第2【事業の状況】

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

(1)会社の基本的な経営方針

 当社グループは、以下の企業理念に基づき、持続的な成長及び企業価値の向上に取り組んでおります。

<企業理念>

オープンハウスグループは、「お客さまが求める住まい」を愚直に追求し続けます

オープンハウスグループは、やる気のある人を広く受け入れ、結果に報いる組織を作ります

オープンハウスグループは、業績をあげ規模を拡大し、社会に必要とされる不動産会社となります

 

(2)経営環境

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 わが国経済の先行きにつきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを引き上げていくなかで、国内外の感染症の動向や金融資本市場の変動等については留意する必要があるものの、政府による各種政策の効果もあり、持ち直しの動きが続くことが期待されております。

 当社グループが属する不動産業界につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大による経済の先行不透明感が続く環境下にあって一部に弱い動きがみられるものの、金融緩和政策の継続を背景として投資用不動産に対する底堅い需要が想定されるほか、新しい生活様式の下で自宅で過ごす時間が増えたことにより、個室やワークスペースの確保が容易な戸建に対する関心が高まっております。

 このような事業環境のもと、当社グループにつきましては、引き続き戸建関連事業を主力事業と位置づけ、営業センターの出店を継続するとともに、仕入及び販売をよりいっそう強化することにより事業の拡大を目指してまいります。

 

(3)中期的な経営方針及び対処すべき課題

 当社グループが2017年11月に策定した中期経営計画「Hop Step 5000」の最終年度となる当連結会計年度は、目標とする売上高5,000億円を大きく上回って着地いたしました。当社グループは、次なるステージとして、2020年11月に中期経営計画「行こうぜ1兆!2023」を策定し、最終年度となる2023年9月期の売上高1兆円の達成に向け、以下の中期的な経営方針及び対処すべき課題に取り組んでまいります。

 

①戸建関連事業を中心とする継続的な成長

イ.戸建を主軸する既存事業の成長

 当社グループは、戸建関連事業を主力事業と位置付けており、土地の仕入れから、設計・施工、販売までの業務をグループ内で行う製販一体体制を特徴としています。同事業においては、好立地の用地を適正価格で仕入れる仕入力、良質な住宅を低コストで建設し、マーケットインの発想でお客様のニーズにあった商品をリーズナブルな価格で提供する商品力、現住居の徒歩圏内で購入されるお客様の比率が高いという特性に合致した多店舗展開に支えられた営業力の全てが当社グループ独自の経営資源として重要であります。今後も、仕入力、商品力、営業力を更に強化し、戸建を主軸とする既存事業の成長を図ってまいります。

 

ロ.戸建関連事業の関西圏への進出

 当社グループの戸建関連事業を今後も拡大させるためには、新築一戸建住宅の販売拠点となる営業センターの出店を継続することが重要であります。これまで、東京都23区、神奈川県川崎市及び横浜市からその周辺エリアに加え、愛知県名古屋市並びに福岡県福岡市への出店に取り組んでまいりました。今後は、首都圏、名古屋圏、福岡圏に加えて、関西圏への進出を果たし、4大都市圏における市場シェアの拡大を目指してまいります。

 

ハ.マンション事業の着実な成長

 当社グループは、利便性の高い都心立地でコンパクトタイプの居室を中心としたマンション事業を展開しており、お客様から立地と価格に関しての高いご支持をいただいております。これまで、東京圏、名古屋圏、福岡圏の都心部において事業を展開してまいりました。引き続き、マンション事業の拡大を視野に入れつつ、物件毎の採算も重視し着実な成長を目指してまいります。

 

ニ.収益不動産事業の持続的成長

 金融緩和政策の継続により、引き続き投資用不動産に対する需要は高水準で推移することが見込まれております。今後も、当社グループが展開する収益不動産事業においては、規模が小さく、事業期間の短い物件を中心として展開することにより、事業リスクをコントロールし、短期的には金融機関の融資姿勢等に鑑み慎重に事業を運営しつつ、収益不動産事業の持続的成長を図ってまいります。

②プレサンスコーポレーションとのグループシナジーの追求

イ.首都圏での新築投資用マンション事業の展開

 当社グループが持つ首都圏での膨大な土地情報とプレサンスコーポレーションが持つ投資用マンション事業のノウハウ及び強力な販売力を活用するために、両者の共同事業として首都圏での投資用マンション事業の展開に向けて協議を行っております。今後、本共同事業を早期に実現し、プレサンスコーポレーションとの資本業務提携によるシナジー効果を享受するべく、取り組みを推進してまいります。

 

