第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

 当社は、平成27年11月5日付けで杏林製薬株式会社との間で、複数の創薬標的タンパク質に対して特殊環状ペプチドを創製する創薬共同研究開発契約をそれぞれ締結いたしました。

 さらに、平成27年12月21日付けで、スイス・ロシュグループの米国ジェネンテック社との間で、複数の創薬標的タンパク質に対して特殊環状ペプチドを創製する創薬研究開発を共同で実施することを目的として、ジェネンテック社及び同社の親会社であるF.ホフマン・ラ・ロシュとの三者間で創薬共同研究開発契約を締結いたしました。

 一方、平成27年12月19日付けで、スイス・ノバルティス社と平成22年に始まり平成24年及び平成26年に延長した共同研究開発契約についてさらに延長することに合意いたしました。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において、当社が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第2四半期累計期間(平成27年7月1日から平成27年12月31日)において、当社独自の創薬開発プラットフォーム・システムであるPDPS(Peptide Discovery Platform System)を活用した、国内外の製薬企業との共同研究開発活動は順調に進捗いたしました。

当社は、平成27年9月14日、仏国サノフィ社との間で、複数の創薬標的タンパク質に対して特殊環状ペプチドを創製する創薬共同研究開発契約を締結いたしました。続いて、平成27年9月28日には帝人ファーマ株式会社との間で、平成27年11月5日には杏林製薬株式会社との間で、複数の創薬標的タンパク質に対して特殊環状ペプチドを創製する創薬共同研究開発契約を締結いたしました。さらには、平成27年12月21日にはジェネンテック社及び同社の親会社であるF.ホフマン・ラ・ロシュとの三者間で複数の創薬標的タンパク質に対して特殊環状ペプチドを創製する創薬共同研究開発契約を締結いたしました。これらの結果、創薬共同研究開発契約の締結先は、国内製薬企業4社、海外製薬企業10社となりました。他方で、平成27年12月18日にスイス・ノバルティス社と平成22年に始まり平成24年及び平成26年に延長した共同研究開発契約をさらに延長することといたしました。

平成27年8月には株式会社ファルマデザインからの事業譲受けを完了させ、社内に本格的な「バイオインフォマティクス」「モレキュラー・モデリング」「メディシナルケミストリー」の機能(以下「最適化機能」といいます。)を有することになり、当社の創薬開発基盤技術を強化いたしました。この最適化機能は、当社独自の創薬開発プラットフォームシステム:PDPSと組み合わせることによって、創薬候補化合物(リード化合物)の素早い探索と最適化を可能にするものであり、より効率的な研究開発を可能とする体制を整えることができました。

また、特殊ペプチドは、その物質的特性から、今まで発見できなかった標的分子の新しい作用点を発見・特定する能力に長けています。当社は、この特殊ペプチドの性質を活かして、標的分子と特殊ペプチドの結合状態を解析(共結晶構造解析)し、そのデータを基に最適化機能を活用することによって、「特殊ペプチド医薬品の創製」のみならず、「新しい低分子医薬品候補物質の創製」を促進することができるようになりました。

さらに、特殊ペプチドの強い結合力と特異性、選択性を活かして特殊ペプチドを誘導体として利用するミサイル療法(「PDC」(Peptide Drug Conjugate))の開発を開始しています。

以上の結果、当第2四半期累計期間における売上高は1,034,702千円(前年同四半期比646,965千円増加)、営業利益367,584千円(前年同四半期は営業損失14,538千円)、経常利益363,375千円(前年同四半期比292,730千円増加)、四半期純利益246,757千円(前年同四半期比199,021千円増加)となりました。

なお、当社の事業は単一のセグメントであるため、セグメント別の記載を省略しています。

 

 

(2)財政状態の分析

当第2四半期会計期間の総資産は 7,541,931千円となり、前事業年度末と比べて196,510千円減少しました。その主な要因は、売掛金が172,668千円増加したものの、現金及び預金が506,866千円減少したこと等によるものです。

負債は 381,542千円となり、前事業年度末と比べて444,468千円減少しました。その主な要因は、未払法人税等が404,654千円、未払費用が103,371千円減少したこと等によるものです。

純資産は7,160,389千円となり、前事業年度末と比べて247,957千円増加しました。その主な要因は四半期純利益246,757千円の計上、資本金が600千円、資本剰余金が600千円増加したことによるものです。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ693,133千円増加し、5,372,753千円となりました。

当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期純利益361,356千円の計上、前受金の増加額22,475千円等の収入があったものの、法人税等の支払額495,101千円、売掛債権の増加額172,668千円等により、222,098千円の支出(前年同四半期比169,883千円の支出増加)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出179,202千円、事業譲受による支出105,000千円等の支出があったものの、定期預金の払戻による収入1,200,000千円により、915,431千円の収入(前年同四半期比185,050千円の収入減少)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、新株予約権の行使による株式の発行による収入1,170千円により、1,170千円の収入(前年同四半期比30,680千円の収入減少)となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期累計期間における研究開発費の総額は、79,279千円であります。
 なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。