第2 【事業の状況】

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)経営方針・経営戦略等

当社グループは、経営理念の中に「より大切に、より迅速に、すべてはお客様のために」をモットーとして掲げ、徹底したお客様満足度の追及を経営の理念としておりますので、顧客満足度ナンバーワン企業を目指してまいりました。住まいをはじめとする「住空間」にかかわる全てを事業領域とし、公正な競争を通じて付加価値を創出し、雇用を生み出すなど経済社会の発展を担うとともに、広く有用な存在であり続け、社会と共存する企業であることを経営の基本方針としております。

 

(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症が経済環境に大きな影響を与え、依然として先行き不透明な状況は継続すると想定しています。しかしながら、政府主導によるワクチン接種などの感染防止対策が促進されることで、社会経済は回復基調に転じると予想しております。そのような中、当社グループは、一貫した顧客満足度No.1企業を目指し、お客様サービスの向上、販売商圏の拡大を図るとともに企業価値の最大化と地域社会への貢献を推進してまいります。

 

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループは、収益性を明確に表す経常利益及び売上高経常利益率と安全性及び健全性を表す自己資本比率を経営指標としております。なお、売上高経常利益率については8%以上、自己資本比率については40%以上とすることを目標としております。

 

(4)対処すべき課題

当社グループは、創業以来、顧客満足度ナンバーワン企業を目指し、お客様への対応・サービスは無限と考え徹底してこだわり、お客様満足を徹底的に追及してまいりました。

新型コロナウイルス感染症の経済社会への影響は緩和されるものと想定し、経済活動も段階的に回復するものと予想しておりますが、原油価格の高騰による運搬費などを含む資材原価の上昇は、継続的ではないものの発生するおそれがあり、サプライチェーンの再構築を検討せざるを得ないものと考えています。

そのような中、当社グループは、ウィズコロナ・アフターコロナを見据えたマーケットの需要を的確につかみ、環境変化に適応していくために、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、作業効率及び生産性の向上を図ってまいります。また、引き続き、販売物件や不動産賃貸収益物件の確保を計画的かつ戦略的に行うとともに販売商圏の拡大を図り、セグメント間やグループ間のシナジー効果をより一層創出するために派生的な事業の展開及びM&Aなどに事業領域の拡大を検討してまいります。

脱炭素社会(カーボンニュートラル)への貢献についても、フレキシブルな対応を検討し、削減可能な方法や目標を事業活動の中に取り入れ、地域社会、環境社会への貢献を通じ、ESG経営として捉えることで、事業領域の拡大や企業価値の最大化を図ってまいります。

 

 

2 【事業等のリスク】

以下において、以下において、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、当社グループといたしましては必ずしも事実上のリスクとは考えていない事項につきましても、投資判断の上で、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項につきましては、情報開示の観点から記載しております。当社グループは、これらのリスクの発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社グループの株式に関する投資判断は、本項記載内容等を慎重に検討した上で行う必要があります。

なお、以下の記載につきましては、本書提出日現在における判断によるものであり、当社グループの事業等及び株式への投資に係るリスクを全て網羅するもではありません。また、将来に関する事項につきましては、本書提出日現在で当社グループが判断したものであります。

 

(1) 不動産市況の動向について

当社グループが属する不動産業界は、景気動向、経済情勢、金利動向、地価の動向等に影響を受けやすい特性があり、これらの影響から購入者の需要動向が悪化した場合等、取得価額と正味売却価額を比較し、正味売却価額が取得価額を下回っている場合には、商品評価損を計上することとしております。また、当初計画どおりに販売が進まない場合、販売用不動産が在庫として滞留する可能性があり、滞留期間が長期化した場合等は、期末における正味売却価額が簿価または取得価額を下回り、商品評価損を計上することも予想され、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

固定資産についても、将来キャッシュ・フロー等を算定し、減損損失の認識・測定を行っておりますので、地価動向や景気動向等によっては、固定資産の減損損失を計上することも予想され、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(リスクへの対応策)