③M&Aの推進

イ.M&Aの進捗状況

 当社は、事業シナジーを発現できる当社グループ(全体及びアライアンスベースで)の成長を志向しており、M&Aに積極的に取り組んでおります。例えば、2015年1月にはOHAを、2018年10月にはホーク・ワンを、それぞれ完全子会社化しました。OHAについては、引渡棟数が2,173棟から4,158棟へ1,985棟(注1)増加し、ホーク・ワンについては、引渡棟数に占める当社仲介件数が25棟から766棟へ741棟(注1)増加する等、いずれも、当社の連結子会社となって以降、受注棟数の大幅な増加等による売上高の増加を実現しています。また、当社グループとしてのスケールメリットの実現による調達コストの低減や仕入れの効率化を通じた営業利益の大幅な伸長も実現しており、さらに、当社グループの採用ノウハウ、リソースを相互に活用することで、より多くの人材採用にも成功しております。このように、当社は、M&Aを通じた当社グループ全体としての着実な業績拡大及び経営効率の改善を実現してまいりました。

 さらに、当社は、地域補完及び商品補完関係の構築等を目指し、当社とプレサンスコーポレーションの経営資源や経営ノウハウを融合することによる事業シナジーを発現させること等により、両者並びに両者のお客様、株主、従業員、取引先及び関係者の皆様にとっての利益の最大化を図るべく、2020年4月にプレサンスコーポレーションとの間で資本業務提携契約を締結し、その後、2020年5月には同社の総議決権数(2020年3月31日現在)の31.9%の取得を完了し、同社を当社の持分法適用関連会社としております。当社は、かかる資本業務提携及び持分法適用会社化が実現したことを受けて、独立系総合不動産会社として、当社グループの連結売上高(及びプレサンスコーポレーションの連結売上高を単純合算した「アライアンスベースでの売上高」(注2)を競合の大手不動産会社に迫る規模とすること及び業界におけるポジショニングの更なる向上を目指してまいります。

(注1) それぞれ、OHAにおける、株式取得完了日(2015年1月15日)の直前決算期(2014年12月期)から当社の直近決算期(2020年9月期)までの引渡棟数の増加数、ホーク・ワンにおける、株式取得完了日(2018年10月1日)の直前決算期(2018年9月期)から当社直近決算期(2019年9月期)までの当社仲介件数の増加数を記載しております。

(注2) 「アライアンスベースでの売上高」は、当社グループの連結売上高とプレサンスコーポレーションの連結売上高を単純合算したものであり、当社グループの連結売上高を指すものではありません。

 

ロ.既存領域及び新領域への積極的な投資

 当社グループは、戸建関連事業を主力事業と位置付けるとともに、外部環境の変化を踏まえた成長分野への新規参入を図ることにより、効率的な事業ポートフォリオを構築することを目指しております。今後も、既存領域での規模の拡大並びに収益力の改善に加え、新領域への進出等により成長スピードの加速を目的とするM&Aに取り組んでまいります。

 

住居系を中心とする不動産ファンド事業の展開

 当社グループ及びプレサンスコーポレーションの投資用不動産の開発力及び供給力を活用し、賃貸マンション並びに宿泊施設等の投資用不動産を、両者も出資するアセットマネジメント会社(私募ファンド、REIT)に供給する事業の立ち上げについて協議しております。今後、本事業を早期に実現し、プレサンスコーポレーションとの資本業務提携によるシナジー効果を享受するべく、取り組みを推進してまいります。

⑤新型コロナウイルス感染症の拡大による環境の変化に伴う新たな事業機会の獲得

 日本を含む全世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、当社が属する不動産業界においても賃料の低下及び不動産売買市場の状況悪化が散見されております。例えば、2020年4月の当社の戸建の仲介契約件数は前年同月比で相当程度減少する等、当社の事業にも一定の影響は見られました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大後も、足元の業績は堅調に推移しており、また、当社の戸建関連事業に係るウェブサイトへの新規会員登録件数も高い水準となっております。このように、新型コロナウイルス感染症が拡大する環境下においても、当社グループの主要事業である戸建関連事業が牽引する形で、中期経営計画における取り組み事項は、現在まで順調に進捗しております。

 当社としては、新型コロナウイルス感染症の拡大による環境の変化をきっかけに家族が揃って自宅で過ごす時間が増えたことやテレワークの機会が増えたことにより、住まいに対する新たなニーズが発生していることに伴い、戸建住宅の利用価値が拡充すると考えており、かかる環境下においても当社グループにとっての新たな事業機会を獲得するべく、引き続き、当社グループの主要事業である戸建関連事業を推進してまいります。

 

