当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
(1) 業績の状況
当社グループは、お客様の嗜好・ニーズを捉えた上質でユニークな商品を提案し、お客様の生活に豊かさをお届けするという考えのもと、ブランド強化や新規需要の創造に注力したほか、品質の向上に取り組みました。また、各エリアにおいて収益力の強化にも取り組みました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間(2019年1月1日~6月30日)の連結売上収益は6,278億円(前年同期比2.3%増)となりました。連結営業利益は509億円、前年同期比は昨年事業売却益120億円を計上した影響もあり9.7%減となりました。また、親会社の所有者に帰属する四半期利益は318億円(前年同期比23.1%減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりです。
[日本事業]
水・コーヒー・無糖茶カテゴリーを中心に重点ブランドの強化に取り組み、販売数量は前年同期を上回りました。「サントリー天然水」は、「サントリー 天然水スパークリング」シリーズが前年同期を上回ったものの、大容量ペットボトル商品の価格改定の影響等もありブランド全体の販売数量は前年同期を下回りました。「BOSS」は、缶コーヒーのマーケティング活動を積極的に展開したことに加え、3月に「クラフトボスTEA ノンシュガー」を発売する等「クラフトボス」シリーズが伸長し、ブランド全体の販売数量は前年同期を上回りました。無糖茶カテゴリーでは、「伊右衛門」の中味・パッケージをリニューアルしたほか、「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」の販売数量が大きく伸長しました。
収益面では、各種コストが上昇する等厳しい事業環境が続く中、特定保健用食品「特茶」や、5月に発売した機能性表示食品「伊右衛門プラス コレステロール対策」において積極的なマーケティング活動を展開する等、収益力向上に向けた構造改革を推進しました。また、コスト削減活動にも積極的に取り組んだほか、5月1日から一部の商品について製品出荷価格及びメーカー希望小売価格を改定しました。
これらの結果、日本事業の売上収益は3,360億円(前年同期比0.7%増)、セグメント利益は227億円(前年同期比19.9%増)となりました。
[欧州事業]
フランスでは、市場減速の影響を受けて、主力ブランド「Orangina」の販売数量が前年同期をわずかに下回ったほか「Oasis」の販売数量も前年同期を下回りました。英国では、「Lucozade」の販売トレンドの回復が継続しており、販売数量は前年同期を大きく上回りました。スペインでは、業務用で苦戦した結果、売上は前年同期を下回りましたが、主力ブランド「Schweppes」の販売数量は、家庭用で販売数量を伸ばした結果、前年同期を上回りました。
収益面では、英国の販売数量増が当期の利益にプラスに影響しました。フランス・スペインでは前年同期に比べて販促広告費が減少しました。
これらの結果、欧州事業の売上収益は1,111億円(前年同期比7.4%減)となりました。セグメント利益は147億円となり、為替の影響を除くと増益であったものの、円高の影響により前年同期比2.7%減となりました。
[アジア事業]
清涼飲料事業では、主力ブランドのマーケティング活動を強化したほか、各国で配荷拡大にも取り組みました。ベトナムでは、エナジードリンク「Sting」や茶飲料「TEA+」等が牽引し、売上が前年同期を上回りました。昨年3月にSuntory PepsiCo Beverage (Thailand) Co., Ltd.が事業を開始したタイでは、主力の「PEPSI」が好調に推移しました。また、インドネシアでご好評いただいているフレーバーウォーター「goodmood」をタイやベトナムでも発売しました。
健康食品事業では、主力市場のタイを中心に「BRAND'S Essence of Chicken」等のマーケティング強化に取り組みましたが、売上は前年同期を下回りました。
これらの結果、アジア事業の売上収益は1,153億円(前年同期比19.6%増)となりました。セグメント利益は127億円、前年同期比は昨年事業売却益120億円を計上した影響もあり40.4%減となりました。
[オセアニア事業]
清涼飲料事業では、「V」をはじめとするエナジードリンクのマーケティング強化に取り組んだほか、発酵茶飲料(コンブチャ)の「Amplify」のブランド強化を進めました。
フレッシュコーヒー事業では、「TOBY'S ESTATE」「L'AFFARE」「Mocopan」等主力ブランドの強化を図りました。
これらの結果、オセアニア事業の売上収益は254億円(前年同期比3.3%減)、セグメント利益は26億円(前年同期比11.3%減)となりました。
[米州事業]
主力炭酸ブランドの更なる販売強化に取り組むとともに、水やコーヒー飲料等、伸長している非炭酸カテゴリーにも注力しました。
これらの結果、米州事業の売上収益は399億円(前年同期比6.9%増)、セグメント利益は38億円(前年同期比0.4%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、売上債権及びその他の債権、IFRS第16号「リース」の適用による使用権資産等の増加により、前連結会計年度末に比べ188億円増加して1兆5,582億円となりました。
負債は、仕入債務及びその他の債務等の増加により、前連結会計年度末に比べ116億円増加して7,521億円となりました。
資本合計は、親会社の所有者に帰属する四半期利益の計上による利益剰余金、非支配持分の増加等により、前連結会計年度末に比べ72億円増加して8,060億円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ432億円減少し、1,033億円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期利益499億円、仕入債務及びその他の債務の増加366億円、減価償却費及び償却費356億円等により、資金の収入は前年同四半期と比べ114億円増加し、519億円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産及び無形資産の取得による支出298億円等により、資金の支出は前年同四半期と比べ35億円増加し、309億円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出273億円、社債の償還による支出250億円等により、資金の支出は前年同四半期と比べ367億円増加し、639億円の支出となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、40億円です。
当社は、日本事業におけるサプライチェーンマネジメントの統合・強化を図り、市場環境の変化等への対応力を高めるため、1月1日付で、ジャパン事業本部内に「生産・SCM本部」を新設し、生産・SCM本部の下に、日本事業の研究開発活動を担う部署の一つとして、開発生産推進部にロジスティクス推進部を統合させた「SCM部」を新設しました。
(6) 主要な設備
前連結会計年度末に計画中であった主要な設備の新設等について、当第2四半期連結累計期間において著しい変動があったものは次のとおりです。
|
会社名 事業所名 |
所在地 |
セグメント の名称 |
設備の内容 |
投資予定金額 |
資金調達 |
着手及び完了予定年月 |
完成後の増加能力 |
||
|
前連結 |
当第2
四半期連結 |
着手 |
完了 |
||||||
|
サントリー プロダクツ㈱ 榛名工場 |
群馬県 渋川市 |
日本 |
食品製造 設備 |
13,000 |
16,400 |
自己資金 |
2018年12月 |
2021年5月 |
(注)2 |
|
サントリー プロダクツ㈱ 新工場 (注)4 |
長野県 大町市 |
日本 |
食品製造 設備 |
17,700 |
24,000 |
自己資金 |
2019年11月 |
2021年5月 |
(注)3 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれていません。
2.完成後の清涼飲料生産能力は、10百万ケース/年です。
3.完成後の清涼飲料生産能力は、15百万ケース/年です。
4.サントリープロダクツ㈱新工場の正式名称は未定です。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。