当事業年度におけるわが国経済は、政府主導の経済政策や日銀の金融緩和策等を背景に、企業収益の改善、雇用や所得環境の好転など、緩やかな景気回復の兆しが続いております。しかしながら、急激な円安による輸入原材料価格の上昇、ヨーロッパの政局不安などによる潜在的なリスク懸念があり、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
当業界におきましては、継続的な円安効果や世界遺産登録効果による外国人宿泊客の増加など、ビジネス、観光ともに需要が回復し、客室稼働率は改善してきておりますが、輸入原材料価格の高騰や人材不足による人件費の上昇等により、ホテル市況の本格改善には、なお時間を要するものと思われます。
当社においては、宿泊に特化した郊外型ロードサイドビジネスホテルチェーンの展開に注力し、HOTEL AZ佐賀吉野ヶ里店の新築を皮切りに、91室タイプのHOTEL AZ新店舗14店を開店しました。また、亀の井ホテル大分安心院店、石川粟津店を改装するとともに、屋号をHOTEL AZ大分安心院店、石川粟津店に変更し、運営する全店をHOTEL AZブランドに統一しました。さらに館内飲食店舗においても、一部を「しゃぶしゃぶ温野菜」や「居酒屋かまどか」へ変更し、お客様の利便性の向上を図りました。このようにHOTEL AZブランドの定着及びドミナント化を推進し、集客力の強化に努めてまいりました。
以上の結果、当事業年度における売上高は109億8百万円(前事業年度は106億77百万円)、営業利益は16億79百万円(前事業年度は12億55百万円)、経常利益は13億50百万円(前事業年度は9億99百万円)、当期純利益は8億8百万円(前事業年度は17億61百万円)となりました。
なお、当社の報告セグメントは「ホテル宿泊事業」のみであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、5億75百万円(前事業年度末は11億43百万円)となりました。
当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、4億11百万円(前事業年度は21億14百万円)となりました。これは、主に税引前当期純利益13億43百万円(前事業年度は31億30百万円)、減価償却費13億52百万円(前事業年度は12億79百万円)及び法人税等の支払額18億15百万円(前事業年度は6億42百万円)があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、18億19百万円(前事業年度は22億50百万円の獲得)となりました。これは、主に有形及び無形固定資産の売却による収入5百万円(前事業年度は39億19百万円)、有形及び無形固定資産の取得による支出17億17百万円(前事業年度は15億99百万円)があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、8億40百万円(前事業年度は38億63百万円の使用)となりました。これは、主に短期借入金の純増額21億50百万円(前事業年度は7億円の純減額)、長期借入金の返済による支出6億69百万円(前事業年度は21億99百万円)、リース債務の返済による支出3億35百万円(前事業年度は6億60百万円)及び配当金の支払いによる支出3億4百万円(前事業年度は3億4百万円)があったことによるものであります。
当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
当社は受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
当事業年度における売上実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 事業部門の名称 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) |
ホテル宿泊事業 | 宿泊部門 | 7,161 | 107.5 |
飲食部門 | 2,993 | 93.9 | |
その他 | 226 | 87.6 | |
報告セグメント計 | 10,381 | 102.7 | |
館外飲食事業 | お祭り一番館等 | 527 | 92.4 |
合計 | 10,908 | 102.2 | |
(注) 1.主な相手先別の売上実績及び当該売上実績の総売上実績に対する割合は、当該割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
長期に亘る景気低迷から徐々に脱却しつつあるものの、海外情勢の動向や円安による資材の高騰などのリスクから、当社を含めたホテル業界及び観光業界全体も依然として安定した景気回復には至っておらず、依然として先行きは不透明な状況です。
このような状況下において、当社は以下の事項を対処すべき課題と認識しております。