⑥企業の成長を支える経営基盤の強化

イ.コーポレート・ガバナンスのさらなる強化

 当社グループは、企業価値の最大化を図るために、経営の健全性、透明性及び客観性が重要であり、コーポレート・ガバナンスは重要な経営課題の一つと位置付けております。引き続き、コーポレート・ガバナンス基本方針の着実な運用を行うとともに、経営執行体制の透明性並びに多様性の確保等によりコーポレート・ガバナンスのさらなる強化に努めてまいります。

 

ロ.有利子負債比率の適正化

 当社グループは、これまで事業・業容の拡大に際して、事業用地の取得及び運転資金を主として金融機関からの借入れによって賄ってきたため、有利子負債比率が高まっておりますが、利益の蓄積及び多様な調達手法を活用し株主資本を充実することにより、有利子負債比率の適正化を図ってまいります。

 

ハ.サステナビリティの取り組み推進

 当社グループは、持続可能な社会の実現に事業活動を通じて貢献するとともに、企業の持続的成長を目指す「サステナビリティ」を推進しております。当社グループは、企業理念で掲げるとおり、「お客様が求める住まいを愚直に追求し」、普通に働く人が都心部で住宅を持てるように、都心部の戸建住宅を手頃な価格で提供することにより、社会価値と事業価値の両立を意味する共有価値の創造を実践しております。

 当社グループが持続的成長を実現するために、サステナビリティの取り組みが重要であると位置付けております。一例として、女性の社会進出が進み、都心で利便性の高い住宅需要が高まることは、当社グループにとってのオポチュニティとなる一方、当社グループのレピュテーションが低下するような事案が発生した場合にはリスクとなります。当社グループは、オポチュニティを捉え、リスクを回避するために、環境・社会・ガバナンス(ESG)の課題に対応することは必然であると捉えております。実行に際しては、優先して取り組むべき重要課題として、ステークホルダーの関心度の高さと当社グループにとっての重要度から、以下のマテリアリティを特定し、取り組みを進めてまいります。

 

ESG

マテリアリティ(重要課題)

環境

環境保全

社会

製品の安心安全・お客様満足度推進

人材育成

働き方改革

サプライチェーンマネジメント

ガバナンス

コンプライアンス

 

(4)目標とする経営指標

 当社グループは、収益性において売上高経常利益率10.0%以上及び安全性において自己資本比率30.0%以上を維持することを、目標とする経営指標として定めております。なお、当連結会計年度においては、売上高経常利益率13.4%、自己資本比率41.0%となりました。

2【事業等のリスク】

当社グループの事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を以下のとおり記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。なお、本文における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)事業を取り巻く経営環境について

①景気動向、金利動向等の影響

 当社グループが属する不動産業界の企業業績は、景気動向、金利水準、地価の水準等のマクロ経済要因の変動等と密接に関係しております。そのため、不動産市況、住宅ローン金利及び消費税増税の動向、人口動向、不動産に係る税制の改正等の経済状況や政策動向並びに住宅取得希望者の心理動向等が、当社グループの業績及び事業の展開に影響を与える可能性があります。

 

②営業エリアが首都圏に集中していること並びに競合及び災害等の影響

 当社グループは、首都圏を中心として、不動産の仲介のほか、新築一戸建住宅、新築マンション並びに中古収益不動産の販売並びに建築請負等を行っております。

 首都圏は、住宅及び収益不動産に対する需要が高いことから、競合他社が多く競争が今後さらに激化する可能性があります。近年は大阪圏、名古屋圏及び福岡圏での事業展開を開始しておりますが、これらの地域においても競合他社との競争にさらされています。当社グループよりも仕入力、販売力、ブランド力等において競争優位に立つ競合他社の影響等により、当社グループの土地の仕入力及び販売力の相対的な低下並びに価格変動等により急激に需要が低下する場合には、当社グループの業績及び事業の展開に影響を与える可能性があります。

 また、当社グループの営業活動は首都圏を中心として都市部で展開しているため、首都圏その他の都市部の人口動向、地理的変化、平均収入の変化、地域経済、不動産市況等の影響を特に受けやすく、それにより当社グループの事業、業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。

 さらに、当社グループが事業を展開する地域において地震、台風その他の災害が発生した場合、人的・物的被害のほか、工事の遅延、開発・販売ができなくなるおそれ、不動産の価値が減少するおそれ、修復等に費用を要するおそれなど、当社グループの事業、業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。

 

③新型コロナウイルス感染症等の影響について

 日本を含む全世界的な新型コロナウイルス感染症の感染拡大と各国政府による感染予防対策にもかかわらず、経済活動には重大な悪影響が生じており、今後の景気動向の見通しも非常に不透明であるため、景気の悪化が全世界的に長期に亘る可能性があります。

