継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは、前連結会計年度におきまして営業損失926,250千円、経常損失934,845千円、親会社株主に帰属する当期純損失1,016,379千円となり、当第1四半期連結累計期間においても、営業損失225,007千円、経常損失228,132千円、親会社株主に帰属する四半期純損失245,055千円となりました。
このような状況により、当社グループには、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しておりますが、「3 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(5)継続企業の前提に関する重要事象等を改善するための対応策等」に記載のとおり、当該重要事象等を解消するための対応策を実施しており、その結果、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断し、四半期連結財務諸表への注記は記載しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国の経済は、政府と日銀による経済政策及び金融政策等の推進により、景況感には改善の動きが見られたものの、消費者物価の上昇や新興国を中心とした海外経済の低迷から、依然として先行きは不透明な状況で推移いたしました。国内のインターネット利用環境につきましては、スマートフォン及びタブレット型端末によるインターネット利用が引き続き増加しております(注)。
このような事業環境の下、当社グループは引き続きソーシャルゲームの企画、開発及び運営を行ってまいりました。当第1四半期連結会計期間におきましては合計5タイトル(国内マーケット向けネイティブゲーム2タイトル、ウェブブラウザゲーム2タイトル、ベトナムマーケット向けネイティブゲーム1タイトル)をリリースいたしました。一方、国内マーケット向けネイティブゲーム1タイトルにつきましては運用を終了いたしました。この結果、当第1四半期連結会計期間末における運営タイトル数は、前連結会計年度末より運営している14タイトルをあわせ、合計19タイトル(国内17タイトル、海外2タイトル)となりました。
ベトナム子会社につきましては、当社ソーシャルゲームの開発及び運営だけではなく、他社ウェブサービス等の開発及び運営業務を行うオフショア開発拠点としての事業展開を積極的に進めることにより、案件数を積み上げてまいりました。韓国子会社につきましては、前連結会計年度にリリースしたネイティブゲームを運用するとともに、アジアマーケットをターゲットとしたネイティブゲームの開発を引き続き進めております。
運営中のタイトルにつきましては、引き続き運営の効率化を進め、売上減少に見合うコスト削減を実施することにより採算性を維持してまいりましたが、新規タイトルの開発コスト並びに管理費等の共通コストが運営中のタイトルによる利益を上回って推移いたしました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は616,525千円(前年同四半期比15.2%減)、営業損失は225,007千円(前年同四半期は148,389千円の営業損失)、経常損失は228,132千円(前年同四半期は142,041千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は245,055千円(前年同四半期は96,139千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
(注)総務省「通信利用動向調査」
(2) 財政状態の分析
① 資産
当第1四半期連結会計期間末における総資産は2,216,282千円となり、前連結会計年度末に比べ243,590千円減少いたしました。流動資産は1,499,932千円(前連結会計年度末比192,801千円の減少)となりました。これは主に現金及び預金の減少107,818千円、売掛金の減少20,631千円によるものであります。固定資産は716,350千円(同50,789千円の減少)となりました。これは主に投資その他の資産の減少37,314千円によるものであります。
② 負債
当第1四半期連結会計期間末における負債は561,047千円となり、前連結会計年度末に比べ22,771千円増加いたしました。流動負債は419,556千円(前連結会計年度末比69,395千円の増加)となりました。これは主に未払金等の増加による流動負債のその他の増加によるものであります。固定負債は141,491千円(同46,623千円の減少)となりました。これは主に長期借入金の返済によるものであります。
③ 純資産
当第1四半期連結会計期間末における純資産は1,655,234千円となり、前連結会計年度末に比べ266,362千円減少いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失金額の計上245,055千円によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 継続企業の前提に関する重要事象等を改善するための対応策等
当社グループには、「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載のとおり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が当第1四半期連結会計期間において存在しておりますが、当第1四半期連結会計期間末日における現金及び預金残高は575,869千円であり、当面の十分な手元資金を確保しております。また、当社グループは、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況を早期に解消又は改善するため、以下の対応策を実施することにより、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断し、四半期連結財務諸表への注記は記載しておりません。
①運営タイトルの選択と集中による売上の維持拡大と開発コストの削減
当社グループが運営するタイトルのうち、今後も主力と位置付けたタイトルに対して優先的に開発・運営人員を再配置することにより、売上の維持拡大を図ってまいります。また、採算性の低下したタイトルにつきましては順次サービス運営を終了するとともに、当該タイトルの担当者を他社タイトルの運営移管業務等に再配置して、売上の積み上げを行ってまいります。開発業務など外部への外注費については、サービス運営を終了したタイトルの担当者を再配置し、内製化を進めることにより削減を引き続き進めてまいります。また、デバッグ並びにユーザーサポート業務については合弁会社である株式会社SHIFT PLUSへ業務移管することにより、対象業務の人件費削減を進めてまいります。
②開発中タイトルのスケジュールどおりのリリースと開発費用の早期回収
当社グループは、開発費用について発生時費用処理としていることから、開発費用が収益に対し常に先行するとともに、ウェブブラウザゲームからネイティブアプリに開発がシフトしたことにより、開発期間も伸長しております。タイトルのリリースの遅れが収益悪化の大きな要因となることから、今後は開発タイトルをより絞り込むとともに、開発工数の見積り並びに開発中の工数管理をより精緻に行うことにより、リリースの遅延を最大限抑制してまいります。また、開発したタイトルについて、海外配信権を現地パブリッシャーに譲渡する等により、開発費用の早期回収を進めてまいります。
③海外子会社の収益向上
海外子会社の2社(ベトナム・韓国)は、グループ収益への貢献がない状況でありますが、ベトナム子会社においては開発業務の受託を進めることによりグループ外売上を引き続き増加させていくとともに、韓国子会社においては引き続きアジアマーケットを見据えたネイティブアプリの開発及び運営を進めて行くことにより、グループ収益へ貢献するための施策を進めてまいります。
④経費の削減
開発部門につきましては業務委託費用の削減、人員削減によるコスト削減を進めており、間接部門につきま
しても本社オフィスの拠点集約や人員の削減並びに配置見直し等による人件費削減を進めております。各種経
費につきましては、今後も継続的に見直しを行い、削減を進めてまいります。