第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当社は、平成30年3月27日開催の取締役会において、株式会社ゼロディブを子会社化することを決議し、同日付で全株式を取得しております。

 なお、当該契約に関する事項の概要は、「第4〔経理の状況〕1〔四半期連結財務諸表〕〔注記事項〕(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

 当社グループは、「あらゆる人が、あらゆる場所で、あらゆるモノを売り買いできる新たな時代を創る」というミッションを掲げ、「グローバルな循環型消費社会の先駆者であり続ける」というビジョンのもとに、ネットオークション・ショッピングの比較検索サイト「オークファン」をはじめとした情報提供(インターネットメディア)事業、卸企業様・メーカー様等を対象としたマーケットプレイス運営事業及び、インターネット上での販売活動支援等を行うソリューション事業を展開しております。

 当社グループは、消費者に届けられることなく廃棄される約22兆円の法人在庫(※)に着目し、創業来蓄積した大量の商品実売データを基に、これらの在庫を「適切な価格で」「適切なマーケットに」お届けする支援を行って参りました。特に、2017年12月からはお買い得品EC事業の株式会社ネットプライスを子会社化し相場データのみならず、自ら積極的に流通に関与するマーケットプレイス事業への本格展開も果たしました。

 本年度は、22兆円の巨大市場の攻略に向け、事業の選択と集中を実施しながら事業推進を行っております。

 

 当第2四半期連結累計期間における売上高は2,494,738千円(前年同四半期比37.2%増)、営業利益は51,743千円(同54.4%減)、経常利益は60,468千円(同72.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は26,465千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益80,701千円)となりました。

 

 

 セグメントの業績は次のとおりです。

①メディア事業

 当セグメントは、創業来のデータの収集・解析基盤及び、これらのデータを活用したインターネットメディア(aucfan.com)の運営を主とした当社グループの基盤となるセグメントであります。当社ならではの流通相場データを活用した新規サービスの企画・開発や、オークション教育・個別サポートサービス「オークファンスクール」などの周辺サービスの商品開発、データ基盤の開発原価拡大などにより、売上高868,227千円、営業利益18,444千円となりました。

②マーケットプレイス事業

 当セグメントは、22兆円の巨大市場への足がかりとして最も重要なセグメントであると位置づけております。法人向け商品流動化支援事業「リバリュー」及び国内最大級のBtoB仕入れサイト「NETSEA」においては積極的な事業拡大の優先、また2017年12月から当社の連結子会社となった株式会社ネットプライスにおいては慢性的な赤字体質からの脱却に向けた体制変更等に注力した結果、売上高1,360,959千円、営業利益29,536千円となりました。なお、株式会社ネットプライスについては、第1四半期においては、貸借対照表のみを連結し、当第2四半期会計期間より損益計算書を連結しているため、2018年1月から3月の3ヵ月間の業績を連結に反映しております。

③ソリューション事業

 当セグメントは、データとマーケットプレイス(販路)を繋ぐ戦略的投資事業を含む、当社グループにとって重要なセグメントであります。複数のEマーケットプレイスへの同時出品・在庫連動等が可能なASPサービス『タテンポガイドNEXT』の早期黒字化に向けた営業・開発体制の立て直しに注力した結果、売上高197,112千円、営業損失85,970千円となりました。なお、株式会社ゼロディブはソリューション事業に区分しておりますが、当第2四半期は貸借対照表のみを連結しているため、同社の業績は第3四半期以降に寄与してまいります。

④インキュベーション事業

 当セグメントは、事業投資活動を通じて、当社が中長期に亘り競合優位性を構築・維持していくための知見とネットワークを得ることを目的とした事業セグメントであります。当第2四半期においては、保有しております会社株式の売却及び、投資先企業へのコンサルティング等を実施した結果、売上高117,591千円、営業利益82,850千円となりました。

※ 出所:平成27年度法人企業統計(財務省)などを基に当社試算

 

(2)財政状態の分析

 当第2四半期連結累計期間において、株式会社ネットプライス及び株式会社ゼロディブの貸借対照表を連結したことに伴い、資産・負債が増加しております。

 当第2四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況とそれらの要因は次のとおりです。

① 資産の部

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は、5,218,504千円(前連結会計年度末は4,216,731千円)となりました。

 流動資産は、3,307,140千円(前連結会計年度末は2,476,630千円)となりました。主な内訳といたしましては、現金及び預金が1,560,549千円、受取手形及び売掛金が604,627千円であります。

 固定資産は1,908,569千円(前連結会計年度末は1,736,686千円千円)となりました。主な内訳といたしましては、のれんが695,850千円、ソフトウェアが473,332千円であります。

 繰延資産は2,794千円(前連結会計年度末は3,415千円)となりました。内訳といたしましては、社債発行費が2,794千円であります。

② 負債の部

 当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、2,744,492千円(前連結会計年度末は1,710,720千円)となりました。

 流動負債は、1,651,030千円(前連結会計年度末は1,132,652千円)となりました。主な内訳といたしましては、買掛金336,721千円、1年内返済予定の長期借入金388,333千円であります。

 固定負債は、1,093,462千円(前連結会計年度末は578,068千円)となりました。主な内訳といたしましては、社債187,500千円、長期借入金899,028千円であります。

③ 純資産の部

 当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、2,474,011千円(前連結会計年度末は2,506,011千円)となりました。主な内訳といたしましては、資本金が678,414千円、資本剰余金が649,184千円、利益剰余金が1,150,342千円であります。

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は1,560,549千円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 税金等調整前四半期純利益54,318千円、減価償却費122,627千円、のれん償却額77,524千円などの計上に対し、営業投資有価証券の増加額114,391千円、法人税等の支払額13,719千円などにより、営業活動の結果獲得した資金は198,864千円(前年同四半期は94,884千円の使用)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 敷金及び保証金の回収による収入91,280千円の計上に対し、有形固定資産の取得による支出4,500千円、無形固定資産の取得による支出146,326千円、連結の範囲の変更に伴う子会社株式の取得による支出108,657千円などにより、投資活動の結果使用した資金は173,312千円(前年同四半期は185,218千円の使用)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 長期借入金の返済による支出232,707千円、社債の償還による支出62,500千円などの計上に対し、短期借入れによる収入200,000千円、長期借入れによる収入700,000千円などにより、財務活動の結果獲得した資金は504,211千円(前年同四半期は6,147千円の獲得)となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当社の第2四半期連結累計期間は、第1四半期にソリューションセグメントにおいて発生した一時的な費用等の影響により、当初計画からは一部乖離した推移となりました。一方で、当期は事業の選択と集中を進めており、各セグメントにおける収益基盤の強化・多様化は順調に進捗しております。したがって、当社の連結業績予想については、平成29年11月13日に公表した業績予想に変更はございません。なお、業績見通しに変更が生じる場合には速やかにお知らせいたします。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。