 また、感染予防対策として、当社グループ、顧客、外注先、仕入先及び提携先において活動が制限される結果、当社グループの強みである営業活動への支障やサプライチェーンの混乱等が生じる可能性があります。加えて、感染予防対策が有効である保証はなく、当該対策が奏功しない場合には当社グループの事業活動及び事業計画の遂行に悪影響を及ぼすおそれがあります。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、当社グループにとって新たな事業機会でもあると考えておりますが、実際に事業機会が実現する保証や事業機会が今後も継続する保証はありません。

 新型コロナウイルス感染症が当社グループに与える最終的な全体の影響の程度は、新型コロナウイルス感染症の収束時期など今後の事態の進展によるため、極めて不透明であり、予測することが困難です。その影響の程度によっては、当社グループの事業、業績、流動性及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。また、新型コロナウイルス感染症以外の治療方法が確立されていない感染症が流行した場合にも同様に、当社グループの事業、業績、流動性及び財政状態に重大な悪影響を与える可能性があります。

 

(2)土地の仕入れ、木材・建材などの調達や人件費等について

 当社グループは、首都圏その他の都市部の物件を中心に用地を仕入れており、当該仕入れのコストが開発コストの大部分を占めておりますが、首都圏その他の都市部における物件の供給不足等の当社グループがコントロールできない外部要因により、仕入価格が高騰する可能性があります。また、当社の連結子会社であるOHD、OHA及びホーク・ワンが提供している新築一戸建住宅は、木材・建材その他の原材料を使用しております。これらの原材料が、為替相場の変動並びに当該原材料の生産国におけるカントリーリスク等により価格高騰する可能性があります。さらに、建築業界における人材不足等を背景として建築工事に係る人件費が高騰する可能性もあります。これらのコストの上昇を販売価格に転嫁することが難しい場合には、当社グループの業績に重大な悪影響を与える可能性があります。

 

(3)事業戦略について

 当社グループは、成長のための事業戦略を掲げて様々な取り組みを行っておりますが、将来の業績や市場環境には不確実性が内在しており、多様な要因により事業戦略が奏功しない可能性や事業戦略を変更せざるを得ない可能性があります。

 例えば、当社は、東京都23区を中心とする首都圏、愛知県名古屋市並びに福岡県福岡市において、出店候補地の立地条件、競合企業の動向、エリア特性及び採算性等の総合的な判断に基づき、店舗展開を行っていく方針であります。今後、当社グループの出店条件に合致する物件が見つからず、新規出店が進まない場合には、当社グループの業績及び事業の展開に影響を与える可能性があります。

 

(4)M&Aについて

 当社グループは、事業拡大のため事業戦略の一環として企業買収、戦略的出資、提携等のM&Aを行っており、今後も推進してまいります。しかしながら、今後、当社グループの事業戦略に合致する適切な対象企業候補が見つかり、当該対象企業候補との間で、適切な条件でM&Aを実施することができる保証はありません。また、M&Aの実施においても様々なリスクがあり、例えば、対象企業との事業統合が計画通り進まない可能性、想定していたシナジー効果が実現しない可能性、M&Aに必要な業務にリソースが割かれることにより当社グループの通常の事業活動に支障が生じる可能性、対象企業の優秀な人材が流出する可能性、当社グループのコンプライアンスに係る水準と同等の水準で対象企業を運営できない可能性、対象企業の価値評価等を見誤る可能性、将来の減損の対象となりうる多額ののれんを計上する可能性、M&Aに関連して当社グループの負債が増加する可能性があります。

 また、当社グループが対象企業の非支配株主持分のみを取得する場合には、対象企業の経営を有効に監督・コントロールすることができず、戦略的投資の効果を実現する上で当社グループが最適と考える対象企業の経営方針・事業戦略が実行されない可能性があり、かかる場合には、当社の事業、業績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。また、提携先との提携関係が存在することによって、将来における他の潜在的な提携候補先との協働に関する自由度が制限される可能性があります。

 

(5)有利子負債への依存について

 当社グループは、事業用地並びに物件取得資金及び運転資金は、主として金融機関からの借入金によって賄っております。当連結会計年度末(2020年9月30日)現在、当社グループの連結有利子負債残高は271,278百万円となり、前連結会計年度末(2019年9月30日)と比較して22,935百万円増加しました。また、総資産に占める有利子負債の比率は47.7%となっております。

 現在の金利水準が変動する場合には、業績に影響を与える可能性があります。また、今後金融情勢の急速な変動等何らかの理由により十分な資金が調達できない場合には、当社グループの業績、財政状態及び事業の展開に影響を与える可能性があります。

