第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、新型コロナウィルス感染症の国内外における感染拡大の影響については、現在状況を注視しておりますが、今後の経過によっては当社グループの事業に影響を与える可能性があります。

  

継続企業の前提に関する重要事象等

当社グループは、前連結会計年度まで6期連続となる営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失となり、当第2四半期連結累計期間においても、営業損失309,447千円、経常損失310,606千円、親会社株主に帰属する四半期純損失305,696千円となることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在していると認識しております。

当社グループは、当該状況を解消するために、「2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 2事業等のリスクに記載した重要事象等についての分析・内容検討及び当該重要事象を解消し、又は改善するための対応策」に記載のとおり各種施策をすすめております。

しかしながら、上記の対応策は実施途上にあり、

・各ゲームタイトルの売り上げ及びそのコストについては将来の予測を含んでいる。

・新規ゲームタイトルの開発コストの管理が十分に行えない可能性がある。

・今後の新たなゲームタイトル開発における契約形態については協業先との合意が必要である。

・ゲーム支援事業における売上動向については業界動向などの外部環境の影響を受ける。

など、引き続き業績の回復状況を慎重に見極める必要があることから、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

1 経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する分析・検討内容

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 ① 経営成績

当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウィルス感染症の世界的大流行の影響を受け足元で急速に減速しており、今後しばらくはこの感染症の影響が続くものと見込まれます。当社の主な事業領域であるソーシャルゲーム関連市場は、成熟化の傾向はみられるものの、今後も緩やかに拡大していく見通しであります。

このような事業環境の下、当社グループは、ソーシャルゲーム(注1)の新規開発及び運営、他社のゲームタイトルの運営受託に注力するとともに、関連事業としてゲーム開発・運営を行う会社に対する人材紹介などの人材マッチングサービスを行うゲーム開発運用支援を中心とするゲーム関連事業ならびにオフショア開発(注2)事業を展開してまいりました。

ゲーム事業では、引き続き選択と集中を推し進め、採算性が低下していた1タイトルのサービスを終了するとともに、アイディアファクトリー株式会社との協業タイトルの開発を進め、2020年3月26日に「ヒプノシスマイク-Alternative Rap Battle-(オルタナティブラップバトル)」を合弁会社である株式会社アイディアファクトリープラスよりリリースいたしました。

また、株式会社モブキャストゲームスからスポーツタイトルの一部を承継した株式会社モブキャストプラスの全株式を2020年3月31日に取得することで新たなカテゴリーを獲得するとともに運営タイトルの拡充を図りました。この結果、当第2四半期連結会計期間末における当社グループにおける運営タイトル数は、4タイトル増加し12タイトルとなりました。

ゲーム事業におきましては、開発リスクの分散と採算性の高い効率的な運営体制を目指して、リスクの高いオリジナルタイトルの単独開発はおこなわず、開発進捗に応じて対価を受領することができる受託開発の形態等、開発費の先行負担が発生しない、また負担が最小限となるような形態での案件獲得を原則とし、運営中のタイトルについては、売上の減少を抑えるために各種施策を講じるとともに、採算性の低いタイトルについて、随時終了、または協業先や子会社へ運営を移管することで運営コストの削減による収益性の改善を進めております。

ゲーム関連事業におきましては、ゲーム資産の価値最大化を図るための各種支援サービスとして、ソーシャルゲーム会社に対する人材紹介を含めた人材マッチングサービスを提供しており、各社のニーズを踏まえながら、案件の獲得を進めてまいりました。

オフショア開発事業におきましては、前連結会計年度に株式会社エクストリームと合弁会社を設立し、新たな体制のもとで新規の案件の獲得に注力いたしました。

間接部門につきましては、新たな人材採用を進めつつも、人員の適正配置等による人件費ならびにIT化の推進による各種費用の増加抑制を進めてまいりました。

その結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は2,048,352千円(前年同四半期比15.1%減)、営業損失は309,447千円 (前年同四半期は472,470千円の営業損失)、経常損失は310,606千円(前年同四半期は493,658千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は305,696千円(前年同四半期は487,675千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

 (注)1.ソーシャルゲームとは、ゲームの利用者間のつながりや交流関係を活かしたゲームの総称です。

  2.オフショア開発とは、ソフトウェア開発や運用保守管理等を海外の開発会社等に委託して行う開発手法 を指します。

 

② 財政状態

(資産)

当第2四半期連結会計期間末における総資産は2,613,439千円となり、前連結会計年度末に比べ522,233千円増加いたしました。流動資産は2,213,644千円(前連結会計年度末比389,396千円の増加)となりました。これは主に売掛金の増加377,210千円があったことによるものです。固定資産は399,795千円(前連結会計年度比132,836千円の増加)となりました。これは主にのれんの増加59,651千円及び投資その他の資産のその他の増加76,669千円があったことによるものです。

