当連結会計年度における我が国経済は、中国やアジア新興国等の景気の下振れ懸念や、原油価格の下落等の影響により景気が下押しされるリスクがあるものの、政府の経済対策や日本銀行の金融政策を背景に、雇用・所得環境の改善がみられるなど、緩やかな景気回復基調で推移いたしました。
当社グループの属する宅配食市場におきましても、高齢化社会の進展、女性の社会進出、小規模世帯の増加、インターネットの普及等により、今後も堅調に推移すると考えられます。
このような状況の下、当社グループは「ご家庭での生活を『もっと美味しく、もっと便利に』」をテーマに、調理済食材を中心とした宅配事業の展開において、1つの拠点に複数のブランドを出店する「複合化戦略」を促進するとともに、お客様に支持される価値ある商品づくりに取組み、顧客の獲得、収益構造の強化を図ってまいりました。
平成27年11月20日には、東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更いたしました。市場変更による企業の信用力及びブランド力の向上を背景に、更なる業容拡大と一層の企業価値の向上を目指してまいります。
以上の結果、当連結会計年度の業績は売上高17,346百万円(前年同期比0.6%増)、営業利益1,213百万円(前年同期比13.3%増)、経常利益1,180百万円(前年同期比12.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益673百万円(前年同期比20.5%増)となりました。
事業ごとの業績は以下のとおりです。
FCを含むチェーン全体の店舗数においては、宅配寿司「銀のさら」を1店舗(FC店)、宅配御膳「釜寅」を3店舗(FC店)、宅配寿司「すし上等!」を141店舗(直営店55店舗、FC店86店舗)(※)、提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」を4店舗(直営店)出店いたしました。
これにより当連結会計年度末における店舗数は724店舗(直営店215店舗、FC店509店舗)、拠点数は371拠点(直営店86拠点、FC店285拠点)となりました。
※宅配寿司「ろくめいかん」から宅配寿司「すし上等!」にブランドの変更をしている店舗は除きます。
店舗数・拠点数の推移は、以下のとおりであります。
[店舗数の推移]
| 区分 | ブランド | 前連結 | 新規 | 閉店 | 区分変更 | 当連結 | |
| 増加 | 減少 | ||||||
| 直営 | 銀のさら | 83 | - | △2 | 4 | △6 | 79 |
|
| 釜寅 | 58 | - | △3 | 2 | △5 | 52 |
|
| すし上等! | 8 | 55 | - | - | - | 63 |
|
| ファインダイン | 14 | 4 | - | - | - | 18 |
|
| 銀のお弁当 | 7 | - | △6 | - | - | 1 |
|
| その他 | 2 | - | - | - | - | 2 |
|
| 直営合計 店舗数 | 172 | 59 | △11 | 6 | △11 | 215 |
| FC | 銀のさら | 282 | 1 | △1 | 6 | △4 | 284 |
|
| 釜寅 | 128 | 3 | △1 | 5 | △2 | 133 |
|
| すし上等! | 7 | 86 | △1 | - | - | 92 |
|
| FC合計 店舗数 | 417 | 90 | △3 | 11 | △6 | 509 |
チェーン合計 店舗数 | 589 | 149 | △14 | 17 | △17 | 724 | ||
(注)1.「すし上等!」店舗には、一部「ろくめいかん」店舗を含みます。
2.区分変更における「銀のさら」「釜寅」の直営店舗の増加は、主にFC店舗が閉店したエリアに直営店舗が出店したことによるものであり、FC店舗の増加とは、直営店舗の加盟店への売却によるものです。
[拠点数の推移]
| 拠点 | 前連結 | 拠点 | 拠点 | 区分変更 | 当連結 | |
| 増加 | 減少 | |||||
| 直営 拠点数 | 90 | - | △2 | 4 | △6 | 86 |
| FC 拠点数 | 283 | 1 | △1 | 6 | △4 | 285 |
チェーン合計 拠点数 | 373 | 1 | △3 | 10 | △10 | 371 | |
宅配寿司「銀のさら」の商品戦略としましては、全国の店舗において、人気の高い寿司ネタである中トロを、マグロの種類の中で最も高級な「本マグロ」に統一することにより、上質化を図っております。あわせて、本マグロを味わっていただく新しい桶の導入等、メニュー内容・価格においても一部改定を行い、よりお客様にご満足いただける商品の提供に努めてまいりました。また、期間限定キャンペーンとして、「トロサーモン」、「本マグロ 大トロ」、「天然大甘エビ」等を使用した商品を展開いたしました。
また、「銀のさら」においては、年末年始を含む12月、1月が、年間において一番お客様のご利用数が多く、収益を獲得できる時期であるため、高級食材を使用した期間限定桶の提供、早期のWEB予約受付を実施することで、お客様の満足度及び収益性の向上に努めてまいりました。
宅配御膳「釜寅」においては、「冷だしうなぎまぶし」、「三宝釜飯」、「カキ釜飯」、「海鮮彩り釜飯」等を期間限定商品として提供いたしました。