当社グループは、販売用不動産の販売状況などにおいて適時にモニタリングを行い、販売価格等の収支状況を把握し、適正価格などの検証などを行い、収益改善のための個別の対策を検討・実施しております。また、保有する有形固定資産で実施する事業においても収支状況などの計画と実績の差異を定期的にモニタリングすることで、減損の兆候を適時に把握することとしております。

 

(2) 法的規制について

当社グループは、不動産業及び建設業に属し、「宅地建物取引業法」、「建設業法」及び関連する各種法令により規制を受けております。また、ホテル業及び飲食業にも属し、「旅館業法」、「食品衛生法」及び関連する各種法令により規制も受けております。

現時点において、当該免許及び許認可等が取消しとなる事由は発生しておりませんが、将来、何らかの理由により、当該免許及び許認可等が取消されまたは、それらの更新が認められない場合には、当社グループの事業活動に支障をきたすとともに、当社の業績及び財務状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。

(リスクへの対応策)

当社グループでは、社員教育の徹底、コンプライアンス体制の整備を行うことで、関連法規制の遵守に努めるとともに遵守状況において、内部監査等において適時にモニタリングを行っております。また、各種法規制の動向について、業界団体や専門家、関係取引先等からの情報を収集・分析し、適宜、弁護士等のアドバイスを受けながら、対応の検討を行っております。さらに、当社グループの業績に重大な影響を及ぼすと予想されるものついては、リスク・コンプライアンス委員会において諮問し、対応の検討を行うことで、リスクの低減に努めております。

 

アズマハウス株式会社

免許、登録等の別

番号

有効期間

取消条項

宅地建物取引業免許

国土交通大臣(3)8219号

自 2021年11月3日

至 2026年11月2日

宅地建物取引業法

第66条、67条

 

 

免許、登録等の別

番号

有効期間

取消条項

特定建設業許可

和歌山県知事(特-2)第15484号

自 2020年6月30日

至 2025年6月29日

建設業法第3条

特定建設業許可

和歌山県知事(特-2)第15484号

自 2020年9月7日

至 2025年9月6日

建設業法第3条

一級建築士事務所登録

和歌山県知事第(リ)28-3

自 2020年9月29日

至 2025年9月28日

建築士法第26条

賃貸住宅管理業免許

国土交通大臣(02)第001397号

自 2021年9月25日

至 2026年9月24日

賃貸住宅管理業法

第5条

旅館業営業許可

和保生第492号

2008年5月7日取得

有効期限なし

旅館業法第3条

旅館業営業許可

和保生第2005号

2004年8月11日取得

有効期限なし

旅館業法第3条

旅館業営業許可

和保生第4743号

2010年2月16日取得

有効期限なし

旅館業法第3条

飲食店営業許可

岩保衛第29-2034号

自 2017年7月24日

至 2023年7月31日

食品衛生法第52条

食肉販売業許可

2-22-1-03-022

自 2022年5月10日

至 2028年5月31日

食品衛生法第52条

飲食店営業許可

和保生第3509号

自 2022年3月2日

至 2028年3月31日

食品衛生法第52条

食肉販売業許可

和保生第286号

自 2022年4月27日

至 2028年4月30日

食品衛生法第52条

飲食店営業許可

和保生第2323号

自 2016年9月12日

至 2022年10月31日

食品衛生法第52条

飲食店営業許可

和生保第2324号

自 2016年9月8日

至 2022年10月31日

食品衛生法第52条

飲食店営業許可

和生保第5652号

自 2019年4月1日

至 2025年3月31日

食品衛生法第52条

 

 

株式会社賃貸住宅センター

免許、登録等の別

番号

有効期間

取消条項

宅地建物取引業免許

和歌山県知事(10)第2093号

自 2017年10月22日

至 2022年10月21日

宅地建物取引業法

第66条、67条

 

 

 

株式会社シージェーシー管理センター

免許、登録等の別

番号

有効期間

取消条項

賃貸住宅管理業免許

国土交通大臣(01)第002674号

自 2021年11月19日

至 2026年11月18日

賃貸住宅管理業法

第5条

 

