また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、当社グループは平成27年3月期第4四半期より連結財務諸表を作成しているため、対前年同四半期増減率については記載しておりません。
当第3四半期連結累計期間(平成27年4月1日~平成27年12月31日)における我が国経済は、中国やアジア新興国等の景気の下振れ懸念、中東情勢の緊迫化等の影響により先行きに不透明感はあるものの、政府の経済対策や日本銀行の金融政策を背景に、雇用・所得環境の改善がみられるなど、緩やかな景気回復基調が続いております。
当社グループの属する宅配食市場におきましても、高齢化社会の進展、女性の社会進出、小規模世帯の増加、インターネットの普及等により、今後も堅調に推移すると考えられます。
このような状況の下、当社グループは「ご家庭での生活を『もっと美味しく、もっと便利に』」をテーマに、調理済食材を中心とした宅配事業の展開において、1つの拠点に複数のブランドを出店する「複合化戦略」を促進するとともに、お客様に支持される価値ある商品づくりに取組み、顧客の獲得、収益構造の強化を図ってまいりました。
平成27年11月20日には、東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更いたしました。市場変更による企業の信用力及びブランド力の向上を背景に、更なる業容拡大と一層の企業価値の向上を目指してまいります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は売上高12,978百万円、営業利益914百万円、経常利益946百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益582百万円となりました。
事業ごとの業績は以下のとおりであります。
FCを含むチェーン全体の店舗数においては、宅配寿司「銀のさら」を1店舗(FC店)、宅配御膳「釜寅」を2店舗(FC店)、宅配寿司「すし上等!」を94店舗(直営店29店舗、FC店65店舗)(※1)、提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」を3店舗(直営店)出店いたしました。
これにより当第3四半期連結会計期間末における店舗数は676店舗(直営店187店舗、FC店489店舗)、拠点数は371拠点(直営店85拠点、FC店286拠点)となりました(※2)。
※1 宅配寿司「ろくめいかん」から宅配寿司「すし上等!」にブランドの変更をしている店舗は除きます。
※2 当社グループのチェーンでは、商品を宅配するための事業所を全国に配置しており、これを「拠点」と呼んでおります。また、消費者に提供するメニューの種類ごとに設置される設備(宅配寿司「銀のさら」や宅配御膳「釜寅」等)、及び「ファインダイン」における消費者が選ぶことのできる提携レストランのラインナップ(メニュー)毎の配送機能を「店舗」と呼び、一つの「拠点」に複数の「店舗」を設置することがあります。
宅配寿司「銀のさら」の商品戦略としましては、全国の店舗において、人気の高い寿司ネタである中トロを、マグロの種類の中で最も高級な「本マグロ」に統一することにより、上質化を図っております。あわせて、本マグロを味わっていただく新しい桶の導入等、メニュー内容・価格においても一部改定を行い、よりお客様にご満足いただける商品の提供に努めてまいりました。また、期間限定キャンペーンとして、「トロサーモン」、「本マグロ 大トロ」に引き続き、11月より「天然大甘エビ」を展開しております。
また、「銀のさら」においては、年末年始を含む12・1月が、年間において一番お客様のご利用数が多く、収益を獲得できる時期であるため、高級食材を使用した期間限定桶の提供、早期のWEB予約受付を実施することで、お客様の満足度及び収益性の向上に努めてまいりました。
宅配御膳「釜寅」においては、「冷だしうなぎまぶし」「三宝釜飯」に引き続き、12月より「カキ釜飯」を期間限定商品として提供しております。
販売戦略としましては、繁忙期であるゴールデンウィーク、お盆、年末年始期間において、宅配寿司の利用促進のためのテレビCMの放映を実施いたしました。また、WEBにおける販売促進においては、ご当地の特産品を抽選でプレゼントする「ご当地いいもの発見★キャンペーン」や、「お誕生日にはおうちで『銀のさら』」をお勧めする、「unhappy birthday」動画の作成・配信等、認知度向上のための施策を実施いたしました。既存顧客に向けては、顧客属性にあわせた計画的なDMの実施、メールマガジンの配信等、CRM(※3)の確立に向けた活動を行ってまいりました。
