文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国・中国間などの通商問題の動向が懸念されたものの、米国・欧州を中心におおむね堅調に推移しました。国内においても、企業収益や雇用環境の改善等を背景として、緩やかな回復基調が継続しました。
当社グループが属するライフサイエンス業界においては、医療・介護の効率化に向け、予防医療や個別化医療を推進する動きが増え、健康管理等へのニーズが世界的に高まっています。
このような状況の中、当社グループでは、メタボロミクス事業において、学会への出展やキャンペーンといった販促活動を中心に受注拡大に向けた取り組みを継続するとともに、海外市場の拡大や新サービス展開等に注力してまいりました。
また、バイオマーカー事業においては大うつ病性障害(以下「うつ病」といいます。)バイオマーカーの事業化に向けた技術開発や体制整備を継続するとともに、新たなパイプラインや関連ビジネスの検討に取り組みました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、メタボロミクス事業における受注は回復傾向にあるものの、上期に顧客の予算執行が低調であったこと等を背景に438,666千円(前年同期比15.6%減)となりました。一方、うつ病バイオマーカーの事業化に向けた研究開発や、メタボロミクス事業の更なる成長に向けた基盤強化に取り組んだこと等から、営業損失は446,533千円(前年同期は288,937千円の営業損失)、経常損失は439,791千円(前年同期は286,094千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は442,846千円(前年同期は286,515千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
なお、当第3四半期連結会計期間より、従来の報告セグメントである「メタボローム解析事業」を「メタボロミクス事業」に名称を変更しております。
ⅰ)メタボロミクス事業
当事業セグメントにおいては、前期に引き続き積極的な販促活動を展開し、製薬・食品分野等において大口案件の受注拡大に取り組んだ他、2018年4月及び10月にリリースした新サービスの受注獲得に注力しました。海外においても米国を中心に大口案件獲得に向けた取り組みを強化した他、欧州やアジア圏の市場拡大に向けた活動も活発に行いました。しかしながら、当3四半期連結累計期間においては、前年同期のような大型案件の受注がなかったことや、上期の受注が低調であったこと等により、売上高は438,646千円(前年同期比15.5%減)、セグメント利益は18,997千円(前年同期比87.7%減)となりました。
なお、当社グループのメタボロミクス事業は、季節的な要因として多くの顧客の年度末にあたる当社第4四半期連結会計期間に売上高、利益ともに大きくなる傾向にあります。
ⅱ)バイオマーカー事業
当事業セグメントにおいては、うつ病バイオマーカーの実用化・事業化に向け、測定メソッドの開発並びに臨床研究に向けた活動(臨床性能評価等)を継続した他、新たなパイプラインやバイオマーカー関連のビジネスの検討に取り組みました。この結果、売上高は20千円(前年同期比96.6%減)、セグメント損失は135,985千円(前年同期は145,993千円のセグメント損失)となりました。
② 財政状態の分析
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は1,294,472千円となり、前連結会計年度末に比べ468,506千円減少しました。これは、現金及び預金が269,742千円、売掛金が118,744千円、有価証券が100,190千円減少し、商品が12,841千円、仕掛品が12,701千円増加したこと等によるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は261,419千円となり、前連結会計年度末に比べ103,051千円増加しました。これは、有形固定資産の減価償却累計額が22,183千円増加し、リース資産が114,674千円増加したこと等によるものであります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は168,288千円となり、前連結会計年度末に比べ46,250千円増加しました。これは、買掛金が12,093千円増加した他、その他に含め表示している未払消費税等が減少、未払費用、前受金が増加したこと等によるものであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は41,840千円となり、前連結会計年度末に比べ4,751千円減少しました。これは、リース債務が7,185千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は1,345,764千円となり、前連結会計年度末に比べ406,953千円減少しました。これは、資本金が6,503千円、資本剰余金が6,503千円、新株予約権が24,371千円増加したものの、親会社株主に帰属する四半期純損失442,846千円を計上したこと等によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は、124,439千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。