第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

a.財政状態

 当第3四半期連結会計期間末の資産残高は2兆3,388億円で、仕掛販売用不動産の増加等により前期末から合計1,656億円増加、負債残高についても1兆7,842億円、有利子負債の増加等から前期末から合計864億円増加しております。当第3四半期連結会計期間末の純資産残高については5,546億円、2018年10月に実施した公募増資等により自己資本が増加、前期末から793億円増加しております。

 

b.経営成績

 当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高5,844億円(対前第3四半期△4.0%)、営業利益445億円(同△19.1%)、経常利益377億円(同△22.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益238億円(同△18.1%)となりました。

 第3四半期連結累計期間の業績は、都市事業セグメントや住宅事業セグメントの減収等により減収減益となりましたが、オフィス・マンション市況が堅調に推移する中、当期の業績は通期予想に対して順調に推移しております。

 

四半期別売上高・営業利益(累計)

 

(億円)

 

 

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

2019年3月期 売上高

1,743

4,026

5,844

2018年3月期 売上高

1,839

4,080

6,088

8,661

2019年3月期 営業利益

118

322

445

2018年3月期 営業利益

174

350

550

775

 

 セグメント別では、管理事業、仲介事業、ウェルネス事業、ハンズ事業の4つのセグメントが増収増益、次世代・関連事業セグメントが減収増益、都市事業、住宅事業の2つのセグメントが減収減益となっております(対前第3四半期)。

 

 

売上高

(億円)

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

合計

6,088

5,844

△245

 

8,661

都市

1,923

1,663

△260

 

2,698

住宅

771

450

△321

 

1,235

管理

1,143

1,233

89

 

1,609

仲介

669

838

169

 

993

ウェルネス

692

883

191

 

970

ハンズ

741

744

2

 

971

次世代・関連事業

311

268

△43

 

417

全社・消去

△163

△234

△72

 

△233

 

営業利益

(億円)

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

合計

550

445

△105

 

775

都市

366

316

△50

 

507

住宅

69

△10

△79

 

76

管理

53

54

0

 

82

仲介

91

96

4

 

132

ウェルネス

31

32

1

 

58

ハンズ

5

7

2

 

4

次世代・関連事業

△20

3

22

 

△22

全社・消去

△47

△53

△6

 

△63

 

① 都市事業

 売上高は1,663億円(対前第3四半期△13.5%)、営業利益は316億円(同13.7%)となりました。

 新規稼動物件の寄与や既存物件での賃貸収益の改善があったものの、投資家向けのビル等売却収益の減少や前期に売却した物件の逸失利益等により減収減益となりました。なお、投資家向けのビル等売却については、第4四半期に集中して引渡しを行う予定であり、通期予想に対して順調に進捗していると判断しております。

 また、空室率(オフィスビル・商業施設)は0.8%と引き続き旺盛な需要に支えられ低水準を維持しています。

 

              (億円)

 

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

売上高

1,923

1,663

△260

 

2,698

営業利益

366

316

△50

 

507

 

売上高内訳

 

 

 

 

(億円)

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

賃貸 (オフィスビル)

287

276

△11

 

379

賃貸(商業施設)

325

312

△13

 

429

資産運用等

725

433

△293

 

1,073

住宅賃貸等

586

642

56

 

816

 

空室率(オフィスビル・商業施設)

2016年3月期末

2017年3月期末

2018年3月期末

当第3四半期末

0.9%

2.0%

0.5%

0.8%

 

② 住宅事業

 売上高は450億円(対前第3四半期△41.6%)、10億円の営業損失となりました。

 分譲マンションの計上戸数減少等により減収減益となっておりますが、販売については引き続き堅調に推移しており、完成在庫は前期末から減少、マンションの通期売上予想に対する契約済み割合も、期首の32%から90%(同+1P)となり、通期予想に対して順調に進捗しております。

 なお、分譲マンションは「ブランズ天王寺国分町」(大阪府大阪市)や「ブランズ北33条」(北海道札幌市)を計上したほか、「ブランズ横浜」(神奈川県横浜市)等の完成在庫を計上いたしました。

 

 

              (億円)

 

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

売上高

771

450

△321

 

1,235

営業利益

69

△10

△79

 

76

 

売上高内訳

(消去前・億円)

 

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

マンション

1,021戸

627

611戸

309

△318

 

1,627戸

955

戸建

54戸

25

99戸

17

△8

 

71戸

31

その他

118

124

6

 

250

 

供給販売戸数

 

前第3四半期

当第3四半期

完成在庫数

新規供給戸数

契約戸数

新規供給戸数

契約戸数

2018年3月期末

当第3四半期末

マンション

1,021戸

918戸

1,179戸

1,223戸

629戸

369戸

戸建

41戸

55戸

51戸

49戸

6戸

9戸

 