当事業年度においては、91室タイプのHOTEL AZ店舗14店の新規開店を行いましたが、当社がホテル店舗を展開する郊外においては国内にはまだ多くの手つかずの市場が残されており、翌事業年度以降も、積極的な店舗展開を行ってまいります。
当社は、主として店舗物件の半数以上を自社で所有しておりますが、今後は景気や不動産市況等を踏まえながら、土地及び建物躯体を賃借(25年の定期土地建物賃貸借契約)する方法にて店舗展開を図っていく方針です。当該方法では、大和ハウス工業株式会社から貸主となる土地所有者の紹介を受け、当該土地所有者が当社仕様(主に91室タイプ又は133室タイプ)により大和ハウス工業株式会社を施工業者として建物躯体の建設を行い、附属設備等は当社が所有いたします。
当社が積極的な店舗展開を行う上では、サービスの標準化(均質化)や、マスストア・オペレーションの強化が、重要な経営課題の一つであります。当社は今後の更なる多店舗展開を見据え、サービスの標準化とマスストア・オペレーションを強化するため、より効率的なチェーンストア・マネジメントを追求していきます。
顧客獲得による稼働率の引き上げのため、当社のポイントカードである「アメイズレインボーカード」の運用を行い、リピーターの獲得を図っております。
当社は、営業費を抑制してローコスト・オペレーションの徹底を図ることにより、無駄なコストを削減して利益率を高めるとともに、価格にも還元して顧客の満足度を高め、リピート率の上昇(リピーターの増加)を図っております。「目の前のお客様に当社の営業マンになっていただく」ことは当社の営業方針の一つでもあり、口コミによる利用やリピート率の引き上げは新規顧客の獲得以上に当社が重視する営業戦略の一つであります。
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重大な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
当社の宿泊に関する売上は、景気の動向や個人消費の動向等の影響を受けやすい傾向にあり、景気の低迷や個人消費の低迷に基づく個人利用客及び法人利用客の減少や、テロ、国際紛争、流行疾患や近隣諸国との関係悪化等による旅行客の減少が、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、飲食に関する売上は、一般消費者の消費動向の影響を受けやすく、一般消費者の消費低迷に伴う飲食施設利用者の減少が、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、土地及び建物に対する投資資金や新店開業資金を含めた運転資金等の多くを、銀行からの借入金に依存している状況にあり、当事業年度末時点における総資産に占める有利子負債(リース債務を含む)の割合は、69%となっております。
そのため、金融市場の混乱や景気低迷、金融機関の融資姿勢の変化により借入れや借換えが困難になった場合や、市場金利の急速な上昇等により支払利息が急激に増加した場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
なお、今後は定期土地建物賃貸借契約に基づく店舗展開を行う方針であり、リース債務の割合が大きくなる見込みです。
当社は、牛肉や鶏肉などの食肉の多くを、仕入業者を通じて海外から輸入しておりますので、その仕入価格は関税や為替相場に左右されます。また、輸出国での家畜疾病の発生により食肉の調達が困難となった場合には、仕入価格の高騰を招く可能性があります。野菜類の多くは季節ごとに国内各地から仕入業者を通じて調達しており、冷夏や台風などの異常気象によって、産地が被害を受けた場合には、仕入価格が高騰する可能性があります。
当社は、これらのリスクを回避するため、国内業者を介して、複数の業者から仕入を行っておりますが、食材の安定調達が困難となった場合や、大幅な為替相場の変動により仕入価格が高騰した場合等には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、飲食部門において、業務効率等の観点から、特定の食材について特定の仕入先に取引を集中させており、なかでも、加工食品、食肉、野菜等を仕入れている株式会社トーホーフードサービスからの当事業年度の仕入高は6億87百万円であり、その割合は、当社全体の仕入高の48%となっております。
当社は、同社との間で締結した取引基本契約書に基づき、当社の仕入食材の発注及び納品を同社に集約させておりますが、同社との契約が、期間満了、更新拒絶、解除その他の理由で終了した場合においても、集約業者を変更することや、各仕入先との間で当社が直接発注及び納品を行うことで、当社の業務に支障が生じる可能性は低いと考えております。但し、何らかの理由により、当社が同社からサービスの提供を受けられない事態が生じた場合には、一時的に当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社が運営する飲食店舗は、食品衛生法の規定に基づき、所管保健所から飲食店営業の営業許可を取得しております。食材の調理に際しては、衛生管理マニュアルに基づき日常の衛生管理の徹底を図るとともに、必要に応じて内部監査により衛生管理状況を確認し、食品の安全衛生の維持に努めております。万一、衛生上の問題があり、店舗で提供された商品により食品衛生事故等が発生した場合には、営業許可の取消し、営業の禁止、もしくは一定期間の営業停止処分、被害者からの損害賠償請求、当社の信用力低下等により、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
