第2  【事業の状況】

 

1  【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 

(1) 経営理念・経営方針

当社グループは、『お客様に最も愛される企業』という経営理念に基づき、生涯取引の拡大を進めておりま
す。クルマの販売だけでなく、整備、車検、鈑金、タイヤ販売、損害保険、そして買取と次のクルマのご提案ま
で、お客様の生涯のカーライフに寄り添い、お客様一人一人に対し最適なサービスを提供することで、管理顧客
数(=3年以内の取引ユーザー数)を拡大させ収益性を高めてまいります。
 当社グループは、2030年ビジョン達成に向けて、持続的な成長とともに企業価値の向上を実現するため、
全国的な出店を進め、お客様の利便性向上を図ることで管理顧客数の拡大を進めてまいります。

 

(2) 目標とする経営指標

当社グループは、2030年ビジョンとして売上高1兆円、営業利益率9%、営業利益900億円を目標として掲げております。この目標値は、主に国内における乗用車保有台数約6,200万台に対してシェア約5%、管理顧客数(=3年以内の取引ユーザー数)約300万人を実現することで達成を目指しております。伸び悩む自動車市場で確実な成長を実現するために管理顧客数の拡大が重要な要素であると考えております。

2019年10月の消費税増税及び新型コロナウイルス感染症の影響等の事業環境の急激な変化に迅速に対応し、強固な経営基盤が確立したことから、今後の3年間は2030年ビジョン達成に向けての極めて重要な期間と位置づけ、2024年11月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を策定いたしました。(出典:一般財団法人自動車検査登録情報協会自動車保有台数データ)

 

数値目標(連結ベース)

(単位:百万円)

 

2021年11月期

実績

2022年11月期

予想

2023年11月期

計画

2024年11月期

計画

売上高

291,263

350,000

430,000

500,000

営業利益

13,637

17,500

23,700

30,000

営業利益率

4.7%

5.0%

5.5%

6.0%

経常利益

13,388

17,200

23,400

29,700

親会社株主に帰属する当期純利益

9,663

12,000

16,300

20,800

 

 

 中期経営計画実現には、継続的な出店をし生涯取引の拡大を進め、管理顧客数を拡大することが重要となります。計画的に出店を継続することで市場シェアを獲得、総合店を主軸として未出店エリアに出店を行い、取引拡大を推進してまいります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであり、またその達成を保証するものではありません。

 

(3) 中長期的な会社の経営戦略

 先述の経営方針のもとで、継続的な出店をして生涯取引を拡大するために、①全国的な店舗展開、②店舗オペ
レーションの標準化、③管理顧客数の拡大、④商品管理の4つの仕組みが特に重要となります。

 

①全国的な店舗展開 

 2021年9月末時点において、国内における乗用車保有台数は約6,200万台となっております。当社グループは当該乗用車保有台数をターゲットユーザーとして捉え、2030年には国内乗用車保有台数の約5%である約300万人の管理顧客数獲得に向け生涯取引を拡大してまいりたいと考えております。2021年11月現在の当社グループの管理顧客数は約50万人、出店拠点数は124拠点であるため、全国にはまだ出店余地は十分にあると想定しております。

主に地方都市を中心に地域一番の店舗を作り(地域一番の管理顧客数)、競合店でのお客様を誘致できる店舗づくりを進めてまいります。そのうえで売上規模の拡大により経営基盤が強固になれば、都市部を含めた店舗展開ができると想定しております。大型店の出店が難しいエリアにおいては、買取単独店の出店を推進することにより、エリアごとの人口や自動車保有台数に応じた店舗展開を行ってまいります。全国に販売、保険、車検、整備、買取まで一貫したサービス環境を整えた店舗の展開を行うことで、生涯取引件数拡大の基盤を構築してまいります。(出典:一般財団法人自動車検査登録情報協会自動車保有台数データ)

 

