第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、企業業績の改善傾向の持続、雇用環境改善による消費回復、日本銀行の金融緩和政策の継続等を背景に、緩やかな景気拡大局面が継続することとなりました。しかしながら、先行きについては、人手不足による人件費・労務費増加や地政学リスクの高まり等、一部懸念が散見される状況が引き続いております。

住宅業界におきましては、引き続き低金利の継続、政府の支援策等、住宅取得環境としては好条件が継続したものの、受注までの商談期間は長期化する傾向が引き続いております。

このような状況の中、当社はグループを挙げて、毎年恒例となっている『エコ&セーフティ住宅まつり(第23回)』を開催し、住まいに係るお悩み相談をテーマに新たな顧客の創造に努めました。また、これまで想定されない新たな安全・安心ニーズへの対応等、様々な潜在的な需要喚起に努めております。

当第3四半期連結累計期間の受注状況につきましては、受注高が42,684百万円(前年同期比9.8%増)となり、受注残高34,706百万円(前年同期比49.7%増)と大幅増になりました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績については、前第2四半期連結会計期間において大型物件「サンフォーリーフタウン桜ノ宮」の売上計上、前第3四半期会計期間において新規マンション竣工が2物件あったため、売上高は29,747百万円(前年同期比23.2%減)となり、営業損失は220百万円(前年同期比834百万円の悪化)、経常損失は272百万円(前年同期比920百万円の悪化)、親会社株主に帰属する四半期純損失211百万円(前年同期比626百万円の悪化)となりました。

なお当社グループの業績は、顧客の希望、マンションの竣工引渡時期に対応し、売上の計上時期が第2四半期と第4四半期に集中する傾向があり、当年度マンションの竣工引渡時期は第4四半期に集中する見込みです。

 

(セグメント別の概況)

①住宅事業

当第3四半期連結累計期間の住宅事業におきましては、『住まいのお悩み解決フェアー』、戸建住宅においては『かっこいい家つくろうキャンペーン(全4弾)』を中心に販売促進に努めました。

戸建住宅では、新たな安全・安心ニーズへの対応として、防災用シェルターを多目的利用空間としても利用できる「人生を楽しむ暮らしの提案」や、電気自動車と暮らしが繋がる「life style KURASI’TE~V2Hで変わる暮らし」の販売開始等、新たな顧客層の創出とお客様それぞれのニーズに対応したオンリーワンの住まいづくりに努めました。

賃貸・福祉住宅におきましては、介護事業施設・サービス付高齢者向け住宅・複合クリニック等の受注活動に注力しました。また、大型案件に対する対応力強化等にも取り組んでおります。

リフォームにおきましては、4月にサンヨーリフォーム株式会社に当社グループのリフォーム部門を統合し、販売体制の強化に努めるとともに、スマートウェルネス住宅等補助金制度の利用を積極的に推進し受注拡大に努めております。

リニューアル流通(既存住宅流通)におきましては、当社が会員登録している「(一社)リノベーション住宅推進協議会」が、平成30年1月に国土交通省の「安心R住宅」(耐震性があり、インスペクションが行われた住宅であって、リフォーム等について情報提供が行われる既存住宅)に登録されました。これらを含め、平成30年4月施行の宅建業法改正に向けて、より一層の取扱件数増加のための強化を図っております。

この結果、当第3四半期連結累計期間の住宅事業の経営成績につきましては、売上高15,318百万円(前年同期比12.8%減)、営業損失354百万円(前年同期比170百万円の悪化)となりました。

 

