当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の拡大が、3月以降、当社グループの国内外の事業にも大きな影響を及ぼしており、今後も状況を注視していきます。
(1) 業績の状況
当社グループは、お客様の嗜好・ニーズを捉えた上質でユニークな商品を提案し、お客様の生活に豊かさをお届けするという考えのもと、ブランド強化や新規需要の創造に注力したほか、品質の向上に取り組みました。また、各エリアにおいて収益力の強化にも取り組みました。
しかしながら、世界的に蔓延しています新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の影響を受け、主要各国における環境が大きく変化し、3月以降、当社グループの国内外の事業にも大きく影響を及ぼしました。特に、4~5月にかけて実施された主要各国におけるロックダウンや営業自粛要請の影響により、売上収益が減少しました。6月以降、ロックダウンや営業自粛要請の解除に伴い、人の動きが活発になり事業は回復基調にありますが、国によっては感染者数が再拡大しており、今後も状況を注視していきます。一方、収益面では、コスト削減や販促広告費の投入時期見直し等を実施しましたが、売上減少の影響を受け、利益も減少しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間(2020年1月1日~6月30日)の連結売上収益は5,525億円(前年同期比12.0%減)、連結営業利益は357億円(前年同期比29.8%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は209億円(前年同期比34.1%減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりです。
[日本事業]
水・コーヒー・無糖茶カテゴリーを中心に重点ブランドの強化に取り組みましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の影響により、販売数量は清涼飲料市場を上回ったものの前年同期を下回りました。「サントリー天然水」は、大容量需要の高まりや、「サントリー天然水 スパークリングレモン」のリニューアルを実施したこと等により、ブランド全体の販売数量は前年同期微減にとどまりました。「BOSS」は、マーケティング活動を積極的に展開、新たに「クラフトボス レモンティー」を発売し市場の活性化を図りましたが、ブランド全体の販売数量は前年同期を下回りました。無糖茶カテゴリーでは、「伊右衛門」において、お客様に“淹れたてのような緑茶”がお楽しみいただけるペットボトル緑茶を目指し、発売以来最大のリニューアルを4月に行った結果、ブランド全体の販売数量は前年同期を上回りました。「GREEN DA・KA・RA」は、「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」が好調を維持し、ブランド全体の販売数量は前年同期を上回りました。
収益面では、原材料市況の改善やコスト削減活動、加えて販促広告費の効率化に取り組みましたが、販売数量の減少及びチャネルミックスの変化がマイナスに影響しました。
これらの結果、日本事業の売上収益は2,987億円(前年同期比11.1%減)、セグメント利益は111億円(前年同期比51.2%減)となりました。
[欧州事業]
フランスでは、3月以降の新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の影響により、主力ブランド「Orangina」及び「Oasis」の販売数量が前年同期を下回りました。英国では、「Lucozade Energy」は健闘しましたが、「Lucozade Sports」がイベント自粛の影響を大きく受け、販売数量が前年同期を下回りました。スペインでは、主力ブランド「Schweppes」の販売数量が、家庭用では健闘したものの、業務用においてロックダウンの影響が大きく、前年同期を下回りました。
収益面では、マーケティング費用の効率化、原材料市況の改善がプラスに寄与したものの、売上減少の影響を受け、利益も減少しました。
これらの結果、欧州事業の売上収益は877億円(前年同期比21.1%減)、セグメント利益は105億円(前年同期比28.2%減)となりました。
[アジア事業]
清涼飲料事業では、ベトナム、タイともに、新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の影響により売上が前年同期を若干下回りましたが、足元では回復基調にあります。
健康食品事業では、タイにおいて、主力の「BRAND'S Essence of Chicken」の取組みを促進しましたが、中国からの観光客減少により「BRAND'S Bird's Nest」は苦戦が続き、売上が前年同期を下回りました。
これらの結果、アジア事業の売上収益は1,045億円(前年同期比9.3%減)、セグメント利益は147億円(前年同期比15.5%増)となりました。
[オセアニア事業]
清涼飲料事業で「V」をはじめとするエナジードリンクのマーケティング強化に取り組んだほか、フレッシュコーヒー事業で主力ブランドの強化を図りましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の影響により、売上が前年同期を下回りました。
これらの結果、オセアニア事業の売上収益は231億円(前年同期比9.2%減)、セグメント利益は19億円(前年同期比25.4%減)となりました。
[米州事業]
主力炭酸ブランドの更なる販売強化に取り組むとともに、水やコーヒー飲料等、伸長している非炭酸カテゴリーにも注力しましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の影響により、売上が前年同期を下回りました。
これらの結果、米州事業の売上収益は386億円(前年同期比3.4%減)、セグメント利益は29億円(前年同期比22.1%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、現金及び現金同等物、売上債権及びその他の債権の増加等により、前連結会計年度末に比べ358億円増加して1兆6,031億円となりました。
負債は、社債及び借入金の増加等により前連結会計年度末に比べ445億円増加して7,743億円となりました。
資本合計は、その他の資本の構成要素の減少等により、前連結会計年度末に比べ87億円減少して8,289億円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ397億円増加し、1,833億円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期利益351億円、減価償却費及び償却費353億円等があったものの、売上債権及びその他の債権の増加132億円、棚卸資産の増加104億円等により、資金の収入は前年同四半期と比べ80億円減少し、439億円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産及び無形資産の取得による支出311億円等により、資金の支出は前年同四半期と比べ2億円減少し、307億円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金及びコマーシャル・ペーパーの増加530億円、長期借入れによる収入300億円等により、資金の収入は前年同四半期と比べ928億円増加し、289億円の収入となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、39億円です。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。