②店舗オペレーションの標準化

今後の出店戦略を加速させるために、新卒採用・中途採用により大幅に人材を獲得する必要があります。経験の浅いスタッフで店舗を効率的に運営していくためには、オペレーションを標準化し運用していくことが重要となります。そのためにグループ共通の店舗マニュアルに基づいた接客オペレーションを実施することで均一な店舗運営が保持できる仕組みを構築してまいります。また、全店舗共通のKPI(重要業績評価指標)を捉えることで、店舗マニュアルに基づいた正しい店舗運営状況を管理する仕組みを構築してまいります。

 

③管理顧客数の拡大

車のビジネスサイクルは、購入から手放すまで平均9年を要します。その間には、日々のメンテナンスや車検、保険、買取といった様々な取引が発生します。当社グループでは、管理顧客数を重要指標として捉えており、新規ユーザー数の獲得のみならず、一度取引したお客様が離脱しないような仕組みを構築するべく、お客様の状況に応じたご提案を適切な時期に提供できるような顧客管理を実施してまいります。また、取引実績がない既存ユーザーの世帯を対象にアプローチすることで管理顧客数を拡大していく取り組みを実施してまいります。(出典:内閣府「消費動向調査」)

 

④商品管理

 当社グループは、店舗で多くの商品、幅広い車種を取り扱うことになるため、商品管理は重要になります。そのため、商品回転日数を重要指標として捉えており、リードタイムを意識した経営を実施しております。リードタイムを入庫から商品化、商品化から契約、契約から納車までの3つで捉え、当該リードタイムをコントロールすることが、日々変化する市場価格を反映した適正な値付けに繋がっていると考えております。なお、2021年11月末現在の中古車商品回転日数は43日です。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

経営方針、経営戦略及び2030年ビジョンを実現するうえで、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。

 

①出店について

  当社グループが、国内でのシェアの拡大を推進するためには新規出店が重要課題であると捉えております。主
要幹線道路沿いの好立地な店舗を適正な価格で出店するために、全国に店舗開発人員を配置し、レジャー施設、
他業種を含めた小売業等の多様な情報を取得することで、多くの候補地の中から最も条件の良い店舗展開を進め
てまいります。

 

②人材の確保について

 当社グループが今後も高い成長率を維持するためには人材の確保が必要であり、人材の確保には、人材の獲得及び離職の防止という2つの側面が重要課題であると捉えております。人材の獲得については、面接から採用までのリードタイムを短縮することでの人材獲得数増加の取り組みを進めてまいります。また、離職防止の取り組みについては、グループ共通の店舗マニュアルに基づいた接客オペレーションによる仕組みを構築することにより、全てのスタッフが均一で高い成果を上げられる労働環境を用意し、離職率の低下を図ってまいります。

 

③商品確保について

当社グループは、小売車両の約半数をオートオークション会場からの仕入に依存しております。良質な商品を確保し、市場の変化に対応するために、ユーザーからの直接買取の拡大とレンタカー会社をはじめとした企業間での仕入を拡大することで、需要に応じた商品構成の実施を進めてまいります。

 

④経費管理について

当社グループは、経済環境の変化や市場環境の変化に影響を受けにくい経営体制を構築するため、間接経費削減や業務効率化による固定費削減を実施してまいります。売上高販売管理費比率を重要指標と捉え、スタッフ個人ごとにコスト意識をもたせることで店舗コストの削減を進めるとともに、システム化により業務を効率化することでコストの削減を進めてまいります。

 

⑤新型コロナウイルス感染症への取り組み

 当連結会計年度の我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の防止策を講じ、経済に持ち直しの動きがありますが、同感染症の影響は依然収束していない状況が続いております。

 当社グループでは引き続き、新型コロナウイルス感染症の対応について、お客様、取引先、地域社会の皆様、従業員とその家族の安全、感染予防と感染拡大防止を最優先とし、日々変化する状況に対応しながら事業継続に向けた取り組みを実施してまいります。

 

 

 

2  【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、当社グループでは、事業等のリスクを、将来の経営成績等に与える影響の程度や発生の蓋然性等に応じて、「2030年ビジョンの実現に向けた成長に関するリスク」「その他業績に大きな影響を及ぼすリスク」と2分類しております。

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 2030年ビジョンの実現に向けた成長に関するリスク

 