 

(6)不動産開発における収益認識までの期間の長期化等について

 当社グループが営む不動産の販売事業では、用地の仕入れから一般消費者への販売までに相当の期間を要し、また、当該期間中において複数回に亘り多額の投資を行う必要があります。一般消費者への販売完了までの間には、原材料の価格高騰や人材不足、顧客の需要の変化などといった当社グループがコントロールのできない外部要因によって、想定外の期間や費用を要する可能性があります。また、開発が遅延することによって、当社グループが在庫を当初の計画よりも長く抱えざるをえず、その間に市況が悪化した場合には、たな卸資産の評価損の計上にもつながりうるほか、収益の認識にも遅れが生じ、当社グループの業績及び財政状態に重大な悪影響を与える可能性があります。さらに、当初の計画通りに開発を完了できない場合には、当社グループの信用毀損や顧客に対する責任が生じる可能性もあります。

 

(7)たな卸資産について

 当社グループは、不動産の販売事業を行っており、たな卸資産として販売用不動産、仕掛販売用不動産を計上しております。なお、2020年9月末現在における状況は以下のとおりであります。

 

販売用不動産及び仕掛販売用不動産の内訳

内訳

販売用不動産(百万円)

仕掛販売用不動産(百万円)

戸建関連

44,414

104,262

マンション

272

36,067

収益不動産

19,686

16,758

その他

15,825

総計

64,372

172,914

 

 当社グループが保有するたな卸資産の不動産価値は様々な要因により下落する可能性があります。また、当社グループでは、想定していた価格での販売が困難な場合には、在庫リスクを軽減するため、販売価格の値引きにより販売を促進させる施策をとることがあります。それら施策の実行に伴う利益の減少並びにたな卸資産の評価損が多額となる場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(8)外注管理について

 当社グループは、新築一戸建住宅の建設に際して、施工監理業務(品質・安全・工程・コストの各監理)を除き、原則として請負業者に分離発注の上、外注をしております。また、マンション建設業務においては、施工監理業務も含め大部分を建設業者に外注をしております。

 このように施工業務の大部分を外注に依存しているため、外注先を十分に確保できない場合、外注先による工事の品質に問題がある場合又は外注先の経営不振並びに工期遅延が発生する場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(9)人材の確保について

 当社グループは、今後も戸建関連事業を中心に展開してまいります。お客様のニーズに合った良質の商品及びサービスを提供していくためには、高い潜在能力を持ち、お客様にご満足いただける商品提案等のできる人材に、教育訓練を実施して戦力化していくことが経営上の重要な課題であります。

 当社グループは、今後も事業の拡大に伴い、積極的に優秀な人材を数多く採用していく方針でありますが、そうした人材が十分に確保できない場合、又は現在在籍している人材が流出する場合、人材確保に関してコストが増加する場合等には、事業の展開や業績に影響を与える可能性があります。

 

(10)瑕疵担保責任について

 当社グループでは、住宅の品質確保の促進等に関する法律により、新築住宅の構造上主要な部分及び雨水の浸水を防止する部分について10年間の瑕疵担保責任を負っています。万が一、当社グループの販売した物件に重大な瑕疵があるとされた場合には、その直接的な原因が当社グループ以外の責によるものであっても、当社グループは売主として瑕疵担保責任を負うことがあります。その場合には、補償工事費の増加や当社グループの信用力低下により、当社グループの業績、財政状態及び事業の展開に影響を与える可能性があります。

 

(11)法的規制について

 当社グループは、事業運営上、宅地建物取引業法、建築基準法、都市計画法、建設業法、国土利用計画法、貸金業法、環境規制等による法的規制を受けております。

 当社グループは、これらの許認可等を受けるための諸条件及び関係法令の遵守に努めており、現状において当該許認可等が取り消しとなる事由は発生しておりません。今後、これらの関連法規が改廃された場合や新たな法的規制が設けられる場合、又はこれらの法令等の規制について遵守できなかった場合には、当社グループの業績及び事業の展開に影響を与える可能性があります。

 

 

(12)個人情報の管理について

 当社グループは、各事業において、見込顧客情報及び取引顧客情報等、当社グループ事業を通して取得した個人情報を保有しており、個人情報の保護に関する法律等による規制を受けております。

 これらの個人情報については、個人情報を有する当社グループの各社にて細心の注意を払って管理しております。しかしながら、万が一、外部漏洩等の事態が発生する場合には、損害賠償や社会的信用の失墜等により、当社グループの業績及び事業の展開に影響を与える可能性があります。

 