販売戦略としましては、繁忙期であるゴールデンウィーク、お盆、年末年始期間、3月において、宅配寿司の利用促進のためのテレビCMの放映を実施いたしました。また、コラボレーション企画として、1月から3月までTOKYO MXにて放映されたアニメ「SUSHI POLICE」に「銀のさら」の宅配バイクが登場するとともに、アニメ公開記念オリジナルグッズプレゼントキャンペーンを実施いたしました。WEBにおける販売促進においては、ご当地の特産品を抽選でプレゼントする「ご当地いいもの発見★キャンペーン」や、「お誕生日にはおうちで『銀のさら』」をお勧めする、「unhappy birthday」動画の作成・配信等、認知度向上のための施策を実施いたしました。その結果、3月には、「銀のさら」「釜寅」のWEB会員が100万人を突破しております。既存顧客に向けては、顧客属性にあわせた計画的なDMの実施、メールマガジンの配信等、CRM(※)の確立に向けた活動を行ってまいりました。
※Customer Relationship Managementの略。顧客接点での情報を統合管理し、顧客との長期的な関係性を構築、製品・サービスの継続的な利用を促すことで収益の拡大を図るマーケティング手法。
また、宅配寿司「銀のさら」よりも低価格で、日常的なご利用をさらに促進することを目的とした宅配寿司の第2ブランドとして、前連結会計年度より宅配寿司「ろくめいかん」を、4月より宅配寿司「すし上等!」のトライアルを行ってまいりましたが、「すし上等!」の商品内容、価格構成、販促物のデザイン等のほうが、より反応率、売上等が見込めるとの判断のもと、随時「すし上等!」にブランドを統一し、10月より出店を進めてまいりました。当連結会計年度末において、155店舗(直営店63店舗、FC店92店舗)を展開しております(一部「ろくめいかん」店舗を含みます)。
宅配弁当「銀のお弁当」においては、宅配寿司「すし上等!」の既存拠点への早期出店を優先し、1店舗を残し閉店いたしましたが、引き続き、高齢者配食市場におけるニーズの把握や効率的な販売促進・配送体制等の検証を行ってまいります。
提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」においては、4月より、レストランのテイクアウト注文サイト「mocci(モッチ)」の運用を開始いたしました。「mocci(モッチ)」とは、利用者がWEB上で、レストラン、料理を選択し、注文、決済をすることができ、受取時間にレストランで料理を受け取ることができるサービスとなります。レストランの宅配代行サービスである「ファインダイン」に加え、また違ったニーズであるテイクアウト需要も取り込むことで、更なるレストランの集客・売上向上に寄与してまいります。
「ファインダイン」の店舗運営においては、7月よりコントロールセンターを稼働し、全店舗の受注、配車指示を一本化いたしました。これにより、受注ロスの低減、受注・配車指示における人件費の削減、配車の効率化による生産性の向上を実現しております。
また、8月より「ファインダイン」と他ブランドとの複合化戦略として、宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」の複合店に「ファインダイン」を複合化した新しい形態のトライアルを行っております。各ブランドと連携した配車システムを構築し、デリバリーの効率化による生産性の向上を目指しております。
11月には、WEBサイトのユーザーインターフェースを変更いたしました。見やすさ、使いやすさに加え、「ファインダイン」と「mocci(モッチ)」の相互の行き来を可能とし、よりお客様の利便性を高めております。
これらの施策の結果、宅配事業における当連結会計年度の売上高は17,320百万円(前年同期比0.6%増)となりました。
その他事業として主に展開しております「リトルアーティスト」においては、住宅メーカー等に向けての営業活動を積極的に行い、ブランドの認知・注文数向上に向けて活動してまいりました。
これらの施策の結果、その他事業における当連結会計年度の売上高は25百万円(前年同期比16.8%増)となりました。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は前連結会計年度末より227百万円増加し、3,265百万円となりました。当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、744百万円の収入となりました。
主な内訳は、税金等調整前当期純利益1,159百万円、非資金項目である減価償却費198百万円を計上した一方で、法人税等の支払額483百万円が生じたことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、296百万円の支出となりました。
主な内訳は、有形固定資産の取得による支出178百万円、無形固定資産の取得による支出150百万円が生じたことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、210百万円の支出となりました。
主な内訳は、株式の発行による収入49百万円があった一方で、長期借入金の返済による支出158百万円、配当金の支払いによる支出101百万円が生じたことによるものであります。
当連結会計年度における仕入実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。
事業部門 | 当連結会計年度 | |
仕入高(千円) | 前年同期比(%) | |
宅配事業 | 9,135,098 | 99.8 |
その他事業 | 6,541 | 100.4 |
