当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当グループが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における当グループの事業領域は、海上運賃の高騰や半導体不足等による製造業の減産が継続しているものの、コロナ禍からの経済活動持ち直しの動きに加えて、脱炭素の動きを背景としたリサイクル資源を活用することへの評価の高まりにより、金属スクラップ需要は世界的に底堅く推移しました。
これらのことから当第3四半期連結累計期間の鉄スクラップ平均価格(東京製鐵田原海上特級価格)は53,735円と前年同期の32,231円を上回って推移しました。非鉄金属等においても、銅、アルミ、ニッケル及びコバルトの平均価格は、前年同期を上回って推移しました。
足元においては、ロシア、ウクライナ情勢の影響による鉄鋼半製品等の供給不安から、当第3四半期連結会計期間末の鉄スクラップ価格は2008年以来のトン当たり64,500円となるなど、資源全般の価格が上昇しております。新型コロナウイルス感染再拡大や地政学的リスクの高まり等、引き続き不透明な状況が続いております。
このような環境の中で、当第3四半期連結累計期間においては「持続可能社会実現の一翼を担う」のミッションステートメントのもと、「脱炭素社会」、「循環型社会」、「分散型社会」実現に向けた課題解決を事業機会としてチャレンジしていくことを戦略コンセプトに、「サーキュラーエコノミーの具体的な事例の実現」、「創発的能力を備えた自律した個人の規律ある集団」の構築に向けた取り組みを進めてまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は40,615百万円(前年同期比51.1%増)、営業利益は2,306百万円(前年同期比84.4%増)、経常利益は2,767百万円(前年同期比88.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,973百万円(前年同期比187.6%増)となりました。
セグメント別の業績は以下のとおりであり、売上高についてはセグメント間の内部売上高又は振替高を含めた売上高で表示しております。なお、前連結会計年度末より報告セグメントの区分を変更しており、前第3四半期連結累計期間の金額は変更後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを記載しております。
セグメント別業績の概要
≪売上高≫ (単位:百万円)
≪セグメント利益又は損失(△)≫ (単位:百万円)
(注)セグメント利益又は損失(△)は四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
①資源循環事業
金属スクラップ価格が前年同期を上回って推移し、物理的選別技術を背景とした資源リサイクルの収益性はより一層高まりました。加えて、前連結会計年度より続いた大型解体物件からの鉄スクラップ取扱量の増加もあり、持分法による投資利益の増加とも相まって、増収増益となりました。
以上の結果、資源循環事業の売上高は15,022百万円(前年同期比54.6%増)、セグメント利益は2,116百万円(前年同期比56.0%増)となりました。
②グローバルトレーディング事業
第2四半期連結会計期間に新型コロナウイルス感染再拡大等により悪化した金属スクラップの輸出環境は、経済活動の再開や円安進行により当第3四半期連結会計期間に持ち直しの動きとなりました。その中で、配船難による海上運賃高騰は継続しているものの、国内需要の取り込みや価格変動を活用した販売等により収益を確保したことで、増収増益となりました。
以上の結果、グローバルトレーディング事業の売上高は29,977百万円(前年同期比51.2%増)、セグメント利益は578百万円(前年同期比35.0%増)となりました。
③リチウムイオン電池リサイクル事業
大手電池メーカー等からの仕入や、処分業許可を活用した廃電池の処理受託等により取扱量は増加しました。加えて、コバルト、ニッケル、銅価格が前年同期を上回って推移したことで、資源リサイクルの収益性は高まりました。また、前連結会計年度の固定資産の減損損失による減価償却費の減少もあり、増収増益となりました。
以上の結果、リチウムイオン電池リサイクル事業の売上高は785百万円(前年同期比304.2%増)、セグメント利益は249百万円(前年同期比はセグメント損失104百万円)となりました。
④その他
環境経営コンサルティング事業は、CDP評価向上支援、カーボンニュートラル戦略立案、TCFD対応支援及びサーキュラーエコノミー等のコンサルティングの受注が堅調に推移したことにより、増収増益となりました。
障がい福祉サービス事業は、事業所の一部閉鎖による利用者数の減少、報酬改定による収益性の悪化や待遇改善による人件費の増加もあり、減収減益となりました。
以上の結果、その他事業の売上高は367百万円(前年同期比37.5%増)、セグメント利益は124百万円(前年同期比77.2%増)となりました。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は28,933百万円(前連結会計年度末比2,384百万円の増加、9.0%増)となりました。流動資産は19,168百万円(前連結会計年度末比1,667百万円の増加、9.5%増)となりました。これは、受取手形及び売掛金が185百万円減少したものの、商品及び製品が953百万円、現金及び預金が476百万円、その他流動資産が291百万円増加したこと等によります。固定資産は9,765百万円(前連結会計年度末比717百万円の増加、7.9%増)となりました。これは、機械装置及び運搬具が107百万円減少したものの、投資有価証券が364百万円、建設仮勘定が296百万円、土地が164百万円増加したこと等によります。
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は13,907百万円(前連結会計年度末比691百万円の増加、5.2%増)となりました。流動負債は11,032百万円(前連結会計年度末比1,267百万円の増加、13.0%増)となりました。これは、その他流動負債が275百万円減少したものの、短期借入金が1,120百万円、支払手形及び買掛金が308百万円増加したこと等によります。固定負債は2,875百万円(前連結会計年度末比575百万円の減少、16.7%減)となりました。これは、長期借入金が540百万円減少したこと等によります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は15,026百万円(前連結会計年度末比1,692百万円の増加、12.7%増)となりました。利益剰余金が1,604百万円増加したこと等によります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題については、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、26百万円であります。主な活動の内容はリチウムイオン電池等のレアメタルを含んだ廃棄物からの効率的な分離精製技術の開発であります。
(5)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、販売実績の著しい増加がありました。詳細につきましては、「第2〔事業の状況〕2〔経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕(1)経営成績の状況」に記載の通りであります。
(6)主要な設備
該当事項はありません。
該当事項はありません。