 

株式会社アイワライフネット

免許、登録等の別

番号

有効期間

取消条項

一般建設業許可

和歌山県知事(般-2)第15323号

自 2021年2月9日

至 2026年2月8日

建設業法第3条

 

 

興國不動産株式会社

免許、登録等の別

番号

有効期間

取消条項

宅地建物取引業免許

東京都知事(16)第2518号

自 2018年12月24日

至 2023年12月23日

宅地建物取引業法

第66条、67条

マンション管理業免許

国土交通大臣(4)第030351号

自 2022年4月24日

至 2027年4月23日

マンション管理適正化法

第82条、83条

賃貸住宅管理業免許

国土交通大臣(02)第002385号

自 2021年11月5日

至 2026年11年4日

賃貸住宅管理業法

第5条

 

 

(3) 競合について

当社グループが事業展開する不動産業界においては、大手企業を含む事業者が多数存在し、これらの事業者との競合が生じておりますが、セグメント間のシナジー効果をはじめとする不動産関連派生事業などのワンストップ営業を展開し、他社との差別化を進め、事業基盤の拡充を図っていく所存であります。

しかしながら、同業他社においては、当社と比較して、資本力、ブランド力等に優れる企業が多数あり、これらの企業との競合等により当社の想定どおり進捗する保証はなく、更に競合が激化した場合には、販売期間の長期化や値引販売等による採算悪化等が生じ、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

また、当社グループが事業展開するホテル業及び飲食業においても、顧客確保のための企業間競争は激化しており、品質及びサービスの向上を行い、他社との差別化を図ってまいりますが、企業間競争の激化が進行する場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(リスクへの対応策)

当社グループは、長年にわたり培った経験と知見において、他社との差別化を図り、お客様ニーズを徹底的にこだわり、優位性を確保しております。顧客満足度の向上に特化した情報を活かし、販売力の強化と差別化を図ってまいります。

 

(4) 食材の品質管理について

当社グループは、飲食店を営業しておりますが、食品衛生法に基づき運営し、品質管理の重要性を十分認識した上で従業員に対して品質管理の指導を行っておりますが、食中毒、異物混入等の問題が発生した場合は、営業停止あるいは風評被害等により当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(リスクへの対応策)

当社グループは、食品衛生に関するマニュアルを定め、厚生労働省による「HACCP」に取り組んでおります。また、内部監査等による適時にモニタリングを行い、発生リスクの低減に努めております。

 

 

(5) 有利子負債への依存について

当社グループは、不動産の取得資金を主に金融機関からの借入金によって調達しているため、有利子負債への依存度が高い水準にあります。今後は、主力行をはじめとする金融機関との良好な取引関係の構築・維持に努めるとともに資金調達手段の多様化に取り組んでまいりますが、金融情勢の変化等により金利水準が変動した場合は、当社グループの業績に及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(リスクへの対応策)

当社グループは、健全な財務体質の構築・維持に努め、金利動向や金融機関の融資姿勢を注視するとともに取引金融機関の開拓・拡大や親密なコミュニケーションを通じて関係強化を図り、資金調達の円滑化と多様化に努めております。

 

(6) 人材の確保と育成について

当社グループは、縦割りの組織ではなく、横との連携を密にとり、効率的かつ機動的な経営を指向し、柔軟に事業推進を行い、少人数で最大のパフォーマンスを生み出す組織体制の構築を目指しております。当社グループが推進する不動産に係る事業については、様々なノウハウを要する業務であり、人材は極めて重要な経営資源であります。当社グループが確実な事業推進と企業成長をしていくためには、ノウハウ・情報の共有化、従業員の継続的能力の向上に努めるとともに、専門性の高い人材の確保やマネジメント層並びに次世代を担う若手社員の採用及び育成・教育が不可欠であります。しかしながら、当社グループが求める人材の確保や育成が計画通り進まない場合は、あるいは、現時点における有能な人材が社外流出した場合は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(リスクへの対応策)