合 計 | 9,141,640 | 99.8 |
(注) 1.金額は、実際仕入価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
当連結会計年度における販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。
事業部門 | 当連結会計年度 | |||
販売高(千円) | 前年同期比(%) | |||
宅配事業 | 17,320,693 | 100.6 | ||
| 直営 |
| 7,188,479 | 101.3 |
|
| 銀のさら | 5,295,223 | 99.9 |
|
| 釜寅 | 1,139,895 | 90.9 |
|
| すし上等! | 262,162 | 368.9 |
|
| ファインダイン | 371,010 | 115.8 |
|
| その他 | 120,186 | 79.8 |
| FC |
| 10,132,214 | 100.0 |
|
| 加盟金収入 | 105,600 | 94.7 |
|
| ロイヤルティ収入 | 1,013,230 | 106.4 |
|
| 食材販売収入 | 6,990,857 | 99.4 |
|
| その他 | 2,022,526 | 99.6 |
その他事業 | 25,468 | 116.8 | ||
合 計 | 17,346,161 | 100.6 | ||
(注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.当連結会計年度において、ブランド構成の見直しを行っております。前年同期比(%)については、前連結会計年度の数値を変更後のブランド構成に組替えて算出しております。
3.上記の「すし上等!」販売実績には、「ろくめいかん」の販売実績を含んでおります。
当社グループは、「ビジネスを通じ、相手の幸せが自らの喜びと感ずる境地を目指す」という企業理念に基づき、お客様の「ご家庭での生活を『もっと美味しく、もっと便利に』」を実現していくことが、当社グループの使命であると認識しております。
当社グループにおいては、現在、宅配事業における拠点ブランドとして宅配寿司「銀のさら」を、複合戦略ブランドとして宅配御膳「釜寅」/宅配寿司「すし上等!」等を、提携レストランの宅配代行ブランドとして「ファインダイン」を展開しております。これら全国の宅配拠点(デリバリー)ネットワーク、事業活動において構築した顧客データベース(ビッグデータ)、One to Oneマーケティングによる販売促進ノウハウ、それらリソースとのシナジー効果を上げながら、業務提携やM&A、ファンドからの投資などを通じ、より多くのお客様に支持される本物の味と、自宅にいながらにして「受けられるサービス・楽しめるコンテンツ・届けられる商品」をスピーディに提供することによって、「誰もがご自宅にいながらにして、より便利で快適な新しいライフスタイルの創出」に貢献していく「次世代ホームネット戦略」を基本戦略とし、事業活動に邁進してまいります。
[次世代ホームネット戦略 概念図]

基本戦略の遂行及び経営基盤の強化のため、以下の課題に取り組んでまいります。
平成27年度の当社グループのチェーン総売上高は、宅配寿司「銀のさら」262億円、宅配御膳「釜寅」38億円となっております。
今後、事業を拡大するためには、宅配事業の店舗数の増加が重要な課題であると認識しております。当社グループにおける店舗展開においては、既存の拠点内において複数のブランドを出店(複合化)する「複合化戦略」をとっております。当社グループの宅配事業は外食のような来店型ではないため、1拠点内で複数のブランドを運営することが可能であります。1拠点内で複数のブランドを出店することにより、売上高の拡大ならびに各種コストの共有化による収益性の強化を実現しております。
この「複合化戦略」による店舗数の増加に向けて、直営店における既存拠点での別ブランドの新規出店に加え、既存加盟企業による出店も促進してまいります。また、既存ブランドのみならず複合化による収益性の強化が可能な宅配ブランドを、自社開発及びM&A等によって増やしていくことも検討し、店舗数の増加を進めてまいります。
さらに、今後、長期的には、海外への展開を検討していく方針です。
なお、株式会社富士経済の調べによる「外食産業マーケティング便覧2015 No.1 (注)」においては、平成26年における宅配寿司市場の市場規模は571億円、宅配釜飯市場の市場規模は46億円と推計される旨が記載されております。
(注)株式会社富士経済の調べにおける「宅配寿司市場」には、来店型寿司店等の出前及びファミリーレストラン、スーパーマーケット、コンビニエンスストア等の宅配は含まれておりません。「宅配釜飯市場」には、来店型釜飯店、和食レストラン等の宅配は含まれておりません。また、株式会社富士経済の調べにおける「平成26年」とは、主に各企業の1月から12月の実績値となりますが、一部、企業により年間実績の対象月が異なります。一方で、平成27年度の当社グループのチェーン総売上高は、平成27年4月から平成28年3月の実績値となります。
なお、掲載しております市場規模のデータにつきましては、当社グループが事業環境の説明を行う上で、参考となりうる情報として記載しておりますので、調査方法や調査対象企業、調査時期等により市場規模数値は異なる可能性があります。
