第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国・中国間などの通商問題の動向が懸念されたものの、米国・欧州を中心におおむね堅調に推移しました。国内においても、企業収益や雇用環境の改善等を背景として、緩やかな回復基調が継続しました。

当社グループが属するライフサイエンス業界においては、医療・介護の効率化に向け、予防医療や個別化医療を推進する動きが増え、健康管理等へのニーズが世界的に高まっています。

このような状況の中、当社グループでは、メタボローム解析事業において、学会への出展やキャンペーンといった販促活動を中心に受注拡大に向けた取り組みを継続するとともに、海外市場の拡大や新サービス展開等に注力してまいりました。

また、バイオマーカー事業においては大うつ病性障害(以下「うつ病」といいます。)バイオマーカーの事業化に向けた技術開発や体制整備を継続するとともに、新たなパイプラインや関連ビジネスの検討に取り組みました。

これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、メタボローム解析事業において大型案件の受注が下期以降にずれ込んだこと等を背景に276,434千円(前年同期比10.1%減)となりました。一方、うつ病バイオマーカーの事業化に向けた研究開発や、メタボローム解析事業の更なる成長に向け基盤強化に取り組んだこと等から営業損失は293,362千円(前年同期は228,648千円の営業損失)、経常損失は287,155千円(前年同期は227,165千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は288,775千円(前年同期は227,791千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

ⅰ)メタボローム解析事業

 当事業セグメントにおいては、前期に引き続き積極的な販促活動を展開し、製薬・食品分野等において大口案件の受注拡大に取り組んだ他、2018年4月にリリースした新サービスの受注獲得に注力しました。海外においても米国を中心に大口案件獲得に向けた取り組みを強化した他、欧州やアジア圏の市場拡大に向けた活動も活発に行いました。しかしながら、当第2四半期連結累計期間においては、前年同期のような大型案件の受注がなかったことや、顧客の予算執行が低調であったこと等を背景に、売上高は276,414千円(前年同期比10.1%減)、セグメント利益は5,947千円(前年同期比91.1%減)となりました。

 なお、当社グループのメタボローム解析事業は、季節的な要因として多くの顧客の年度末にあたる当社第4四半期連結会計期間に売上高、利益ともに大きくなる傾向にあります。

ⅱ)バイオマーカー事業

 当事業セグメントにおいては、うつ病バイオマーカーの実用化・事業化に向け、機器法及び酵素法等による測定メソッドの開発並びに臨床研究に向けた活動や体制整備等に取り組みました。この結果、売上高は20千円(前年同期比85.2%増)、セグメント損失は84,841千円(前年同期は106,445千円のセグメント損失)となりました。

 

② 財政状態の分析

(流動資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産は1,437,100千円となり、前連結会計年度末に比べ325,878千円減少しました。これは、現金及び預金が70,171千円、売掛金が153,205千円、有価証券が100,190千円減少したこと等によるものであります。

 

(固定資産)

 当第2四半期連結会計期間末における固定資産は221,488千円となり、前連結会計年度末に比べ63,120千円増加しました。これは、工具、器具及び備品が13,626千円、リース資産が68,250千円、有形固定資産の減価償却累計額が25,064千円増加したこと等によるものであります。

 

(流動負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債は130,839千円となり、前連結会計年度末に比べ8,801千円増加しました。これは、その他に含め表示している未払金が減少、前受金が増加したこと等によるものであります。

 

(固定負債)

 当第2四半期連結会計期間末における固定負債は41,778千円となり、前連結会計年度末に比べ4,813千円減少しました。これは、リース債務が4,781千円減少したこと等によるものであります。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産は1,485,971千円となり、前連結会計年度末に比べ266,745千円減少しました。これは、新株予約権が13,686千円、資本金が6,503千円、資本剰余金が6,503千円増加したものの、親会社株主に帰属する四半期純損失288,775千円を計上したこと等によるものであります。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ70,171千円減少し、1,291,208千円となりました。当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの概況は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは88,072千円の支出(前年同期は188,865千円の支出)となりました。これは主に税金等調整前四半期純損失287,155千円、減価償却費26,642千円の計上、売上債権の減少154,772千円、前受金の増加22,605千円、未払又は未収消費税等の増減額27,065千円等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは8,120千円の収入(前年同期は28,422千円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出81,936千円、有価証券の償還による収入100,000千円等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは8,229千円の収入(前年同期は98千円の支出)となりました。これはリース債務の返済による支出4,708千円、株式の発行による収入12,938千円によるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における研究開発費は、76,447千円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。