※3 Customer Relationship Managementの略。顧客接点での情報を統合管理し、顧客との長期的な関係性を構築、製品・サービスの継続的な利用を促すことで収益の拡大を図るマーケティング手法。
また、宅配寿司「銀のさら」よりも低価格で、日常的なご利用をさらに促進することを目的とした宅配寿司の第2ブランドとして、前事業年度より宅配寿司「ろくめいかん」を、4月より宅配寿司「すし上等!」のトライアルを行ってまいりましたが、「すし上等!」の商品内容、価格構成、販促物のデザイン等のほうが、より反応率、売上等が見込めるとの判断のもと、10月より随時「すし上等!」にブランドを統一し、出店を進めてまいりました。当第3四半期連結会計期間末において、108店舗(直営店37店舗、FC店71店舗)を展開しております。(一部「ろくめいかん」店舗を含みます。)
宅配弁当「銀のお弁当」においては、宅配寿司「すし上等!」の既存拠点への早期出店を優先し、一部店舗を閉店いたしましたが、引き続き、収益向上に向けて、より効率的なお弁当の配送ルート・人員配置の検討を行うとともに、ケアマネージャーやデイサービスなどの介護施設への販売促進活動を行い、新規顧客獲得・リピート促進に努めてまいりました。
提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」においては、4月より、レストランのテイクアウト注文サイト「mocci(モッチ)」の運用を開始いたしました。「mocci(モッチ)」とは、利用者がWEB上で、レストラン、料理を選択し、注文、決済をすることができ、受取時間にレストランで料理を受け取ることができるサービスとなります。レストランの宅配代行サービスである「ファインダイン」に加え、また違ったニーズであるテイクアウト需要も取り込むことで、さらなるレストランの集客・売上向上に寄与してまいります。
「ファインダイン」の店舗運営においては、7月よりコントロールセンターを稼働し、全店舗の受注、配車指示を一本化いたしました。これにより、受注ロスの低減、受注・配車指示における人件費の削減、配車の効率化による生産性の向上を実現しております。
また、8月より「ファインダイン」と他ブランドとの複合化戦略として、宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」の複合店1拠点に「ファインダイン」を複合化した新しい形態のトライアルを行っております。各ブランドと連携した配車システムを構築し、デリバリーの効率化による生産性の向上を目指しております。
11月には、WEBサイトのユーザーインターフェースを変更いたしました。見やすさ、使いやすさに加え、「ファインダイン」と「mocci(モッチ)」の相互の行き来を可能とし、よりお客様の利便性を高めております。
これらの施策の結果、宅配事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は、12,959百万円となりました。
その他事業として主に展開しております「リトルアーティスト」においては、住宅メーカー等にむけての営業活動を積極的に行い、ブランドの認知・注文数向上に向けて活動してまいりました。
これらの施策の結果、その他事業における当第3四半期連結累計期間の売上高は、19百万円となりました。
① 資産
資産は、前連結会計年度末に比べて1,144百万円増加し、7,457百万円(前連結会計年度末残高6,312百万円)となりました。これは主として、季節的な売上変動に伴い売掛金が1,016百万円、原材料及び貯蔵品が249百万円増加したことによるものであります。
② 負債
負債は、前連結会計年度末に比べて662百万円増加し、3,755百万円(前連結会計年度末残高3,093百万円)となりました。これは主として、季節的な変動に伴い買掛金が1,053百万円増加した一方で、法人税等を納付した事により未払法人税等が125百万円、流動負債のその他に含まれる未払消費税等を納付した事により148百万円、長期借入金が114百万円減少したことによるものであります。
③ 純資産
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて482百万円増加し、3,701百万円(前連結会計年度末残高3,219百万円)となりました。これは主として、親会社株主に帰属する四半期純利益582百万円の計上による増加、配当金101百万円の実施による減少によるものであります。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
該当事項はありません。