高齢化社会の進展、女性の社会進出、小規模世帯の増加、インターネットの普及等の背景の下、消費者の形態・ニーズは多様に変化しております。「銀のさら」をはじめとする当社グループの各ブランドにおいて、それぞれのコアターゲットとする顧客層のニーズを把握し、新商品の開発、メニュー改定等を実施していくことは重要な課題であると認識しております。
当社グループにおいては、注文を受けてから速やかに配達するオンデマンドデリバリー(即時配達)を基本とした宅配食市場に向けたサービスを展開しております。主たるブランドであります宅配寿司「銀のさら」の顧客構成においては、若年層から高齢層まで幅広く分布しておりますが、利用頻度においては50代以上が高いという特性があり、また宅配御膳「釜寅」では、30代・40代のご利用が多くみられることから、今後の更なる高齢化や第2次ベビーブーム世代の人口推移とともに、拡大することが想定されます。また、宅配寿司の第2ブランド「すし上等!」においては、「銀のさら」よりも安価で、より日常的なご利用を促進することにより、宅配寿司の利用機会の創出・増加につなげていけると考えております。
また、提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」においては、従来の宅配利用者とは異なった新たな顧客層を取り込むことで、お客様のニーズに多面的に応えていけると考えております。
当社グループでは、蓄積された顧客データベース(ビッグデータ)の分析及び定期的な顧客調査を行い、お客様の満足度が高い商品の提供に努めております。その食材の調達においては、700店舗を超えるスケールメリットを生かし、味・品質・サイズ・部位・納品ロット・産地等に独自の規格を設け、加工業者の対応可否を確認の上、仕入商品を確定しております。
今後も堅調に推移すると考えられる宅配食市場及び今後の広がりが期待されるオンデマンドデリバリーのニーズを把握するための調査活動を実施し、顧客のニーズを喚起する新商品の投入、メニューの改定等に取り組んでまいります。
長期的には、事業活動において構築した顧客データベース、販売促進ノウハウ、全国に広がる宅配拠点を活用した、通販や小売などの新たなサービスを検討してまいります。また、提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」においては、外部サイトとの連携等による、情報(ネット)と宅配(リアル)を活用した新たなサービスを検討してまいります。
当社グループの宅配事業においては、新規顧客の獲得に加え、リピート顧客の再注文が重要となっております。個々のニーズにあわせた利用喚起を行う上で、インターネットの普及、それに伴う電子商取引市場規模の拡大といった背景により、インターネットにおける販売戦略も重要な課題であると考えております。
従前、販売促進の手法としましては、長年の宅配事業において培った効率的な頻度・数量のメニュー・折込チラシの配布、チェーン全体のイメージ・売上アップのためのテレビコマーシャル放映、顧客に向けてのダイレクトメール等による活動を行ってまいりました。
一方、昨今はインターネット経由での注文が増加し、ネット環境への対応が必要な状況となってきていることから、WEBにおける販売戦略を確立すべく、WEB受注サイトの自社開発・運営、WEBを活用した販売促進活動を積極的に展開しております。
当社グループは、宅配事業ならではの注文履歴をはじめとした様々なお客様情報、アンケート活動等により取得したお誕生日・記念日情報等、多様な顧客情報を保有しておりますので、それらをWEBとともに活用することで、個々のお客様のニーズにあわせた情報、サービスの提供、コミュニケーション及び受注活動を円滑に行うことが可能となると考えております。今後の更なるサービス力・売上の向上のためにも、WEBを活用したOne to Oneマーケティング手法を確立すべく取り組んでまいります。
宅配事業においては、システムの活用が店舗運営及び戦略立案上、重要であると認識しております。当社グループの主たる事業であります宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」等においては、店舗における受注システム、WEBサイトにおける受注システム及び注文・顧客・店舗運営管理情報等を格納するシステム等を自社にて開発、構築しており、それらを活用しながら、日々の店舗運営、分析等を行っております。
また、提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」においては、WEB受注システム、電話受注システム、GPSやデリバリーログデータを活用した配車システム、デリバリースタッフとの連携機能、レストランとの注文連携における情報伝達機能等を統合した、独自のシステム体制を構築、運用しております。
今後も店舗運営の効率化、戦略立案における精度の高い分析、お客様にとっての利便性等を向上するためにも、システムの強化に取り組んでまいります。
当社グループが今後事業を拡大するにあたってその事業特性から、店舗拡大に伴った人財の確保及び質の向上が重要な課題であると認識しております。
当社グループにおける人財は、社員(店舗運営及び店舗支援社員、本部サポート社員)ならびに店舗運営に携わるクルー(アルバイト、パート)で構成されております。
社員の採用については、計画的に実施する新卒採用、中途採用に加え、既存店舗のクルーからの社員登用も積極的に行っております。クルーに関しましては、店舗数の増減に応じて、必要数の確保を行っております。