ホテルを営業している当社は、旅館業法をはじめ、建築基準法、都市計画法、借地借家法、消防法、エネルギーの使用の合理化に関する法律及び旅館業・衛生基準に関する条例等の法的規制を受けております。また、飲食を提供している当社は、食品衛生法、食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律、水質汚濁防止法、未成年者飲酒禁止法及び未成年者喫煙禁止法等の法規制を受けております。
当社は、これら法規制の遵守に努めておりますが、当該法規制の強化や改正がなされた場合には、法規制遵守のためのコストの発生等により、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社は、事業活動に必要な許認可等を受けておりますが、許認可等が取り消しとなる事由が発生した場合には、当社の事業活動が制限され、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、事業を展開する上で、相応の固定資産を保有しておりますが、地震、台風、大雨、落雷等の自然災害が発生し、店舗施設等の固定資産に毀損・劣化が生じた場合には、当該固定資産の修復に相応の時間と費用等が必要となる可能性があり、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社は、大分県大分市に本社を置き、九州地区を中心に出店を進めてきたため、フランチャイズ店舗を含めた全ホテル店舗数65店舗(当事業年度末現在)のうち85%にあたる55店舗は九州地区にあります。このため、九州地区を中心に地震、台風、大雨、落雷等の自然災害が発生した場合には、当社が運営する施設の利用者数の減少等の結果、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
①フランチャイズ契約
当社は、フランチャイジーとの間でフランチャイズ契約(当事業年度末現在、契約先3社、店舗数3店舗)を締結しておりますが、今後フランチャイジーとのトラブル等によりフランチャイズ契約が解約される事態が生じた場合には、フランチャイジーからのロイヤリティ収入等が減少し、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
②店舗に係る敷金及び建設協力金
当社では、店舗用物件の賃貸借契約の締結に際して賃貸人に敷金及び建設協力金を差し入れている場合があります。敷金は、契約期間満了等により賃貸借契約を解約する際に返還される契約となっており、また、建設協力金は、賃借料の支払と相殺することにより、契約期間満了時までに全額回収する契約となっております。
しかし、敷金及び建設協力金は、預託先の経済的破綻等により、その一部又は全部が回収不能となる場合や、賃貸借契約に定められた契約期間満了前に中途解約をした場合には返還されないことがあります。このような事態が生じた場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、今後、原則として、土地及び建物躯体を賃借(25年の定期土地建物賃貸借契約)する方法にて店舗展開を図っていく方針です。そのため、当社が希望する土地が見つからない場合や、土地所有者等の事情により、建築着工に遅れが生じる場合には、出店計画の見直しを行う必要が生じることになり、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社が土地所有者等と締結する方針の「定期土地建物賃貸借契約」は、賃貸借期間中に当社の事情で解約する場合、当社が紹介した代替借主と土地所有者等が同契約と同等の条件にて契約を締結する場合を除き、敷金全額及び残りの契約期間分の賃料相当額を解約違約金として当社が土地所有者等に支払うこととなります。
なお、今後新規出店する店舗において、顧客獲得が当社の想定通りに進捗しない場合、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、店舗等に係る土地及び建物を自己保有しておりますが、当該資産について、今後の各店舗の収益や時価下落の状況によっては減損処理が必要となる可能性があり、減損損失が発生した場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
なお、今後新規出店する店舗においても、土地及び建物の全部又は一部を自己保有する場合があります。
