なお、重要事象等は存在しておりません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等は次のとおりです。
(連結子会社株式の一部譲渡)
当社は、平成27年7月27日開催の取締役会において、当社の完全子会社であるAetas株式会社の株式40.0%を松竹ブロードキャスティング株式会社に譲渡することを決議し、平成27年7月31日付けで当該株式譲渡を実行しております。
(1) 株式一部譲渡の理由
Aetas株式会社が運営する「4Gamer.net」及び松竹ブロードキャスティング株式会社の放送事業において、成長分野である動画配信をはじめ、「クールジャパン」政策の一つとして注目を集めるサブカルチャー領域の拡大等を通じ多方面への事業展開が両社の企業価値のさらなる向上に資するものと判断したためであります。
(2) 譲渡株式数及び譲渡前後の所有株式の状況
① 異動前の所有株式数 1,192株 (議決権の数:1,192個)(議決権所有割合:100.0%)
② 譲渡株式数 477株 (議決権の数:477個)
③ 譲渡後の所有株式数 715株 (議決権の数:715個)(議決権所有割合:60.0%)
④ 譲渡価額 466,995千円
(3) 譲渡の日程
株式譲渡日:平成27年7月31日
| 平成27年3月期 第2四半期 (千円) | 平成28年3月期 第2四半期 (千円) | 前年同四半期 (%) |
売上高 | 6,199,178 | 7,392,369 | 19.2 |
営業利益 | 723,044 | 795,041 | 10.0 |
経常利益 | 719,220 | 799,779 | 11.2 |
親会社株主に帰属する | 341,456 | 268,638 | △21.3 |
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、各種金融政策等の効果により、企業収益並びに雇用・所得環境は緩やかに回復しつつあるものの、新興国の成長鈍化等による景気の下振れリスクにより、依然として不透明な状況が続いております。
当社グループを取り巻くデジタル関連市場においては、スマートフォンやタブレット端末の普及によるデバイスの複雑化並びにインターネット環境の飛躍的な進歩により、コンテンツ及びサービス等の変化に伴うビジネスモデルの多様化が急速に進んでおり、この流れを受け、当社グループの収益機会も増加するものと見込んでおります。
特に、当社グループの主力事業であるデバッグ事業と関連するソフトウェア・コンテンツ市場においては、高品質な製品開発に対する社会的ニーズが高まっているため、当社グループでは、デバッグ需要のさらなる取り込み及び付加価値の高いサービス提供に注力し、製品の品質向上を支えるパートナーとして顧客企業から高い信頼を獲得して参りました。
また、今後のデバッグ事業の成長を見据え、平成27年6月よりLab.(ラボ)のデバッグスペシャリストであるテスターを正社員として雇用する「業務正社員制度」を新たに導入するなど、中長期的に活躍できる人材の育成に注力することで、持続的な競争力の強化を図って参りました。
さらに、デバッグ事業の周辺領域であるコンテンツ制作やシステム開発、メディア運営等、事業の垣根を越えた多角的な業容拡大を進める中で、グループ事業の選択と集中を実施し、今後の成長に向けた強固なグループ経営基盤の構築に努めて参りました。
以上の結果、デバッグ事業の伸長がグループ全体の業績を牽引するとともに、メディア事業、クリエイティブ事業及びその他の事業も堅調に推移したことにより、当第2四半期連結累計期間の売上高は、7,392,369千円(前年同四半期比19.2%増)、営業利益は795,041千円(前年同四半期比10.0%増)、経常利益は799,779千円(前年同四半期比11.2%増)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、クリエイティブセグメントにおいて発生した事業構造改善費用等を特別損失として計上した結果、268,638千円(前年同四半期比21.3%減)となりました。
セグメント別の状況は、以下のとおりであります。
| 平成27年3月期 第2四半期 (千円) | 平成28年3月期 第2四半期 (千円) | 前年同四半期 増減率 (%) |
売上高 | 6,199,178 | 7,392,369 | 19.2 |
デバッグ事業 | 4,530,036 | 5,409,077 | 19.4 |
メディア事業 | 235,580 | 256,598 | 8.9 |
クリエイティブ事業 | 810,830 | 983,648 | 21.3 |
その他 | 639,825 | 780,452 | 22.0 |
調整額 | △17,095 | △37,408 | - |
営業利益又は営業損失 | 723,044 | 795,041 | 10.0 |
デバッグ事業 | 1,116,972 | 1,164,480 | 4.3 |