人財育成については、高い能力・技術を必要とする店長候補の育成のために「店長研修」の充実を図り、定期的に「店長会議」を開催し、継続的な研修・情報共有を行っております。本部サポート社員に関しましては、業務内容・能力・役職に応じた各種研修を行っております。
また、当社グループの事業においては、電話受注・お届け時の対応といった短い接客時間における心のこもったサービスが重要であるため、クルーにおいては、接客における教育を重視しております。クルーのモチベーションアップが当社グループの業績に好影響を与えると考えていることから、定期的にサービス・業務効率向上のためのキャンペーンや、成果発表会及び表彰イベントの場である「EXPRESSフォーラム」を開催し、モチベーションの維持向上に取り組んでおります。
上記の採用、育成活動を都度ブラッシュアップし、優秀な人財の採用・育成に努めてまいります。
※当社グループでは、従業員は当社グループの運営を担う上で重要な存在であると考え、「材」ではなく「財」の字を用いて「人財」と表記しております。
食品業界においては、食品の安全性や品質管理に対する社会的な要請が強くなっております。当社グループの各店舗では、衛生管理マニュアルに基づく衛生・品質管理を徹底しているとともに、定期的に本社人員による衛生評価及び外部検査機関による検査を行っており、その結果より各店舗に衛生管理指導を行うなどの衛生管理体制を整備しております。今後も法改正等に対応しながら、更なる衛生管理体制の強化を行ってまいります。
(7)経営管理組織の充実について
当社グループは、企業価値を高め、株主の皆様をはじめとするステークホルダーに信頼され、支持される企業となるために、コーポレート・ガバナンスの強化、充実が不可欠であると考えております。そのため、更なる企業規模の拡大の基盤となる経営管理組織を構築していくため、今後においても意思決定の明確化、組織体制の最適化、内部監査体制の充実及び監査等委員会ならびに監査法人による監査との連携を強化し、加えて、全従業員に対しても、継続的な啓蒙、教育活動を行ってまいります。
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループの主な事業が属する宅配食市場は、高齢化社会の進展、女性の社会進出、小規模世帯の増加、インターネットの普及等により、堅調に推移しております。また、昨今、外食産業、スーパーマーケット等が相次いで宅配事業に参入していることからも、今後さらに拡大が見込める市場であると考えております。
当社グループのブランドは、全国の拠点におけるネットワーク、数ある食品の中でも難しいとされる生鮮食品の取り扱いに関するノウハウ、長年培った販売促進力等から参入障壁が高いブランドであると認識しておりますが、想定を超えた大手企業の参入、食品小売業などの他業界との価格競争などにより競争が激化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループの運営する主要ブランドである宅配寿司「銀のさら」は、行事やお祝い事など特別な日に食されることが多い「寿司」といった特性から、お盆や年末年始等に売上が集中する傾向があります。当社グループの営業利益においては、特に年末年始の12月、1月に偏る傾向があるため、下期における営業利益比率が大きくなっております。このような繁忙期になんらかの要因による営業停止などが生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
寿司ネタ、釜飯の具材などの水産物等を中心とした自然資源である食材の仕入価格については、為替変動や異常気象、各国の国策・政策等の情勢、及び国際的な漁獲制限や水産資源の枯渇化などによる食材価格の高騰が当社グループの事業に影響を及ぼすため、リスク回避のために仕入を数か国に分散して行うとともに、状況に応じて輸入商社、メーカーとの連携の下、産地を変更することで、対策をとっております。しかしながら想定以上の状況下となった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループ及び当社グループの運営するフランチャイズ事業に加盟する加盟店の仕入食材においては、質の高い安全な商品を安定的に顧客に提供するため、また、メニュー内容、出数等に応じた在庫、回転率等の店舗運営の効率化のために、味・品質・サイズ・部位・納品ロット・産地等に当社グループ独自の厳しい規格を設け、加工業者の対応可否を確認の上、仕入商品を確定しております。一方、異常気象や不漁などにより、規格にあった食材の仕入れができない場合や希望数量に満たない場合は、品質の維持が困難となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループにおいては大半の仕入食材を三菱食品株式会社の物流機能を利用して一括納品しております。また、その物流コストにおきましては、都度他社とも比較をしております。一方、天災等の大規模な災害や何らかの事由により、同社の物流システムや食材センターなどが影響を受けた場合、また食材保管や店舗への食材配送において正常な事業活動を行うことができなくなった場合、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。
当社グループは直営店による事業拡大とともに、フランチャイズ本部の運営を行っており、各フランチャイズ加盟店とフランチャイズ契約を締結しております。当社グループは同契約により、フランチャイズ加盟店に対し、スーパーバイザーを派遣するなどの店舗運営指導や経営支援等を行っております。しかし、当社グループの支援がおよばない範囲でフランチャイズ加盟店において当社グループ事業の評判に悪影響を与えるような事態が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
