第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある以下の事項が発生しております。

 

(1)事業環境等に影響を及ぼすリスク要因について

   ジュエリー事業について

当社グループが行うジュエリー事業に関して、ジュエリーの原材料である宝石や貴金属などの多くは、海外からの輸入に依存しておりますが、宝石や貴金属の市場相場の価格変動や外国為替の変動が生じた場合には、仕入原価の上昇や在庫の価値の下落などにつながり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)その他

     繰延税金資産について

当社グループは、将来の課税所得に関する予測・仮定に基づき、繰延税金資産の回収可能性の判断を行っておりますが、将来の課税所得の予測・過程が変更され、繰延税金資産の全部または一部が回収できないと判断した場合、繰延税金資産は減額され、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

  

また、当社グループは、過年度において営業損失を計上したこと等により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が見受けられます。しかしながら、当該事象又は状況を解消するため「3 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(4)事業等のリスクに記載した重要事象等を解消するための対応策」に記載の通りの対応策を実施していることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。

なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

2 【経営上の重要な契約等】

 

 当社は、2016年9月30日にシンジケートローン契約のコミットメントライン一部返済に伴い、親会社であるRIZAPグループ株式会社との借入契約を締結しておりましたが、2017年9月29日付をもって返済期日到来につき、同日開催の取締役会決議に基づき、以下のとおり、RIZAPグループ株式会社と資金の借入契約を締結しております。

①借入先   RIZAPグループ株式会社

②借入金額  100,000千円

③借入日   2017年9月29日

④返済期日  2018年9月28日

⑤適用利率  年0.8%(固定、年365日の日割計算)

⑥返済方法  返済期日に元利金を一括して返済する。

 

 

 

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したものであります。なお、当社グループは第1四半期連結累計期間より、従来の日本基準に替えてIFRSを適用しており、前第2四半期連結累計期間及び前連結会計年度の数値もIFRSベースに組み替えて比較分析を行っております。 

 

(1)業績の状況

当第2四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境に改善傾向が見られ、国内景気は緩やかな回復基調が期待される一方、米国の政策動向や欧州の政治情勢の不安、またアジアにおける地政学的リスクの高まりもあり、先行きの不透明感は依然として払拭しきれない状況が続いております。

当社グループの中核事業が属するアパレル小売業界におきましては、同業他社や、他業態との競争激化が進む中、個人消費も依然として節約志向にあり、個人消費の回復には未だ時間を要し、引き続き厳しい経営環境が続いております。

このような市場環境の下、当社グループにおきましては、中核事業のアパレル事業において、かねてより進めてきたブランドの再編に基づいたMD体制及び商品企画体制の強化により、幅広い顧客層の獲得が実現しております。

仕入面に関しては、直接輸入の比率を増やすことによって、原価率を改善するとともに商品販売単価の低減も実現しており、新規顧客を獲得しつつ粗利益率も改善しております。その他、商品の発注方法の工夫やリードタイムの短縮により追加発注ニーズに柔軟に対応できる体制を整えるなど、商品面に関する様々な細かい施策を実施した結果、商品の消化率、在庫回転率等の改善も進みました。

販売面に関しては、販売上位の商品を集中的に訴求する戦略や、自社販売サイト、モール系店舗(楽天市場、ZOZO TOWN、SHOPLIST等)の各顧客層のニーズに対応した品揃えの展開を実施する戦略が奏功し、各モール系店舗のランキングに当社グループの商品が上位にランクインするなど好調を維持し、ほとんどの店舗で前年同期比を上回る業績で推移しております。

これらの成果の表れとして、本年5月には、クルーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小渕 宏二)の運営するファストファッション通販サイト「SHOPLIST」の中で最も栄えある賞である『ベストパートナー賞WOMENグランプリ(2016年度)』を受賞しました。

また、AIやビッグデータを活用した最先端のマーケティングテクノロジーの導入も積極的に検討を進めており、更なる事業基盤の強化にも取り組んでおります。

親会社であるRIZAPグループ株式会社(以下、RIZAPグループ)およびそのグループ会社との協業活動も引き続き進めており、当第2四半期連結累計期間においては、RIZAPグループとの間で、前期より進めておりますRIZAPグループのグループ全体のEC(イーコマース)化推進を加速させるため、当社グループの培ってきたECのノウハウを活かして当社グループがその中心的役割を担い、ECプラットフォームのプランニング等を受託する契約の締結に至り、コンサルティング事業を拡大してまいりました。

以上により、前連結会計年度下半期に営業黒字に転換した勢いのまま、当第2四半期連結累計期間においても黒字化を達成することができました。

さらに、当第2四半期連結累計期間においてはM&A戦略も展開し、2017年4月には、当社グループの事業規模の拡大および新しい事業領域への進出のため、ブライダルジュエリーの販売を主な事業とする株式会社トレセンテを連結子会社化いたしました。子会社化する以前は赤字が続いている状況でしたが、グループ入り後は、集客方法の見直しや広告費等の販売管理費の見直しを行うなど業績回復のための改革を進めており、単月での営業黒字を達成するなど成果が現れてきております。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上収益は2,476百万円(前年同四半期比84.7%増加)、営業利益は666百万円(前年同四半期は営業損失157百万円)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は859百万円(前年同四半期は親会社の所有者に帰属する四半期損失168百万円)となりました。

 

 

セグメント別の業績は、次のとおりであります。

なお、第1四半期連結累計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第2四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。

 

(アパレル事業)