メディア事業 | 117 | 18,490 | - |
クリエイティブ事業 | △206,453 | △192,969 | - |
その他 | 24,485 | 26,774 | 9.3 |
調整額 | △212,076 | △221,733 | - |
なお、各セグメントの売上高については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しており、セグメント利益又は損失は営業利益ベースとなっております。
① デバッグ事業
当セグメントにおいては、顧客企業が求める不具合のない高品質な製品開発に貢献すべく、製品の品質保持及び品質向上に必要不可欠な最終チェックであるデバッグ工程のアウトソーシングサービスを提供しております。
デバッグ事業におけるリレーション別の売上高は以下のとおりであります。
| 平成27年3月期 第2四半期 (千円) | 平成28年3月期 第2四半期 (千円) | 前年同四半期 増減率 (%) |
コンシューマゲームリレーション | 1,690,455 | 1,648,571 | △2.5 |
デジタルソリューションリレーション | 1,696,839 | 2,663,400 | 57.0 |
アミューズメントリレーション | 1,142,741 | 1,097,104 | △4.0 |
デバッグ事業 合計 | 4,530,036 | 5,409,077 | 19.4 |
(ⅰ) コンシューマゲームリレーション
主に、コンシューマゲームソフト向けのデバッグサービスを提供している当該リレーションの関連市場であるコンシューマゲーム市場では、年末商戦期において「PlayStation®4」向けのタイトルが続々と発売予定であることに加え、来春においても、大型タイトルや人気シリーズの続編タイトルの投入が見込まれており、各ゲームメーカーにおけるタイトル開発が活発化していることから、今後の市場のさらなる盛り上がりが期待されています。
このような状況のもと、当社グループでは引き続き、多様化する顧客ニーズを的確に捉えた提案型の営業活動を積極的に展開するとともに、既存顧客との関係強化に取り組むことで、大型タイトル案件の受注拡大に努めて参りました。
その結果、当第2四半期連結累計期間のデバッグ事業のうちコンシューマゲームリレーションの売上高は1,648,571千円(前年同四半期比2.5%減)となりました。
(ⅱ) デジタルソリューションリレーション
主に、モバイルコンテンツ向けのデバッグサービスを提供している当該リレーションの関連市場であるモバイルコンテンツ市場では、多種多様なスマートフォンアプリの充実化が進んでおり、特に成長著しいソーシャルゲーム市場では、大手コンシューマゲームメーカーの参入が本格化するなど、引き続き市場の成長が見込まれております。
このような状況のもと、ソーシャルゲームの開発市場においては、新規タイトルの開発に加え、既存タイトル向けの機能拡充やアップデートなどユーザーを拡大するための継続的な品質向上を通じた運営が重要視されるため、ゲームのリリース後においても引き続きデバッグニーズが発生する傾向にあり、デバッグ工程のアウトソーシングが拡大しております。
これらの事業環境を追い風に、当社グループでは引き続き、新規案件の獲得及び運営段階におけるデバッグニーズの獲得に向けた積極的な営業活動に注力することで、取引規模の拡大に努めて参りました。
また、発生した不具合をタイムリーに再現しその原因を解明する「リアルタイム検証サービス」等の新サービスの開発や、ユーザー視点を活かしたマーケティング支援サービス「DH-EYE」の提供を通じ、多様化する顧客ニーズに対応した付加価値の高いサービスの提供に注力して参りました。
これにより、ソーシャルゲーム市場における競争優位性のより一層の向上を実現し、ソーシャルゲームを対象としたデバッグをはじめとする各種サービスの売上高が大幅に伸長致しました。
さらに、業務システムやECサイト等を対象としたシステム検証分野においては、グループ連携を強化し大手インターネットバンキングサイトやホームネットワークシステムの検証案件を獲得するなど、着実にその実績を積むとともに、自動車業界向けデバッグサービスにおいては、平成27年1月のサービス提供開始以来、複数の案件を受注し順調なスタートを切るなど、新分野におけるサービス展開を早期に成長軌道に乗せるべく、各種施策に取り組んで参りました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間のデバッグ事業のうちデジタルソリューションリレーションの売上高は、前年を大きく上回る成長を実現し、2,663,400千円(前年同四半期比57.0%増)となりました。
(ⅲ) アミューズメントリレーション
主に、パチンコ及びパチスロ向けのデバッグサービスを提供している当該リレーションの関連市場である遊技機業界では、昨年9月にパチスロ型式試験方法が変更されて以降、段階的に射幸性を抑制するための規制強化が実施されていることを受け、顧客企業における開発スケジュールは依然として流動的な状態が続いております。