また、平成28年3月31日現在、当社グループにおけるフランチャイズ加盟企業は118社、FC店舗は509店舗となっており、加盟企業の当社グループ事業以外の主たる事業の種類も多岐に渡っているため、個々の加盟企業の状況や、各業界の市場動向等において、多数の店舗が同時に影響を受けることは少ないものの、多数のフランチャイズ加盟企業において当社グループ事業以外の事業で経営状況が悪化する事態となった場合、当社グループへの未払金の増加、当社グループのフランチャイズブランドからの撤退等、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
当社グループは、宅配事業の特性として、個人情報を多く取り扱っており、取扱者の限定、配布先の制限等、社内規程に則った厳重な管理体制の整備と周知徹底を課題として取り組んでおります。しかしながら、万一、システムの障害などの事故や不正流出などにより、情報が漏洩した場合には、法令違反、損害賠償などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループの宅配事業においては、お客様に商品をお届けする際に、バイク・自動車を利用することから、その責任の所在にかかわらず交通事故に遭遇するリスクがあります。そのため、当社グループでは、交通安全管理に関する担当部署を設置し、全日本デリバリー業安全運転協議会との連携のもと、全国の警察署主催の運転実技講習会への参加等の啓蒙活動、及び各店舗においてデリバリースタッフへの安全運転に対する指導教育を行い、業務中はもとより業務以外においても安全運転をこころがけるセーフティドライバーを世に送り出すべく活動しております。
当社グループ及びフランチャイズ加盟企業においては、万一の場合先方に十分な補償ができるよう、全車両が任意保険に加入しておりますが、予想を超える事態による大きな事故などが発生した場合、当社グループの業績に重大な影響を与える可能性があります。
当社グループが今後事業を拡大するにあたって、その事業特性から店舗拡大に伴った店舗人財の確保及び質の向上が重要な課題であると認識しております。
しかしながら、今後好景気等の影響によるクルーの人財不足、給与増によるコスト増や、社員を計画通りに確保できない、あるいは人財育成が予定通りに進まない場合には、当社グループの店舗運営、出店計画等に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、多くの短時間労働者を雇用しているため、今後、社会保険、労働条件などに係る諸制度に変更がある場合、人件費の増加となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、飲食業として食品衛生法を順守し、管轄保健所を通じて営業許可を取得しており、飲食に係るすべての店舗に食品衛生責任者を配置しております。
また、衛生管理に対する具体的な対策としましては、担当部署を設置し、各店舗の衛生評価、食材・調理器具の菌検査等を定期的に実施し、その結果により各店舗に衛生管理指導を行うなどの衛生管理体制を整備しております。なお、衛生評価については、その業務を外部の専門業者に委託しており、客観的な判断をもとに一層の改善を進めることを目指しております。
今後においても衛生安全確保に留意していく方針でありますが、生鮮食品を扱う当社グループにとって、食中毒事件等が発生した場合、当社グループの業績に重大な影響を与える可能性があります。
当社グループの提供する商品の一部に使用する包材が「容器包装リサイクル法」に規定する容器包装に該当しております。
当社グループでは店舗運営業務に係る容器等をチェーン全体で購入し使用動向を把握したうえで、フランチャイズ加盟店を含むチェーン全体における再商品化の義務を果たすべく、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に包材のリサイクルを委託しております。
今後、このような法的規制が強化された場合、それに対応するための新たな費用が増加すること等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
当社グループは、フランチャイズチェーン運営に関して「中小小売商業振興法」及び「独占禁止法」の規制を受けております。「中小小売商業振興法」においては、当社グループのフランチャイズ事業の内容や加盟契約内容などを記載した法定開示書面の事前交付が義務付けられております。また、「独占禁止法」においては当社グループがフランチャイズシステムによる営業を適切に実施する範囲を超えて、加盟店に対して正常な商習慣に照らし不利益を与えることを禁止しております。当社グループはこれらの法令を順守しておりますが、法令等の改廃、新たな法令等の制定により当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループの外注取引の一部は、「下請代金支払遅延等防止法」の適用対象であります。当社グループは、同法及び関連法令の順守に努めておりますが、法令等の改廃、新たな法令等の制定により当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