③ 管理事業

 売上高は1,233億円(対前第3四半期+7.8%)、営業利益は54億円(同+0.8%)となりました。

 ㈱東急コミュニティーにおけるマンション及びビル等の管理ストック拡大に加え、リフォーム事業の強化・拡大を目的に設立された㈱東急Re・デザインが2017年10月から営業を開始したこと等に伴い工事売上が増加したこと等により増収増益となりました。

 なお、2018年12月末のマンション管理ストックは837千戸(うち総合管理戸数524千戸)と着実に拡大しております。

 

              (億円)

 

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

売上高

1,143

1,233

89

 

1,609

営業利益

53

54

0

 

82

 

売上高内訳

 

 

 

 

(億円)

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

マンション

803

834

30

 

1,116

ビル等

340

399

59

 

493

 

期末管理物件数

 

 

 

 

 

2016年3月期末

2017年3月期末

2018年3月期末

当第3四半期末

マンション(戸)

715,660

741,624

822,231

837,982

ビル (件)

1,453

1,483

1,500

1,543

 

④ 仲介事業

 売上高は838億円(対前第3四半期+25.2%)、営業利益は96億円(同+4.5%)となりました。

 東急リバブル㈱における売買仲介についてリテール部門を中心に取引件数が増加したこと等により増収となったことに加え、投資用一棟レジデンスや買取再販事業等の不動産販売での売上増加等により増収増益となりました。

 

 

 

 

 

(億円)

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

売上高

669

838

169

 

993

営業利益

91

96

4

 

132

 

売上高内訳

 

 

 

 

(億円)

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

売買仲介

394

404

10

 

549

販売受託

16

18

2

 

27

不動産販売

238

401

163

 

390

その他

21

15

△6

 

27

 

⑤ ウェルネス事業

 売上高は883億円(対前第3四半期+27.6%)、営業利益は32億円(同+4.5%)となりました。

 別荘・会員権販売が2018年7月に開業した会員制リゾートホテルの「東急ハーヴェストクラブ軽井沢&VIALA」(長野県北佐久郡)の共有持分引渡しや物件売却の実施により増収となったことに加え、都市型ホテルの東急ステイにおける新規稼動等により増収増益となりました。

 新規施設としては「東急ハーヴェストクラブ軽井沢&VIALA」のほか、8月にリゾートホテルの「ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄」(沖縄県国頭郡)が開業、東急ステイも「東急ステイ札幌」(北海道札幌市)や「東急ステイ京都新京極通」(京都府京都市)など5店舗が開業し、着実に事業を拡大しております。また、2016年に取得した「旧軽井沢ホテル」をリブランディングし、2018年4月に「KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton」(長野県北佐久郡)として開業いたしました。

 

 

 

 

 

(億円)

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

売上高

692

883

191

 

970

営業利益

31

32

1

 

58

 

売上高内訳

 

 

 

(億円)

 

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

 

リゾート運営

239

247

8

 

363

(ゴルフ場、ハーヴェストクラブ、スキー場等)

オアシス

128

132

4

 

171

(フィットネスクラブ等)

シニア住宅

56

59

3

 

75

 

東急ステイ

79

102

23

 

106

(都市型ホテル)

福利厚生代行

68

73

5

 

92

 

別荘・会員権販売

18

158

139

 

25

 

その他

104

113

9

 

138

 

 

⑥ ハンズ事業

 売上高は744億円(対前第3四半期+0.3%)、営業利益は億円(同+42.3%)となりました。

 ㈱東急ハンズにおいて既存店は減収(同△2.1%)となったものの、新規店舗の寄与や費用の減少等により増収増益となりました

 なお、新規店舗として2018年4月に「東急ハンズ国分寺店」(東京都国分寺市)及び「東急ハンズ札幌店」(北海道札幌市)、11月に「東急ハンズ高崎店」(群馬県高崎市)が開業したほか、9月にフランチャイズ形態の店舗として「東急ハンズ名古屋モゾ ワンダーシティ店」(愛知県名古屋市)が開業いたしました。

 

(億円)

 

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

売上高

741

744

2

 

971

営業利益

5

7

2

 

4

 

⑦ 次世代・関連事業

 売上高は268億円(対前第3四半期△14.0%)、3億円の営業利益となりました。

 2017年10月からリフォーム事業の一部を管理事業セグメントに移管した影響等により減収となりましたが、海外事業での物件売却の増加等により増益となりました。

 

(億円)

 

 

前第3四半期

当第四半期

比較

 

前期

売上高

311

268

△43

 

417

営業利益

△20

3

22

 

△22

 

売上高内訳

 

 

 

 

(億円)

 

前第3四半期

当第3四半期

比較

 

前期

リフォーム・注文住宅

205

142

△62

 

263

造園建設

79

79

0

 

120

海外事業等

27

46

19

 

34

 

 (2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 (3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

 

 (4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。