お客様に満足していただけるサービスを継続的に提供していくために、当社にとっては、人材の確保と育成が重要な課題となっております。そのため、通年採用や人事制度の改定、業務に関する教育や、モラル面・法令遵守等についての各種社内研修等を行うことにより、人材の確保と育成に注力しております。
しかし、人材の確保と育成の計画に大幅な遅れが生じた場合には、お客様に満足していただけるサービスの提供が行えず、お客様満足度の低下を招いた結果、当社が運営する施設の利用者数が減少し、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、短時間労働者を多人数雇用しておりますが、一定の条件を満たした場合には、社会保険への加入を義務付けております。そのため、短時間労働者に対する社会保険の適用基準が拡大された場合には、当社が負担する保険料の増加等により、当社の事業展開、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社では、取引先及び従業員並びにお客様等の個人情報を取り扱っております。当社は、個人情報の漏洩を重要なリスクとして認識し、社内規程及びマニュアルを整備し社内に周知しておりますが、万一、個人情報の流出等の問題が発生した場合には、当社の信用に大きな影響を与えるとともに、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社がフランチャイズ契約を締結している株式会社ジョイフルは、当社代表取締役社長である穴見賢一及び当社代表取締役副社長である児玉幸子並びにその近親者が、あわせて議決権の過半数を所有している会社であります。
当社は、当社の運営するジョイフル店舗において、同社から仕入れた食材等を販売しており、当事業年度における同社からの仕入高は3億25百万円と当社全体の仕入高の23%を占めております。また、当社が運営するジョイフル店舗の売上高は、当社全体の売上高の8%となっております。
さらに、当社は、同社と締結しているフランチャイズ契約に基づき、同社に対して、ロイヤリティとして当社のジョイフル店舗の毎月の売上高の一定割合を支払うほか、加盟金としてオープン時に一定金額を支払っております。
当社としては、同社との関係において、不公正な取引行為が発生しないように、当社の企業運営において取引の健全性維持に十分留意しておりますが、何らかの理由により不公正な取引行為が発生した場合、社会的信用の失墜や損害賠償請求等の結果、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社代表取締役社長である穴見賢一の実母であり、当社代表取締役副社長である児玉幸子の実姉である穴見加代は、現在、有限会社グッドインの議決権の100%を所有しており、唯一の取締役として同社の経営に関与し、ビジネスホテルチェーンである「グッドイン」を運営しております。
現在当社が運営する「HOTEL AZ」及び当社フランチャイズ店舗と、有限会社グッドインが運営する「グッドイン」は、いずれもビジネスホテルであり、価格帯も類似しているため、事業の競合が発生する可能性は完全には排除できません。しかし、両社の一部店舗以外は同一市内に存在していないという立地の違いから、直接、事業の競合が発生しているとは考えておりません。
また、現在において当社と有限会社グッドインは、それぞれ独立した企業として独自の経営がなされており、取引関係はございません。
なお、有限会社グッドインの本社の住所は、当社の本社の住所と同一でありますが、両社で土地及び建物を区分所有しております。
①当社は、下記のフランチャイザーとフランチャイズ契約を締結しております。
契約先 | 契約期間 | 契約内容 |
株式会社ジョイフル | 平成22年2月12日から10ヶ年間(自動更新) | 1.ファミリーレストランジョイフルの運営 |
株式会社REGAO | 平成22年11月22日、平成25年5月20日、平成25年9月10日及び平成26年11月19日からそれぞれ5ヶ年間(自動更新) | 1.しゃぶしゃぶ店温野菜の運営 2.温野菜の商標及び商号の使用 3.居酒屋かまどかの運営 4.かまどかの商標及び商号の使用 |
(注)新規出店に伴い加盟金を支払っているほか、対価として一定料率のロイヤリティを支払っております。
②当社はフランチャイジーとの間に「HOTEL AZフランチャイズチェーン加盟契約」を締結しております。フランチャイズ店(「HOTEL AZ」)は、当事業年度末現在3店舗であります。
契約期間:平成21年5月22日、同年5月29日及び同年10月26日から、それぞれ20ヶ年間
契約内容:フランチャイジーに対し、当社が開発したホテル運営のための独自のノウハウや商標等を使用して、店舗所在地でホテル宿泊業を行う権利を与えるとともに、店舗運営に関する指導を行っております。
対価として、一定料率のロイヤリティを受け取っております。
契約期間:平成24年3月1日から1年間(自動更新)
