第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

 当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するなど、社会経済活動の正常化が進み景気の持ち直しの動きは見られるものの、不安定な国際情勢による資源・エネルギー価格の高騰や円安による物価上昇など、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 当業界においては、行動制限の緩和や円安の影響により訪日外国人が増加しており、観光需要は順調に回復しております。

 当社においては、ドミナント効果やネット販売強化施策などにより宿泊利用が堅調であったことに加え、飲食部門においても館内外店舗において利用が増加していることから、売上高は前年同四半期と比べ増加しました。しかしながら、原材料価格の高騰、給与水準の引き上げに伴う人件費の増加や稼働率の向上による業務委託費及びリネン費等の増加により利益は減少しております。

 なお、当第2四半期会計期間末における店舗数は、ホテル店舗が87店舗(直営店84店舗、FC3店舗)、館外飲食店舗が4店舗であります。

 以上の結果、当第2四半期累計期間における売上高は87億62百万円(前年同四半期比6.6%増)、営業利益は18億33百万円(前年同四半期比7.9%減)、経常利益は16億62百万円(前年同四半期比8.8%減)、四半期純利益は10億96百万円(前年同四半期比8.4%減)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期累計期間における現金および現金同等物(以下「資金」という)は、22億17百万円(前事業年度末は24億97百万円)となりました。
 当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動の結果得られた資金は、13億95百万円(前年同四半期は13億65百万円の獲得)となりました。これは主に、税引前四半期純利益16億8百万円(前年同四半期は18億23百万円)、減価償却費6億34百万円(前年同四半期は6億21百万円)、法人税等の支払額8億6百万円(前年同四半期は8億78百万円)があったこと等によるものであります。


(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動の結果使用した資金は、4億15百万円(前年同四半期は4億1百万円の使用)となりました。これは主 に、有形及び無形固定資産の取得による支出4億34百万円(前年同四半期は4億11百万円)があったこと等によるものであります。

 
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
  財務活動の結果使用した資金は、12億60百万円(前年同四半期は8億59百万円の使用)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出22億23百万円(前年同四半期は未計上)、配当金の支払額3億80百万円(前年同四半期は3億4百万円)、長期借入れによる収入20億円(前年同四半期は未計上)があったこと等によるものであります。

 

 

(3) 財政状態の状況

 当第2四半期会計期間末における資産合計は、279億93百万円となり、前事業年度末に比べ5億13百万円の減少となりました。これは主に、現金及び預金の減少2億80百万円及び有形固定資産の減少2億55百万円によるものであります。

 当第2四半期会計期間末における負債合計は、143億53百万円となり、前事業年度末に比べ9億91百万円の増加となりました。これは主に、長期借入金の増加12億76百万円によるものであります。

  純資産の合計は、136億39百万円となり、前事業年度末に比べ15億5百万円の減少となりました。これは主に、自己株式取得による減少22億23百万円及び利益剰余金の増加7億16百万円によるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(6) 主要な設備

前事業年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第2四半期累計期間において重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。