リスクの内容

リスクに対する対応策

①計画通りに出店を行えないリスク

当社グループは、大型店の出店をメインに行っております。大型店は、主要幹線道路沿いかつ大きな敷地面積を要することから、計画的に物件を確保することが困難な可能性があります。

 

当社グループでは、主要幹線道路沿いの好立地な店舗を適正な価格で出店するために、全国に店舗開発人員を配置し、レジャー施設、他業種を含めた小売業等の多様な情報を取得することで、多くの候補地の中から最も条件の良い店舗展開を進めてまいります。

②人材を確保できないリスク

 

顧客にとって満足度の高いサービスを提供する方針の基に、事業の拡大を図っておりますが、その実現のためには継続的に人材を確保していく必要があると考えております。しかしながら、予想以上に人材獲得競争が激化し、期待する人材を獲得できない、あるいは離職により人材流出する可能性があります。

当社グループでは、人材の獲得については、面接から採用までのリードタイムを短縮することでの人材獲得数増加の取り組みを進めてまいります。また、離職防止の取り組みについては、グループ共通の店舗マニュアルに基づいた接客オペレーションによる仕組みを構築することにより、全てのスタッフが均一で高い成果を上げられる労働環境を用意し、離職率の低下を図ってまいります。

③商品を確保できないリスク

当社グループは、小売車両の約半数をオートオークション会場からの仕入に依存しております。市場環境の変化により、オートオークション会場への出品台数が減少し、良質な商品を確保できない可能性があります。

当社グループでは、市場の変化に対応しつつ良質な商品を確保するために、ユーザーからの直接買取の拡大とレンタカー会社をはじめとした企業間での仕入を拡大することで、需要に応じた商品構成の見直しを進めてまいります。

④経費増加による業績悪化リスク

当社グループは、出店コスト、広告宣伝費等店舗運営のための経費が必要となります。経費コントロール不足により、当社グループの収益性が悪化する可能性があります。

当社グループでは、経済環境の変化や市場環境の変化に影響を受けにくい経営体制を構築するため、間接経費削減や業務効率化による固定費削減を実施してまいります。売上高販売管理費比率を重要指標と捉え、スタッフ個人ごとにコスト意識をもたせることで店舗コストの削減を進めるとともに、システム化により業務を効率化することでコストの削減を進めてまいります。

⑤経済情勢に係るリスク

国内中古車市場及び新車市場は、国内景気、消費者の購買意欲の変動によって左右されます。景気変動は、消費者購買意欲の減退を通じて販売台数の変動につながる可能性がある他、中古車市場におけるオートオークション相場にも影響を及ぼします。オートオークション相場の下落は、棚卸資産に関して商品評価損を計上する結果、利益率の変動をもたらす可能性があります。

当社グループでは、お客様との継続的な生涯取引の拡大により、市場動向、国内景気の変動においても持続可能な収益基盤作りを推進しております。また、在庫回転率に注視し市場の動向にあわせた在庫管理を行うことで、滞留在庫の発生を防止する取り組みを行ってまいります。

⑥モビリティ革命により自動車所有に対する認識が変化するリスク

モビリティサービスの拡大や、それに伴う消費者の意識変化により、中古車及び新車販売台数の減少・販売価格の変動の可能性があります。これらの要因により当社グループが提供する商品・サービスの市場における評価が大幅に変化した場合には、当社グループの経営成績や財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。

消費者の価値観や嗜好ニーズの把握に努めるとともに、適正に仕入れ商品の選定や、仕入れ・販売の価格設定を徹底してまいります。また、市場や消費者の動向を分析し、事業の方向性や経営戦略の適切性の評価を行うことで市場環境の変化に迅速・柔軟に対応してまいります。

⑦新型コロナウイルス感染症拡大に伴うリスク

当連結会計年度の我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の防止策を講じ、経済に持ち直しの動きがありますが、同感染症の影響は依然収束していない状況が続いております。今後、新型コロナウイルス感染症の感染状況やその経済環境への影響が変化した場合には、来店数の減少等により当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは引き続き、新型コロナウイルス感染症の対応について、お客様、取引先、地域社会の皆様、従業員とその家族の安全、感染予防と感染拡大防止を最優先とし、日々変化する状況に対応しながら事業継続に向けた取り組みを実施してまいります。

