第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

 当中間会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するなど、社会経済活動の正常化が進み緩やかな回復が見られる状況となりました。しかしながら、物価上昇による個人消費の低下、不安定な国際情勢に伴う金融資本市場の変動など、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 当業界においては、インバウンド需要の活発化により緩やかな回復基調にあります。

 当社においては、ネット販売強化施策により宿泊利用が堅調であったことに加え、飲食部門においては人員不足による時短営業などを行っていた店舗が解消したことにより、売上高は前年同期と比べ増加しました。しかしながら、給与水準の引き上げに伴う人件費の増加や稼働率の向上による業務委託費及びリネン費等の増加により利益は減少しております。

 当中間会計期間末における店舗数は、ホテル店舗が87店舗(直営店84店舗、FC3店舗)、館外飲食店舗が4店舗であります。

 以上の結果、当中間会計期間における売上高は91億6百万円(前年同期比3.9%増)、営業利益は13億72百万円(前年同期比25.2%減)、経常利益は12億2百万円(前年同期比27.6%減)、中間純利益は8億22百万円(前年同期比25.0%減)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 当中間会計期間における現金および現金同等物(以下「資金」という)は、8億98百万円(前事業年度末は23億2百万円)となりました。
 当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動の結果得られた資金は、18億33百万円(前年同期は13億95百万円の獲得)となりました。これは主に、税引前中間純利益12億2百万円(前年同期は16億8百万円)、減価償却費6億19百万円(前年同期は6億34百万円)、法人税等の支払額3億78百万円(前年同期は8億6百万円)があったこと等によるものであります。


(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動の結果使用した資金は、20億64百万円(前年同期は4億15百万円の使用)となりました。これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出20億73百万円(前年同期は4億34百万円)があったこと等によるものであります。

 
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
  財務活動の結果使用した資金は、11億72百万円(前年同期は12億60百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出6億16百万円(前年同期は3億円)、配当金の支払額4億2百万円(前年同期は3億80百万円)があったこと等によるものであります。

 

 

(3) 財政状態の状況

 当中間会計期間末における資産合計は、284億45百万円となり、前事業年度末に比べ4百万円の増加となりました。これは主に、有形固定資産の増加14億21百万円及び現金及び預金の減少14億3百万円によるものであります。

 当中間会計期間末における負債合計は、132億45百万円となり、前事業年度末に比べ4億17百万円の減少となりました。これは主に、長期借入金の減少4億85百万円によるものであります。

  純資産の合計は、151億99百万円となり、前事業年度末に比べ4億21百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金の増加4億20百万円によるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当中間会計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(6) 主要な設備

前事業年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当中間会計期間において重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。