当社グループは、不動産業をはじめ、不動産賃貸業、建設業並びにホテル業、飲食業と多岐に事業を展開する上で、様々なセミナーの受講や専門家とのアドバイザリーにより、社員教育を有効的かつ積極的に活用しております。また、表彰制度や資格取得などの報奨金制度の策定などを通じ、従業員のスキルアップに積極的に取り組んでおります。「わかやま推進事業所」の認定や「健康経営優良法人2022(中小規模法人)」の認定を受け、従業員の健康管理を経営視点で捉え、より良い職番環境及び労働環境の保全を図り、人材の確保と育成リスクの低減に努めております。

 

(7) 自然災害等について

地震・火災・水害等の自然災害、大規模な事故等の人為的災害の発生に対しては、危機管理規程及び災害対策マニュアルを策定し、事業継続計画を設けておりますが、当社グループが所有する資産に毀損があった場合、当社グループの事業に悪影響を及ぼし、また、所有する資産の価値が低下する可能性があります。対策としましては、旧建築基準法下で建築された物件の購入をしない、あるいは、新耐震基準の物件と入れ替えるなど順次対応をしておりますが、当社グループの所有する資産圏内に想定を超える甚大な災害等により、当社グループの資産に予期せぬ毀損等が発した場合は、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(リスクへの対応策)

自然災害等の発生リスクについては、人為的災害以外に関して低減が困難であるものの発生した場合、早期に事業活動を復活させるために危機管理規程及び災害対策マニュアルを整備し、事業活動の継続及び復旧の計画を策定しております。さらに、災害避難訓練などを実施し、人為的災害リスクの低減を図っております。また、当社で施工する建物は、「住宅瑕疵担保責任保険」及び「地盤保証」の対象としており、当該制度を実現するため、工事期間中に設計施工管理部門の自主検査及び第三者機関の検査を行うことで、災害発生時のコストを最小限にする体制を整備しております。

 

 

(8) 個人情報の管理について

当社グループは、事業活動により様々な個人情報をお預かりしております。当社グループは、個人情報の取扱に関して、管理規程を設け、体制整備を行い、また、システム上においては、ファイル保管の厳重化、監視ソフトの導入、アクセス権限の制限等を行っており、個人情報以外の情報の取扱も含めて情報管理全般にわたる体制強化を図っております。しかしながら、不測の事態により、個人情報が外部に漏洩するような事態となった場合は、当社グループの信用の失墜、賠償責任を課せられる可能性もあり当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(リスクへの対応策)

個人情報を含む情報の管理については、情報に応じた閲覧権限の設定、ID登録、外部侵入防止システムの採用及び持ち出し制限システムなどにより情報流出の防止を図っております。また、「個人情報取扱管理規程」、「特定個人情報取扱管理規程」及び「情報管理規程」を定め、情報管理の知識及び意識の徹底を図ることにより情報漏えいリスクの低減に努めております。

 

(9) 訴訟等のリスクについて

当社グループは、当連結会計年度末現在において、当社グループの業績に影響を及ぼす訴訟を提起されておりませんが、万が一将来において、顧客との認識の齟齬、契約不適合の発生等に伴いクレーム、トラブルが発生した場合、リスク・コンプライアンス委員会において対応の検討あるいは弁護士の関与のもと相手先との協議・交渉を行っておりますが、これらに起因する訴訟その他の請求が発生する可能性があります。これらの訴訟等の内容及び結果によっては、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(リスクへの対応策)

当社グループでは、訴訟情報の前兆を把握するため、当社グループ内での報告・組織体制を構築しており、従来の職制ラインに加え、内部監査室が法務窓口となり、弁護士等との連絡を緊密にしております。また、当社グループでは、土地の選定・仕入、建築設計の段階から一貫して事業に携わることで、各工程で発生しうるリスクに対して早期に発見できる品質管理体制を構築しております。さらに、関連法令やマニュアルの遵守状況において内部監査等で適時にモニタリングを行うことにより、訴訟リスクの低減に努めております。

 

