間純利益の計上により利益剰余金が442,032千円増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ6,794千円増加し、3,513,263千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、582,309千円(前年同期は351,756千円の資金増加)となりました。これは、主に棚卸資産の増加があったものの、税金等調整前中間純利益の計上があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、189,575千円(前年同期は336,393千円の資金減少)となりました。これは、主に投資有価証券の取得による支出及び敷金保証金の差入れによる支出があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、386,331千円(前年同期は1,302千円の資金減少)となりました。これは主に、自己株式取得のための預け金の増加、借入債務の返済による支出及び配当金の支払による支出があったことによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績
当中間連結会計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は製造原価によっております。
当中間連結会計期間における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は仕入価格によっております。
当中間連結会計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
当中間連結会計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。