当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
(1) 業績の状況
当社グループは、お客様の嗜好・ニーズを捉えた上質でユニークな商品を提案し、お客様の生活に豊かさをお届けするという考えのもと、ブランド強化や新規需要の創造に注力したほか、各社の知見を活かしたコスト革新による収益力強化や、グループ全体での品質の向上に取り組みました。また、将来の持続的な成長に向け、各エリアにおける事業基盤の強化にも注力しました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間(2018年1月1日~3月31日)の連結売上収益は2,771億円(前年同期比3.3%増)、連結営業利益は266億円(前年同期比27.0%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は205億円(前年同期比57.0%増)となりました。なお、前年同期との比較は、前第1四半期連結累計期間の数値をIFRSに組み替えています。
セグメント別の業績は次のとおりです。
[日本事業]
日本では、水・コーヒー・無糖茶カテゴリーを中心に、重点ブランドの強化や新たな価値を持つ商品の提案を通じて新規需要の創造に取り組み、販売数量は前年同期を上回りました。
「サントリー天然水」は、独自のブランド価値である“清冽でおいしい水”“ナチュラル&ヘルシー”を引き続き訴求した結果、主力のミネラルウォーターが好調に推移しました。また、3月には「奥大山のブルーベリーヨーグリーナ&サントリー天然水」を発売、これらの結果、ブランド全体の販売数量も前年同期を大きく上回りました。
「BOSS」は、発売25周年を記念し、「プライドオブボス」第2弾の発売や断続的にキャンペーンを実施する等、コアユーザーに向けた積極的なマーケティング活動を展開しました。また、新たなコーヒーユーザーをターゲットに昨年発売した「クラフトボス」が引き続き好調に推移し、ブランド全体の販売数量が前年同期を上回りました。
無糖茶カテゴリーでは、「伊右衛門」の中味・パッケージを3月にリニューアル、新たな味わいや新TV-CMがご好評をいただきました。また、「サントリー烏龍茶」も昨年に引き続き、好調に推移したほか、拡大する麦茶市場においても「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」の販売数量が伸長し、前年同期を大幅に上回りました。
特定保健用食品は、「特茶」を中心にマーケティング活動に注力したものの、前年同期を下回りました。
また、自動販売機事業では、引き続き、自動販売機向けのキャンペーン実施等、自動販売機チャネルの魅力を高める活動を推進しました。
収益性向上に向けた取組みに関しては、引き続き生産効率の向上等に取り組みました。一方、商品構成の変化や、最盛期に向けた供給準備のための一時的なコストの発生等があり、利益へのマイナス影響がありました。
これらの結果、日本事業の売上収益は1,505億円(前年同期比2.1%増)、セグメント利益は52億円(前年同期比36.6%減)となりました。
[欧州事業]
欧州では、2月下旬から3月上旬にかけて発生した大寒波の影響で市場が停滞する中、主力ブランドを中心に積極的なマーケティング活動を展開しました。
フランスでは、果汁入り炭酸飲料「Orangina」と果汁飲料「Oasis」の販売数量が前年同期を下回りましたが、「MayTea」の販売が好調に推移しました。
英国では、「Lucozade」と「Ribena」の販売数量が前年同期を下回りましたが、砂糖税が導入される4月に向けて積極的なマーケティング活動を展開しました。
スペインでは、業務用チャネルを中心に「Schweppes」の消費者接点拡大に取組んだほか、3月に「MayTea」を新発売しました。
これらの結果、欧州事業の売上収益は518億円(前年同期比4.6%増)、セグメント利益は37億円(前年同期比24.4%減)となりました。
[アジア事業]
アジアでは、重点エリアで主力ブランドの販売拡大に取り組んだほか、タイにおいて、PepsiCo, Inc.との合弁会社Suntory PepsiCo Beverage (Thailand) Co., Ltd.が3月5日に事業を開始しました。
清涼飲料事業では、ベトナムにおいて、エナジードリンク「Sting」や茶飲料「TEA+」の積極的なマーケティング活動を実施したほか、炭酸飲料などが伸長し、売上は前年同期を上回りました。また、インドネシアではカップ飲料「Okky」の販売が好調に推移しました。
健康食品事業を展開するブランズサントリー・グループは、主力市場のタイを中心に「BRAND'S Essence of Chicken」のマーケティング強化に取り組んだほか、ミャンマー等の成長市場への取組みも強化しました。
なお、食品及びインスタントコーヒー事業を展開する子会社の株式譲渡が3月9日に完了したことから、当第1四半期連結累計期間はその売却益が計上されています。
これらの結果、アジア事業の売上収益は443億円(前年同期比12.7%増)、セグメント利益は175億円(前年同期比136.5%増)となりました。
[オセアニア事業]
オセアニアでは、引き続き主力ブランドの強化を進めました。また、当第1四半期連結累計期間からフレッシュコーヒー事業をオセアニア事業に移管しました。
フルコアサントリー・グループでは、「V」をはじめとするエナジードリンクが好調に推移したほか、発酵茶飲料(コンブチャ)の「Amplify」を新たに発売しました。
フレッシュコーヒー事業では、引き続き「TOBY’S ESTATE」「L’AFFARE」「Mocopan」などの主力ブランドの強化を図りました。
これらの結果、オセアニア事業の売上収益は136億円(前年同期比0.7%減)、セグメント利益は15億円(前年同期比7.6%増)となりました。
[米州事業]
米州では、ノースカロライナ州で、主力炭酸ブランドの更なる販売強化に取り組むとともに、水やコーヒー飲料等、伸長している非炭酸カテゴリーにも注力しました。
これらの結果、米州事業の売上収益は170億円(前年同期比8.2%減)、セグメント利益は15億円(前年同期比0.2%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、有形固定資産、売上債権及びその他の債権等の増加により、前連結会計年度末に比べ181億円増加して1兆5,401億円となりました。
負債は、有利子負債等の増加により、前連結会計年度末に比べ25億円増加して7,783億円となりました。
資本合計は、非支配持分の増加等により、前連結会計年度末に比べ156億円増加して7,618億円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ4億円減少し、1,135億円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期利益257億円、減価償却費及び償却費156億円等があったものの、子会社株式売却益116億円、仕入債務及びその他の債務の減少67億円、売上債権及びその他の債権の増加57億円、棚卸資産の増加56億円等により、67億円の資金の支出(前年同四半期は178億円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、子会社株式の取得による支出252億円等により、資金の支出は前年同四半期と比べ24億円増加し、140億円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加による収入403億円等により、187億円の資金の収入(前年同四半期は93億円の支出)となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、20億円です。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。