(10) 新型コロナウイルス感染症の影響について

新型コロナウイルス感染症の感染拡大による経済活動の停滞が長期化した場合、雇用・所得環境の悪化などを通じた個人消費の縮小が想定されます。また、住宅設備のサプライチェーン停滞や営業活動に制約を受けた場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(リスクへの対応策)

当社グループは、資材原価の上昇については、取引先との交渉や徹底した工程管理及び品質管理などにより発注方法を見直し、可能な範囲での事業継続に関するリスクの縮減を図っております。また、個人消費の縮小については、付加価値の創出などお客様ニーズを徹底的に追及した商品を検討し、消費マインドを刺激するサービスの向上に努めております。

 

 

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスのワクチン接種が進む等、感染防止策の効果により、年末にかけて徐々に経済活動への影響は緩和されたものの、年明け以降、新たな変異株による感染が再拡大し、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの対策が講じられましたが、いまもなお、先行きが不透明な状況が続いております。

このような事業環境の中、当社グループは、お客様と従業員の安全・安心を第一優先とし、各支店及び各現場においても感染防止対策を徹底し、従業員が定期的に共用部の消毒を行うなど、全社一丸となって事業活動を続けてまいりました。さらに、経済産業省による「健康経営優良法人2022(中小規模法人)」に認定申請を行い、認定されましたことにより、従業員の健康と安全を経営的な視点で捉え、職場環境の保全を維持し、よりよい環境づくりを目指してまいります。

その結果、当連結会計年度における業績は、売上高は13,910百万円(前年同期比2.6%減)、営業利益は1,192百万円(前年同期比3.5%増)、経常利益は1,175百万円(前年同期比7.4%増)、売上高経常利益率は8.4%(前年同期7.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益は755百万円(前年同期比0.6%減)となりました。

 

セグメントごとの販売状況は次のとおりであります。

セグメントの名称

売上高(千円)

前年同期比(%)

内容

不動産・建設事業

9,470,658

90.3

分譲土地販売、分譲住宅販売、売建分譲販売、

注文建築、リフォーム及び公共工事、不動産仲介、

保険代理業

(土地分譲334区画、分譲住宅販売163棟、売建分譲

 住宅45棟、注文住宅32棟、中古住宅販売44棟)

不動産賃貸事業

2,784,977

105.3

不動産賃貸経営、賃貸管理及び賃貸仲介

(自社物件1,917戸、管理物件14,481戸)

土地有効活用事業

1,219,025

143.2

資産運用提案型賃貸住宅販売及び建売賃貸住宅販売

(賃貸住宅販売23棟、賃貸中古住宅販売3棟)

ホテル事業

556,322

121.5

ビジネスホテル及び飲食店の運営

その他(注3)

62,758

93.6

連結子会社(興國不動産株式会社)等の事業活動

合計(注1)

14,093,743

97.1

セグメント間取引

△183,188

連結財務諸表の売上高

13,910,554

97.4

 

(注)1.セグメント間取引については含めて記載しております。

2.主たる販売先は不特定多数の一般消費者であり、相手先別販売実績に対する割合が100分の10以上の販売先はありません。

3.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、連結子会社(興國不動産株式会社)等の事業活動を含んでおります。

 

 

セグメント別の業績は次のとおりであります。

セグメント間取引については含めて記載しております。

(不動産・建設事業)

不動産・建設事業は、土地分譲334件、建物240件、中古住宅44件の販売を行いました。その結果、売上高は9,470百万円(前年同期比90.3%)、セグメント利益は413百万円(前年同期比75.4%)となりました。

 

(不動産賃貸事業)

不動産賃貸事業は、自社物件1,917戸、管理物件14,481戸を保有し、賃貸経営、賃貸管理及び賃貸仲介を行いました。その結果、売上高は2,784百万円(前年同期比105.3%)、セグメント利益は958百万円(前年同期比116.7%)となりました。

 

(土地有効活用事業)

土地有効活用事業は、賃貸住宅23件、賃貸中古住宅3件の販売を行いました。その結果、売上高は1,219百万円(前年同期比143.2%)、セグメント利益は136百万円(前年同期比138.1%)となりました。