過去における狂牛病や鳥インフルエンザ等、食の安全性をおびやかす事態が発生した場合、当社グループが扱う食材等におきましては徹底的な調査を行い、安全性の確認を行ってまいりましたが、今後も同様の事態が発生し、当社グループが扱う食材等に問題がない場合でも、大々的な報道等により消費者の不安心理が高まり、注文が減少した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループの宅配事業における店舗出店地域において大規模な地震等の災害が発生し、店舗の損壊、道路網の寸断等により、店舗運営ならびに仕入等が困難になった場合、一時的に店舗の売上が減少する可能性があります。また、被害の程度によっては修繕費等、多額の費用が発生する可能性があり、結果として当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。今後とも収益性の向上に努める所存でありますが、店舗業績の不振等により、固定資産及びリース資産の減損会計による損失を計上することとなった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
当社グループは、役員及び従業員に対するインセンティブを目的とした新株予約権の無償発行を行っております。今後、新株予約権の行使がなされた場合には、当社株式価値の希薄化による影響を受ける可能性があります。平成28年3月31日現在における新株予約権による潜在株式数は474,400株であり、同日時点の発行済株式総数10,320,000株 の4.6%に相当しております。
当社グループは、当社グループとのシナジー効果が見込める企業に対して早期から育成・支援することを目的にベンチャー投資を実施しております。投資の対象となる未公開企業は、将来において不確定要素を多数抱えており、想定した事業シナジーが得られない場合や、出資金が回収できない等、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
当社は、宅配寿司「銀のさら」の単体店舗、及び宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」両ブランドの複合店舗のフランチャイズ展開を行うために、フランチャイズ加盟店とフランチャイズチェーン加盟契約を締結しております。契約内容の要旨は、次のとおりであります。
名称 | 「銀のさら」フランチャイズチェーン加盟契約書 | |
内容 | 「銀のさら」の統一名称の下に、本部が統轄し、かつ本部が開発したノウハウに基づき、本部が指定した営業地域内において、加盟企業が自ら店舗を開店・運営する権限を付与する。 | |
契約期間 | 本契約の期間開始日は本契約締結日とし、終了日は店舗開店日から起算して満5ヵ年目の日もしくは、出店権の有効期間満了日とする。ただし、更新条項が存在する。 | |
契約条件 | 加盟金 | 契約締結時に800万円の支払(消費税別) |
保証金 | 契約締結時に100万円を預託 | |
ロイヤルティ | 店舗の月間売上高の5%の支払(消費税別) | |
名称 | 「銀のさら」「釜寅」フランチャイズチェーン加盟契約書 | |
内容 | 「銀のさら」「釜寅」の統一名称の下に、本部が統轄し、かつ本部が開発したノウハウに基づき、本部が指定した営業地域内において、加盟企業が自ら店舗を開店・運営する権限を付与する。 | |
契約期間 | 本契約の期間開始日は本契約締結日とし、終了日は店舗開店日から起算して満5ヵ年目の日もしくは、出店権の有効期間満了日とする。ただし、更新条項が存在する。 | |
契約条件 | 加盟金 | 契約締結時に880万円の支払(消費税別) |
保証金 | 契約締結時に150万円を預託 | |
ロイヤルティ | 店舗の月間売上高の5%の支払(消費税別) | |
当社は、食材の仕入れに関しまして、三菱食品株式会社と商品売買取引基本契約ならびに、保証積立に関する覚書を締結しております。
名称 | 商品売買取引基本契約書 |
内容 | 三菱食品株式会社は当社が運営するフランチャイズ事業における直営店舗向けの取扱商品を継続して当社に売り渡すものとする。 |
契約期間 | 本契約の期間は平成17年9月1日からとする。 |
契約条件 | 売買商品の品名、数量、単価、引渡条件、その他の条件は、本契約又は別に取り決めた約定に定めるものを除き、個別の売買の都度決定するものとする。 |
名称 | 商品売買取引基本契約書 |
内容 | 三菱食品株式会社は当社が運営するフランチャイズ事業におけるフランチャイズ加盟店向けの取扱商品を当社に一括且つ継続して売り渡し、当社はフランチャイズ加盟店に当該商品を販売するものとする。 |
契約期間 | 本契約の期間は平成17年9月1日からとする。 |
契約条件 | 売買商品の品名、数量、単価、引渡条件、その他の条件は、本契約又は別に取り決めた約定に定めるものを除き、個別の売買の都度決定するものとする。 |
名称 | 保証積立に関する覚書 |
内容 | 当社は商品売買取引に関し、債務の担保として取引保証金を差し入れるものとする。 |
契約期間 | 本契約の期間は平成17年9月1日からとする。 |
契約条件 | 一年間の取引保証金の額は、前年の商品売買に係る年間取引実績を鑑み、協議の上で設定するものとする。 |
該当事項はありません。