このような市場環境のもと、当社グループでは、引き続き顧客企業との関係強化に取り組むとともに、効率的なデバッグ体制を提案することで、受注拡大に努めて参りました。
その結果、当第2四半期連結累計期間のデバッグ事業のうちアミューズメントリレーションの売上高は1,097,104千円(前年同四半期比4.0%減)となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間のデバッグ事業の売上高は5,409,077千円(前年同四半期比19.4%増)、セグメント利益は1,164,480千円(前年同四半期比4.3%増)となりました。
② メディア事業
当セグメントにおいては、日本最大級の総合ゲーム情報サイト「4Gamer.net」の運営を通じ、サイト上でゲームメーカーをはじめとする顧客企業に広告サービスの提供を行い、プロモーション活動を支援しております。
近年、スマートフォンの普及やSNS・ゲームプレイ動画配信の流行等を背景に、顧客企業における広告手法が多様化していることから、当社グループでは、スマートフォン向けコンテンツを拡充するなど、これらの変化する顧客ニーズに対応したサービスの提供に注力して参りました。
また、ニュースメディアの枠を越えた新しいサービスの創造を促進し、その一環として、当社グループと相互補完的な技術及び事業領域を有している松竹ブロードキャスティング株式会社と業務提携を行い、両社事業のさらなる拡大及び両社の企業価値向上に向けた取り組みを積極的に推進して参りました。
その結果、当第2四半期連結累計期間のメディア事業の売上高は256,598千円(前年同四半期比8.9%増)、セグメント利益は18,490千円となりました。
③ クリエイティブ事業
当セグメントにおいては、コンテンツ制作におけるクリエイティブ領域全般にわたる制作サポートサービスを提供しており、ゲーム開発やCG映像制作を行う「3DCGコンテンツ開発事業」、ゲーム開発のサポートを行う「開発アウトソーシング事業」、映像加工技術全般に関するサービスを提供している「映像制作事業」等の事業を展開しております。
当第2四半期連結累計期間は、前連結会計年度に子会社化した株式会社プレミアムエージェンシーを中心に、収益性の向上に向けた案件運営の改善及び費用削減等を進めるとともに、事業効率をより一層高めることを目的として、他のクリエイティブ事業を運営している子会社との会社統合等を視野に入れ、事業の選択と集中や拠点の集約等を実施致しました。
その結果、当第2四半期連結累計期間のクリエイティブ事業の売上高は983,648千円(前年同四半期比21.3%増)、セグメント損失は△192,969千円となりました。
④ その他
その他の事業では、コンテンツプログラムから基幹システムまで幅広い開発を行う「システム開発事業」、不具合情報のポータルサイトを運営する「Fuguai.com事業」及びクリエイターの育成支援を行う「デジタルハーツ・クリエイターズ・ネットワーク事業」等の事業を展開しております。
当第2四半期連結累計期間においては、主にシステム開発事業が堅調に推移した結果、その他の事業の売上高は780,452千円(前年同四半期比22.0%増)、セグメント利益は26,774千円(前年同四半期比9.3%増)となりました。
(資産)
流動資産の残高は4,746,951千円となり、前連結会計年度末における流動資産5,756,692千円に対し、1,009,741千円の減少(前期比17.5%減)となりました。
これは、主として現金及び預金が926,458千円減少したことによるものであります。
固定資産の残高は2,197,204千円となり、前連結会計年度末における固定資産2,516,254千円に対し、319,049千円の減少(前期比12.7%減)となりました。
これは、主として無形固定資産が258,947千円減少したことによるものであります。
(負債)
流動負債の残高は3,253,093千円となり、前連結会計年度末における流動負債3,823,561千円に対し、570,468千円の減少(前期比14.9%減)となりました。
これは、主として短期借入金が167,088千円減少したこと及び流動負債のその他が388,922千円減少したことによるものであります。
固定負債の残高は115,760千円となり、前連結会計年度末における固定負債280,508千円に対し、164,747千円の減少(前期比58.7%減)となりました。
これは、主として長期借入金が137,572千円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産の残高は3,575,301千円となり、前連結会計年度末における純資産4,168,876千円に対し、593,575千円の減少(前期比14.2%減)となりました。