 

(ホテル事業)

ホテル事業は、3箇所のビジネスホテル、3箇所の飲食店舗を運営しました。その結果、売上高は556百万円(前年同期比121.5%)、セグメント損失は8百万円(前年同期損失49百万円)となりました。

 

(その他)

その他事業は、連結子会社(興國不動産株式会社)において不動産仲介及び賃貸管理を行いました。その結果、売上高は62百万円(前年同期比93.6%)、セグメント利益は9百万円(前年同期比65.5%)となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ286百万円増加し、当連結会計年度末には3,916百万円となりました。

また、当連結会計年度中における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローは、1,602百万円の収入(前連結会計年度は2,363百万円の収入)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益1,164百万円、非資金取引である減価償却費419百万円、棚卸資産の減少額371百万円及び支払利息171百万円であります。主な減少要因は、法人税等の支払額351百万円、利息の支払額169百万円、前払金の増加額145百万円及び前受金の減少額102百万円であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、446百万円の支出(前連結会計年度は877百万円の支出)となりました。主な増加要因は、定期預金の払戻による収入420百万円であります。主な減少要因は、有形固定資産(主として賃貸用不動産)の取得による支出758百万円、定期預金の預入による支出101百万円及びその他の支出7百万円であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、869百万円の支出(前連結会計年度は338百万円の支出)となりました。主な増加要因は、長期借入れによる収入2,206百万円であります。主な減少要因は、長期借入金の返済による支出2,138百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出470百万円、配当金の支払額280百万円及び社債の償還による支出100百万円であります。

 

 

③ 生産、受注及び販売の実績

a. 生産実績

当社グループが営む事業では、生産実績を定義することが困難であるため「生産実績」は記載しておりません。

 

b. 受注実績

当連結会計年度における不動産・建設事業、土地有効活用事業セグメントの受注高及び受注残高は次のとおりであります。不動産賃貸事業及びホテル事業においては受注が存在していないため、記載しておりません。

 

セグメントの名称

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

不動産・建設事業

9,026,324

98.4

3,436,968

80.6

土地有効活用事業

1,034,296

120.2

277,106

34.5

合計

10,060,621

100.3

3,714,075

73.3

 

(注)1.セグメント間取引については、含めて記載しております。

2.金額は販売価格によっております。

3.アズマハウス株式会社に関連する受注高及び受注残高を記載しております。

 

c. 販売実績

当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は、「第2  事業の状況  3  経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。なお、主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10以上の主要な相手先がいないため記載しておりません。

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討の内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績等は、以下のとおりであります。

 

経営成績の分析

(売上高)

当連結会計年度における売上高は、13,910百万円(前年同期比2.6%減)となりました。

不動産・建設事業においての売上高は、9,470百万円(前年同期比9.7%減)となりました。経済社会への不透明感による消費マインドの低下や、価格競争の激化により前年を下回る売上となりました。

不動産賃貸事業においての売上高は、2,784百万円(前年同期比5.3%増)となりました。これは主に、当社グループが所有する自社物件の安定的な賃貸収入の増加によるものであります。

土地有効活用事業においての売上高は、1,219百万円(前年同期比43.2%増)となりました。これは主に、プラン、建築から入居者募集、賃貸管理までワンストップでご提供できる事業間・グループ間シナジー効果を活用したことによるものであります。

ホテル事業においての売上高は、556百万円(前年同期比21.5%増)となりました。感染症流行前の水準への回復には至りませんでしたが、これは主に、商品やサービスの見直し、品質向上、原価管理によるものであります。

その他においての売上高は、62百万円(前年同期比6.4%減)となりました。これは主に、不動産仲介手数料収入の減少によるものであります。

 

(売上原価、売上総利益)

当連結会計年度の売上原価は9,399百万円(前年同期比4.5%減)、売上総利益は4,511百万円(前年同期比1.5%増)となりました。売上高に対する売上総利益率は32.4%(前年同期は31.1%)となりました。

 

(営業利益)