契約内容:株式会社トーホーフードサービスの製造・販売する製品・商品の売買に関する基本契約
該当事項はありません。
文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成において使用する仮定や見積りは、当社の過去の実績等を踏まえ合理的に設定しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
①売上高
売上高は、109億8百万円(前事業年度は106億77百万円)となりました。
これは、既存店舗が比較的堅調に推移したこと、昨年度出店した15店舗が通期稼動したことに加え、新規出店したHOTEL AZ14店舗が開業後好調な業績を示したことが主な原因であります。
②営業利益
営業利益は、16億79百万円(前事業年度は12億55百万円)となりました。
売上原価は、原価コントロールの観点から、仕入先の統合等の費用削減施策を行っており、新店舗の増加もありましたが14億20百万円(前事業年度は15億83百万円)となりました。
販売費及び一般管理費は、新規出店店舗の初期費用及び店舗数の増加により、給料及び手当が19億11百万円(前事業年度は19億8百万円)、減価償却費が13億52百万円(前事業年度は12億79百万円)、業務委託費が8億2百万円(前事業年度は7億32百万円)に増加しました。一方、費用削減施策の実行により、消耗品費が6億82百万円(前事業年度は7億99百万円)、水道光熱費が7億89百万円(前事業年度は8億30百万円)に減少しました。これらの結果、販売費及び一般管理費は78億9百万円(前事業年度は78億38百万円)となりました。
③経常利益
経常利益は、13億50百万円(前事業年度は9億99百万円)となりました。
これは、主に上記までの理由に加え、リース債務が増加したことに伴い支払利息が3億80百万円(前事業年度は3億5百万円)となったことによるものであります。
④当期純利益
当期純利益は、8億8百万円(前事業年度は17億61百万円)となりました。
これは、上記までの理由に加え、前事業年度に固定資産売却益を22億40百万円計上していたこと等によるものであります。
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載しております。
当社は、「旅」を通じて社会に奉仕することを経営理念とし、お客様に均質で行き届いたサービスを「お値打ち価格」で提供し、また、楽しい「食」と「住」の空間をより多く提供するために、多店舗展開を図り、当社のサービスを国内に広げていくことを重要な経営戦略としております。
引き続き、当社の経営戦略の実現に向け取り組んでまいります。
①資産の部
当事業年度末における総資産は、252億13百万円(前事業年度末は224億25百万円)となりました。
流動資産は11億32百万円(前事業年度末は15億17百万円)となりました。これは、主に現金及び預金が5億95百万円(前事業年度末は11億63百万円)に減少したことによるものであります。
固定資産は240億81百万円(前事業年度末は209億7百万円)となりました。これは、主に有形固定資産が231億71百万円(前事業年度末は201億16百万円)に増加したことによるものであります。
②負債の部
当事業年度末における負債合計は、187億57百万円(前事業年度末は164億74百万円)となりました。
流動負債は63億7百万円(前事業年度末は35億80百万円)となりました。これは、主に短期借入金が22億50百万円(前事業年度末は1億円)、1年内返済予定の長期借入金が27億69百万円(前事業年度末は6億69百万円)に増加したこと及び当事業年度末は未収法人税等1億51百万円を計上したこと(前事業年度末は未払法人税等11億92百万円)によるものであります。
固定負債は124億50百万円(前事業年度末は128億93百万円)となりました。これは、主に長期借入金が63億3百万円(前事業年度末は90億72百万円)に減少したこと及びリース債務が58億88百万円(前事業年度末は35億68百万円)に増加したことによるものであります。
③純資産の部
当事業年度末における純資産は、64億55百万円(前事業年度末は59億50百万円)となりました。これは、主に利益剰余金が46億49百万円(前事業年度末は41億45百万円)に増加したことによるものであります。
①資金調達の方針
当社は、原則として、飲食部門に係る食材仕入費、店舗運営に係る人件費及び地代家賃等の運転資金は、営業活動によるキャッシュ・フローの範囲内で賄い、新規出店に伴う設備資金は金融機関(主に銀行借入)から調達する方針ですが、設備資金については資本市場からの資金調達も検討してまいります。
②キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、5億75百万円(前事業年度末は11億43百万円)となりました。
当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載しております。