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は以下のとおりであります。なお、以下の記載のうち、将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。また、この連結財務諸表の作成にあたりまして、将来事象の結果に依存するため確定できない金額について、仮説の適切性、情報の適切性及び金額の妥当性に留意しながら会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積りと異なる場合があります。なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて331百万円増加し、4,965百万円(前連結会計年度末残高4,633百万円)となりました。これは主として、現金及び預金が227百万円、売掛金が12百万円、原材料及び貯蔵品が85百万円増加したことによるものであります。
また、固定資産は、前連結会計年度末に比べて170百万円増加し、1,849百万円(前連結会計年度末残高1,679百万円)となりました。これは主として、減価償却などにより有形固定資産が37百万円減少した一方で、無形固定資産が149百万円、投資有価証券が23百万円増加したことによるものであります。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて10百万円増加し、2,426百万円(前連結会計年度末残高2,416百万円)となりました。これは主として、流動負債のその他に含まれる未払消費税等が131百万円減少した一方で、未払金が117百万円、未払法人税等が31百万円増加したことによるものであります。
また、固定負債は、前連結会計年度末に比べて125百万円減少し、551百万円(前連結会計年度末残高677百万円)となりました。これは主として、長期借入金が141百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べて617百万円増加し、3,836百万円(前連結会計年度末残高3,219百万円)となりました。これは主として、剰余金の配当により101百万円減少した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により673百万円、新株予約権行使による新株発行により資本金24百万円、資本剰余金24百万円が増加したことによるものであります。
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、17,346百万円(前年同期比0.6%増)となりました。
事業ごとの内訳は、宅配事業が17,320百万円(前年同期比0.6%増)、その他事業が25百万円(前年同期比16.8%増)となっております。宅配事業は、FCチェーン全体の店舗数が724店舗、そのうち直営店の店舗数が215店舗へ推移したことと、既存店の売上が堅調に推移していることに伴い売上高が増加したことによるものであります。
(売上原価)
当連結会計年度における売上原価は、9,291百万円(前年同期比0.5%減)となりました。原価率におきましても、仕入における営業努力により改善されております。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、6,841百万円(前年同期比0.1%増)となりました。
(営業外損益)
当連結会計年度における営業外損益は、営業外収益が63百万円(前年同期比55.5%増)、営業外費用が95百万円(前年同期比54.6%増)となりました。営業外収益の主な増加要因は、固定資産売却益が増加したことによるものであります。営業外費用の主な増加要因は、固定資産除売却損が減少した一方で、加盟店舗買取損が増加したことによるものであります。
(特別損益)
当連結会計年度における特別損益は、特別利益が4百万円(前年同期比24.8%減)となりました。また、特別損失が25百万円(前年同期比12.1%減)となりました。特別利益の主な減少要因は、受取保険金が減少したことによるものであります。
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループにおいては、注文を受けてから速やかに配達するオンデマンドデリバリー(即時配達)を基本とした宅配食市場に向けたサービスを展開しております。当社グループのブランドはシニア、中高年層の利用頻度が高いことから、今後の更なる高齢化や第2次ベビーブーム世代の人口推移とともに、ますます拡大することが想定されます。また、新しい商品、サービスを展開していくことにより、お客様のニーズに多面的に応えていけると考えております。
お客様の「もっと美味しく、もっと便利に」に応えるべく、「誰もがご自宅にいながらにして、より便利で快適な新しいライフスタイルの創出」に貢献していく「次世代ホームネット戦略」を基本戦略とし、既存ブランドのブラッシュアップ、新ブランドの開発、「複合化戦略」による店舗展開、新しいサービス等の提供を行っていくとともに、そのブランド・サービスを支える人財の採用・育成の更なる強化に取り組むことで、売上高及び利益を伸ばしていけると考えております。
当社グループの経営陣は、現在の事業環境ならびに入手可能な情報に基づき、迅速かつ最善な経営戦略の立案、施策の実施に努めております。
当社が今後も持続的に成長するためには、事業規模の拡大に合わせた人財の確保及び質の向上とともに、組織体制の整備が重要であると認識しております。このため、当社の出店計画に必要な人財を適時に採用するとともに、社員、クルー(アルバイト)への教育研修制度の拡充、店舗の増加に対応した内部管理体制の強化等の組織整備を進めていく方針であります。