(13)消費税率引き上げの影響

 2014年4月に消費税率は5%から8%に引き上げられ、2019年10月には10%に引き上げられました。消費税率引き上げに伴い、政府による住宅取得を促進する各種施策は実施されておりますが、消費税率の引き上げにより消費者の購買行動が減速し、住宅購入を手控える場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

 

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態及び経営成績の状況の概要は、以下のとおりです。

 

①財政状態および経営成績の状況

a.財政状態

イ.資産

 当社グループの当連結会計年度末における総資産は569,038百万円となり、前連結会計年度末と比較して123,133百万円増加いたしました。これは主として、販売用不動産及び仕掛販売用不動産が合わせて12,766百万円減少した一方、現金及び預金が83,872百万円、プレサンスコーポレーションの株式取得等に伴い投資有価証券が40,170百万円増加したこと等によるものであります。

 

ロ.負債

 負債は335,342百万円となり、前連結会計年度末と比較して27,505百万円増加いたしました。これは主として、短期借入金及び長期借入金(一年内返済予定の長期借入金を含む)が合わせて23,307百万円増加したこと等によるものであります。

 

ハ.純資産

 純資産は233,695百万円となり、前連結会計年度末と比較して95,628百万円増加いたしました。これは主として、新株の発行及び自己株式の処分による資金調達により資本金及び資本剰余金並びに自己株式が合わせて44,984百万円、利益剰余金が51,417百万円増加したこと等によるものであります。

 

b.経営成績

 当社グループの当連結会計年度における業績は、売上高は575,951百万円(前連結会計年度比6.6%増)、営業利益は62,129百万円(同7.5%増)、経常利益は77,357百万円(同40.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は59,491百万円(同51.0%増)となりました。

 

 セグメント別の概況は次のとおりであります。

(戸建関連事業)

 戸建関連事業につきましては、売上高は379,656百万円(前連結会計年度比11.5%増)、営業利益は40,677百万円(同24.7%増)となりました。これは、新型コロナウイルス感染症の拡大による販売機会の減少により、仲介契約件数は一時的に減少したものの、新しい生活様式のもとで戸建に対する関心が高まり、販売が順調に推移したことによるものです。

 

イ.仲介(オープンハウス)

 2020年7月、当連結会計年度において7店舗目となる六本松営業センターを福岡県福岡市中央区に開設いたしました。これにより、東京都、神奈川県、愛知県、埼玉県、千葉県を含めた6都県において計49店舗の営業センターを通じて、販売力の強化に努めてまいりました。

 その結果、仲介契約件数は6,940件(前連結会計年度比26.1%増)と好調に推移いたしました。

 

ロ.都心部戸建分譲(オープンハウス・ディベロップメント)

 販売形態別の状況は次のとおりであります。

 

販売形態

棟数

売上高

(百万円)

前連結会計年度比増加率

(%)

新築一戸建住宅分譲

2,804

116,697

18.2

土地分譲

2,645

108,061

8.0

建築請負

1,597

23,622

7.8

その他

590

合計

248,971

12.5

 

ハ.建築請負(オープンハウス・アーキテクト)

 首都圏の建売住宅を分譲する一般法人向け建築請負が順調に推移したことに加え、当社グループ内においても請負棟数を伸ばしてまいりました。

 その結果、内部取引を含む売上高は55,508百万円(前連結会計年度比15.2%増)となりました。

 

ニ.準都心部戸建分譲(ホーク・ワン)

 首都圏の準都心部を中心として、新築一戸建住宅の分譲に注力してまいりました。仕入の基準を見直したことに加え、新型コロナウイルス感染症の流行に対する新しい生活様式の下で、戸建に対する関心が高まったことを受け、販売が順調に推移したことにより、売上総利益率が大幅に改善いたしました。

 その結果、売上高は87,094百万円(前連結会計年度比5.8%増)、営業利益は6,504百万円(同43.9%増)となりました。

 

(マンション事業)

 マンション事業につきましては、東京都23区、愛知県、福岡県の都心部において新築分譲マンションを展開しており、引渡戸数は増加させつつ、開発用地の高騰を受け東京都23区より愛知県の構成比を高めるなど、業績は計画通りに推移いたしました。

 その結果、売上高は58,169百万円(前連結会計年度比4.6%減)、営業利益は9,608百万円(同11.2%減)となりました。

 なお、販売形態別の状況は次のとおりであります。

販売形態

戸数

売上高

(百万円)

前連結会計年度比増加率

(%)

マンション分譲

1,224

57,932

△4.5

その他

237

合計

58,169

△4.6

 

(収益不動産事業)