 

 

(2) その他業績に大きな影響を及ぼすリスク

 

リスクの内容

リスクに対する対応策

①個人情報管理及びシステム管理のリスク

当社グループは、販売した車両の名義変更等で顧客の印鑑証明書や住民票、運転免許証の写し等の個人情報を取得します。個人情報が外部に流出した場合には、当社グループのビジネスに対する信頼が低下するだけでなく、実際に当該情報を利用した詐欺被害等が発生する可能性が皆無とは言えず、これら信頼の低下や損害賠償請求等に伴い当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

これら個人情報の管理に関しては、研修等により継続的に啓蒙活動を行い、役職員の個人情報保護に対する意識を高めるとともに、個人情報保護の具体的な業務手続きを定めた個人情報保護規程に則って業務を遂行しております。また、例えばコンピュータシステム及びサーバー等のセキュリティ・アクセス権限は対象者に限定するなど、システム部門の牽制体制を構築し、情報漏洩の防止に努めております。

②古物営業法の遵守について

当社グループの行う中古車両の買取り及び販売業務は古物営業法の規制を受けます。当社グループは古物取扱業者として、各都道府県の公安委員会より許可を受け中古自動車の買取り及び販売業務を行っております。

今後、法令の改正が生じた際の対応が不十分であったり、オペレーションミスが発生すること等により監督当局より処分を課される可能性は皆無ではなく、結果、営業許可の取消等により、当社グループの業績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。

当社グループでは、警察署への届出の要否を確認する手続き等を社内規程に定め、古物営業法の遵守に努めており、現時点では違反事由は発生しておりません。

また、法令改正等に関する情報収集をするために、社内体制の構築をしております。

③有利子負債の依存について

出店資金を主に銀行等金融機関からの借入れで調達しております。近年出店を積極的に行った結果、有利子負債の残高は増加しております。そのため、金融情勢の変化に伴い金利が変動した場合には、今後の資金調達に対する支払利息が増加する等、当社グループの業績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。

当社グループでは、成長戦略実現のために必要な資金を銀行等金融機関からの借入により十分確保できると考えており、引続き安定的な業績と強固な財務体質により高い信用力を維持し、十分な調達能力を確保してまいります。また、資金調達の要否については、出店計画、資金需要の金額と支払タイミング、運転資金、営業キャッシュ・フロー等を総合的に検討して決定してまいります。

④天候・災害によるリスク

当社グループは全国に店舗を展開しておりますが、大雪や台風といった天候上の問題により営業活動を行えない可能性があります。このような状態が長期に亘った場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。

当社グループでは、北海道から沖縄県まで出店エリアがあり、リスクが集中しないような店舗展開を行っております。また、平時より老朽化したインフラへの投資、施設の定期的な点検、防災教育などを行っております。

⑤風評リスク

ホームページ等のメディアを通じた集客を行う一方、SNSやインターネット掲示板を通じて当社グループの商品・サービス・役職員に関する誹謗・中傷等の風説が流布される可能性があります。それにより、内容の正確性に関わらず、顧客の当社グループへの信頼や企業イメージが低下し、財政状態、経営成績等に重要な影響を与える可能性があります。

教育研修制度により人材育成を行うことで、顧客満足度の向上を図り、顧客からの誹謗・中傷等の抑制・防止に努めております。

また、トラブルが生じた場合には、専門部署による迅速な対応を行うとともに、クレーム案件に関しては、事例を分析し、再発防止に向けた取り組みを行っております。

 

 

3  【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(経営成績等の状況の概要)

(1) 経営成績の状況

当連結会計年度における我が国経済は、社会経済活動が正常化に向かうなかで、各種政策や海外経済の改善もあり、景気が持ち直していくことが期待されます。ただし、国内外の新型コロナウイルス感染症の動向や世界金融資本市場の変動の影響等について留意する必要があります。