②マンション事業

当第3四半期連結累計期間のマンション事業におきましては、当第3四半期会計期間において新たな竣工物件はなく、第4四半期会計期間において竣工する渋谷区神宮前エリアに富裕層向けマンション「ザ・サンメゾン表参道」(東京都渋谷区・21戸)、緑豊かなエリアで利便性の高い「サンメゾン緑地公園アベニュー」(大阪府吹田市・153戸)、「サンメゾン春日」(福岡県春日市・82戸)、「サンメゾン姫路綿町」(兵庫県姫路市・60戸)等の建築、販売に注力するとともに、ライフスタイルにあった住まいをかなえる「サンメゾン姫路古二階町」(兵庫県姫路市・42戸)、利便・閑静・安心を享受できる文教エリアに位置する「サンメゾン御器所」(名古屋市昭和区・24戸)等の販売を開始いたしました。このほか、賃貸マンションを買い取った後に耐震性・劣化状態調査およびリノベーションを実施し、安全・安心という価値を付加したリノベーションマンション「サンリーノ北浦和」(さいたま市浦和区・40戸)や「サンリーノ浦安」(千葉県浦安市・37戸)の販売にも取り組み、住宅ストックを活用したリノベーションマンションの市場での流通戸数拡大と認知度向上を図りました。

この結果、当第3四半期連結累計期間のマンション事業の経営成績につきましては、売上高12,090百万円(前年同期比40.5%減)、営業利益80百万円(前年同期比95.2%減)となりました。

 

③その他

第2四半期に大型太陽光発電設備を売却したほか、保育施設事業にて、当第3四半期に「東三国サンフレンズ保育園」(大阪市淀川区)を開園し、計6施設となりました。また、引続き新たな開園準備等を進めており、平成30年4月の5施設開園に向け準備を進めております。

介護系ロボットについては、「寄り添いロボット」の実証試験開始、“2017国際ロボット展 iREX”出展等、本格的な事業化に向けた取り組みを行っております。

この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高2,337百万円(前年同期比175.5%増)、営業利益696百万円(前年同期比765百万円の改善)となりました。

 

(2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の総資産額は53,017百万円となり、前連結会計年度末と比較し2,340百万円の増加となりました。主な要因は、受取手形・完成工事未収入金等671百万円、不動産事業支出金4,479百万円の増加、販売用不動産3,538百万円の減少等によるものです。

負債総額は37,617百万円となり、前連結会計年度末と比較し2,757百万円の増加となりました。主な要因は、長短借入金合計3,905百万円の増加、支払手形及び工事未払金等1,370百万円の減少等によるものです。

純資産額は15,399百万円となり、前連結会計年度末と比較し417百万円の減少となりました。主な要因は、利益剰余金400百万円、退職給付に係る調整累計額11百万円の減少等によるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において当社グループが対処すべき課題について重要な変化はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は75百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において研究開発活動の状況に重要な変化はありません。

 

(5)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

当社グループは「人口数・世帯数の減少」「少子高齢化」「家族形態の多様化」「都市構造の変化」などの問題を内包する社会・経済環境に即した、事業ポートフォリオの再構築に取り組み、これまでの地域毎の体制に事業ポートフォリオを組み込んだ地域と事業の双方の推進体制に改め、お客様のニーズを的確に捉えた事業運営を図ってまいりました。その推進のため導入した「チームマネジメントシステム」をさらに深化させ、小集団のチーム編成毎で経営意識を持ったチームの運営を行うとともに、「企業風土改革委員会」を発足し、全ての業務をゼロベースで見直しを行うなど、当社を取り巻く厳しい環境下においても持続的な成長を目指してまいります。

リフォーム事業においては、当社グループのリフォーム部門をサンヨーリフォーム株式会社に統合し、統一した戦略のもと事業拡大をはかるなど、市場の変化に対応した戦略・戦術を実行してまいります。

新市場の創出としましては、今後も高い成長性と住宅需要が見込まれるベトナムに、昨年度、現地有力企業と合弁会社を設立し、分譲マンションを建設中です。今後も継続して当社グループの“総合「住生活」提案企業”としてのノウハウを活かした分譲マンション開発やマンション等管理事業の拡大を図ってまいります。

ライフサポート事業では、保育施設の自社運営事業を拡大するとともに、経済産業省・国土交通省の補助を受け開発している「寄り添いロボット」「椅子型ロボット」の事業化を進めてまいります。

また、当社グループのノウハウを活かし、和歌山市北部における大規模・複合開発に向けた街づくりへの取り組みを推進するなど、今後も新たな市場の創出に取り組んでまいります。