 収益不動産事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、当社グループが属する不動産業界においても賃料の低下並びに売買市場の状況悪化が散見されており、金融機関による投資家及び物件の選別が進むことが懸念されました。しかしながら、当社グループが顧客とする事業法人、富裕層が投資対象とする賃貸マンション、オフィスビル等に対する需要は高く、販売は順調に推移いたしました。

 その結果、売上高は112,154百万円(前連結会計年度比3.5%増)、営業利益は10,485百万円(同8.7%減)となりました。

 

(その他)

 その他につきましては、海外不動産に関する税制改正により、アメリカ不動産に対する投資意欲が一時的に低下したほか、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため商談の機会が減少したことによる影響はみられたものの、資産分散を目的とする投資需要は堅調に推移いたしました。

 その結果、売上高は25,970百万円(前連結会計年度比15.0%減)、営業利益は2,314百万円(同38.7%減)となりました。

 

②キャッシュ・フロー

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて83,872百万円増加し、219,218百万円となりました。

 

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果獲得した資金は、48,793百万円(前連結会計年度は14,344百万円の獲得)となりました。これは主として、法人税等の支払額が20,593百万円あった一方、税金等調整前当期純利益77,357百万円(うち持分法による投資利益17,786百万円は資金の獲得に影響していません)並びにたな卸資産の減少額が12,516百万円あったこと等によるものであります。

 

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、24,054百万円(前連結会計年度は4,800百万円の使用)となりました。これは主として、関係会社株式の取得による支出が22,973百万円あったこと等によるものであります。

 

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果獲得した資金は、59,430百万円(前連結会計年度は7,186百万円の獲得)となりました。これは主として、配当金の支払額が8,074百万円あった一方、借入金の返済による支出及び借入れによる収入の合算による正の収支が23,310百万円、株式の発行による収入及び自己株式の売却による収入の合計が44,391百万円あったこと等によるものであります。

 

(2)生産、受注及び販売の実績

①生産実績

当社グループの生産実績は、販売実績とほぼ一致しておりますので、生産実績に関しては販売実績の項をご参照ください。

 

②受注実績

当連結会計年度における建築請負の受注状況は次のとおりであります。

 

セグメントの名称

 

受注高

(百万円)

前連結会計年度比

増減率(%)

受注残高

(百万円)

前連結会計年度比

増減率(%)

戸建関連事業

61,759

3.5

42,145

3.5

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

2.上記以外のセグメントについては、提供するサービスの性格上、受注状況の記載になじまないため、記載を省略しております。

 

③販売実績

販売実績については、「(1)経営成績等の状況の概要」におけるセグメント別の業績にて示しております。

 

(3)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下の通りです。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

a.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい状況が続いております。企業収益は減少が続き、設備投資並びに輸入等は弱含みで推移している一方、個人消費は増加に転じ、生産並びに輸出においても同様の動きがみられるほか、公共投資は堅調に推移するなど、持ち直しの動きがみられております。

 当社グループが属する不動産業界につきましても、2020年の地価調査における基準地価の全国平均は商業地、住宅地ともに下落に転じております。総じて、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う経済活動の先行不透明感の影響が懸念されたことによるものです。しかしながら、地価に与える影響の程度は土地に対する需要の特性並びに地域の経済構造などにより異なり、地価動向の変化の程度は様々であります。人の移動が制限されたことにより、外国人観光客の影響の大きいホテル、商業用地等に対する需要は低下する一方、宅配の増加に伴う物流施設並びに実需向けの住宅等に対する需要はむしろ高まっております。

 このような事業環境のもと、新型コロナウイルス感染症の拡大による環境の変化をきっかけとして、家族が揃って自宅で過ごす時間が増えたこと並びにテレワークの機会が増えたことにより、ワークスペースを確保したいなどの住まいに対する新たなニーズに応えることが容易な戸建が注目されることとなり、当社グループにおいては戸建等の仲介契約件数は、前連結会計年度の実績を大きく上回って推移いたしました。また、当連結会計年度よりプレサンスコーポレーションを持分法適用関連会社としたことに伴い、持分法による投資利益を計上いたしました。

 

b.経営成績の分析

イ.売上高

 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度と比較して35,574百万円増加の575,951百万円(前連結会計年度比6.6%増)となりました。これは、戸建関連事業の売上高が39,128百万円増加して379,656百万円(同11.5%増)となったこと等によるものであります。