このような環境のなか、中古車業界におきましては、2020年12月から2021年11月までの国内中古車登録台数は6,288,062台(前年同期比99.0%)と前年を下回る結果となりました。車種別では、普通乗用車登録台数が3,269,473台(前年同期比98.4%)であり、軽自動車の登録台数は3,018,589台(前年同期比99.6%)という結果となりました。(出典:一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計データ・一般社団法人全国軽自動車協会連合会統計データ)

当社グループにおきましては、このような状況のなか、『お客様に最も愛される企業』という経営理念に基づき、ライフタイムバリューと管理顧客数(=3年以内の取引ユーザー数)を意識した店舗運営を行ってまいりました。

出店に関しましては、総合店として2021年4月に宮崎県に初出店となる「宮崎北店」、愛知県に「日進駅前店」、高知県に初出店となる「高知店」、2021年5月に千葉県に「幕張店」、2021年7月に大分県に「大分店」、岩手県に初出店となる「盛岡店」、2021年9月に群馬県に「太田店」、埼玉県に「新座店」、2021年11月に北海道に「札幌手稲店」をオープンいたしました。

専門店としては、2021年4月に「一宮スバル車専門店」、2021年5月に「UNIVERSE千葉北」、2021年
11月に「広島安芸店」をオープンいたしました。また、既存店に併設して買取専門店10店舗を出店するとともに、買取店の単独店舗として「いわき店」、「長久手グリーンロード店」、「浜松店」、「昭島店」、「さいたま中央店」、「石岡店」、「葛飾店」、「広島三篠店」、「池袋店」、「京都八幡店」、「奈良店」、「橿原店」、「八王子店」、「世田谷店」、「弘前店」をオープンいたしました。輸入車正規ディーラーに関しましては、フォルクスワーゲン正規販売店として「フォルクスワーゲン大阪枚方」をオープンいたしました。

 

中古車販売事業

中古車販売事業は、北海道東北地方4拠点(4店舗)、関東甲信越地方10拠点(11店舗)、東海北陸地方4拠点(4店舗)、関西地方3拠点(3店舗)、中国四国地方3拠点(3店舗)及び九州沖縄地方2拠点(2店舗)を出店いたしました。また、併設店として買取専門店10店舗を出店したことにより、当連結会計年度末の拠点数は103拠点(159店舗)となりました。

 

新車販売事業

新車販売事業は、関西地方に1拠点(1店舗)を出店したことにより、当連結会計年度末の拠点数は21拠点(23店舗)となりました。

 

その結果、当連結会計年度末の拠点数は124拠点(182店舗)となりました。

 

 

当連結会計年度の主な経営成績は次の通りです。

                                  (単位:百万円)

区分

前連結会計年度

(自 2019年12月1日

至 2020年11月30日

当連結会計年度

(自 2020年12月1日

至 2021年11月30日

増減

増減率

(%)

売上高

241,146

291,263

50,117

20.8

売上総利益

43,930

56,731

12,801

29.1

売上総利益率(%)

18.2

19.5

1.3

販売費及び一般管理費

37,104

43,093

5,989

16.1

営業利益

6,825

13,637

6,812

99.8

経常利益

6,527

13,388

6,861

105.1

親会社株主に帰属する当期純利益

4,740

9,663

4,923

103.9

 

 

売上高分析

当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度から501億17百万円(20.8%)増加し、2,912億63百万円となりました。前連結会計年度は、消費税増税・新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けましたが、当連結会計年度は新規出店による市場拡大等により売上高が前年同期比で増加しました。

また、セグメント別の概況については、当社グループの事業は自動車販売及びその附帯事業がほとんどを占めており実質的に単一セグメントでありますので、その概況を地域別に示しております。地域別の売上高は、(生産、受注及び販売の状況)の(2)販売実績をご参照下さい。

 

売上総利益率の分析

当連結会計年度の売上総利益率は、前連結会計年度から1.3ポイント増加し、19.5%となりました。当連結会計年度では、新型コロナウイルス感染症影響の反動増による市場の需要回復及び商品リードタイム短縮による台当たり利益改善により売上総利益率は前年同期比で上昇しました。

 

販売費及び一般管理費の分析

当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度から59億89百万円増加し、430億93百万円となりました。主な要因は、社員数の増加による人件費の増加、販売台数増加に伴う販売諸費用の増加、新規出店に伴う地代家賃・減価償却費の増加であります。