アパレル事業におきましては、かねてより進めてまいりました商品企画面体制の強化、販売面における各種施策が結果として表れはじめ、前連結会計年度の下半期から引き続き、自社販売サイトならびに各種モール系店舗(楽天市場、ZOZO TOWN、SHOPLIST等)のほとんどの店舗で前年同期比を上回る業績で推移しております。AIやビッグデータを活用した最先端のマーケティングテクノロジーの導入も積極的に検討を進めており、更なる事業基盤の強化にも取り組んでおります。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間のアパレル事業の売上収益は1,387百万円(前年同四半期比45.5%増)、営業利益は83百万円(前年同四半期は営業損失48百万円)となりました。

 

(ジュエリー事業)

ジュエリー事業は、2017年4月28日付で連結子会社化した株式会社トレセンテが行っている事業であり、婚約指輪・結婚指輪等のブライダルジュエリーを中心とする宝飾品の販売を行っております。札幌から福岡までの主要都市において、単独店やファッションビル、ホテルなど11店舗の実店舗とECサイトを展開しております。集客方法の見直しや、広告費等の販売管理費の見直しを行った結果、それまで赤字が続いていたところ、単月で営業黒字を達成することができました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間のジュエリー事業の売上収益は374百万円、営業利益は0百万円となりました。

 

(トイ事業)

トイ事業におきましては、少子化や消費者ニーズの多様化、中華圏における人件費の高騰という、依然として厳しい環境にはあるものの、主要取引先から新製品を受注するなど、主要取引先への販売を中心に好調に推移しております。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間のトイ事業の売上収益は492百万円(前年同四半期比27.3%増)、営業利益は16百万円(前年同四半期比171.6%増)となりました。

 

(コンサルティング事業)

コンサルティング事業におきましては、物流管理業務、EC事業推進支援等のコンサルタント業務を行っております。第1四半期連結累計期間より、親会社であるRIZAPグループ株式会社との取引を中心に本格的に開始いたしました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間のコンサルティング事業の売上収益は221百万円、営業利益は192百万円となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

①資産

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて871百万円増加し、1,936百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が213百万円、棚卸資産が582百万円増加したこと等によるものであります。

当第2四半期連結会計期間末における非流動資産は、前連結会計年度末に比べて368百万円増加し、440百万円となりました。この主な要因は、繰延税金資産が209百万円、その他の非流動資産が130百万円増加したこと等によるものであります。

この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ1,240百万円増加し、2,376百万円となりました。

 

②負債

当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて220百万円増加して1,589百万円となりました。この主な要因は、営業債務及びその他の債務が89百万円、その他の流動負債が100百万円増加したこと等によるものであります。

当第2四半期連結会計期間末における非流動負債は、前連結会計年度末に比べて157百万円増加し389百万円となりました。この主な要因は、有利子負債が53百万円、繰延税金負債が69百万円増加したこと等によるものであります。

この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ377百万円増加し、1,978百万円となりました。

 

③資本

当第2四半期連結会計期間末における資本合計は、前連結会計年度末に比べて862百万円増加し398百万円となりました。これは主に四半期利益を859百万円計上したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、資金)は、前連結会計年度末に比べ210百万円増加し、408百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は、143百万円(前年同四半期比 337百万円増加)となりました。

これは主に、税引前四半期利益 654百万円を計上した一方、その他の減少が516百万円あったこと等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、0百万円(前年同四半期比 9百万円減少)となりました。

これは主に、新規子会社の取得による収入が31百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が14百万円及び無形資産の取得による支出が15百万円があったこと等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果獲得した資金は、68百万円(前年同四半期比 159百万円増加)となりました。

これは主に、長期借入れによる純増額が60百万円あったこと等によるものであります。

 

(4)事業等のリスクに記載した重要事象等を解消するための対応策

「第2 事業の状況 1 事業等のリスク」に記載しておりますように、当第2四半期連結会計期間において、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が見受けられます。 

当該状況を改善・解消すべく、2015年3月に参画したRIZAPグループ株式会社(旧健康コーポレーション株式会社)との間で進めてきた人材交流等による新体制のもと、抜本的な改革を推し進めてまいりました。

具体的には、ブランド戦略、MD、商品企画、販売戦略、コスト構造などあらゆる観点において見直しを行い、トレンドミックス系ブランドの再編及びそれに基づくMD体制・商品企画体制の強化、商品の仕入・発注戦略の転換等、商品面に関する各種施策に加え、販売面に関しても、販売上位商品への集中的訴求、店舗毎の顧客層に応じた商品展開、WEB広告の強化、ECシステム刷新によるユーザビリティの向上等、販売力の強化に関する施策を推し進めてまいりました。さらに物流倉庫施設の移転による物流業務の効率化その他による販売費及び一般管理費の圧縮等を進めるなど、業績回復に向けた利益体質への転換を図ってまいりました。

また、物流管理業務やEC事業推進支援等のコンサルタント業務を第1四半期より本格的に開始するとともに、M&Aも積極的に行っていくこととし、当社グループの事業規模の拡大および新しい事業領域への進出のため、ブライダルジュエリーの販売を主な事業とする株式会社トレセンテを連結子会社化いたしました。この株式会社トレセンテの子会社化により、当社グループの連結資本が569百万円増加し、2017年3月期に陥っていた連結債務超過の状態を脱することとなりました。

以上の結果、前連結会計年度の下半期に続き、当第2四半期連結累計期間においても営業黒字を計上するまでに業績は回復してきております。上記の各種施策を引き続き実施するとともに、新たな試みも積極的かつ効果的に実施していくことにより、持続的な利益体質への転換を図ってまいります。

資金面に関しましては、取引金融機関に対して継続的な支援が得られるような良好な関係を築き、今後とも資金調達や資金繰りの安定化に努めてまいります。また、必要に応じて親会社であるRIZAPグループから資金的な援助が受けられるよう親会社との良好な関係を維持していく予定であり、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。