第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

 当社グループは、「あらゆる人が、あらゆる場所で、あらゆるモノを売り買いできる新たな時代を創る」というミッションを掲げ、「グローバルな循環型消費社会の先駆者であり続ける」というビジョンのもとに、ネットオークション・ショッピングの比較検索サイト「オークファン」をはじめとした情報提供(インターネットメディア)事業、卸企業様・メーカー様等を対象としたマーケットプレイス運営事業、インターネット上での販売活動支援等を行うソリューション事業及び、事業投資活動等を行うインキュベーション事業を展開しております。

 当社グループは、消費者に届けられることなく廃棄される約22兆円の法人在庫(※)に着目し、創業来蓄積した大量の商品実売データを基に、これらの在庫を「適切な価格で」「適切なマーケットに」お届けする支援を行ってまいりました。特に、2017年12月からはBtoC向けお買い得品EC事業の株式会社ネットプライスを子会社化したことにより、相場データのみならず自ら積極的に流通に関与するマーケットプレイス事業への本格展開も果たしました。

 このような中、当連結会計年度においても22兆円の巨大市場の攻略に向け、事業推進を行ってまいります。

 

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は4,662,387千円(前年同期比17.2%増)営業利益は646,582千円351.6%増経常利益は640,630千円322.7%増親会社株主に帰属する四半期純利益は426,431千円906.3%増となりました。

 

 セグメントの業績は次のとおりです。

 

(メディア)

 当セグメントは、創業来のデータの収集・解析基盤及び、これらのデータを活用したインターネットメディア(aucfan.com)の運営を主とした当社グループの基盤の一つとなるセグメントであります。

 当社が保有する流通相場データを活用した「オークファンプロPlus」や、オークション教育・個別サポートサービス「オークファンスクール」開校数の増加などが業績を牽引し、売上高1,709,751千円(前年同期比31.3%増)営業利益146,941千円(同231.2%増)となりました。

 

(マーケットプレイス)

 当セグメントは、22兆円の巨大市場の攻略への足がかりとして最も重要なセグメントであると位置づけております。

 法人向け商品流動化支援事業「リバリュー」、国内最大級のBtoB仕入れサイト「NETSEA」、BtoC向けECサイト「ネットプライス」及び社会貢献型サンプリングサービス「Otameshi」それぞれにおいて積極的な投資・成長に向けた施策の実行を継続しております。「NETSEA」では日次流通額の過去最高流通額を記録した後も前年流通額を上回る水準を維持しており、「Otameshi」においては東京ガス株式会社と「junijuni sponsored by TOKYO GAS」を開設したこともあり、順調に成果が現れています。また、「ネットプライス」ではシンガポール企業のShopeeがもつマーケットプレイスに出店するなど、海外を含めた新規販路開拓を推し進めておりますが、国内販売の減少を止めるには至りませんでした。これらの結果、売上高2,341,657千円(前年同期比2.0%増)営業利益8,817千円(同86.6%減)となりました。

 

(ソリューション)

 当セグメントは、データとマーケットプレイス(販路)を繋ぐ戦略的事業投資を含む、当社グループにとって重要なセグメントであり、継続的に事業投資を実施しております。

 このような投資フェーズの中、複数のEマーケットプレイスへの同時出品・在庫連動等が可能なASPサービス「タテンポガイドNEXT」の安定的な黒字化に向けた販売促進及び費用の見直しが功を奏した結果、売上高209,975千円(前年同期比35.0%減)営業利益11,493千円(前年同期は52,938千円の営業損失)となりました。

 

(インキュベーション)

 当セグメントは、事業投資活動及び新規事業の創出を通じて、当社が中長期に亘り競合優位性を構築・維持していくための知見とネットワークを得ることを目的とした事業セグメントであります。

 営業投資有価証券の売却及び、投資先企業へのコンサルティング及び新規事業への事業投資等を実施した結果、売上高574,638千円(前年同期比382.3%増)営業利益472,237千円(同525.8%増)となりました。

 

※ 出所:平成28年度法人企業統計(財務省)などを基に当社試算

 

(2)財政状態の状況

 当第3四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況とそれらの要因は次のとおりです。

 ① 資産

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、5,888,240千円(前連結会計年度末は5,873,838千円)となりました。

 流動資産は、4,329,689千円(前連結会計年度末は4,049,504千円)となりました。主な要因といたしましては、営業投資有価証券が580,438千円増加、現金及び預金が214,744千円減少、仕掛品が59,863千円減少、受取手形及び売掛金が69,020千円減少した結果であります。

 固定資産は、1,557,308千円(前連結会計年度末は1,822,160千円)となりました。主な要因といたしましては、長期貸付金が56,912千円増加、のれんが159,905千円減少、ソフトウエアが30,022千円減少、繰延税金資産が99,080千円減少した結果であります。

 繰延資産は、1,241千円(前連結会計年度末は2,173千円)となりました。要因といたしましては、社債発行費が931千円減少した結果であります。

 ② 負債

 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、2,414,821千円(前連結会計年度末は3,156,679千円)となりました。

 流動負債は、1,767,680千円(前連結会計年度末は1,965,168千円)となりました。主な要因といたしましては、未払法人税等が25,244千円増加、買掛金が72,481千円減少、1年内返済予定の長期借入金が36,955千円減少した結果であります。

 固定負債は、647,140千円(前連結会計年度末は1,191,511千円)となりました。主な要因といたしましては、長期借入金が422,547千円減少、社債が125,000千円減少した結果であります。

 ③ 純資産

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、3,473,419千円(前連結会計年度末は2,717,158千円)となりました。主な要因といたしましては、利益剰余金が426,431千円増加,資本金が181,566千円増加、資本剰余金が181,566千円増加、自己株式が159,920千円増加した結果であります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、10,000千円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。