 

上記の結果、当連結会計年度の売上高は2,912億63百万円(前年同期比20.8%増)、営業利益は136億37百万円(前年同期比99.8%増)、経常利益は133億88百万円(前年同期比105.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は96億63百万円(前年同期比103.9%増)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

当連結会計年度末の総資産は1,110億32百万円となり前連結会計年度末に比べ113億98百万円増加いたしました。

流動資産は前連結会計年度末に比べ59億76百万円増加し、748億65百万円となりました。主な要因は現金及び預金が46億94百万円減少したものの、売掛金が8億70百万円増加及び商品が84億円増加したことによるものであります。

固定資産は前連結会計年度末に比べ54億22百万円増加し、361億66百万円となりました。主な要因は新規出店等により、建物及び構築物が46億78百万円増加したことによるものであります。

当連結会計年度末の流動負債は280億12百万円となりました。買掛金が9億96百万円減少及び1年内償還予定の社債が10億円減少したものの、未払法人税等が17億16百万円増加となりました。

固定負債は前連結会計年度末に比べ2億1百万円減少し、414億1百万円となりました。主な要因は長期借入金が6億79百万円減少したことによるものであります。

純資産は前連結会計年度末に比べ116億円増加し、416億17百万円となりました。この要因は株式の発行に伴う増資等により資本金が10億36百万円増加、資本剰余金が10億36百万円増加及び利益剰余金が91億36百万円増加したことによるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

                                 (単位:百万円)

区分

前連結会計年度

(自 2019年12月1日

 至 2020年11月30日)

当連結会計年度

(自 2020年12月1日

 至 2021年11月30日)

増減

営業活動によるキャッシュ・フロー

19,269

3,214

△16,054

投資活動によるキャッシュ・フロー

△8,529

△8,256

273

財務活動によるキャッシュ・フロー

5,673

317

△5,356

現金及び現金同等物の増減額

16,413

△4,724

△21,138

現金及び現金同等物の期首残高

11,030

27,443

16,413

現金及び現金同等物の期末残高

27,443

22,718

△4,724

 

 

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ47億24百万円減少し、227億18百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
 
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動によるキャッシュ・フローは、32億14百万円の収入前年同期は192億69百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益133億1百万円、減価償却費39億33百万円に加え、たな卸資産の増加額85億69百万円及び法人税等の支払21億51百万円があったことによるものであります。
 
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動によるキャッシュ・フローは、82億56百万円の支出前年同期は85億29百万円の支出)となりました。これは主に、新規出店等に伴う有形固定資産の取得による支出73億49百万円及び差入保証金の差入による支出6億82百万円によるものであります。
 
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動によるキャッシュ・フローは、3億17百万円の収入前年同期は56億73百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出61億30百万円があった一方、長期借入れによる収入55億円及び株式の発行による収入19億95百万円があったことによるものであります。

 

(生産、受注及び販売の状況)

(1) 商品仕入実績

当社グループは自動車販売及びこれらの附帯業務がほとんどを占めていることから、単一セグメントとしております。当連結会計年度の仕入実績を項目別に示すと、次のとおりであります。

項目

仕入高(百万円)

前年同期比(%)

車両

224,105

128.7

部品

9,998

112.7

合計

234,104

127.9

 

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(2) 販売実績

当社グループは自動車販売及びこれらの附帯業務がほとんどを占めていることから、単一セグメントとしております。当連結会計年度の販売実績を地域別に示すと、次のとおりであります。

 

地域別

当連結会計年度

(自 2020年12月1日

  至 2021年11月30日

前年同期比

販売高

(百万円)

期末拠点数

(拠点)

販売台数

(台)

販売高

(%)

期末拠点数

(拠点)

販売台数

(%)

北海道東北地方

27,813

14

(20)

18,953

114.0

(6)

121.8

関東甲信越地方

74,396

33

(50)

43,818

118.7

10

(14)

123.8

東海北陸地方

98,555

38

(53)

63,521

116.1

(5)

