当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウィルス禍による当社グループの業績への影響は、現時点においては限定的ではありますが、今後、新型コロナウィルス感染症の収束時期や世界各国における経済活動の回復状況により、当社グループの財政状態、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
日本企業を取り巻く環境は、人口の減少及び市場の超成熟化、政府が推進するデジタルトランスフォーメーション(DX)による本格的なデジタル・ソーシャル時代の到来、国境を越えた取引市場の拡大などを背景に集客をグローバルに行う時代へと大きく変化しています。また、新型コロナウィルス禍においてもかかる変化の方向性に変わりはないものの、変化は一段と早く生じるものと考えられます。
このような環境の変化に対応する企業を支援するため、当社グループでは当第2四半期連結累計期間において4つの事業を展開しております。なお、当社グループでは、経営管理指標として「付加価値売上」(注)を設定しており、売上高と共に収益性を図る指標として管理しております。
(注)付加価値売上=(当社単体:売上高-直接原価)+(連結子会社:売上総利益)
各事業の概況は以下の通りです。なお、新型コロナウィルス禍により、一部の事業おいて顧客からの発注の減少・延期等が発生しておりますが、当社グループの業績に与える影響は限定的であると予想しております。
①マーケティング・ソフトウェア事業
自社開発のマーケティング・ソフトウェアを顧客企業に提供することで、顧客企業におけるマーケティング人員の質的・量的な不足を補い、少ない広告予算の中でもより効果的に成果を上げられるための支援を行っております。当第2四半期連結累計期間におきましては、動画制作ツールであるLetro Studioをリリースいたしました。
当第2四半期連結累計期間におきましては、月額課金型のSaaSについては、ダイレクトマーケティングの成果向上を実現するソフトウェアであるLetroや、Twitterによるプロモーションを効率的に行うためのツールであるechoesを中心に売上高が順調に増加しました。一方、月額課金型のSaaS以外の事業では、新型コロナウィルス禍に伴いキャンペーン案件等の売上高が減少いたしました。以上の結果、マーケティング・ソフトウェア事業全体では、売上高及び付加価値売上は前年同期比で減少いたしました。
②マーケティング・ソリューション事業
企業における「ファン」をベースとして、ファンの拡大によりビジネスの成長を目指す企業のマーケティングを包括的に支援しております。具体的には、当社が顧客企業に対して広告制作や運用に係るコンサルティングの提供や広告の運用支援を行うことにより、顧客企業のマーケティングや販売促進活動を効果的に行うための支援を行っております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、長期的なマーケティング戦略の立案から運用まで一気通貫した支援を提案することで顧客あたりの受注額の増加に取り組んだものの、一部顧客の広告出稿が減少したこと等により売上高及び付加価値売上は前年同期比で減少いたしました。
③クロスボーダー事業
近年急速に市場が拡大している中華圏向けの越境EC及びインバウンド市場においては、消費財メーカーを中心に、インフルエンサーの発信力を活用したプロモーション等の支援を行っております。
当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウィルス禍に伴い、インバウンド需要に対応するキャンペーン等の支援は影響を受けたものの、越境ECマーケティング関連の需要が増加したことにより、クロスボーダー事業全体として、売上高及び付加価値売上は前年同期比で増加いたしました。
④クリエイティブ・プラットフォーム事業
シンガポール子会社であるCreadits Pte. Ltd.(以下、「Creadits」という。)が提供している広告クリエイティブ制作に特化したグローバルプラットフォーム「CREADITS®」は、急速に拡大するグローバルのデジタル広告市場に向けて、広告主のニーズに合わせてビジネスモデルを改善しながら順調に成長しております。
当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウィルス禍による欧米各国でのロックダウンによる影響を受けたものの、ゲームやアプリなどの巣篭り需要関連の顧客からの受注は拡大しており、また単価の高い3Dのクリエイティブ制作の受注が増加し、売上高及び付加価値売上は前年同期比で大きく伸長いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間においては、売上高は1,871,412千円(前年同期比8.8%減)となりましたが、収益性の高い自社サービスに注力したことにより、付加価値売上は1,106,693千円(前年同期比3.4%増)、売上総利益は962,341千円(前年同期比5.3%増)となりました。
また、営業利益は売上総利益の増加に伴い42,051千円(前年同期は営業損失41,266千円)となりましたが、そのうちCreaditsの営業損失が89,189千円であります。経常利益は、為替差損を計上したこと等により6,551千円(前年同期は経常損失55,117千円)となり、また親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券売却益を計上したこと等により80,230千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失78,719千円)となりました。
売上高、付加価値売上高、売上総利益及び営業利益の状況を表で示すと、以下の通りであります。
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前第2四半期連結累計期間 (自 2019年1月1日 至 2019年6月30日) |
当第2四半期連結累計期間 (自 2020年1月1日 至 2020年6月30日) |
前年同期比
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売上高 |
2,051,332千円 |
1,871,412千円 |
△179,919千円 |
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付加価値売上 |
1,069,975 |
1,106,693 |
36,718 |
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売上総利益 |
913,714 |
962,341 |
48,626 |
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営業利益(△は営業損失) |
△41,266 |
42,051 |
83,318 |
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて408,536千円増加し、3,019,755千円となりました。これは主に、現金及び預金が、当社における新規借入及びCreaditsにおける第三者割当増資等により584,913千円増加した一方で、その他流動資産が103,361千円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて29,779千円減少し、1,380,090千円となりました。これは主に、新規借入を行ったこと等により短期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が114,528千円増加した一方で、長期借入金が90,174千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて438,316千円増加し、1,639,665千円となりました。これは主に、Creaditsにおける第三者割当増資等に伴い資本剰余金が326,484千円増加したこと及び四半期純利益を計上したことにより利益剰余金が80,230千円増加したこと等によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ584,913千円増加し、1,241,260千円となりました。
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、73,313千円となりました(前年同期は12,209千円の支出)。これは主に、税金等調整前四半期純利益を122,497千円計上したこと、減価償却費を60,864千円計上したこと等により資金が増加した一方、投資有価証券売却益を108,800千円計上したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果増加した資金は、206,286千円となりました(前年同期は193,045千円の支出)。これは主に、投資有価証券の売却による収入が228,616千円があった一方、無形固定資産の取得による支出が58,127千円となったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果増加した資金は、306,670千円となりました(前年同期は180,083千円の支出)。これは主に、Creaditsにおける第三者割当増資等に伴う非支配株主からの払込による収入が313,883千円あったこと等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。