(負債)

当第2四半期連結会計期間末における負債は692,932千円となり、前連結会計年度と比べ144,124千円減少いたしました。流動負債は604,083千円(前連結会計年度末比173,354千円の減少)となりました。これは主に買掛金の増加74,847千円及びその他流動負債の増加121,799千円があった一方で、短期借入金の減少400,000千円があったことによるものです。固定負債は88,848千円(前連結会計年度末比29,230千円の増加)となりました。これは主に長期借入金の増加30,000千円があったことによるものです。

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末における純資産は1,920,507千円となり、前連結会計年度に比べ666,357千円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失額の計上305,696千円があった一方で、株式の発行による資本金の増加491,964千円及び資本準備金の増加491,964千円があったことによるものです

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ55,854千円増加し、1,213,137千円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において、営業活動の結果使用した資金は574,403千円(前年同四半期は187,039千円の使用)となりました。主な増加要因は未払金の増加118,170千円があったことであり、主な減少要因は税金等調整前四半期純損失308,606千円の計上及び売上債権の増加377,210千円があったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において、投資活動の結果使用した資金は106,845千円(前年同四半期は425,113千円の獲得)となりました。主な増加要因は投資有価証券の償還による収入20,000千円があったことであり、主な減少要因は定期預金の預入による支出60,000千円及び子会社株式の取得による支出54,758千円があったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において、財務活動の結果獲得した資金は737,103千円(前年同四半期は32,224千円の獲得)となりました。これは短期借入金の返済による支出400,000千円があった一方で、株式の発行による収入919,037千円があったことによるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

  

2 事業等のリスクに記載した重要事象等についての分析・内容検討及び当該重要事象等を解消し、又は改善するための対応策

 当社グループには、「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載のとおり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が当第2四半期連結累計期間において存在しております。

 当社グループは当該事象等を解消するために、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(継続企業の前提に関する事項)」に記載のとおり、以下の施策を実施することにより、事業基盤並びに財務基盤の安定化を図り、当該状況の解消、改善に努めてまいります。

① 売上拡大並びに収益確保

・主力タイトルへの経営資源の重点配分と新たに獲得したスポーツゲームカテゴリーによる売上拡大

・採算性に基づく既運営タイトルの選択と集中

・適宜運営体制を見直し、最適な経営資源の配分による各タイトルの採算性改善

・開発費負担によるリスクを極小化できる契約条件での新規受注の獲得

・その他の事業分野における一層の収益化

② 財務基盤の安定化

 財務面につきましては、取引金融機関からの間接金融による資金調達に加えて、第6回新株予約権の権利行使に関する協議を進めるとともに、協業先等との資本業務提携など直接金融による資金調達などを幅広に検討し、更なる財務基盤の安定化に取り組んで参ります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

1.合弁会社の設立

  当社は、2020年1月23日開催の取締役会において、アイディアファクトリー株式会社と協業開発するタイトルのパブリッシング業務を行うことを主な目的とした合弁会社(子会社)を設立することを決議し、株式譲渡契約を締結いたしました。

名称

株式会社アイディアファクトリープラス

所在地

東京都豊島区東池袋三丁目1番1号

代表者の役職・氏名

代表取締役 佐藤 嘉晃

(アイディアファクトリー株式会社 代表取締役社長)

事業内容

ソーシャルゲームのパブリッシュ業務、企画、開発及び運営等

資本金

10,000千円

設立年月日

法人設立    :2020年1月10日

合弁形態へ移行 :2020年2月3日

決算期

9月

出資比率

当社:51%、アイディアファクトリー株式会社:49%

 

 

2.連結子会社の吸収合併

 当社は、2020年1月23日開催の取締役会において、2020年4月1日を効力発生日として、当社を存続会社、当社の100%子会社である株式会社scopesを消滅会社とする吸収合併をおこなうことを決議し、合併契約を締結いたしました。

 詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項」の重要な後発事象をご参照ください

 

3.株式取得による企業結合

 当社は、2020年2月13日開催の取締役会において、株式会社モブキャストホールディングスの連結子会社である株式会社モブキャストゲームスが展開しているゲーム事業のうち、スマートフォン向けスポーツゲームに関する一部タイトルを会社分割(吸収分割)による承継する株式会社モブキャストプラスの全株式を取得し、子会社化することを決議し、株式譲渡契約を締結いたしました。

 詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項」の企業結合等関係をご参照ください。