当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当グループが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における当グループの事業領域は、東南アジアの新型コロナウイルス感染再拡大の影響に加えて、中国の景気減速懸念や脱炭素に向けた環境規制強化による粗鋼生産の抑制等により、鉄スクラップの海外需要は減少傾向で推移しました。一方、国内においてはコロナ禍からの需要回復や半導体不足解消による製造業の生産増加の見通しから、粗鋼生産は前年同期を上回り、鉄スクラップ需要は堅調に推移しました。これらのことから鉄スクラップ価格は国内高海外安の展開が継続しました。足元では海上運賃の高騰や半導体不足等による製造業の減産継続に加え、新たな変異株の流行懸念等もあり不透明な状況が続いております。
当第2四半期連結累計期間の鉄スクラップ平均価格(東京製鐵田原海上特級価格)は52,266円と前年同期の28,008円を上回って推移しました。非鉄金属等においても、銅、アルミ、ニッケル及びコバルトの平均価格は、前年同期を上回って推移しました。今後も世界的な脱炭素の動きを背景に金属スクラップ等のリサイクル原料を活用することへの評価が高まるものと推測されます。
このような環境の中で、当第2四半期連結累計期間においては「持続可能社会実現の一翼を担う」のミッションステートメントのもと、「脱炭素社会」、「循環型社会」、「分散型社会」実現に向けた課題解決を事業機会としてチャレンジしていくことを戦略コンセプトに、「サーキュラーエコノミーの具体的な事例の実現」、「創発的能力を備えた自律した個人の規律ある集団」の構築に向けた取り組みを進めてまいりました。
以上の結果、売上高は27,242百万円(前年同期比64.0%増)、営業利益は1,494百万円(前年同期比180.9%増)、経常利益は1,759百万円(前年同期比146.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,270百万円(前年同期比159.6%増)となりました。
セグメント別の業績は以下のとおりであり、売上高についてはセグメント間の内部売上高又は振替高を含めた売上高で表示しております。なお、前連結会計年度末より報告セグメントの区分を変更しており、前第2四半期連結累計期間の金額は変更後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを記載しております。
セグメント別業績の概要
≪売上高≫ (単位:百万円)
≪セグメント利益又は損失(△)≫ (単位:百万円)
(注)セグメント利益又は損失(△)は四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
①資源循環事業
金属スクラップ価格が前年同期を上回って推移し、物理的選別技術を背景とした資源リサイクルの収益性はより一層高まりました。加えて、前連結会計年度より続く大型解体物件からの鉄スクラップ取扱量の増加もあり、持分法による投資利益の増加とも相まって、増収増益となりました。
以上の結果、資源循環事業の売上高は9,891百万円(前年同期比65.1%増)、セグメント利益は1,405百万円(前年同期比90.7%増)となりました。
②グローバルトレーディング事業
鉄スクラップ価格の国内高海外安、配船難による海上運賃高騰に加え、新型コロナウイルス感染再拡大に伴う海外への金属スクラップ輸出停滞等による厳しい事業環境が継続しました。その中で取扱量は減少したものの、国内需要の取り込みや価格変動を活用した販売等により収益を確保したことで、増収増益となりました。
以上の結果、グローバルトレーディング事業の売上高は20,233百万円(前年同期比64.9%増)、セグメント利益は371百万円(前年同期比125.6%増)となりました。
③リチウムイオン電池リサイクル事業
コバルト、ニッケル、銅価格が上昇したことに加え、大手電池メーカー等からの仕入や、処分業許可を活用した廃電池の処理受託等により取扱量は増加しました。また、前連結会計年度の固定資産の減損損失により減価償却費は減少し、増収増益となりました。
以上の結果、リチウムイオン電池リサイクル事業の売上高は376百万円(前年同期比199.9%増)、セグメント利益は92百万円(前年同期はセグメント損失80百万円)となりました。
④その他
環境経営コンサルティング事業は、CDP評価向上支援、カーボンニュートラル戦略立案、TCFD対応支援及びサーキュラーエコノミー等のコンサルティングの受注が堅調に推移したことにより、増収増益となりました。
障がい福祉サービス事業は、事業所の認知度向上等により利用率は堅調に推移しましたが、報酬改定による収益性の悪化や待遇改善による人件費の増加もあり、増収減益となりました。
以上の結果、その他事業の売上高は243百万円(前年同期比46.2%増)、セグメント利益は81百万円(前年同期比120.7%増)となりました。
(2) 財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は26,644百万円(前連結会計年度末比95百万円の増加、0.4%増)となりました。流動資産は16,989百万円(前連結会計年度末比511百万円の減少、2.9%減)となりました。これは、その他流動資産が201百万円、受取手形及び売掛金が164百万円増加したものの、現金及び預金が765百万円、商品及び製品が121百万円減少したこと等によります。固定資産は9,654百万円(前連結会計年度末比606百万円の増加、6.7%増)となりました。これは、機械装置及び運搬具が48百万円減少したものの、投資有価証券が254百万円、建設仮勘定が213百万円、土地が150百万円増加したこと等によります。
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は12,355百万円(前連結会計年度末比859百万円の減少、6.5%減)となりました。流動負債は9,169百万円(前連結会計年度末比595百万円の減少、6.1%減)となりました。これは、短期借入金が545百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が627百万円、その他流動負債が367百万円、未払法人税等が122百万円減少したこと等によります。固定負債は3,186百万円(前連結会計年度末比264百万円の減少、7.7%減)となりました。これは、長期借入金が238百万円減少したこと等によります。
当第2四半期連結会計期間末における純資産は14,288百万円(前連結会計年度末比954百万円の増加、7.2%増)となりました。これは、利益剰余金が901百万円増加したこと等によります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ766百万円減少し、6,351百万円(前連結会計年度末比10.8%減)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益が1,771百万円、減価償却費が343百万円あったものの、仕入債務の増減額が630百万円、法人税等の支払額が587百万円、未払金の増減額が488百万円、持分法による投資利益が258百万円及び売上債権の増減額153百万円等により、38百万円の支出(前年同四半期は506百万円の支出)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の売却による収入が11百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が326百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が40百万円等により、380百万円の支出(前年同四半期は117百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の純増減額が545百万円、長期借入金の借入れによる収入が135百万円あったものの、長期借入金の返済による支出が577百万円等の支出、配当金の支払額が369百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出が97百万円等により、364百万円の支出(前年同四半期は298百万円の支出)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題については、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、17百万円であります。主な活動の内容はリチウムイオン電池等のレアメタルを含んだ廃棄物からの効率的な分離精製技術の開発であります。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、販売実績の著しい増加がありました。詳細につきましては、「第2〔事業の状況〕2〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕(1)経営成績の状況」に記載の通りであります。
(7)主要な設備
該当事項はありません。
該当事項はありません。