これは、主として関係会社株式の売却等により非支配株主持分が169,896千円増加したこと及び親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が268,638千円増加した一方で、期末配当の実施に伴い利益剰余金が107,508千円減少したことに加え、自己株式を取得したことにより純資産が999,788千円減少したことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、2,132,328千円となり、前連結会計年度末における資金3,058,787千円に対し、926,458千円の減少となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローとそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は182,270千円(前年同四半期は85,309千円の収入)となりました。
これは、主として税金等調整前四半期純利益607,476千円及び売上債権の減少額157,614千円等の資金増加項目が、法人税等の支払額602,416千円等の資金減少項目を上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は14,502千円(前年同四半期は362,742千円の支出)となりました。
これは、主として事業譲渡による収入132,623千円及び投資事業組合からの分配による収入19,150千円等の資金増加項目が、有形固定資産の取得による支出68,248千円及び無形固定資産の取得による支出71,656千円等の資金減少項目を上回ったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は1,119,817千円(前年同四半期は362,858千円の支出)となりました。
これは、主として短期借入金の返済による支出1,856,224千円及び自己株式の取得による支出999,788千円等の資金減少項目が短期借入れによる収入1,780,000千円等の資金増加項目を上回ったことによるものであります。
連結会社の状況
当第2四半期連結累計期間において、当社グループは業容の拡大に伴い「デバッグ事業」において正社員数が137名増加しております。
事業の特性上、該当事項はありません。
当第2四半期連結累計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 受注高 | 前年同四半期比 | 受注残高 | 前年同四半期比 |
クリエイティブ事業 | 1,024,051 | 216.4 | 312,016 | 137.9 |
(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当社グループの「デバッグ事業」及び「メディア事業」は、受注から役務提供までの所要日数が短く、期中の受注高と販売実績とがほぼ対応するため、記載を省略しています。
当第2四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
区分 | 当第2四半期連結累計期間 (自 平成27年4月1日 至 平成27年9月30日) | ||
金額(千円) | 前年同四半期比(%) | ||
デバッグ | コンシューマゲームリレーション | 1,644,276 | 97.3 |
デジタルソリューションリレーション | 2,659,495 | 156.9 | |
アミューズメントリレーション | 1,094,537 | 96.1 | |
小 計 | 5,398,309 | 119.3 | |
メディア事業 | 256,198 | 108.8 | |
クリエイティブ事業 | 983,104 | 121.7 | |
その他 | 754,756 | 119.4 | |
合 計 | 7,392,369 | 119.2 | |
(注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当第2四半期連結累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10以上である相手先がないため記載を省略しております。
新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第2四半期連結累計期間に著しい変動があった設備は次のとおりであります。
国内子会社
当社の連結子会社である株式会社デジタルハーツの増床に伴い以下の設備を取得致しました。
会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の | 帳簿価額(千円) | |||
建物 | 工具、器具 及び備品 | リース | 合計 | ||||
株式会社デジタルハーツ | 札幌第三Lab. (北海道札幌市 | デバッグ | デバッグ | 12,533 | 2,882 | 13,874 | 29,289 |
(注) 上記金額には消費税等は含まれておりません。