当連結会計年度の営業利益は、販売費及び一般管理費3,318百万円(前年同期比0.8%増)を受け、1,192百万円(前年同期比3.5%増)となり、前連結会計年度に比べ40百万円増加しました。売上高に対する営業利益率は8.6%(前年同期は8.1%)となりました。

 

(経常利益)

当連結会計年度の経常利益は、営業外収益163百万円(前年同期比20.1%増)と営業外費用180百万円(前年同期比7.0%減)を受け、1,175百万円(前年同期比7.4%増)となり、前連結会計年度に比べ81百万円増加しました。売上高に対する経常利益率は8.4%(前年同期は7.7%)であります。

 

(親会社株主に帰属する当期純利益)

当連結会計年度における法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額を合わせた税金費用は、税金等調整前当期純利益の減少に伴い399百万円(前年同期比14.0%増)となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は755百万円(前年同期比0.6%減)となり、前連結会計年度に比べ4百万円減少しました。

 

財政状態の分析

(資産)

当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ47百万円増加し、31,326百万円となりました。

流動資産については、前連結会計年度末に比べ432百万円減少し、10,519百万円となりました。これは主として、販売用不動産の減少359百万円、未成工事支出金の減少130百万円及びその他流動資産の増加81百万円を反映したものであります。

固定資産については、前連結会計年度末に比べ480百万円増加し、20,807百万円となりました。これは主として、土地の増加558百万円、建物及び構築物(純額)の増加77百万円、投資有価証券の増加46百万円及び建設仮勘定の減少141百万円を反映したものであります。

 

(負債)

当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ14百万円増加し、15,525百万円となりました。

流動負債については、前連結会計年度末に比べ101百万円増加し、5,011百万円となりました。これは主として、1年内返済予定の長期借入金の増加171百万円、1年内償還予定の社債の減少100百万円、短期借入金の減少74百万円、工事未払金の増加71百万円、未払法人税等の増加41百万円及びその他流動負債の減少19百万円を反映したものであります。

固定負債については、前連結会計年度末に比べ86百万円減少し、10,514百万円となりました。これは主として、長期借入金の減少123百万円及びその他固定負債の増加37百万円を反映したものであります。

 

(純資産)

当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ32百万円増加し、15,800百万円となりました。これは主として利益剰余金の増加461百万円、非支配株主持分の減少467百万円及びその他有価証券評価差額金の増加32百万円を反映したものであります。自己資本比率は50.4%(前連結会計年度末は48.9%)となりました。

 

 

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 

「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報

当連結会計年度中におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 

当社グループの資本の財源及び資金の流動性

当社グループの運転資金需要のうち主なものは、販売用不動産の仕入のほか、工事費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、賃貸用不動産等によるものであります。

当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。

短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、投資資金や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 

 

経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループの当連結会計年度の経営成績は、業績予想に比べて経常利益は上回りましたが、売上高、営業利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は若干下回る結果となりました。

なお、経営指標としております、売上高経常利益率については、目標としております8%以上に対して8.4%、自己資本比率については、目標40%以上に対して50.4%とともに上回る結果となりました。

当連結会計年度の業績予想及び実績は以下のとおりであります。

 

指標

2022年3月

(予想)

2022年3月

(実績)

2022年3月

(増減比)

売上高

14,300,000

千円

13,910,554

千円

389,445

千円減

(2.7%減)

営業利益

1,210,000

千円

1,192,264

千円

17,735

千円減

(1.5%減)

経常利益

1,130,000

千円

1,175,380

千円

45,380

千円増

(4.0%増)

親会社株主に帰属する

当期純利益

778,000

千円

755,918

千円

22,081

千円減

(2.8%減)

 

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、重要な会計方針等に基づき、資産・負債の評価及び収益・費用の認識に影響を与える見積り及び判断を行っております。これらの見積り及び判断に関しましては、継続して評価を行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は見積りと異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについて、当該見積り及び当該仮定の不確実性の内容や変動により経営成績に生じる影響など、「第5 経理の状況 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

 

4 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

5 【研究開発活動】

該当事項はありません。