ロ.売上原価、売上総利益

 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度と比較して30,922百万円増加の481,638百万円(前連結会計年度比6.9%増)となり、売上総利益は4,651百万円増加の94,312百万円(同5.2%増)となりました。売上総利益率は、0.2ポイント低下して16.4%(前連結会計年度は16.6%)となりました。これは、主として収益不動産事業において、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、賃料の低下並びに売買市場の状況悪化が散見されており、金融機関による投資家及び物件の選別が進むことが懸念されることから、売上総利益率の低い物件においても引き渡したこと等によるものです。

ハ.販売費及び一般管理費、営業利益

 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比較して、304百万円増加の32,183百万円(前連結会計年度比1.0

%増)となりましたが、販売費及び一般管理費率は0.3ポイント低下して5.6%(前連結会計年度は5.9%)となりました。これは主として、新型コロナウイルス感染症の拡大予防の観点より、大人数が集まる催しの開催を控えたこと等によるものであります。

 営業利益は4,347百万円増加して62,129百万円(同7.5%増)となりました。なお、売上高営業利益率は、0.1ポイント上昇して10.8%(前連結会計年度は10.7%)となりました。

ニ.営業外損益、経常利益

 営業外収益は、前連結会計年度と比較して17,944百万円増加の18,356百万円(前連結会計年度比4,352.0%増)となりました。これは主として、プレサンンスコーポレーションを持分法関連会社化したことに伴い持分法による投資利益17,786百万円を計上したこと等によるものであります。営業外費用は、136百万円減少して3,128百万円(同4.2%減)となりました。

 この結果、経常利益は、22,428百万円増加して77,357百万円(前連結会計年度比40.8%増)となりました。なお、売上高経常利益率は、3.3ポイント上昇して13.4%(前連結会計年度は10.2%)となりました。

ホ.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益

 親会社株主に帰属する当期純利益は、20,083百万円増加して59,491百万円(前連結会計年度比51.0%増)となりました。なお、売上高当期純利益率は、3.0ポイント上昇して10.3%(前連結会計年度は7.3%)となりました。

 

 

 

②経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループは、2017年11月に中期経営計画「Hop Step 5000」を策定し、最終年度である2020年9月期の経営上の目標とする指標として、収益面では売上高500,000百万円、経常利益60,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益40,000百万円のほか、資本政策としてROE30.0%、自己資本比率30.0%、配当性向20.0%以上を設定いたしました。

本中期経営計画の最終年度となる当連結会計年度の業績及び目標に対する達成状況につきましては、売上高575,951百万円(目標に対する達成率115.2%)、経常利益77,357百万円(同128.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益59,491百万円(同148.7%)、ROE32.1%(2.1ポイント超過)、自己資本比率41.0%(11.0ポイント超過)、配当性向15.2%(4.8ポイント未達、但しプレサンスコーポレーションに対する持分法による投資利益を除いた場合の配当性向は21.7%)となり、大部分の指標で大幅に超過して達成いたしました。

また、当連結会計年度の業績及び業績予想(2020年5月15日発表)に対する達成状況につきましては、売上高575

,951百万円(業績予想に対する達成率101.0%)、営業利益62,129百万円(同100.2%)、経常利益77,357百万円(100.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益59,491百万円(100.8%)といずれも達成いたしました。

加えて、セグメント別の売上高及び目標に対する達成率は、戸建関連事業379,656百万円(目標に対する達成率100.4%)、マンション事業58,169百万円(同100.3%)、収益不動産事業112,154百万円(同102.0%)、その他事業25,970百万円(同108.2%)となり、全てのセグメントで達成いたしました。

 

③資本財源及び資金の流動性について

当社グループの主な資金需要は、各セグメントにおける事業用地、物件取得、建設資金、事業拡大のための投資資金並びに運転資金であります。それらの財源については、自己資本並びに金融機関から調達した有利子負債等を充当することに加え、資金使途に応じた幅広い資金調達手段の確保に努めております。

 

④重要な会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定の設定を行っております。当該見積りにつきましては、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる各種の要因に関して仮定設定、情報収集を行い、見積金額を算出しておりますが、実際の結果は見積り自体に不確実性があるために、これらの見積りと異なる場合があります。

 

4【経営上の重要な契約等】

(株式会社プレサンスコーポレーションとの資本業務提携契約の変更等に関する合意書の締結について)

 当社は、2020年11月13日開催の取締役会において、株式会社プレサンスコーポレーション(以下「対象者」といいます。)の普通株式を金融商品取引法に基づく公開買付けにより取得すること、及び対象者が実施する第三者割当増資を引受けること、並びに当社と対象者間の2020年4月6日付資本業務提携契約の変更等に関する合意書を締結いたしました。

 なお、詳細につきましては、「第5 1.(1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な後発事象)」に記載のとおりであります。

 

5【研究開発活動】

該当事項はありません。