文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の概況
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国の政治動向や北朝鮮情勢等を巡る地政学リスクなどが懸念されるものの、米国経済を中心に堅調に推移しました。国内においても、企業収益や雇用環境等の改善が続き、緩やかな回復基調を維持しました。
当社グループが属するライフサイエンス業界においては、医療・介護の効率化に向け、予防医療や個別化医療を推進する動きが増え、健康管理等へのニーズが世界的に高まっています。
このような状況の中、当社グループでは、メタボローム解析事業において、学会への出展やキャンペーンといった販促活動を中心に受注拡大に取り組むとともに、海外市場の拡大や新サービス開発等に注力してまいりました。
また、バイオマーカー事業においては大うつ病性障害(以下「うつ病」といいます。)バイオマーカーの事業化に向け、研究用試薬キット及び測定機器の開発並びに臨床研究に向けた取り組みを推進しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、メタボローム解析事業の受注・販売が好調に推移したことを背景に307,560千円(前年同期比12.4%増)となりました。一方で、うつ病バイオマーカーの事業化に向けた取り組みを継続したことや、メタボローム解析の新サービス開発を推進したこと等から営業損失は228,648千円(前年同期は143,262千円の営業損失)、経常損失は227,165千円(前年同期は157,710千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は227,791千円(前年同期は158,623千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントの状況を示すと、次のとおりであります。
① メタボローム解析事業
当事業セグメントにおいては、前期に引き続き積極的な販促活動を展開し、化学・製薬分野等において大口案件の受注拡大に取り組んだ他、新サービス開発を目的として組織体制や設備を強化しました。海外においても大口案件獲得に取り組み、米国を中心に製薬・臨床分野からの受注が増加した他、欧州やアジア圏の市場拡大に向けた活動も活発に行いました。この結果、売上高は307,549千円(前年同期比12.6%増)、セグメント利益は66,636千円(前年同期比20.0%減)となりました。
なお、当社グループのメタボローム解析事業は、季節的な要因として多くの顧客の年度末にあたる当社第4四半期連結会計期間に売上高、利益ともに大きくなる傾向にあります。
② バイオマーカー事業
当事業セグメントにおいては、うつ病バイオマーカーの実用化・事業化に向け、研究用試薬キットの販売開始を念頭に、当該試薬の性能評価や測定機器等の研究開発を継続しました。また、うつ病バイオマーカーを用いた臨床研究に向け、提携医療機関との体制整備等に取り組みました。この結果、売上高は10千円(前年同期比97.8%減)、セグメント損失は106,445千円(前年同期は72,610千円のセグメント損失)となりました。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は1,583,280千円となり、前連結会計年度末に比べ251,393千円減少しました。これは、現金及び預金が217,513千円、売掛金が44,944千円減少したこと等によるものであります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は233,418千円となり、前連結会計年度末に比べ46,044千円増加しました。これは、工具、器具及び備品が47,203千円、無形固定資産が3,176千円増加し、有形固定資産の減価償却累計額が17,832千円、リース資産が22,886千円減少したこと等によるものであります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は117,594千円となり、前連結会計年度末に比べ27,924千円減少しました。これは、リース債務が6,630千円増加したものの、未払法人税等が27,308千円減少したことに加え、その他に含め表示している未払消費税等が減少、未払費用が増加したこと等によるものであります。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債は52,473千円となり、前連結会計年度末に比べ35,359千円増加しました。これは、リース債務が36,496千円増加したこと等によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は1,646,630千円となり、前連結会計年度末に比べ212,783千円減少しました。これは、新株予約権が8,900千円、資本金が2,301千円、資本剰余金が2,301千円増加したものの、親会社株主に帰属する四半期純損失227,791千円を計上したこと等によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ217,513千円減少し、1,402,828千円となりました。当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの概況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは188,865千円の支出(前年同期は89,645千円の支出)となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失227,165千円、減価償却費26,367千円の計上、売上債権の減少45,284千円、法人税等の支払額23,324千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは28,422千円の支出(前年同期は26,252千円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出24,229千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは98千円の支出(前年同期は344,138千円の収入)となりました。これはリース債務の返済による支出4,610千円、株式の発行による収入4,512千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費は、125,410千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 生産、仕入、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、以下のとおり受注残高の実績が著しく増加しております。
メタボローム解析事業
受注残高が313,191千円となり、前連結会計年度末に比べ204,174千円増加(187.3%増)しました。これは、当事業の特性上、売上高の計上が下期にかけて増加し、上期中は受注残高が増加するためであります。