113.9

関西地方

48,311

20

(28)

29,558

126.6

(4)

125.7

中国四国地方

5,158

(7)

4,336

159.6

(5)

168.7

九州沖縄地方

37,027

15

(24)

25,320

133.2

(4)

138.4

合計

291,263

124

(182)

185,506

120.8

27

(38)

122.8

 

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

2.地域別の区分は次のとおりであります。

北海道東北地方……

北海道、青森県、岩手県、宮城県、福島県

関東甲信越地方……

茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、

長野県、新潟県

東海北陸地方………

岐阜県、愛知県、三重県、静岡県、富山県、石川県、福井県

関西地方……………

滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県

中国四国地方………

広島県、高知県、愛媛県

九州沖縄地方………

福岡県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

 

3.期末拠点数の( )内は店舗数であります。当社は、車種タイプ別に複数店舗を構える拠点があるため、拠点数と店舗数は異なります。

 

(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。

その他重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。

会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なもの及びその補足事項については以下のとおりであります。

 

固定資産の減損

 「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

繰延税金資産の回収可能性

各納税主体の将来課税所得を過去の実績や事業計画等を勘案のうえ合理的に見積り、将来の税金負担を軽減する効果を有すると考えられる部分につき回収可能と判断し繰延税金資産を計上しております。今後、経営環境等の変化や関係法令の改正により将来課税所得の見積りに変動が生じた場合には、繰延税金資産の計上額に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 財政状態の分析

当連結会計年度末の財政状態につきましては、「(経営成績等の状況の概要) (2) 財政状態の状況」をご参照ください。

 

(3) 経営成績の分析

 当社グループでは、生涯取引の実現のためライフタイムバリューと管理顧客数を意識した店舗運営を引き続き行ってまいります。そのために、車両の販売からカー用品の販売、保険、車検、メンテナンス整備、鈑金修理、買取まで一貫したサービスが提供できる環境を整えた店舗出店を行い、お客様へ継続的な利用を促進する取り組みを行ってまいります。

  2022年11月期通期の業績予想につきましては、2022年1月6日に公表しました業績予想に変更ありません。

 しかしながら、今後、新型コロナウイルス感染症の感染状況やその経済環境が変化した場合には、業績予想に影響を及ぼす可能性があります。業績予想の修正が必要となった場合には速やかに開示いたします。

 

                                   (単位:百万円)

区分

当連結会計年度

(自 2020年12月1日

至 2021年11月30日

2022年11月期

連結業績予想

(自 2021年12月1日

至 2022年11月30日)

増減

増減率

(%)

売上高

291,263

350,000

58,736

20.2

営業利益

13,637

17,500

3,862

28.3

経常利益

13,388

17,200

3,811

28.5

親会社株主に帰属する当期純利益

9,663

12,000

2,336

24.2

 

(注)上記連結業績見通しに関する注意事項

 2022年11月期通期の業績予想値は、業界等の動向、国内外の経済状況等の要因について、現時点で入手可能な情報をもとに行った見通しであります。そのため、上記連結業績予想値はこれらの要因の変動により大きく異なる場合があります。

 

(4) キャッシュ・フローの状況の分析

キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(経営成績等の状況の概要) (3)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

 

(5) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当社は、株主に対する利益還元を重要な課題の一つとして認識しており、経営基盤の強化と財務体質の健全性を勘案しつつ、株主への剰余金の配当を安定かつ継続的に実施することを配当についての基本方針として位置付けております。原則、期末配当を年1回実施していく考えであり、その決定機関は株主総会であります。また、当社は取締役会の決議により、毎年5月31日を基準日として、中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。

なお、内部留保資金につきましては、自己資本の充実を目的として一定の手元資金を確保するとともに、今後も成長が見込める販売店の展開やグループ成長に効果的な投資に備えてまいりたいと考えております。

上記の方針を踏まえた上で、当期の配当につきましては、前期以上の増配を実施することにより一層の株主還元強化を図り、中長期的な企業価値向上に資するべく、2022年1月6日に公表しました通り、1株につき15円の配当といたしました。

 

 

4  【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

5  【研究開発活動】

該当事項はありません。